有間峠ー天目山(三ツドッケ)

2017年08月13日(日) [日帰り]

• GPS: 08:23
• 距離: 16.2km
• 登り: 1,039m
• 下り: 1,030m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:11
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:16

6:26 有間峠
6:41 6:44 仁田山（有間山）
7:12 7:12 51号鉄塔
7:32 7:34 日向沢ノ峰中央(オハヤシノ頭)
7:59 7:59 桂谷ノ峰
8:25 8:43 蕎麦粒山
9:00 9:05 仙元峠
9:39 9:40 棒坑ノ頭(棒坑尾根分岐)
10:05 10:09 長沢背稜 グミの滝分岐
10:12 10:15 一杯水
10:18 10:21 一杯水避難小屋
11:13 11:29 天目山(三ツドッケ)
11:57 11:58 一杯水避難小屋
12:02 12:05 一杯水
12:09 12:09 長沢背稜 グミの滝分岐
12:31 12:33 棒坑ノ頭(棒坑尾根分岐)
12:58 12:59 仙元峠
13:14 13:18 蕎麦粒山
13:44 13:44 桂谷ノ峰
13:58 13:59 日向沢ノ峰中央(オハヤシノ頭)
14:15 14:16 51号鉄塔
14:47 14:47 有間峠
14:50 ゴール地点

天候

雲のち強雨☔️

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道140号線から、秩父さくら湖（浦山ダム）を経て有間峠に至る。帰りは名栗の落合を経て名栗湖（有間ダム)に下りました。

コース状況／危険箇所等

有間峠から日向沢ノ峰（オハヤシの頭）に至るルートは、仁田山を経由する登山道と、有間峠の右手の砂利道の林道から直接日向沢ノ峰（オハヤシの頭）に至る尾根に乗る二つのルートがあります。林道歩きは膝にきますが、雨の時には安全に歩けます。日向沢ノ峰（オハヤシの頭）に至る尾根は丈の低い階段が綺麗に設置されており、とても歩き易く、雨の時には滑りにくく有難い設備です。蕎麦粒山から三ツドッケに至る天目山背稜（長沢背稜）はアップダウンが少なく、気持ちよく歩けます。

写真

8/13 6:27

有間峠は初めてです。
5台程の駐車スペースがあります。
国道299号と国道140号を経由するよりも、のんびり走りたい方は、名栗湖（有間ダム)の落合の渓流釣り場を右折して有間峠に向かうことかできます。

ウシアカアブや通常のウシアブが早くも駐車した車に寄ってきましたが、数が少なく積極的には吸血してこなくなりました。

8/13 6:28

日向沢ノ峰（ひなたさわのうら)への道標は、駐車スペースの右手にてすぐに発見出来ます。

8/13 6:28

緩やかな登山道としてスタートします。迷いやすいところはとくに有りませんが、仁田山に着いたら右手の尾根をまっすぐ下ります。

8/13 6:31

少しだけ登ったところです。前方中央最深部に、霧に隠れてかすかに見えるのが有間山です。

8/13 6:31

晴れたら雲海が綺麗かもしれません。

8/13 6:41

仁田山に着いたら、ヤマレコマップや地図を参考に砂利の林道に沿って下ります。

8/13 6:42

この画像の方向です。砂利の林道は左手下方です。

8/13 6:46

この辺は、ホオノキ（朴の木:モクレン科）が多くて楽しいところです。

8/13 6:46

20cm位の大きな葉です。

8/13 6:51

左手に林道が見えます。この林道は有間峠に帰れます。

8/13 6:56

分かり易い登山道です。

8/13 7:00

やや急登ですが、歩きやすい階段が設置されており、無理なく歩けます。

8/13 7:09

階段を登ると

8/13 7:10

51号鉄塔です。

8/13 7:13

歩きにくい地点には橋も設置されています。

8/13 7:23

本日初めて見たお花です。
よく見る種類の様ですが２色で綺麗でした。

8/13 7:27

この表示を見つけたら、オハヤシの頭まであと少しです。

8/13 7:32

こんな感じに稜線に出ます。

8/13 7:33

オハヤシの頭に到着しました。

8/13 7:36

霧に包まれていましたが、涼しくて気持ちの良い日でした。

8/13 7:37

オレンジ色のコオニユリがポツリポツリと咲いていて綺麗でした。

8/13 7:37

このところ雨が多いので、キノコの種類も豊富なようです。

8/13 7:43

前回の下山ルートに到着しました。左に急角度に折れていく尾根はここからでは見えませんでした。広河原谷付近のわさび畑に出るには、出来るだけ左の尾根に乗り下山するうちに、木製の階段のある登山道に出るので、そこを下れば到達できます。

8/13 7:50

フキもお花が咲くんですね。

8/13 7:51

綺麗な黄色い花🌼が咲きました。
フキから出てくるのを初めて見ました。
マルバダケブキというらしいです。

8/13 7:57

日向沢ノ峰から蕎麦粒山までの区間は低い笹や草の絨毯が敷き詰められていて、天目山までの背稜のうち、最も美しい区間と思います。

8/13 8:00

蕎麦菜（そばな）でしょうか？

8/13 8:00

桂谷ノ峰への登りです。

8/13 8:02

微かに対面の山が見えました。

8/13 8:06

桂谷ノ峰着。
今回は、アブに追いかけられる事もなく、マイペースで歩けました。

8/13 8:06

蕎麦粒山が見える地点でしたが、今日はガスの多い日で、見えませんでした。

8/13 8:20

タラノメを見つけました。

8/13 8:27

蕎麦粒山への最後の急登です。
急ぐとキツイですが、ノソノソ歩けばいつの間にか休まず山頂に到達出来ます。

8/13 8:29

蕎麦粒岩が見えてきました。
こんなに綺麗なフキの花🌼のある蕎麦粒山の山頂は初めてでした。

8/13 8:31

ホタルブクロです。

8/13 8:31

山頂の岩の全貌です。腰掛けるのに最適です。

8/13 8:32

蕎麦粒岩と蕎麦粒山の記載のある道標。

8/13 8:35

ガスっていますが、川乗山が見えました。
この風景が大好きです。

8/13 8:54

さて、仙元峠に、向かいます。

8/13 8:56

やや急登です。

8/13 9:00

山頂はあの辺です。

8/13 9:00

山頂の雰囲気の全貌です。
祠と、仙元峠の由来が書かれた表示があります。
比較的広くフラットなので、休憩にも良いところです。江戸時代の人はこういう所を利用していたようです。仙元峠から尾根を下ると川俣の大日堂付近に出られます。

8/13 9:00

仙元峠の祠

8/13 9:01

仙元峠の由来です。

8/13 9:06

仙元峠を下ります。

8/13 9:08

この辺はブナの原生林のようで、立派な木が多いです。

8/13 9:13

仙元峠を下りた所です。

8/13 9:14

ここから先の天目山背稜（長沢背稜）は、アップダウンの少ない気持ちの良い山道です。岩山や森林限界も良いですが、樹林帯を抜けるこのルートは、何処までも歩いてみたくなり、山好きにはたまらない良さがあります。

8/13 9:15

足の骨状のブナの根

8/13 9:16

蕎麦菜かな？

8/13 9:23

標高の高い森林限界から美しい遠景や近景を楽しむ登山もありますが、樹林帯をひたすら通り抜け、木々や葉の形や色、自然の香り、キノコの匂い、鳥の囀りを感じながら楽しむ登山もあります。小さな花を見つけて歩く登山も楽しい。

8/13 9:23

リアルに熊に見えました。

8/13 9:35

キノコは本当に種類が豊富です。

8/13 9:37

岩場の側壁を通過します。次の目的地は、棒杭尾根（ぼっくいおね）分岐です。以前、奥多摩側の魚留橋から天目山を目指す際の下山過程で利用したことがあります。

8/13 9:38

棒杭尾根分岐に到着しました。この下山ルートの終盤は、魚留橋が大規模崩落している為、上手くかわす必要があります。ただ、魚留橋付近に車を駐車した場合で、日没が近い場合は、ヨコスズ尾根よりも間違いにくいと感じています。ヨコスズ尾根では暗くなると魚留橋方面への分岐が見えなくなるのと、深い森の中の沢を渡り返すのが危険で分かりにくいためです。

8/13 9:39

古棒杭尾根が正解なんでしょうかね？

8/13 9:41

棒杭尾根分岐からすぐに、お椀状にカーブして谷を巻く綺麗に整備された地点を通過します。

8/13 9:42

この谷は見事です。

8/13 9:42

フラットな道。本当に気持ちが良い。

8/13 9:46

ホトトギスが咲いていました。綺麗ですが、怪人の顔にも見えます。

8/13 9:48

キノコの名前が分かる方は尊敬するな〜。

8/13 9:54

素晴らしい一本道。

8/13 10:04

登山道の幅が広がってきたら、もうすぐ天目山と一杯水、それからグミの滝コースへの分岐点です。この辺は結構歩いていますが、何処も楽しいルートです。

8/13 10:06

さて、分岐点に到着しました。直進すれば、一杯水と避難小屋、酉谷山方面。斜め右手の尾根を登れば天目山の山頂。

8/13 10:07

直進方向は一杯水です。

8/13 10:08

川俣方面はこのテープのある木の裏手からフラットな、谷を下りグミの滝の側を通過してわさび畑を経て広河原谷の上流の林道に出られます。途中！、左斜面の登山道が大規模に崩落した地点がありますが、沢を下りる巻道を利用して左手の斜面から急登を経て登山道に戻れます。登山道が分かりにくい地点め有りますので、明るいうちに登り下りするのが理想的なコースです。

8/13 10:12

一杯水に到着しました。

8/13 10:12

残念ながら枯れていました。吹いても出てきませんでした💦

8/13 10:17

そして、ようやく一杯水の避難小屋に到着しました。

8/13 10:21

今回は、山の歩き方に徹したので、ゆっくりですが疲れず、休まず歩けました。早く歩くと苦しいし、筋力の消耗も激しくお腹も空かなくなってしまうのですが、今回はお腹も空いて美味しく食べられました。食べた後は少しお掃除をしてきました。

8/13 10:42

さて、十分に休憩も取ったので最終目的地の天目山を目指します。避難小屋の右手に回り込んで尾根を登ります。

8/13 10:51

変わった形の木を通過します。

8/13 10:53

暫く急登の後、

8/13 10:57

登山道が細くなったら

8/13 11:01

一旦下降します。縦方向に伸びる木の根に足を乗っけると滑るので注意。

8/13 11:04

大岩の左側を通過します。

8/13 11:05

再び急登です。

8/13 11:12

木苺の草が出現したら山頂はもうすぐそこです。トゲトゲしていて刺さると痛いので注意です。

8/13 11:13

天目山に到着しました。山頂の雰囲気です。狭いですが、結構登山者が通過していきます。本日はアブもおらず涼しくてか快適できたが、景色は有りませんでした。本来ですと、この方向の奥に、三ツドッケの由来となる二ドッケと一ドッケのピークが見えますが、、今日は霧の中でした。

8/13 11:16

こちらは酉谷山方面への下山路のある方向の景色です。この先の岩の下は絶壁注意です。

8/13 11:16

山頂に一本だけ残されたヒノキの木です。

8/13 11:17

山頂標です。

8/13 11:21

山頂標の上に小さく三ツドッケの表示があります。

8/13 11:24

少し戻ったこの地点は、棒で間違えないようにとうせんぼされていめすが、この奥がドッケ越えルートです。ヤマレコマップか、GPSがあれば、小ピークから二ドッケ、一ドッケを経て天目山林道に出られます。天目山林道を突っ切り、無名のピークを次々に越えるルートもありますが、登山道ではなく獣道の急下降となり、慣れがいります。どこまでも下ればシゴー平の営林署事業所小屋を通過して川俣に出ますが距離があります。

8/13 11:34

ポツポツと雨が降り出しましたが、下山は酉谷方面に下り、回り込むことにしました。

8/13 11:34

酉谷方面に下ると、この道標があります。

8/13 11:35

さて、一杯水の避難小屋に戻ります。

8/13 11:46

おー。トリカブトが群生していました。

8/13 11:55

あの石についている黒いのがハゼに見えました💦

8/13 11:57

避難小屋に戻りました。

8/13 12:08

日向沢ノ峰方面に戻ります。

8/13 12:42

ジャンジャン雨が降ってきましたが☔️ヒキガエルが、あちこちから、どこからともなく元気に出てきました。

8/13 13:37

蕎麦粒山をおり、桂沢ノ峰に到着。蕎麦粒山のピークが見えたので撮影。

8/13 13:58

この地域は雨が多いのでカッパや雨具が必需品です。身体を冷やさないのが一番です。ですが、登山靴の中はぐっしょり。

8/13 14:14

51号鉄塔に到着しました。

8/13 14:16

鉄塔のピークからの山並み。

8/13 14:16

こちらは有間峠方面。

8/13 14:16

こちらは日向沢ノ峰方面。

8/13 14:24

滑るので、この木製の階段のお陰で安心して下りられました。

8/13 14:28

滑るので、仁田山をパスして下山は林道に下りました。

8/13 14:31

木苺がいっぱい。木にも蕾にも棘があります。

8/13 14:31

林道に下りると、雨☔️もやや小降りになってきました。

8/13 14:34

オミアザミの花を見つけました。
今回は、山歩きの基本に徹して呼吸数を上げないように歩いてみましたが、確かに疲れにくく、休まなくても筋力の消耗や身体の負担も少なくて良いようです。コースタイムの標準という歩き方は大切なんだなと改めて感じました。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

sendankaito

蕎麦粒山や天目山は深く、なかなか容易くは登れませんが、有間峠からは比較的近く、多くの方が訪れる事ができそうです。地点間が長いので、グイグイとスピードを上げると、急登でヘトヘトになってしまうので、一歩一歩、標準的な歩き方をするのがベストです。早朝からでしたら、棒ノ嶺から往復も可能ですか、25km弱ありました。無理せず楽しむのには本コースが最適です。