燕岳2 中房渓谷ルート その道、ハードモードにつき

2017年09月10日(日) [日帰り]

• GPS: 13:07
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,890m
• 下り: 1,881m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:07
• 休憩: 4:00
• 合計: 13:07

4:18 スタート地点
4:28 4:28 中房温泉
4:31 4:33 中房温泉登山口
5:03 5:03 第１ベンチ
5:28 5:32 第２ベンチ
6:10 6:20 第３ベンチ
6:41 7:01 富士見ベンチ
7:20 7:45 合戦小屋
7:55 8:00 合戦山(合戦沢ノ頭)
8:38 9:48 燕山荘
9:52 9:53 いるか岩
10:11 10:14 めがね岩
10:15 10:35 燕岳
10:47 11:06 北燕岳
11:44 11:51 平
12:50 13:18 東沢乗越
14:20 14:20 西大ホラ沢出合
15:28 15:53 奥馬羅尾沢出合
16:02 16:02 ブナ平
16:47 16:47 吊橋
17:16 17:17 中房温泉登山口
17:25 ゴール地点

天候

■9/10
快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■行き
マイカーで中房温泉駐車場(第一駐車場)へ

登山口:中房温泉
ルート:中房温泉→合戦尾根→燕岳→平→東沢乗越→中房渓谷→中房温泉 周回ルート
下山口:中房温泉

■帰り
中房温泉駐車場からマイカーで帰宅。

コース状況／危険箇所等

■登山道
中房温泉→合戦尾根→燕山荘→燕岳
登山道は非常によく整備されています。

燕岳→平
稜線歩きですが、やや藪がちな箇所があります。登山道でないところに踏みあとがついていたりして紛らわしいので注意が必要です。

平→東沢乗越
崩落地あり。やや藪がちですが、問題ないレベルかと思います。

東沢乗越→西大ホラ沢出合
かなりの急斜面です。

西大ホラ沢出合→北燕沢出合
中房川を何度も渡渉します。看板はほとんどなく(たしかひとつだけ)、岩や木のペンキ印やビニールテープが頼りです。これを確実に見逃さないで進む必要があります。
雨天時や雨後、融雪期は通行できなくなると思われます。

北燕沢出合→どうだん坂→ブナ平→吊橋
中房川沿いの斜面をトラバースぎみに進みますが、崩落地が多く危険な道のりです。
どうだん坂など、崩落地を避けるための急なアップダウンも多く、かなり神経を使います。
中房川の渡渉を終えたタイミングでこの危険地がやってくるので、肉体的にも精神的にも大きな負担を感じました。要注意。

吊橋→中房温泉
登山道は良く整備されています。

その他周辺情報

■日帰り温泉
四季の郷ほりでーゆ

写真

9/10 5:11

まだ夜明け前の合戦尾根

9/10 5:33

空を渡る荷揚げ用ロープウェイ

9/10 5:43

夜明けです

9/10 6:05

有明山からの朝日がおはようございます。

9/10 6:10

常念山脈来たこれ

9/10 6:14

ゴゼンタチバナ

9/10 6:18

朝の森

9/10 6:19

オオカメノキ

9/10 6:38

アキノキリンソウ

9/10 6:46

富士見ベンチから富士山見えず

9/10 6:47

富士山ベンチ

9/10 7:25

合戦小山
まだ7時半前ですがかなりの人出。

9/10 7:45

テン場あるんですね。

9/10 7:54

ウサギギク

9/10 8:01

ヤマハハコ

9/10 8:01

有明山

9/10 8:02

彼方に見えるのは北信の山。妙高・黒姫・飯綱

9/10 8:03

燕山荘が見えた！
それにしてもいい天気です。

9/10 8:16

槍があらわれた

9/10 8:16

シラタマノキかな？

9/10 8:17

YARI！

9/10 8:21

燕！

9/10 8:27

ナナカマド

9/10 8:28

沈む月

9/10 8:29

燕山荘が間近。
3年前はガスガスでしたが、今回はうってかわっての好天。

9/10 8:30

常念山脈の向こうに槍穂

9/10 8:30

これぞ北アルプス

9/10 8:32

燕山荘が間近

9/10 8:35

野生のブルーベリーことサンカヨウの実

9/10 8:38

こちらはキイチゴでしょうか

9/10 8:43

オンタデと有明山

9/10 8:44

稜線に到着！！　
風が吹き抜けます。

9/10 8:44

燕岳！！

9/10 8:44

そして槍ヶ岳と高瀬川系の谷。　
右手前は存在感抜群の硫黄岳。

9/10 8:45

双六・鷲羽・水晶方面

9/10 8:52

奇岩の林立する稜線部

9/10 8:52

これは良い槍。

9/10 8:52

5年前に行きましたが、まだ山頂には立ってないんですよね。

9/10 8:53

いまだ再挑戦果たせぬ槍・・・

9/10 8:53

そして大キレットから奥穂。

手乗り槍

9/10 8:55

あっちは八ヶ岳かな？

9/10 8:57

燕山荘と燕岳

9/10 9:52

何度見ても良い

9/10 9:52

迫力のある湯俣川の谷

9/10 9:53

鷲羽・水晶・野口五郎方面　
これ、ぜんぶ歩けたらいいなぁ・・・

9/10 9:56

名物イルカ岩。槍ヶ岳添え。

9/10 9:57

イルカ　＆　YARI

9/10 9:57

これは良い構図

9/10 9:57

良い撮影スポットですね。

9/10 9:58

砂礫地のコマクサ

9/10 9:58

湯俣川谷

9/10 10:01

燕岳が目前です。

9/10 10:01

トウヤクリンドウ

北アルプスと私

9/10 10:03

いよいよ燕岳

つらいでしかし。

9/10 10:07

北釜尾根がやばい。

9/10 10:08

あそこが雲の平かと思いましたがそうでもないみたい。双六岳周辺ですかね。

9/10 10:11

青空と燕山荘の稜線。

9/10 10:21

常念山脈は良い稜線です。

9/10 10:21

この岩もなにかの顔に見えなくもない。

9/10 10:22

山頂直下

9/10 10:24

燕岳頂上2763m

9/10 10:25

これから進む北方向の稜線。北燕岳、平方面。

9/10 10:28

清水岳に雲が出てきましたね。

なんか元気がない（笑）

9/10 10:30

二等三角点「燕岳」

9/10 10:35

どどーんと北鎌尾根

9/10 10:40

北燕岳方面へ

9/10 10:40

砂礫の稜線

9/10 10:46

北燕岳
ここはコマクサの栽培試験地だそうです。

9/10 10:50

北燕岳直下

9/10 10:53

正面に湯俣岳・野口五郎岳

9/10 10:54

さらに北へ。向こうにも巨大なイルカ型の岩ありますが

9/10 11:03

東沢方面への下山路は危険である旨の注意書き。本当に荒れています。

9/10 11:04

このあたりは花が残っています。ウメバチソウ。

9/10 11:05

ハクサンフウロ

9/10 11:05

リンドウとウメバチソウ

9/10 11:06

ミヤマコゴメグサ

9/10 11:11

巨大イルカの直下を通過

9/10 11:28

舟窪岳・針ノ木岳方面ですかね。

9/10 11:32

前方に平と呼ばれる下降点が見えてきました。ここで右(東方向)に曲がり、稜線を後にします。

9/10 11:40

良い稜線なのですが、帰るために下りないといけません。

9/10 11:41

平が目前

9/10 11:42

赤く染まったオンタデ

9/10 11:46

平。ここで右折します。直進の道はありません。

9/10 11:46

槍穂高が見えるのもここまで。

9/10 11:46

そして燕岳
このあたりでカメラが不調になってしまい、以降はスマホでの撮影になります。

9/10 11:49

小さなリンドウの花

9/10 11:50

チングルマの綿毛

9/10 12:11

崩落地を通過。徐々に道の難易度が上がっていきます。

9/10 12:15

ダケカンバの樹林帯に突入

9/10 12:50

東沢乗越

9/10 13:05

餓鬼岳方面。なかなか険しい道が続くそうです。

9/10 13:29

中房川の谷に突入。一気につづら折れで下ります。笹が繁茂して歩きづらいところもあります。

9/10 13:33

いやこれ急降下すぎるだろ

9/10 13:59

まさに峡谷

この斜面は私の限界勾配を越えてます・・・

9/10 13:59

センジュガンピ？

9/10 14:20

ようやく西大ホラ沢出合が近づいてきました。

9/10 14:25

西大ホラ沢出合からは、なんども中房川を渡渉することになります。ペンキマークを見逃さないよう慎重に進みます。

この川、どれだけ暴れるのか。

9/10 14:25

台風の影響とのことですが、登山道は随所で崩落しており、非常に危ないです。

9/10 15:39

奥馬羅尾沢出合に到達。この前後の道も急峻で難しいです。

9/10 15:39

それにしてもこの沢も厳しい。

9/10 16:02

ブナ平を通過

9/10 16:25

あちこちに堰堤のある中房川

9/10 16:31

また渡渉ポイント

9/10 16:32

川底が赤いのは鉄分でしょうか。

9/10 16:32

かなりの赤色です

9/10 16:48

吊り橋を渡ります。数年前は老朽化していたそうなので、近年架け替えられたのでしょうか。

9/10 16:48

なかなかの急流

9/10 16:48

迫力満点です

9/10 17:08

ようやく中房温泉に到着。長かった中房川の道を歩ききり、一安心。

9/10 17:08

急に文明感豊富になります。

9/10 17:08

分岐点

9/10 17:12

中房温泉、非常に立派な温泉宿です。泊まりたい・・・

9/10 17:17

登山口

9/10 17:24

そして第一駐車場に帰還。おつかれさまでした。

撮影機器：

α NEX-5T SONY

Xperia XZs SoftBank SONY

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) アンダーウェア(2) 靴下(2) 帽子(1) サングラス(1) マスク(2) スパッツ(1) ザックカバー(1) おふろセット(1)

感想

hirokaz

2014年に常念山脈を縦走して以来、3年ぶりに燕岳に行ってきました。
日帰りで槍・穂高・後立山など北アルプスの山々を眺められる燕岳は、とても素晴らしい山です。
合戦尾根のピストンでは面白くないということで、東沢乗越から中房川へ下る周回ルートを選択しました。

約5.6kmで約1400mを上がる合戦尾根は急登ですが、極めて道が整備されているために、非常に歩きやすいです。
一方、約8kmで約1400mを下る東沢乗越→中房川のほうが、極めて急勾配の箇所や荒れた河川の渡渉、崩落地トラバースが連続し、極めてハードです。

このルートは上級者向きで、安易に周回ルートにするとために選択するのは良くなかったなと反省。
しかし、この厳しい道を体験できたことは良い経験になりました。
来てよかったなとは思います。

――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ　136記録
3000m峰　10/21
日本百高峰　26/100
日本百名山　42/100
日本二百名山　55/200（燕岳は二百名山だが、登頂経験あり）
日本三百名山　66/300
一等三角点百名山　21/100
都道府県最高峰　10/47
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