比叡山〜大乗院で座禅体験〜


- GPS
- 02:06
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 737m
- 下り
- 579m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://hiyoshitaisha.jp/access/ (日吉大社さんのHPより) |
コース状況/ 危険箇所等 |
本坂は、登山道が雨水の流れ道となり、少々荒れています。 |
写真
「今回、回峰行の祖・相応和尚一千百年御遠忌にあたり、三十三年ぶりに一般公開となる御本尊の木像釈迦如来立像は内陣正面の須弥壇に奉安されています。
堂内では釈迦如来を守護するように東西南北に四天王像が立ち並びます。また、内陣には四つのお社(おやしろ)(文殊菩薩・元三大師・山王七社・八所明神)があり、それらのお扉も初めて開くこととなりました。」
http://www.hieizan.or.jp/archives/2556
http://ichigu.net/person/
感想
山の日は、比叡山で座禅体験をしました。
山といえば、今なら、富士山がまず一番にあげられると思いますが、
鎌倉時代には、天台座主慈円(慈鎮和尚)が、
「世の中に 山てふ山は 多かれど 山とは比叡の み山をぞいう」
と詠まれたように、山といえば「比叡山」だったのです。
このことにちなんで、延暦寺さんも山の日のイベントに力を入れられて、山の日のイベントを催されました。
暑さを避けて、早朝に本坂を登りました。
早朝の東塔は静かで、根本中堂へまずお参りして、その後、一隅会館で、パネル展を見たり、映像 「神と仏のいきるまち」「根本中堂大改修」をみたりして、ゆっくり過ごしました。一隅会館は、夏は冷房、冬は床暖房が効いていて休憩に最適ですよ。
10時より、山内観光プチガイドツアーで西塔を案内していただきました。
相応和尚1100年御遠忌記念で、比叡山最古の建造物・転法輪堂の内部が
はじめて公開されました。8月1日(火)〜12月10日(日)の期間中、内陣を特別に拝観することができます。「山王七社」「八所明神 」もお祀りされていて神仏習合の歴史を感じることができました。10月1日(日)〜12月10日(日)には、釈迦堂(転法輪堂)の御本尊が三十三年ぶりに御開帳されます。
普段も延暦寺会館で座禅体験をされているのですが、山の日の特別座禅体験ということで「大書院」での座禅体験ができました。
大書院は、延暦寺の迎賓館として使われている建物です。天皇陛下をお迎えするために、用意されたそうです。
座禅体験はとても、気持ちのよいものでした。
身を整え、息を整え、心を整えます。(整身 整息 整心)
息を吐き、新たな空気を吸う。(腹式呼吸)
そして、自分自身に向き合う。
何も考えずに、呼吸を数えるのみ(数息観)。
「座」という漢字には「人」という字が二つあります。一つは、自分。もう一つは、もう一人の自分なんだそうです。
寝てしまう一歩手前辺りで、静かに呼吸を数えながら、座禅を組めました。もちろん、セミの鳴き声が聞こえたり、いろいろな雑念も起きたりします。
では、それが、失敗かといえば、座禅に、失敗はないと教えていただきました。それはそれで、そういう自分が今ここにあるということを知り得たということだそうです。25分ほど座禅を組んでいたのですが、時間が過ぎるのが早かったです。これも、「時を過ぎるのを早く感じた」そういう自分であったということだそうです。
自分をさがし、ありのままの自分をみつめる。
地図を片手に、ただただ歩くことに集中できるからと、はじめた山登り。不思議な縁をいただいています。
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