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Yamareco

記録ID: 1235550
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

品谷山から廃村八丁・刑部谷を巡る

2017年08月25日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:25
距離
9.9km
登り
596m
下り
599m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:44
休憩
0:39
合計
5:23
8:53
81
10:14
10:30
79
11:49
12:10
63
13:13
13:13
61
14:14
14:16
0
14:16
ゴール地点
すぐに戻りましたが、支尾根に一度入ってしまっています。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
佐々里峠の駐車スペースに駐車
コース状況/
危険箇所等
道標はほとんどなし。今回のコース上にほぼ垂直にロープを登る箇所がありますが、回避できます。
佐々里峠駐車スペースに駐車します。以前ここから北側に小野村割岳へ行きました。
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佐々里峠駐車スペースに駐車します。以前ここから北側に小野村割岳へ行きました。
小野村割岳・中央分水嶺方面のハシゴ
小野村割岳・中央分水嶺方面のハシゴ
今回は道路を挟んで反対側、南側を登ります。
今回は道路を挟んで反対側、南側を登ります。
電波塔のような施設がすぐにあります。
電波塔のような施設がすぐにあります。
初めはこのような雑木林です。ミンミンゼミが鳴いています。
初めはこのような雑木林です。ミンミンゼミが鳴いています。
少し登ると大きな芦生杉が現れますが、小野村割岳のようなクラスのものはありませんでした。
少し登ると大きな芦生杉が現れますが、小野村割岳のようなクラスのものはありませんでした。
クリ・ミズナラ・天然杉などの雑木林です。
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クリ・ミズナラ・天然杉などの雑木林です。
稜線近くになると大きなブナが現れます。
稜線近くになると大きなブナが現れます。
ダンノ峠分岐。品谷山へ行くので右へ。 帰りは左から帰ってくる予定。
ダンノ峠分岐。品谷山へ行くので右へ。 帰りは左から帰ってくる予定。
このブナの地衣類の模様が好きです。
このブナの地衣類の模様が好きです。
今回は終始展望がありません。微かに見えた南側。奥は桟敷ヶ岳あたりでしょうか。
今回は終始展望がありません。微かに見えた南側。奥は桟敷ヶ岳あたりでしょうか。
朽ちた大木、このあとも多数ありました。
朽ちた大木、このあとも多数ありました。
品谷山への鞍部
杉苔とブナが綺麗です。
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杉苔とブナが綺麗です。
エゾゼミ♀がいました。
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エゾゼミ♀がいました。
ブナの大木。
気持ちの良いブナの原生林の稜線を歩きます。
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気持ちの良いブナの原生林の稜線を歩きます。
本日の最高峰、品谷山に到着。
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本日の最高峰、品谷山に到着。
三角点。
気温は25℃。ちなみにこの日の京都の最高気温は34℃です。同じ市内とは思えません。
気温は25℃。ちなみにこの日の京都の最高気温は34℃です。同じ市内とは思えません。
山頂で、おにぎりを頬張ります。美味しい。
山頂で、おにぎりを頬張ります。美味しい。
廃村八丁の方へはブナが林立している方へ下ります。このあたりはアカエゾゼミが鳴いていました。
廃村八丁の方へはブナが林立している方へ下ります。このあたりはアカエゾゼミが鳴いていました。
イワカガミの群生
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イワカガミの群生
これはたぶん毒キノコですね
これはたぶん毒キノコですね
足元がもじゃもじゃします。
足元がもじゃもじゃします。
こちらももじゃもじゃ
こちらももじゃもじゃ
これも毒でしょう。
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これも毒でしょう。
これ、絶対毒でしょう。
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これ、絶対毒でしょう。
はっきりとした目印はありませんが、地形図ではたぶんこの植林帯を下るはず。
はっきりとした目印はありませんが、地形図ではたぶんこの植林帯を下るはず。
植林帯を過ぎるとまた天然林となります。
植林帯を過ぎるとまた天然林となります。
沢の音が聞こえて来ると傾斜は急になり、フィックスロープが出てきます。
沢の音が聞こえて来ると傾斜は急になり、フィックスロープが出てきます。
ほとんど誰も通っていないのでしょう。ちょいちょい藪こぎがあります。
ほとんど誰も通っていないのでしょう。ちょいちょい藪こぎがあります。
この谷は結構荒れていました。
この谷は結構荒れていました。
写真ではわかりづらいのですが、道がかなり不明瞭です。
写真ではわかりづらいのですが、道がかなり不明瞭です。
この渡渉ポイントで滑って右半身浸かりました。
この渡渉ポイントで滑って右半身浸かりました。
久しぶりにまともな道標が出てきました。
久しぶりにまともな道標が出てきました。
これは食べれそう?やめときましょう。
これは食べれそう?やめときましょう。
しばらく川を下ると石垣が見えてきます。
しばらく川を下ると石垣が見えてきます。
廃村八丁のシンボルの三角の小屋です。
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廃村八丁のシンボルの三角の小屋です。
明治時代まではここに集落があったらしいです。
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明治時代まではここに集落があったらしいです。
ドラム缶風呂用でしょうか。
ドラム缶風呂用でしょうか。
今は管理されているのでしょうか、机など、休憩スペースもあります。
今は管理されているのでしょうか、机など、休憩スペースもあります。
川には魚影が見えます。
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川には魚影が見えます。
廃屋もあります。
廃屋もあります。
奥にはトイレ?のような建造物もあります。
奥にはトイレ?のような建造物もあります。
さらに奥にはもう一つ倉庫のようなものがありました。
さらに奥にはもう一つ倉庫のようなものがありました。
集落内には石段があり、登ると
集落内には石段があり、登ると
「安全祈願」と書かれた祠があります。手を合わせます。
「安全祈願」と書かれた祠があります。手を合わせます。
廃村八丁を後にし、刑部谷を遡上します。
廃村八丁を後にし、刑部谷を遡上します。
渡渉ポイント。ロープは意味あるのか?と思いましたが、しっかり使いました。
渡渉ポイント。ロープは意味あるのか?と思いましたが、しっかり使いました。
荒れてはいますが、綺麗な沢です。
荒れてはいますが、綺麗な沢です。
この巻道は細すぎでした。掴むべき木の根っこにビニールテープが貼ってありました。
この巻道は細すぎでした。掴むべき木の根っこにビニールテープが貼ってありました。
三国岳の岩屋を思わせるものがありました。ここも渡渉ポイント。
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三国岳の岩屋を思わせるものがありました。ここも渡渉ポイント。
こちらのルートは倒木が多く、たまにルートが不鮮明です。
こちらのルートは倒木が多く、たまにルートが不鮮明です。
そして多年草が繁茂しています。
そして多年草が繁茂しています。
美しい滝がありました。
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美しい滝がありました。
滝から見て右側に巻道があります。急なためロープが設置されています。
滝から見て右側に巻道があります。急なためロープが設置されています。
落ちたら滝、というところに安全基準に不安のある橋があります。大丈夫でした。
落ちたら滝、というところに安全基準に不安のある橋があります。大丈夫でした。
さらに奥にもう一つ立派な滝がありました。
さらに奥にもう一つ立派な滝がありました。
この滝からみて左側にロープが設置されていたので、登りましたが、かなり急です。
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この滝からみて左側にロープが設置されていたので、登りましたが、かなり急です。
腕力のない人、足のリーチの短い女性は厳しいかもしれません。ほぼ垂直です。後ろは何もないので、落ちたら川までいきます。
腕力のない人、足のリーチの短い女性は厳しいかもしれません。ほぼ垂直です。後ろは何もないので、落ちたら川までいきます。
ロープを登れば痩せ尾根があり、その後、通常の尾根道になります。
ロープを登れば痩せ尾根があり、その後、通常の尾根道になります。
頑張って登って通って来た道はこちら側からは立ち入り禁止になっていました。別に安全な道がついていました。
頑張って登って通って来た道はこちら側からは立ち入り禁止になっていました。別に安全な道がついていました。
大きなホオノキがありました。
大きなホオノキがありました。
ここで別ルートと合流します。
ここで別ルートと合流します。
こちらもかなりの大木であったと思います。
こちらもかなりの大木であったと思います。
刑部谷の上流は少し湿地のようになっています。
刑部谷の上流は少し湿地のようになっています。
八丁平を思わせるような風景です。八丁平よりさらに誰もいないので秘境感あります。
八丁平を思わせるような風景です。八丁平よりさらに誰もいないので秘境感あります。
ヒグラシ♀がいました。
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ヒグラシ♀がいました。
ダンノ峠到着です。
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ダンノ峠到着です。
あとは行きに通った分岐まで戻るのみです。
あとは行きに通った分岐まで戻るのみです。
ここからしばらく急な登りが続きます。
ここからしばらく急な登りが続きます。
ここを抜けると最初の分岐点に出ます。
ここを抜けると最初の分岐点に出ます。
今日の行動食です。食べれば食べるほど、喉が渇きました。
今日の行動食です。食べれば食べるほど、喉が渇きました。
無事、帰ってきました。
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無事、帰ってきました。

感想

今回は1年ぶりの山行です。
佐々里峠からダンノ峠への分岐までは単調な登りです。植生は途中でブナ・ミズナラ・クリなどに変わります。
ダンノ峠分岐から品谷山までは気持ちの良い稜線歩きです。ブナの天然林と芦生杉が見られます。エゾゼミはこのあたり一帯で鳴いていましたが、アカエゾゼミの声が聞こえたのは品谷山山頂付近のみでした。おそらくこのあたり、エゾハルゼミやアカエゾゼミはいても、標高の関係でコエゾゼミはいないのではないかと思いました。
品谷山から廃村八丁までは、尾根を気持ちよく歩いていると知らない間にルートを外していました。こまめなルーファイが必要です。また、沢へ下り始める部分の道が不明瞭です。沢は荒れていますが、皆子山のツボクリ谷よりはましだと思います。
廃村八丁は、かなりしっかりした集落であったことが伺えました。こんなに山深いところに住むのにはかなりの覚悟が必要だったと思います。
刑部谷は綺麗な谷ですが、川幅もある程度あり、渡渉が多かったです。何度か本気ジャンプしました。2つ目の大きな滝の左側にロープ場がありますが、通常は使用しなほうが無難だと思います。かなり危険だと思います。滝でない方の支流をもう少し遡ると迂回路があるようです。
刑部谷上流は八丁平を思わせる美しい自然の風景でした。今回は終始、誰ひとりお会いしませんでしたし、人が踏み入れた形跡はほとんどないように思いました。
京都市内にはまだまだこのような秘境があると思うと、ワクワクします。

ありがとうございました。

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