巻機山／米子沢

2017年09月09日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.2km
• 登り: 1,392m
• 下り: 1,396m

天候

晴れ（激最高の沢日和）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

■米子沢
　　言わずと知れた人気の美渓。初級者向きだが水量多いと牙を剥くリーダーにリスク管理力を問われる沢でもある。
　　遡行グレード：2級下〜2級

写真

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今回はT大学山荘からスタート

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歴史のあるすばらしい山荘でした

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登山計画書届ポスト
提出は今や登山者としての義務ですね

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林道進みます

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桜坂駐車場も拡張しています
人気の百名山ですから

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この分岐から入渓

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通常はこの辺涸れているのですが前日までの降水でやや水量多いことが予想されます

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左は支流のナメ沢　右は本流
この界尾根から大滝を巻きます

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この滝は右から巻きますが増水時は落ち口での事故が多い滝です。
現場での状況を見てリーダーにはリスク管理力が求めれます。

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先行されるパーティさん

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この落ち口は増水時要注意
徒渉時に足元を掬われます
今回は許容範囲でした

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そんな話を部員たちにも説明しました

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この滝は左壁を登りますがクライミング力乏しいメンバーがいたら要ロープ

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快晴のツバメ岩

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先月はここに大きなスノーブリッジがありました

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ゴルジュ入口の二俣

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ゴルジュに入ってすぐのヘツリ
ここは初級者には少々バランシー

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3年生が先行して下級生をフォローします

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次の滝は右の凹角を登ります

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その先の小滝は左壁を巻き登ってクライムダウン

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2段10m滝は釜を右からへつって右壁を登ります

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釜を右からへつり

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右壁を登る

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沢床から5m上部の踏み跡をトラバース

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慎重に

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ゴルジュ最後の2条20m滝

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ここは右壁を比較的容易にクライミング

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ゴルジュを抜けて2段10m滝
左から落ち口へ巻き登ります。
昔登ったときはアブミで直登したっけな。

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もう少しで大ナメ

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青空に向かって！

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ハイライトの大ナメ

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ラッシュ＠Metropolice

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秀山荘さんで売ってますよ

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条件がよい日には筆舌しがたい風景が広がります

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ナメが終わったあとも素晴らしいナメ滝

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数m級の小滝が続きます

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中にはちょっと悪い登りもありますが

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皆、快適に越えていきます

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青空と雲のコントラストが素敵やねぇ

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奥の二俣

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フツーの沢は詰めがしんどくなっていくのですが

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この沢は詰めが次第に平穏な小川になっていきます

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水中撮影

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苔の水中撮影

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困難と溜息のあとの平凡の中の非凡

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このザレはやり過ごし

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避難小屋に向かう終了点
小屋の水場でもあります

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沢を離れ

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テン場に出ました

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巻機山

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避難小屋

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ニセ巻機山へ登り返し

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天狗岩
昔のクライミングエリア
今はあまり記録は見ないな

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遡った米子沢を俯瞰できる五合目

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桜坂駐車場へ約2時間で戻りました

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米子沢
ここに水流あるときは水量多めと見てよいのですが

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山荘着

9/9 16:47

下山時に寄る金城の里の温泉
何たって320円★

撮影機器：

FinePix XP90 富士フイルム

感想

kamog

巻機山の人気沢「米子沢」でした。
今年は残雪多く、一ケ月前までは隣のヌクビ沢や割引沢には大量の雪渓が残り、
米子沢にもツバメ岩を越えた箇所に10×30mほどのスノーブリッジがありましたが
割引沢にまだ残ってはいたものの米子はほぼ解消していました。
おまけに最高の快晴！
前日、一時的に降雨による増水（登川測量所で18→45cm）があって危惧して
いましたが、遡行時の朝は20cm近くまで減水。
やや水量多いもののリスクポイントの滝落ち口徒渉も大丈夫でした。
ハイライトの大ナメは他パーティの皆さんも大休止して満喫していらっしゃいました。
若い世代は体力も、吸収力もありますが、様々な人や状況をたくさん出遭う
経験がどうしても不足してしまうのが唯一の弱点。
こればかりはどうにもならないことで、毎週山やクライミングに行ったって
10年続けてようやく一人前といったところでしょう。
時にはやばい事態に必ずといってよいほど遭遇すると思います。
それらを何とか小さなインシデントで乗り越え
今後も長く山人生を積み重ねてほしいな、と心から願っております。