八ヶ岳(赤岳) abu攻防戦

2011年07月16日(土) 〜 2011年07月17日(日)

• GPS: 34:00
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,208m
• 下り: 1,204m

コースタイム

16日8:00 美濃戸発 - 11:30 赤岳鉱泉
(娘バテ気味　行者小屋までを予定変更で赤岳鉱泉でテント泊)

17日6:00 赤岳鉱泉発(娘には7時と伝えるw)- 6:40 行者小屋

　　8:20 地蔵尾根経由で赤岳展望荘 - 9:15 赤岳山頂

　　12:00 文三郎尾根経由で行者小屋 - 13:30 赤岳鉱泉 -18:00 美濃戸

天候

気持ちの良い夏空　つまり快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

諏訪ICより16日AM3:00前に、美濃戸口より10分程で赤岳山荘前駐車場着
(駐車料金1000円高!)夜中でも掛りのおじさんが回収にきます。

連休ということもあるのか、すでに半分以上埋まっていました。

帰りは美濃戸口の駐車場も満車だったみたいで、下の方の道まで
路上駐車の車がありました。

コース状況／危険箇所等

とにかくアブが多いです、美濃戸から北沢ルートで堰堤公園の
先の分岐のあたりまでは、ずっとアブに囲まれながら歩いていました。

今回防虫スプレーやハッカ油スプレー等試してみましたが
余り効果がみられず、吹き付けた直後でも平気で衣服に止まって
きました。
暑いですが、少なくとも長袖、長ズボンは履いていた方がいいかと
思います。
(ズボンの上からでも刺された人もいたそうで油断はできませんが)


上にも書きましたが、休日は駐車場が満車になるのが早いと思われるので
自家用車で来られる方は早めの到着がよいかと思います。

赤岳に登るルートですが、地蔵尾根を利用する場合は登りに使う方が
安全かと思いました(鎖場、ハシゴ、岩場が多くすれ違い等も怖いです)

写真

7/16 7:12

出発前　赤岳山荘前の駐車場満車です

7/16 7:17

トイレを済まして

7/16 7:25

アブ対策1
虫除けスプレー+ハッカ油スプレー全身

長ズボンにしておいた方がいいぜ

7/16 7:31

ザックが重いっす

7/16 7:25

ザックの中身はおやつと遊び道具が半分以上

7/16 7:31

なぜにガッツポーズ?　ここスタート地点だよ

7/16 7:42

美濃戸山荘　登山届けを書かせる

7/16 7:45

小さなお子様も　どこまで行くのだろうか

7/16 7:55

北沢ルートの林道　アブが増えてきた(;´Д`)

止まるでないぞ囲まれるぞ

7/16 8:51

アブ対策2　防虫ネット

顔と首周りは完璧?

7/16 9:01

長い休憩の時はスケッチを描いていました

この辺りアブ少ない

7/16 9:52

どんどん登るぜ〜　(超スローペースw)

7/16 9:53

もうだめズラ

え〜白山テン場までの半分のコースだぜ

7/16 10:16

しかたが無いので休憩　

しかし絵は描く元気はあるそうで

7/16 14:24

赤岳鉱泉到着

行者小屋のテン場まで行くはずが…

明日は頼むよ

7/16 14:05

小さなお子様達が遊んでました

7/16 14:25

まずまずの所にテント張れたかと

7/16 14:00

冷やしトマトウマス

7/16 14:38

ビア最高

7/16 14:24

ミルクせんべい+チョコ練乳

とんかつソースみたいだなw

7/16 14:24

重ねて

7/16 14:24

食す　(゜∀゜)ウッーウッーウマウマ

7/16 14:38

久しぶりにこのテント使うな

7/16 17:59

明日あれ登るからな


いい天気っすなぁ　

7/16 17:58

またも絵を描く

キャッチボールでもしようぜ〜

7/16 18:02

雲だ　悪い雲が攻めてきたぞ

7/16 18:03

でかいぜ〜

7/17 6:00

で次の日の朝　6時出発
(7時出発と騙している)

そのフリースすぐ脱ぐことになるから
置いていった方がいいと思うんだが

7/17 6:16

調子よく歩いて

7/17 6:40

行者小屋着　珍しくコースタイム通り

地蔵尾根から行くぜ

7/17 7:00

少し登って振り返ると槍穂高が遠くに見える

7/18 14:04

ハシゴ キタ――(゜∀゜)――!!

岩場大好き娘

7/17 7:32

せっかくだから景色も見たらどうかと思うのだが

7/17 7:32

あ、あれ多分阿弥陀岳だよ

(　´_ゝ`)フーン

7/17 7:34

(*´Д`)/ヽァ/ヽァ


あたしはハシゴに夢中なのさ

7/17 7:35

ホラホラ

7/17 7:36

ホラホラ

まぁ父ちゃん写真のセンスないけどさ

7/17 7:38

岩場!　ハシゴ!

7/17 7:39

ドラドラドラドラドラドラ!!

7/17 7:42

たったまらん　面白いぜ〜

ザイルとかハーネス持ってきたけど
いらんね

7/17 7:43

燃えるぜバーニング!

7/17 7:48

もうすぐ

7/17 8:03

稜線にでる　阿弥ダァー!

7/17 8:13

お、あれは!

7/17 8:13

フジヤマ〜!

結構近くに見える

7/17 8:13

んで　赤岳山頂方面

7/17 8:13

さすがに富士山に感動

7/17 8:13

赤岳頂上で富士山の絵を描いてもいい?

オケ!　　だがこの後南東から悪い雲に
飲まれ見えなくなる…

7/17 8:10

とりあえず赤岳展望荘まで行こうか

7/17 8:39

展望荘からはザレとります

落石するなよな

7/17 8:53

ウヒウヒ

7/17 9:09

ノォホホノォホ

7/17 9:11

きれいな稜線っすなぁ

本当は硫黄岳の方に周回行きたかったぜ〜

7/17 9:11

またいつか行こう　

アブがいない季節にな

7/17 9:15

なっちゃんオレンジ400円ナリ

7/17 9:30

山頂は賑わっているっていうか人大杉

7/17 8:10

しばらく眺めを楽しもう

7/17 9:30

7/17 9:30

崖ですな〜

7/17 9:42

一応滑っても大丈夫なところで描いています

7/17 9:53

赤岳登頂!

ところで何を大切にしましょうって
書いてあったんだろうか?

7/17 10:06

山頂から駆け下りるオヤジを回避

ゆっくり歩こうぜ

7/17 10:49

赤岳というより茶岳 (娘いわく)

7/17 10:28

赤岳の山影が

阿弥陀岳にも結構な人が登っていました。

山彦ポイント(嘘です)

7/17 11:58

文三郎尾根　長かったわ

ここは登りたくないな

7/17 12:08

カレーを食す　野菜やジャガイモが
でかくてウマい

7/17 12:32

山では役に立たないiPhoneですが
(docomoと併用)

今回DIY GPSというアプリを入れて
GPSとして使いました(電波OFFで使用)

7/17 17:58

下りは早いねキミ

この看板の辺りはアブの巣のようでした。

7/17 18:13

美濃戸口までのガタガタ道

慎重に走ったが、腹を数回ゴリッと擦りました

7/17 18:22

後、アブ多いっす　　
砂埃も凄いっす
(歩行者に注意して徐行運転願う)

7/17 18:30

美濃戸口駐車場も満車だったようで
かなり下の道まで路上駐車の車がありました。

撮影機器：

Optio W80 ペンタックス

感想

きただけ

夏休み前の3連休、妻は2日程予定がありということで娘と二人で
山登りに行くことに

普段は関西の低山に登るぐらいなんだけど、夏は暑いから涼しい所いこうぜ
という事で去年は立山、白山と登り(家族で)　今年の第一段として考えた末
赤岳に登ることに決定 (娘の好きな岩場もあるし)

3日間あるけど1日は予備日で、気が向いたら蓼科山にでもみたいな予定


といっても、俺自身が赤岳が初めてだったので(八ヶ岳自体、2年前の秋に
娘と友人達と登った天狗岳以来)　少しは調べましたよ

山自体の難易度的には、娘でもなんとか行けそうだと判断したのだけど
個人ブログを見ても、2ch(主情報源) 今の時期とにかくアブには気を
つけろ!っていうのが多くて、それが一番のポイントだなと思ったw


アブにはちょっと…でなく結構トラウマがあって、2年前独りで剱に
登った帰りに、立山駅からかなり離れた(近くが満車だったので)河原の
青空駐車場に戻った時に、何十匹か分からないぐらいの奴ら(アブ)に
襲われて、半泣きになりながら逃げ回った記憶があり(最初は戦ったが
所詮多勢に無勢)　しばらく車に近づけなかった事がありました。


情けないのですが、アブだけは駄目なんです(じゃ他の山行けよ)

で、アブ対策を考えましたよ

まず基本として、アブは襲ってきた奴しか殺さない(殺虫剤等は不使用)
まぁキリがないというのもありますが…

アブを近づけない・アブに纏わりつかれても噛まれない為にどうすれば
よいかという事を考えてみました。

またそれぞれの対策で何が効果があるのかという事も検証してみようと

一般的な対策や眉唾っぽいのも合わせて、世の中にあるアブ対策を
リストアップしてみますと

1.肌を露出させない、暑くても半袖、半ズボンは無謀
2.服装の色も黒っぽいのより白など明るい色がよい
3.虫除けスプレーやハッカ油スプレー等の忌避剤
4.顔や首筋辺りに近寄らせない防虫ネットを被る

この辺りは誰もがやっている事だとは思いますが、これも奴らは服の上からでも
普通に突き抜けて噛んで(刺して?)くるとか、虫除け成分(ディート)の
濃度が高いものは肌に良くない、ハッカ油が効くというのと、そもそも忌避剤は
アブには殆ど効果が無いという意見もあり、ハッキリしたものではありませんでした。

中には
5.衣服の防虫剤(樟脳やパラジクロロベンゼン系)をメッシュの小袋に入れて
　ザック等にぶら下げておく(直接肌に触れないように注意)
6.天敵のオニヤンマのイミテーションをピアノ線とかで帽子とかに固定しておく
　※案山子効果?
7.殺意の波動をもってアブと戦う(奴らは追い払うだけでは諦めない)
　本気で殺す気をまとって、濡れタオル等で退治していくと、こいつはヤバそう
　と諦める…本当?
8.半ズボン・半袖の友人を囮にする(少し離れて歩く)ヒドス(;´∀`)

などもありましたが、まずは基本の1〜4までを試して検証することにしました。
万が一噛まれた時の対応として、効果があるといわれている「ムヒアルファEX」
と、「ポイズンリムーバー」も準備していました。



まずは、防虫スプレーですが一般的に販売されている中でもデイート成分が
高いものとして、池田模範堂の「ムシペールα」　肌に直接吹き付ける
ハッカ油スプレーは、服の上から吹き付けるようにして
左半身は不使用、右半身には使用してみました(娘は全身に使用)

服装の上は化繊の速乾性ロンTの上に半袖Tシャツ、下はロングサポートタイツも
考えましたが、あえて脹脛と太ももの部分のみのサポータとナイロン85%・
ポリウレタン15%の薄手のストレッチパンツ(長ズボン)で、それぞれ2枚重ねの
部分との差があるのかの検証してみました。
(娘には長ズボンを勧めたのですが、拒否られました)

防虫ネットは、近くのホームセンターの園芸コーナーで安く購入(398円)
※黒が視界がよいとのことです



で、結論ですが　八ヶ岳(美濃戸周辺)に限定されるのかもしれませんが
防虫スプレー&ハッカ油スプレー、まめに吹き付けていたにも関わらず、
使用不使用での差は感じられず、効果を確認することは出来ませんでした。

普通に全身にまとわりつき、服にしがみついて狙ってきていました(笑)

衣類の2枚重ね効果ですが、すいませんビビってアブがしがみ付いた瞬間に
振り払ってしまいました(汗)　ただ気がつかない部分があったとしても
肌がむき出しになっている所はなかったので、噛まれていなかったのかも
しれません。(あ、手はケブラーインナーの薄手手袋してました)

防虫ネットは当然ですがめちゃくちゃ効果を発揮していました。
全身パーカータイプもあるそうですが、着るのは少し恥ずかしいかもしれません。
※参考
　http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002FGGCTA/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_2?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=B003WIXIWE&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=07RRPMMWX586VT6GYMQK


このような対策を行った結果、自分自身は一度もアブには噛まれずに済む事が
できましたが、娘が二日目の行者小屋のトイレで卑怯にもwお尻に一撃を食らって
しまいました(笑)　臭いので鼻を押さえていて気が付かなかったとのこと

ムヒアルファEXも効果があったようで(すぐに塗った事もあるかも)すぐに
痒みが収まったとのことです。


こうして、無事abu攻防戦は完全勝利とは行きませんでしたが、まずまずの結果を
出すことができて満足でした。
次は5〜6辺りの対策の効果を検証してみたいと考えています。

オニヤンマ効果がある場合は、八ヶ岳関係者かウェアメーカーのどこかで、
トンボ柄の化繊のTシャツを作って頂きたいものです。
※参考
http://www.51starsparis.jp/28-tee-shirt-dragonfly.html
http://pigeon.info/fleamarket/item-744232.html


あ、赤岳の感想とか書くのを忘れていましたが　疲れたので同じ時期に行かれた
他の方の感想を見てくださいw

赤岳はいい山でした〜　　


文三郎尾根で17日10:30頃　阿弥陀岳に向かって山彦「ヤッホー」を最初して
返し合いでうるさくしてしまったのは うちら親娘でした。
この場を借りてお詫び申し上げます。


今月末に娘と北岳を狙っていますが、アブが少ないところだといいなぁ