後方羊蹄山(おいしい恵みの水の湧き出す山)
- GPS
- 11:30
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 1,655m
コースタイム
5:00倶知安登山口-6:00,2合目-8:40,9合目-9:20後方羊蹄山頂上
・下山
10:00後方羊蹄山-10:50避難小屋-11:20,9合目-12:50,2合目-13:30登山口
天候 | 霧のち晴れのちやや霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
翌日の足としてレンタカーを借りる。20時以降で借りれるレンタカー屋さんは、日産レンタカーとニッポンレンタカーです。助かります。 今回は、日産レンタカーにてマーチを24時間レンタル\9500でした。 ・21日・・・札幌からレンタカーにておよそ100km、倶知安登山口へ 途中、京極の湧き水を頂く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト情報・・・登山道入口にあります。(白いボックス) ※下山時にも日時を記入してポストへ投函するみたいです。 ・トイレ情報・・・手前の大きな駐車場、奥の駐車場共にあります。 羊蹄小屋でも利用出来ます。(チップ制) ・水場情報・・・基本的にありません。 真狩コース途中の少し外れに羊蹄小屋があります。ここでは雪解け水を非常用として利用しているようです。 管理人の方?かな。「エキノコックスの心配は?」の問いに「分かりません。自己責任で・・・」と言われました。煮沸して使っているようです。 ・山道情報 ・1合目〜5合目・・・出だしはなだらか、しかし、20分も歩けばずーっとひたすら登りです。当日は、霧に覆われていて山道は濡れており滑り易かったです。 一段、一段の段差が意外とあって歩き難さを覚えました。(後に脚のスタミナ不足になりました。) 眺望はそれ程なく、時折、アンヌプリ山がちらほら見えるくらいです。 ・5合目〜9合目・・・概ね変わり映えのしない山道です。眺望も時折見える程度。しかし、それが感動を呼ぶ事も・・・ ・9合目〜お鉢・・・一気に眺望開けます。ガレ場の石は歩き難いのでご注意を!しかし、そこまで危険と思われる所はありません。 ・お鉢巡り・・・北東の山頂から真狩登山口分岐までの間は岩場の道となっています。特に、危険と思われる所はありませんでした。その他は広々とした道で歩き易いです。山頂周辺では、強風が吹き荒れる事もありますので夏場でも防寒対策は必要です。(空は快晴でも、風に吹かれていると手がかじかんでしまいそうな寒さでした。) ・真狩登山口分岐〜羊蹄小屋・・・浮石ある所は下りでは転倒注意です。その他は問題ありません。その後は9合目の分岐に至ります。 |
写真
感想
今年の夏休みはどうしようかな。
って考えた時、直ぐに北海道が頭に浮かんだ。実行に移すべくプランを立てて…
そして、その日が来た。会社を1時間早引きして直接羽田に向かう。
千歳へ向けて1時間半の旅。あっと言う間に、千歳の夜景が窓越しに見える。
千歳空港からは電車にて40分。札幌を目指す。久々にキップ買ったから幾らかるかなんて最近気にしたことなかったけど「1040円って高っ、流石、JRだなぁー」なんて。
札幌駅に着いてレンタカーを借りその後ホテルをチェックイン。3年前友人とバイクで旅した時に教えて貰ったラーメン屋さんへ向かいすすきのへ。「すみれ」と言うお店は有名処。3年ぶりだけど味噌ラーメン旨かったぁ。
早々にホテルへ戻り明日の準備をしてやっと眠りについたのはもう翌日
山の朝は早い、3時起きで準備しさぁ出発!と思ったら忘れ物をしてしまい一旦引き返し、また、一路倶知安登山口を目指す。
朝、早いからとても走り易く、あっと言う間に中山峠だが霧が凄く前の車もややスローペース。
しかし、峠を越えると雲海から顔を覗かせる羊蹄山がいるじゃないですか。
いやぁ〜素晴らしい景色。流石、蝦夷富士と呼ばれるだけあってその山容は美しい。
登山口に行く前に、京極の湧き水を今日の飲み水として補給。
とここで「そう言や雲海、景色良くないかも」と言う不安がよぎる。地元の方がいたので山の話しをした所、雲海は毎度のこと。少し時間が経てばなくなると言っていた。期待がもてた。
しかし、登山口に着くもガスったまま準備をして登り始める。
ガスは全然取れない。しかし、楽観的な私は、涼しくて丁度良いと思い歩き続ける。
霧のせいで山道が濡れていて滑り易く歩き難い。一段一段の段差もそこそこ大きく太ももに力を入れて一歩一歩踏みしめる。
一生懸命探しながら歩くが花も乏しい山道に、少しがっかりムード。徐々にガスが取れてきた5合目で休憩を取りつつふと後を振り返ると、なんと、先ほどのガスが見事な雲海となって、まるでアンヌプリが浮島のごとく幻想的な光景を見る事ができ、思わず声を上げてしまった。滅茶苦茶感激するくらい見事な雲海。
あんなにガスっていることをマイナスイメージしていたのに、こんなご褒美が頂けるなんて、とても感激でした。
その後も、標高を上げながら何度も振り返り雲海の景色を楽しむことに。次第に、雲はまばらになり徐々に雲海は姿を消していった。
ようやく9合目に到着すると、そこから先は大分開け展望が良いため、軽く朝食をとることにした。広島は福山から来た方と話しをして時間を過ごした。
エネルギーを補充しいざ!山頂へ・・・と思ったら、お鉢までは、お花畑に捕まり写真をたくさん撮っていると時間があっという間に過ぎてしまった。
シラネアオイ、チシマフウロの紫色の花々や白い花などたくさん咲いていてとても綺麗でした。
お鉢に到着すると、ダイナミックな噴火口跡に残雪が残る。幸い、風は強くないけど少し肌寒いので上着を一枚羽織った。
気持ち良い晴れの中、歩いていると四方の登山口から登って来た方々と合流して賑やかになってきて。
そして、対岸の頂上に到着。ここで、昼食をとり時間を過ごした。
もちろん、来た道戻るのは好きじゃないので、お鉢をぐるっと1周するため真狩方面を目指す。
岩場であるせいか、人はすれ違った一人のみ。そんな中、時折、ちょろちょろ動く物体がいる。どうやらシマリスだ。
すばしっこくてはっきりとは見えないけど。
足元にはイワブクロがみっしり咲いていて、もっさもさした綿毛の植物も見られた。
ほぼ、1周を終えた所で小屋経由で戻る予定だったので真狩登山口方面へ下山。
ここで、お鉢も山頂ともさよならです。
下り斜面は、お花畑が続き楽しませてくれる。ずっと先には小屋も見受けられるが下る方向が違うので合っているのか不安になる。小屋への案内板も中々現れない。
やっと、小屋への分岐に差し掛かり安堵の思いで小屋に向かった。
途中、雪解け水が登山道に流れていた。その水の出どころは小屋の水場となっているようだ。(煮沸は必要みたいです。)
小屋で、一休み。そして、9合目の分岐に向かうもやはり花は沢山咲いていてずーっと楽しめた。
9合目からの下りは行きと同じ道なので「一気に下ろう!」と思いきや意外と足にきていたようで、2合目ごとに小休止。後々の事もあるので無理せず下山。そして、登山口着。
車での帰りの道が羊蹄山をぐるっと回って帰るつもりだったので、真狩村方面へ向かう。
途中、羊蹄山の山容を伺う事があり、登った山みてしみじみとしてしまった。
写真にも収め、真狩村側にある羊蹄山湧き水をたくさん頂いた。ほんとにおいしい。
最後に、風呂に入って一路札幌へと帰り北海道初の登頂を無事に終えることが出来た。
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