羊蹄山・御鉢巡りは楽しい【晴天を求めて北海道逃亡ツアー・3日目】
- GPS
- 09:19
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,846m
- 下り
- 1,839m
コースタイム
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:29
天候 | 朝の早いうちかつ標高の低い箇所は曇りで湿度100%近く。 山頂付近は快晴。ただし周りの山は全て雲の下。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
国道5号線からの入り口は少々わかりにくいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
顕著な危険箇所なし。 ただし濡れていると滑りやすいです。 羊蹄山山頂から真狩下山口の方面に向かうとしばらく岩場です。山慣れた方なら問題ありませんが初心者の方は注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 俱知安のマックスバリュは規模が大きく食材の調達に便利です。 |
写真
感想
●●ニセコアンヌプリの翌日は土砂降り●●
日曜日に北海道に着いてとりあえずニセコアンヌプリに登りました。羊蹄山の前哨戦として脚慣らしは完了。あとは万全の態勢で羊蹄山に登るつもりでしたが、翌日は土砂降りの雨で当然登山は延期しました。
雨の弱くなったタイミングを狙いテントを撤収し、俱知安の街に降りて様子を見ます。店が開くのを待ってラーメンで昼食にしたりして時間を潰します。翌火曜日に羊蹄山に登るとして、この晩をどう過ごすか。土砂降りの中テントを張るのは面倒くさくてヤダな〜、近場のビジホで一泊するかな、などと考えておりましたがとにかく暇なんで半月湖のキャンプ場を下見に行ってみることにしました。
キャンプ場の駐車場に着いてみると悪天候なのにそこそこの台数の車が駐車されています。そして四阿の下にはテントが数張り。あれ、あそこにテント張れば設営も撤収も楽ちんだな。近くに行って様子を見るとこれから撤収する方がいるので場所は確保出来そう。
しめしめ、これでビジホ代の無駄な出費は避けられそう。場所が空いたのでテントを張ってしばし同宿?の方々と談話。中々良い時間になったのですっかりおなじみになったマックスバリュ俱知安店に食料の調達に出掛けます。飲料と食料は調達したのでテントに戻り、引き続き同宿の方々と談話しつつの夕食を済ませ、翌朝の天気への期待を胸に就寝しました。この日の朝は10時くらいまで寝ていたため寝付きが悪かったのが誤算でした。
●●イマイチな天気で気乗りしませんけど●●
結局あまり寝付けないまま朝を迎えました。雨は上がっているようですが景色は白く、空気もジメっとしています。気乗りはしませんねえ。しかし予報はまずまず良好で、わざわざ麓にテントを張ったのに山に登らず撤収では一体何をしに来たのかわからないです。観念して登り始めます。
雨は上がっていても湿度が高く、前日までの雨で木々についた水滴が落ちてきて不快指数全開の中登っていき、標高が上がっていくと空気が動き始め、視界が徐々に開けてきました。こうなると気分も良くなってきます。あ〜、面倒くささに耐えて登ってきてよかったなあ。9合目から先はいったん傾斜が緩くなり青空も出てきて花もたくさん、ジメジメした空気から乾いた爽やかな風へと変化して幸せを噛み締めます。
●●御鉢に上がってしまえばこっちのモン●●
御鉢に上がってしまえばもうきついアップダウンはありません。稜線歩き的な道をダラダラと歩き、山頂を目指します。山頂に着くと平日の結構早い時間なのに多くの登山者がくつろいでいました。山頂は狭いので少しずれて休憩をしているとシマリスも見ることが出来ました。周りを見ると雲の上に出ているのは羊蹄山だけのようでした。遠くの山を眺めてみたい希望は常に持っています。しかし他の山に登っていたらガスの中だったでしょう。運が良かったかも知れません。
休憩後、来た道を戻るかそのまま周回を続けるかは少々迷いましたが今後中々来る機会もなさそうなので周回にしました。山頂から真狩の方の道はしばらく岩々して面倒なところもあったものの、それほど大したことはありません。
御鉢から下のみっしりと等高線の詰まったツルツル滑る登山道のことはとりあえず考えないようにして、今この時の気持ちよさを楽しむことにします。
●●下山、そして小樽へ●●
ちっとも楽しくはない下山も無事に済ませ、丁度良く乾いてくれたテントを撤収し、さて次はどうするか。翌日夕刻の千歳便で帰宅予定なので今宵の宿を決めなくてはなりません。元々は支笏湖畔のキャンプ場を予定していました。ただ眺めは良さそうなんですけど周りにめぼしい飲食店がないんですよね。フライパンで肉を焼きまくるのも飽きてきました。
小樽はどうだろうか。温泉くらいは絶対あるとして、手頃なキャンプ場は…。スマホで調べてみると丁度良いのがあったので小樽に向かうことにします。キャンプ場は夏休み中と言うこともあり、小学生の団体が来ていてしばらくは賑やかでしたが指導が行き届いているのか遅くまで騒ぐようなことはありませんでした。
海鮮丼、お風呂、テント内でプシュっと一杯、翌日のラーメン。充実しましたね。やはり小樽に来たのは正解だったかと。
翌日は時間に余裕があります。荷物を段ボールにまとめ宅急便で発送し、りらくるでマッサージを受け、千歳空港で少々飲みかつ食べた後、機上の人となるのでした。
●●感想●●
地図で見る等高線の詰まり具合はM系の方々を喜ばせるに十分なレベルです。道の整備の状況もそこそこですかね。ニセコアンヌプリの方がよく整備されていました。標高の低い付近では視界がほとんどないですが、ある程度上に行ってしまうと眺望ばっちりです。御鉢巡りでは稜線歩きのような気分も味わえますし、花も結構種類が豊富な方なのではないかと思います。登ってみると割と好みの山でした。前日の土砂降りからの好天、登山序盤のジメジメ感から一気に解放されるカタルシス。満足度は110%としておきます。
musさん、こんにちは〜。
楽しい遊びしてますね〜
2作じっくりみさせて頂きましたが今回は消費カロリーの倍以上
カロリー摂取したのではないですか?
肉〜肉まで外食は当然としてテント内のプシュ〜がいいですね〜
自分も北海道の1座目はここを狙っていますがいつになることやら
満足度200%のレコでした
こんにちは、fallさん。
コメントありがとうございます
実際登山抜きのグルメ旅行になる危険は多々ありました
もちろん登山の装備は持って行っているんですけど登らない気マンマンですからね。何かもっともらしい言い訳が見つかれば一座も登らずに帰ってきてたかも。登る前の睡眠不足を理由にサボっちゃおうかと考えないでもなかったんですよ。しかし北海道まで来てキャンプ地の目の前に羊蹄山があって天気予報も悪くない…睡眠不足は少々決定力に欠ける言い訳でした。
結果登ってみて良かったですよ。羊蹄山を含む北海道の山は森林限界が低いのである程度登ってしまえば眺望も良好ですし、やっぱり気持ち良かったです。
ただあまり間が空くのはやはりダメですね。登ってる間は何でもなかった太腿が下山翌日から1週間ほど筋肉痛になりました
あれ?fallさんは北海道の出身でしたよね?意外にも羊蹄山はまだだったんですか?
ともかくも美味しいものの多い北海道なのでいつか是非ご家族でグルメ&登山をお楽しみください。
こんばんはmuscatさん。
レコupも遅ければ、コメントするのも遅くてすみません
北アがダメなら北海道…その行動力は素晴らしい。
自分は毎年早割チケット命で北海道を狙ってますので
自分も羊蹄山はアンヌプリと両方GETしたいですね〜参考にさせていただきます。
レコを拝読して自分の利尻山トライと(テンションと天候の)感想が共感しましたが、お鉢巡りがオプションであるのが魅力ですね〜
行ってみたくなりました
こんにちは、ukkyさん。
コメントありがとうございます
北海道でした
割と北海道へはチョクチョク出掛けられてるイメージのukkyさんですが羊蹄山&ニセコアンヌプリはまだだったのですね。どちらも山頂の見晴らしがよい(はずな)のでお勧めですよ。
今回はチケットやレンタカー、宅配便の手配でギリギリのタイミングの勝負になりました。それでも成田在住のメリットを活かせたでしょうか。普段はアルプス系へのアプローチが不便な千葉県民もこういう時は多少有利ですね
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