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ヤマレコ

記録ID: 1242751 全員に公開 アルパインクライミング剱・立山

文登研 剱岳 チンネ左稜線

日程 2017年08月28日(月) 〜 2017年08月31日(木)
メンバー , その他メンバー4人
天候8/28 晴れ
8/29曇り時々晴れ後雨
8/30雨のち曇り時々晴れ
8/31雨のち晴れ
アクセス
利用交通機関
電車バス、 ケーブルカー等

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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

1日目
山行
5時間28分
休憩
42分
合計
6時間10分
S室堂ターミナル08:5011:30剱御前小舎12:0212:40平蔵谷出合12:55長次郎谷出合13:0515:00熊ノ岩
2日目
山行
13時間4分
休憩
54分
合計
13時間58分
熊ノ岩03:0004:30池ノ谷乗越05:32三ノ窓06:40チンネ左稜線取付07:0012:16チンネ12:2714:02池ノ谷乗越14:1015:15熊ノ岩15:3016:58真砂沢ロッジ
3日目
山行
6時間50分
休憩
0分
合計
6時間50分
真砂沢ロッジ08:0014:50剱沢キャンプ場
4日目
山行
9時間26分
休憩
58分
合計
10時間24分
剱沢キャンプ場05:0009:40別山北峰13:00剱御前小舎12:02雷鳥沢キャンプ場13:0014:26室堂ターミナルG
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
・剱沢雪渓は残雪が多いが、シュルンドに注意
・長次郎出合から真砂沢ロッヂへは夏道が出ていれば夏道を歩いた方が良い
・長次郎谷は八ツ峰1・2峰間ルンゼから右岸に渡る→そのまま雪渓を進むと南無の滝に落下してしまうので注意
・長次郎谷右俣はクレバス多数
・剱岳周辺の雪渓は夏期でも12本爪アイゼンとピッケルが必須
・池ノ谷ガリーは落石多し
・チンネ左稜線の残置支点は古いものが多い
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図 [pdf]

装備

個人装備 長袖シャツ Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル ハードシェル ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 食器 ライター 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガムテープ ロールペーパー 保険証 携帯 時計 ナイフ カメラ テントマット クライミングシューズ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング セルフビレイランヤード キャメロット ストッパー カム アングルハーケン ロストアロー
共同装備 調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ツェルト ポール テント ロープ キャメロット カム アングルハーケン ロストアロー

写真

室堂を出発
2017年08月28日 08:39撮影 by iPhone 6s, Apple
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室堂を出発
1
大日岳が見える
2017年08月28日 10:02撮影 by iPhone 6s, Apple
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大日岳が見える
1
別山乗越から剱岳が姿を現した
2017年08月28日 10:39撮影 by iPhone 6s, Apple
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別山乗越から剱岳が姿を現した
2
長次郎谷出合
2017年08月28日 12:55撮影 by iPhone 6s, Apple
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長次郎谷出合
3
熊ノ岩に到着
6峰フェース群が見える
2017年08月28日 16:06撮影 by iPhone 6s, Apple
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熊ノ岩に到着
6峰フェース群が見える
3
未明から長次郎谷右俣を登る
クレバスだらけだった
2017年08月29日 03:01撮影 by iPhone 6, Apple
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未明から長次郎谷右俣を登る
クレバスだらけだった
2
チンネ左稜線取り付き
2017年08月29日 06:38撮影 by iPhone 6s, Apple
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チンネ左稜線取り付き
2
チンネ左稜線核心部
2017年08月29日 10:13撮影 by iPhone 6s, Apple
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チンネ左稜線核心部
1
ハングしている上に高度感もあり、きわめて難しい
2017年08月29日 10:39撮影 by iPhone 6, Apple
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ハングしている上に高度感もあり、きわめて難しい
2
核心部超えました
ホッと一息というところか
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核心部超えました
ホッと一息というところか
4
登攀を終え、熊ノ岩に戻ってきた
2017年08月29日 14:56撮影 by iPhone 6, Apple
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登攀を終え、熊ノ岩に戻ってきた
1
次の日は長次郎谷出合でクライミング練習
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次の日は長次郎谷出合でクライミング練習
1
夕暮れの別山
2017年08月30日 17:43撮影 by iPhone 6s, Apple
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夕暮れの別山
2
テントから剱岳
2017年08月30日 18:26撮影 by iPhone 6s, Apple
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テントから剱岳
1
最終日
別山北峰にて
2017年08月31日 08:27撮影 by iPhone 6s, Apple
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最終日
別山北峰にて
2
別山南峰にて記念撮影
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別山南峰にて記念撮影
4

感想/記録

8月の下旬に大学生登山リーダー夏山研修会(通称 文登研)に行ってきた。縦走研修コースと登攀研修コースがあり、バリエーションルートを好んで登る私はもっぱら登攀研修コースに応募した。この記録は、研修会の実地研修で講師のガイドの方及び、2人の他大学の山岳部の学生と登攀したチンネ左稜線の記録である。プロの山岳ガイドと登ったため、自分の実力だけで登攀したとは言えないが、困難なアルパインルートを登攀できたことは私にとって良い経験となった。

8/28
国立登山研修所で2日間の訓練を終え、3日目で剱岳に入山した。ケーブルカーとバスを乗り継いで室堂に到着する。初日の天気は晴れており、なかなか気持ちが良かった。別山乗越まで来ると剱岳がその全貌を現す。夏山前進基地にいらないものをデポして剣沢雪渓を下降した。剱沢雪渓は昨年よりも雪が多いらしい。雪渓が出てきた部分から12本爪アイゼンを装着した。夏山で12本爪アイゼンを使用したのはこれが初めてだ。雪渓を下っていくと長次郎谷出合に着いた。長次郎谷は記録に残る剱岳初登頂時のルートである。長次郎谷の名は、当時の案内人の宇治長次郎にちなむ。長次郎谷は剱沢雪渓とは違い、クレバスやシュルンドが多かった。視界不良時に登るのはきわめて危険だ。2時間ほどで長次郎谷右俣と左俣を分ける熊ノ岩に到着し、テントを設営した。

8/29
この日はチンネ左稜線の登攀があるため、午前3時に出発した。まずは池ノ谷乗越を目指す。長次郎谷右俣を詰めたが、傾斜が強く、クレバスが至る所に口を開けていた。滑落すれば熊ノ岩まで真っ逆さまか、クレバスに落ちるかだろう。講師の先生のおかげでなんとか池ノ谷乗越まで辿り着いたが、ルーファイが困難で、自分たちだけでは夜間にこの谷を詰めるのには実力不足だと感じた。
池ノ谷乗越から池ノ谷ガリーを下り、三ノ窓を目指すが、この池ノ谷ガリーは急傾斜かつ、酷いガレ場で下降に神経を使った。落石が多い。三ノ窓からチンネ左稜線取り付きを目指す。三ノ窓氷河をトラバースし、取り付きに到着して、登りだした。しかし、何かおかしいと感じた。本当にチンネ左稜線なのか?霧が晴れて初めてミスに気づいた。なんとチンネではなく、ジャンダルムを登っていたのだ!尾根を1つ間違えていた。仕方なく下降にしてチンネの取り付きを目指す。おかげで予定より1時間ほど遅れての登攀開始となった。チンネ左稜線は全部で15ピッチあり、私のクライミング歴の中で最も長い登攀となった。クライミングシューズに履き替えて登攀を開始する。最初は難しくはなく、リードを担当してもそこまで違和感はなかったが、T5から先の核心部はハングしていてかなり難しく感じた。このピッチはリードをするには実力が足りないだろう。もっぱらこの区間は講師の先生にリードしてもらった。
チンネの頭からは八ツ峰の頭までアップダウンを繰り返す。途中に地形図には現れないが、三ノ窓の頭がある。八ツ峰の頭からは池ノ谷ガリーまで懸垂下降をした。50mザイルを2本連結して降りる。池ノ谷ガリーから少し登れば池ノ谷乗越に着く。そこから長次郎谷を下降し、真砂沢ロッヂに幕営した。

8/30
この日は平蔵谷を経由し、本峰を目指す予定だったが、朝の天気が悪かったため、予定を変更して長次郎出合付近の岩場で登攀訓練をすることになった。長次郎谷出合に傾斜もそこそこでクラックが入っている良い岩場を発見し、登攀訓練をする。傾斜が緩いとは言え、クラックをたくさん登らされて手がボロボロになった。ただ、ジャミングが決まると実に気持ちが良い。カムもクラックなので面白いくらい決まる。登攀訓練を終えた後は剱沢まで戻り、剣沢小屋のテント場で幕営した。

8/31
最終日は別山北尾根を登攀した。そんなに難しくはなく、様々なルートがとれることから、初心者にも優しいクライミングルートだと感じた。別山北峰直下から少し搬送訓練を行ったが、これがなかなか辛かった。人を背負って山を歩くのは想像以上に難しく、体力を消耗する。
搬送訓練後は室堂まで下山をした。途中の雷鳥沢キャンプ場ではテントを2分で設営するという課題を課せられた。何回もタイムオーバーし、ペナルティーのスクワット50回…
最後の最後で扱きが入るのは辛い。

今回の研修で憧れのチンネを登攀することができて良かった。今後の登攀に向けて良い経験ができたと思う。登攀以外でも様々なことを学ぶことができたので、今回得た知識や技術は、今後、部に還元していきたいと思う。
訪問者数:502人
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