甲斐駒ヶ岳(北沢峠〜双児山〜甲斐駒ヶ岳〜摩利支天〜仙水峠〜北沢峠)【南アルプス、長野県山梨県】


- GPS
- 08:05
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
北沢長衛荘 520 ― 双児山 633/643 ―双児山(2643.6Mポイント) 650 ― 駒津峰 740/748 ― 最低鞍部 802 ― 六方石 807 ― 甲斐駒ヶ岳 841/922 ― 摩利支天 957/1004 ― 駒津峰 1050/1125 ― 仙水峠 1210/1220 ― 仙水小屋 1250 ― 長衛小屋 1316 ― 北沢峠 1325
● 行動時間 8:05
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7/13 (家 = 伊那市駅 = 戸台口 = 北沢峠) 7/14 北沢峠 ― 双児山 ― 駒津峰 ― 甲斐駒ヶ岳 ― 摩利支天 ― 駒津峰 ― 仙水峠 ― 北沢峠 7/15 北沢峠 ― 小仙丈ヶ岳 ― 仙丈ヶ岳 ― 馬ノ背 ― (北沢峠 = 戸台口 = 伊那市駅= 家) ●登山口へのアクセス ○北沢峠 ・そもそもマイカーで北沢峠に行くことは不可能。 ・当時は、JR伊那市駅からJRバスにて戸台口、そこから南アルプス林道バスにて北沢峠へと入った ・現在も同様のルート(ただし、高遠乗り換え、戸台口ではなく仙流荘乗り換え)で向かうことが出来る。当時も今も、神戸からの場合には、朝出発しても最終便到着となる ・帰りには、高遠の乗り換え時間で高遠蕎麦を食べようとしたが時間が短すぎて無理だったので、後日わざわざ蕎麦だけ食べに行った記憶がある。なお、伊那市で蕎麦を食べたが、これまた10年以上経った後日、再訪した。かろうじて神戸にたどり着くことができるのは今も同じ ・山梨県側から、広河原経由のバス乗り継ぎで到達するルートもある |
コース状況/ 危険箇所等 |
○全般 ・あまり記憶は定かではない。本体の白砂の斜面や仙水峠からの石伝い斜面を別にすれば、道迷いについては心配なところはなかったと思う。 |
その他周辺情報 | ■その他周辺情報 ●買う、食べる ・北沢峠はバスで訪れる地ではあるが、当然ながらすでに山中であり、買い物等は戸台口(今で言えば仙流荘)より以前に済ませておくべき ●日帰り温泉 ・バス乗り換え地点にある「仙流荘」では日帰り入浴が可能。大人500円。最終受付20:30(H29.8現在) |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
初めて南アルプスへ。山の本で見て以来、その美しさに惹かれていた甲斐駒ヶ岳を行き先に選定した。他にも理由がある。山自体は下界接点からの日帰りながら山小屋泊ができることや、同様の行程で仙丈ヶ岳にも登れて効率がよいこともある。
新神戸駅から始発新幹線に乗って電車を乗り継ぎ伊那市に入り、バスを乗り継ぎようやく北沢峠に到着した頃には第一日目が終わっていた。それでも、バスの途中から初めて南側から見る甲斐駒ヶ岳を見て、その白砂の美しさに心躍ったことを思い出す。
北沢峠は南アルプス林道が貫通しているとはいえ、それや山荘以外に人工物があるわけではない。登山前、山には登っていないのだが、鳥のさえずりや深い緑に包まれていると、すでに深山の趣を感じる。北沢長衛荘は満杯。一畳2名の割り付けだったが、隣が同年代の女性で、気を遣うあまりに満足には寝られなかったと記憶している。
翌日は、早朝発。朝食を持って出たはずだが、山荘のものをもらったのか、持って行ったものかは覚えていない。樹林帯をじわじわ登ると双児山。地蔵があるだけの狭い頂上。あまり視界は利かない。
更に低灌木帯を緩く詰めると駒津峰。すでに目指す甲斐駒は眼前だ。本体にとりつくと姿通りの砂地混ざりとなる歩きにくい急斜面。やっとの思いで山頂へ。八ヶ岳方面やそちら側の登山道は見渡すことが出来たはずだが写真には残っていない。
ガスが上がってきて、北岳をはじめとする白根方面が隠れ始める。視界を失わないうちの下山を考え、摩利支天へ。ここも滑りやすい砂地の急斜面が混ざる。
駒津峰まで戻るが、すでに甲斐駒はガスの中に隠れてしまっている。駒津峰からは仙水峠へ。仙水峠からの下降路は氷河地形だろうか岩が積み上がった緩斜面を、歩きやすいところを探しながらの下降。歩くと言うよりも飛び石を伝う感じ。
小さな仙水小屋を見つつ先へ。最近では豪華なディナーで売る当小屋だが、当時そこまでに有名だったのかは覚えがない。やがて樹林に包まれるようになり、再び南アルプス林道へ。
小屋に戻り、昼食をいただき、早々に休憩。翌日は当方は休日だが、ほとんどの人は平日となるので、更に一泊する人はいないようだ。ふと目を覚ますと、片隅で女性が着替えている。これはいかん、と寝たふりをして早く出て行ってくれることを期待するが、そういうときに限ってゆっくりと身支度をしている。バス時間の都合であろう。仕方がないので、気づかないふりをしてノソノソと出て行く。外では最終バスを待つ人並みがものすごいことになっている。記憶に間違いなければ、5台くらいのバスを連ねて出発していったと思う。
その人並みが帰ってしまうと、小屋番の方々以外には誰もいない静かな空間になっていた。夕食は当方一人のための用意となり、昨日とは異なり、ずいぶん量の多い豪勢なものだった。
そして大きな部屋を一人で使う優雅な夜となり、昨日の疲れもあって、熟睡することが出来た。
さあ、明日は仙丈ヶ岳だ。
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