クワウンナイ川【北海道・東北編2/7】
- GPS
- 23:25
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 1,680m
- 下り
- 1,669m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 6:55
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:33
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:56
清流橋6:20-6:50ポンクワウンナイ川出合-7:30ゴルジュ-13:15カウン沢出合
7/14
カウン沢出合6:45-7:55魚留の滝下-9:25ナメ終了-9:45ハング滝下-10:40二股-11:25昼食休憩-13:20 1650m付近宿泊地点
7/15
宿泊地点6:30-7:30縦走路-9:30化雲岳9:55-11:15昼食休憩11:40-15:20滝見台-16:05天人峡登山口-16:30清流橋
(行動時間 1日目:6時間55分、2日目:6時間35分、3日目:10時間)
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回の北海道旅行、一番の目的のクワウンナイ川遡行。「岳人」2010年8月号の特集記事を読んで以来憧れていた沢です。
【事前】
・事前に森林管理局に入林届を提出。当初は7/11〜14の予定で提出していたが、天気が悪そうなので7/13〜16に電話連絡で変更。
・前日天人峡温泉の駐車場で車中泊。足湯あり。
【1日目】
・羽衣トンネル東側の駐車場に移動して入渓準備。
・道路脇の看板の所から作業道に入る。すぐに注意標識あり。
・30分ほど、作業道を行く。
・ポンカウンナイ沢出合から入渓。
・延々とゴーロが続く。長い。
・渡渉も頻繁にある。最も深かった所で股下くらい。渡渉では、体を支えるのにトレッキングポールが大活躍。
・駐車場から7時間ほどで、ようやくカウン沢出合に到着。
・いい天場が見つからず、川の近くで適当に整地してテント1張分のスペースを確保した。
【2日目】
・ゴーロは相変わらず続く。前日よりも岩が大きくなり、ルート取りに悩む。
・1カウン沢出合から1時間弱で魚留の滝。左岸側を巻く。踏み後明瞭。巻道入り口にテントスペースあり。
・魚留の滝を超えると、いよいよ滝ノ瀬十三丁。いい感じのナメ。
・すぐに最初の滝。これは右岸側より巻く。踏み跡明瞭。
・ひたすらナメ・ナメ滝が続く。光景を味わいながらのんびりと歩く。
・両門の滝は右の滝も立派。左へ。
・その後もまだまだナメが続く。
・1時間強のナメ歩きを終えると、間もなくオーバーハング滝。
・少し戻った右岸側のテープの所から高巻き。踏み跡明瞭。少し進むとロープが下がっているので腕力頼りで登る。
・二股は左へ。滝がかかっているので、中間尾根の巻道を行く。踏み跡明瞭。巻道途中にテントスペースあり。
・その後もきれいな流れが続きいい感じ。周囲の小さな流れも、とてもきれい。
・6m滝は左岸側を巻く。踏み跡明瞭。
・6m滝上は階段状のきれいなナメ床が続く。快適に登ってゆく。
・二股は左へ。
・雪渓では足跡を頼りに安全そうな所を歩く。
・事情により1650m地点付近で宿泊決定。ちょうど1張分のテントスペース、水場がある。雪渓もあるためビールも冷やせる。
・しばらくシートに寝っ転がって過ごす。景色は最高。
・夜、見上げてみたら星がすごくきれい。天の川もくっきり。こんな星空久しぶりに見た。
【3日目】
・ここまで来れば沢装備は不要。トレッキングシューズで歩く。
・雪渓を渡り踏み跡に入る。巨石とハイマツ帯の中を行く。道はそれほど明瞭でなく、なんとなく分かる程度。
・一般の登山客は来ないけど、このあたりはとてもきれいな場所。
・宿泊地点から1時間ほどで縦走路に到着。
・周辺にお花畑が広がりきれいな沼が点在する縦走路。約20年振りだが、とても好きな所。
・ひたすらきれい。
・化雲岳手前。チングルマの大群生。
・化雲岳のでべそに登って風景を楽しみ、天人峡へ向けて下山開始。
・登山道脇には高山植物がたくさん。小化雲の下にもチングルマの大群生が広がる。
・やがてハイマツ帯に入る。第二公園、第一公園を抜けてひたすら歩く。
・やっぱり荷物が重いのか、疲れが出てくる。今まで1時間に1回の休憩が、30分も歩くと休みたくなってくる。
・休憩が増えてくると、ついつい水の消費量も増えてしまい、ちょっと不足気味。滝見台では他の登山客に水を分けてもらう。
・滝見台からは三十三曲りのつづら折りを下り、30分ほどで登山口に到着。
・登山口に着いても、車はまだ先にとめてある。荷物をデポして、駐車場まで車を取りに行く。
・登山後は天人峡温泉でさっぱり。1000円。
憧れていたクワウンナイ川。水量も問題なく、最高の天気の中、たっぷりと遡行を堪能してきました。
ゴーロ歩きや下山が長いこと、増水時の危険が難点とはいえ、滝ノ瀬十三丁のナメ歩き、源頭部のやわらかな光景、お花畑の中の縦走路歩きなどなど、魅力余りあるコースでした。
今まで私が遡行した沢の中でナンバーワンの沢です。また行きたい・・・
※ヌメリが怖かったのでフェルト底で行く。そんなにヌメってなかったのでアクアテルスでもよかったかも。
※普段は沢登りにはトレッキングポールを持っていかないけれど、今回は歩きがメインで登攀要素は少ないので持って行くことにした。渡渉や長いゴーロ歩き、長い下山道で大活躍。ジャマでザックにくくりつけたのは最初のゴルジュとハング滝高巻きのロープ場のみ。
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