西穂高岳テント泊 〜挫折した穂高縦走〜

2017年08月27日(日) 〜 2017年08月28日(月)

• GPS: 33:16
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,629m
• 下り: 1,647m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:24
• 合計: 3:14

距離 4.6km 登り 974m 下り 130m

5:23 上高地帝国ホテル
5:41 6:02 田代橋
6:05 6:06 西穂高岳登山口
8:17 8:18 焼岳・上高地分岐
8:22 8:23 丸山南分岐(田代橋方面)
8:37 西穂山荘

2日目

• 山行: 7:37
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:37

距離 8.9km 登り 662m 下り 1,520m

6:03 西穂山荘
6:20 西穂丸山
7:09 7:13 西穂独標
7:41 7:43 ピラミッドピーク
8:00 8:01 チャンピオンピーク４峰
8:26 8:34 西穂高岳
9:18 チャンピオンピーク４峰
9:37 9:38 ピラミッドピーク
10:20 10:21 西穂独標
10:52 10:53 西穂丸山
11:09 11:16 西穂山荘
11:37 焼岳・上高地分岐
11:39 丸山南分岐(田代橋方面)
11:42 焼岳・上高地分岐
13:37 西穂高岳登山口
13:42 13:43 田代橋
13:48 14:21 ウェストン碑
14:33 14:34 上高地アルプス山荘
14:40 上高地バスターミナル

西穂〜奥穂〜北穂〜槍ヶ岳を歩くつもりでしたが西穂行っただけで挫折しました。

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

●往路
さわやか信州号
二子玉川ライズ・楽天クリムゾンハウス
⇒帝国ホテルバス停で下車（約6時間45分・7,250円）
●復路
さわやか信州号
上高地
⇒二子玉川ライズ・楽天クリムゾンハウスで下車（約5時間30分・7,250円）

コース状況／危険箇所等

●上高地〜西穂山荘
整備された登山道で危険個所はなし。
●西穂山荘〜西穂高岳
丸山を越えたあたりから3点支持の心得が必要な個所が出てきます。浮石多し。
西穂高岳直下はかなり高度感あり。

その他周辺情報

上高地に風呂・食堂あり。

写真

8/26 17:18

今回のザックの重量、水抜きで約7.7kg。一応4泊5日分の食料が入っています。

8/26 21:29

土曜日の夜、21:30頃に家を出ます。

8/26 22:13

さわやか信州号といえば新宿発と思っていたけど、東京や渋谷からも出てるんですね。今回は試しに二子玉川ライズ・楽天クリムゾンハウスから乗ってみました。

8/26 22:22

高速バス乗り場の場所がわかりにくい！ 着いたのが発車直前だったので変な汗かいてしまった。

8/27 4:16

新島々をバスの中から撮影。一度も利用したことありません。

8/27 5:15

大正池をバスの中から撮影。今日は時間余るのわかってたんだから大正池から歩いてもよかったかもしれません。

8/27 5:24

今日の出発地点、帝国ホテルに到着。めっちゃ寒いです。バスから出た直後は歯がカタカタ鳴った。

8/27 5:26

なつかしの帝国ホテル。

8/27 5:29

帝国ホテル横から登山口を目指して進みます。

8/27 5:42

少し歩くとトイレがあるので朝のお通じを済ませます。あんまり出なかったけど。

8/27 5:45

穂高橋から穂高連峰。ここ最近でも抜群の天気じゃないでしょうか。

8/27 5:48

穂高橋を渡って右にちょっと行くとベンチがあるのでそこで朝食にします。あまり食欲なかったのでおにぎり1個だけ食べました。

8/27 6:04

実はこのベンチからのほうが眺めがよい。

8/27 6:06

西穂高岳登山口に到着。ここで登山届を出せますが、あらかじめネットで提出していたのでスルーします。

8/27 6:13

まずは薄暗い樹林帯を歩きます。展望は望めません。

8/27 6:18

さっきまでの「北アルプスに来た感」はもうありません。奥多摩とかを歩いている気分です。

8/27 6:22

気温は10℃くらい。登り始めると半袖でちょうどよかったです。

8/27 6:44

なだらかだったのは最初だけですぐに傾斜が急になります。

8/27 6:55

途中、焼岳が顔を覗かせます。少し前に噴火の報道がありました。登る際は噴火警戒レベルを確認してから登りましょう。

8/27 7:00

身体が重い…。

8/27 7:13

穂高連峰が見えるところも。

8/27 7:24

西穂山荘までの間で唯一の水場。

8/27 7:26

こんな感じ。家から1.5L持ってきたので補給はしませんでした。

8/27 7:29

お花。

8/27 8:12

ほとんど登山客がいません。抜かれたのが4人くらい、すれ違ったのが3人くらい？

8/27 8:19

上高地・焼岳分岐。

8/27 8:28

一向に覚える気のない花の名前。

8/27 8:30

西穂山荘に到着！ 登山口から2時間半ほどでした。標準CTの3時間40分はかなり余裕をもって設定されているみたい。

8/27 8:30

テント場とその向こうに霞沢岳。テント場からの眺めはそれほどよくはありません。

8/27 9:11

今日は混みそうだからとヘリポートのほうまで開放されていました。なるべく詰めて張ります。

8/27 9:50

時刻は朝の10時。今日の予定はここで終了でしたが、さすがにボーっとして過ごすには長すぎるので西穂高までの道を途中まで登ってみます。

8/27 9:53

岩がゴロゴロ。足に優しくない道です。

8/27 9:57

ちょっと登るだけでこの景色。焼岳がきれいに見えます。左奥には乗鞍岳もくっきり。

8/27 9:59

200名山である霞沢岳も立派な山容。真ん中あたりに帝国ホテルの赤い屋根が見えます。

8/27 10:03

西穂高岳までの道とはるか向こうに奥穂高岳？

8/27 10:08

新穂高ロープウェイの西穂高口が。よく見ると展望台に人がいるのがわかります。

ここにはライブカメラがあるので天気を調べる際の参考になります。

8/27 10:09

笠ヶ岳も美しい。あの稜線も歩いてみたい。

8/27 10:10

雲上に浮かんだように見えるのは白山。

8/27 10:20

反対側に目を向けると見えるのが八ヶ岳？ あちらも雲の上。

8/27 10:29

西穂高岳は明日登る予定だったので今日はここまでにしておきます。明日この判断を後悔するのですが。

8/27 10:50

西穂山荘まで戻ってきました。

8/27 11:14

自分以外にフロアレスシェルター使ってる人を見たことがありません。人気ないのか…。

8/27 12:01

シェルター内は灼熱地獄です。居るだけで水の消費量が増える。

8/27 11:16

読書等を嗜んで時間を潰します。

8/27 12:27

昼飯は外で。日差しはきついけど風が吹くと涼しいです。

8/27 13:15

北アルプスに来ると必ず遭遇します。チュッチュするだけで刺さないし吸わないし指で触っても逃げないかわいいやつです。

8/27 15:07

午後になるとさすがに雲が出てきました。

8/27 16:49

明日の朝は早出の予定なので早めに晩御飯。アルファ化米にインスタントスープを混ぜただけ。

8/27 17:22

テント場、思ったほど混んでないです。

8/28 2:43

目が覚めるたびに星が出てないか外を覗いていました。左下のは隣の人のテントです。

8/28 2:48

雲が多いけど空には満天の星が。

8/28 2:46

恐ろしくなるほどの星の数です。

8/28 2:49

雲の少ないところを狙って撮影。やばい。

8/28 2:50

霞沢岳方面。左下の光害は松本市とか安曇野市？

8/28 5:23

朝です。当初の予定では05:00に出発して奥穂高岳を目指す予定でした。

8/28 6:02

シェルター撤収。

8/28 6:05

西穂高岳を目指します。西穂山荘⇒西穂高岳の標準CTは3時間となっております。

8/28 6:13

今日は昨日より雲が多いです。

8/28 6:14

目指す西穂高岳ははるか向こう。一番目立つ三角錐のピークはピラミッドピーク。山頂はさらにその奥です。

8/28 6:15

今日も雲上に浮かぶ白山。

8/28 6:19

眼下に広がる雲海とか見たかった。実は富士山も見えてるんですがわかるでしょうか。

8/28 6:22

丸山に到着。ここまでの道はまだ楽ちんです。

8/28 6:22

ここから傾斜が急になってくる。足場も浮石が多くなってくるので気を付けたいところ。

8/28 6:30

うーんきつい…。

8/28 6:33

けど振り返ればこの景色。今日も焼岳がきれい。

8/28 6:38

そういえば今日は御来光見えたのでしょうか。寝てたからわからない。

8/28 6:44

だんだんと近づいてきました。

8/28 6:55

やっぱり北アルプスに来たらこういう稜線歩きを楽しみたい。

8/28 7:00

独標直前。ここが自分にとってのジャンダルムということにします。

8/28 7:06

慰霊碑がありました。死者11人を出した落雷遭難事故の現場がここのようです。

8/28 7:07

ここで初めてのクサリ場。

8/28 7:10

振り返るとこんな感じ。完全に岩場です。

8/28 7:10

独標に到着！ 11峰の文字が見えます。主峰である山頂を1峰として、全部で13の岩峰あります。

8/28 7:15

穂高連峰。左のが奥穂高岳で右のが前穂高岳？

8/28 7:15

先へ進みます。こうやって見るとなかなかすごいところを歩いてますね。

8/28 7:28

遠くの山が水墨画みたいに見えるの好きです。

8/28 7:31

横ばいになって進むところもあるので雨の日なんかは歩きたくないです。

8/28 7:44

ピラミッドピークに到着！ ここが8峰になります。

8/28 7:45

西穂高岳とその奥に奥穂高岳。

8/28 8:00

たぬき岩…どれ？

8/28 8:00

ヘリが飛んでました。

8/28 8:07

チャンピオンピーク。

8/28 8:07

すべての岩峰のピークを踏むわけではなく、巻いていくところもあります。

8/28 8:09

もうすぐ山頂。ここで写真中央のサングラスの山ボーイさんに「あ、写真の邪魔？」と言われてしまった。邪魔じゃないですすみません。

8/28 8:15

西穂高岳直下は完全に岩壁です。足の置き場を確認しながら慎重に登る感じ。

8/28 8:28

岩壁を登りきって、西穂高岳に到着！ 初めて穂高のピークを踏みました。

8/28 8:28

奥穂高岳への道。ここから先は一般登山者が歩ける日本最難関ルートとして知られています。

8/28 8:31

本当はここから先も歩く予定でした。

8/28 8:29

槍ヶ岳も綺麗に見えました。24時間テレビで槍登ったのって昨日でしたっけ？ シーズンまっただ中の日曜日にテレビクルー従えて槍登るってどうなんですかね。

8/28 8:29

槍ヶ岳から裏銀座の山々。左奥のは黒部五郎岳？

8/28 8:30

上高地が見えます。今日中にあそこまで下りなければなりません。遠くない？

8/28 8:30

奥穂高岳に行こうとして断念したのはこれで2回目。縁がないのだろうか…。

8/28 8:32

重そうなビデオを構えている人がいました。

8/28 8:36

山頂でパノラマ撮影1。

8/28 8:36

山頂でパノラマ撮影2。

8/28 8:37

山頂でパノラマ撮影3。

8/28 8:46

予定より早く到着したので少し休憩していきます。山頂はあまり広くないけど探せば座る場所には困らないと思います。

8/28 8:48

西穂山荘があんなに小さく…。

8/28 8:50

帰ります。

8/28 9:02

この時間はまだ青空が顔を覗かせていたけど、すぐ雲に覆われてしまいました。

8/28 9:17

お花。

8/28 9:18

笠ヶ岳も見納め。

8/28 9:25

乗鞍岳も雲に覆われました。

8/28 9:32

穂高連峰をガスが覆っていく…。

8/28 9:33

どうでもいいけどなんで私はテント泊装備担いで西穂往復してるんですかね。山荘に置いて来ればよかった…。

8/28 10:34

このちょっと先で浮石に足を取られて右足の脛を強打しました。骨折れなくてよかったけどめっちゃ痛かった…。

8/28 11:02

西穂高岳もガスに包まれました。今から行く人かわいそう。

8/28 11:17

西穂山荘まで戻ってきました。トイレを借りて準備を済ませたら上高地まで下ります。

8/28 11:34

来た道を戻ります。

8/28 13:26

モ、モンキー！ 威嚇されました。

8/28 13:29

威嚇してくるやつもいれば、ふてぶてしいほどにこちらを無視する猿もいます。

8/28 13:34

子ザルもいました。全部で20匹以上いたかな…ちょっと怖かった。

8/28 13:39

登山口まで戻ってきました。

8/28 13:43

田代橋から穂高連峰。やはり雲が多い。

8/28 14:06

帰りのバスまで時間があるので梓川で一休み。

8/28 14:41

今日の朝、急遽予約したさわやか信州号で帰ります。

おしまい！

撮影機器：

LEICA Q (Typ 116) LEICA CAMERA AG

装備

個人装備

調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 椅子

感想

umemawari

クソみたいな天気が続いた8月でしたがみなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は元気です。

今年の夏山登山一大イベントとして穂高縦走を考え、実行したのですが、完遂とはなりませんでした。
当初は西穂〜奥穂〜北穂〜槍ヶ岳を4泊5日で歩くルートを予定していました。
けど実際に歩いたのは西穂まで。
挫折した一番の原因は体力の消耗です。
テント場に着いた時間が早すぎたのと暑さを凌ぐ術がなかったことで異常に体力と気力が削られた気がします。
歩いているほうが元気出るってのは妙な感じです。

ザックの重さ…水いれて9.5kgくらいだから軽いほうなんだろうけどやけに重く感じた。
これが日帰り装備だったら奥穂まで足をのばせていたかもしれません。
天気と気力と体力がマッチしないと100％楽しめないから登山は難しいです。

奥穂高岳…いつか行きたい。