記録ID: 1253441
全員に公開
沢登り
奥多摩・高尾
日程 | 2017年09月09日(土) [日帰り] |
---|---|
メンバー | |
天候 | 曇り時々晴れ |
アクセス |
利用交通機関
車・バイク、
自転車
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 大雲取谷自体は難しくありませんが大ダワ林道から稜線に出るまでが大変でした。 |
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過去天気図(気象庁) |
2017年09月の天気図 |
写真
感想/記録
by youji
午前5時すぎに八丁橋ゲートに着いたがすでに4台とまっている。出発準備をしている間に2台、3台とやってくる。どうやらここに来る人たちは山登りの人だけではなく、釣りやキノコ採りの人が多いようだ。
出発準備をしていたら隣に車をとめた釣師の若者が
「大雲取谷に入るならずっと先の入ってくれ。沢屋が先に入ったら釣りにならない」
と言い出した。
「ずっと先と言っても入渓場所は決めてあるし、その先どこから入れるのかわからない」
と返答すると
「あんたたち山登りの人はただで遊びに来ているんだろう。俺たち釣師は金を払って沢に入るんだ。」
とけんか腰で言い始めた。
まったく失礼なやつだ。川の魚だって組合がお金をかけて養殖、放流しているんだから釣師がお金を払うのは当たり前だろう。俺たちはお金を払わない代わりに何も採ってこないし持ち帰ってこない。話にならないので相手にしないでいたら先に出発してしまった。
確かに渓流の魚は人が通るとその日は警戒して出てこなくなるため釣りにならなくなるという。
富田新道入口に自転車をデポし長沢谷への下り口まで行くとさっきの釣師がいた。今度は神妙な顔をしてたたずんでいる。「別の谷へ行こうかと思っている」と言う。その態度があまりにも可愛そうになって思わず「いいよ。ずっと先から入るよ」と言って、大雲取谷への詳しい入渓場所を聞き釣師に先行することにした。
予定していた入渓場所からかなり先まで歩いて大雲取谷へ下りた。しばらく歩いて大ダワ林道の崩壊地あたりまで行くとすでに別の釣り師が竿を出していた。これでは私が場所を譲ってもこれでは彼は釣れないだろう。
もう、釣り師の話はやめて先へ進むことにしよう。小雲取谷出合までは去年歩いているから難なく楽しく歩くことが出来た。いざ大雲取谷へ入るとまもなく落差はないものの左右が絶壁で巻き道もなさそうな滝に出た。
ルート図によると「左岸の水際をへつって取り付く」と書いてあるが水際に適当な足場がない。しかたなくそのまま釜に入っていくと腰の辺りまで深くなって滝の壁にたどり着いた。速乾性の衣類を着ているから歩いているうちに乾くだろうが、腰から下がびっしょりになってしまった。背が低い人だったら胸まで沈んでしまうだろう。今回一番の難所だった。
次に出てきた6メートルほどの滝は、滝の途中まで登ったもののあと一息の場所がオーバーハング気味になっていて登り切れなかったため、元に戻って右岸に巻き道を探して越えた。
今は花が少ない時期で、花の代わりに色々なキノコが目に付く。キノコの知識がないので写真を撮るだけにしておいたが、下山したときに会ったキノコ採りのおじさんはリュック一杯、天然舞茸を採ってきていた。
大雲取谷一番の落差8メートルの大滝は簡単に左側から登れた。丹沢の水無川F1のような滝で、子供でも登れそうな楽しい滝だった。
大滝を過ぎるともうこれと言った滝はない。単調な沢歩きが続き、やがて沢が倒木でふさがれるようになった。このあたりで右の枝沢に逸れて大ダワ林道へ出ることにした。
林道と言っても昔の登山道のことだが、途中に大崩れがあって何十年も使われていないのでかろうじて踏み跡がある程度らしい。実際、枝沢をよじ登って林道らしき踏み跡にでたが、ここからが大変だった。ところどころで道がなくなり、そのたびに見当を付けて歩いて再び踏み跡に出ること2度3度ではなかった。
思ったより時間を食って正規の登山道に出た時はお昼近くなっていた。沢は順調に登れたのに大ダワ林道ですっかり時間を食ってしまった。
今日は、秋晴れの予報だったのに山はすっきりしない。時々日差しは出るものの稜線にはガスがかかっていた。雲取山山頂は有象無象の人で賑わっているだろうから雲取山荘前のベンチで昼食を食べながら沢登りスタイルから縦走スタイルに変身した。
渓流シューズからランニングシューズに履き替え、人、人、人の山頂を横目に見て、富田新道を軽快に下り、標高二千メートルの雲取山山頂から2時間で自転車をデポした富田新道入口に着いた。
後味の悪い釣師とのやりとりがあったり、大ダワ林道で少々手こずったもの満足感の高い山行が出来た。
出発準備をしていたら隣に車をとめた釣師の若者が
「大雲取谷に入るならずっと先の入ってくれ。沢屋が先に入ったら釣りにならない」
と言い出した。
「ずっと先と言っても入渓場所は決めてあるし、その先どこから入れるのかわからない」
と返答すると
「あんたたち山登りの人はただで遊びに来ているんだろう。俺たち釣師は金を払って沢に入るんだ。」
とけんか腰で言い始めた。
まったく失礼なやつだ。川の魚だって組合がお金をかけて養殖、放流しているんだから釣師がお金を払うのは当たり前だろう。俺たちはお金を払わない代わりに何も採ってこないし持ち帰ってこない。話にならないので相手にしないでいたら先に出発してしまった。
確かに渓流の魚は人が通るとその日は警戒して出てこなくなるため釣りにならなくなるという。
富田新道入口に自転車をデポし長沢谷への下り口まで行くとさっきの釣師がいた。今度は神妙な顔をしてたたずんでいる。「別の谷へ行こうかと思っている」と言う。その態度があまりにも可愛そうになって思わず「いいよ。ずっと先から入るよ」と言って、大雲取谷への詳しい入渓場所を聞き釣師に先行することにした。
予定していた入渓場所からかなり先まで歩いて大雲取谷へ下りた。しばらく歩いて大ダワ林道の崩壊地あたりまで行くとすでに別の釣り師が竿を出していた。これでは私が場所を譲ってもこれでは彼は釣れないだろう。
もう、釣り師の話はやめて先へ進むことにしよう。小雲取谷出合までは去年歩いているから難なく楽しく歩くことが出来た。いざ大雲取谷へ入るとまもなく落差はないものの左右が絶壁で巻き道もなさそうな滝に出た。
ルート図によると「左岸の水際をへつって取り付く」と書いてあるが水際に適当な足場がない。しかたなくそのまま釜に入っていくと腰の辺りまで深くなって滝の壁にたどり着いた。速乾性の衣類を着ているから歩いているうちに乾くだろうが、腰から下がびっしょりになってしまった。背が低い人だったら胸まで沈んでしまうだろう。今回一番の難所だった。
次に出てきた6メートルほどの滝は、滝の途中まで登ったもののあと一息の場所がオーバーハング気味になっていて登り切れなかったため、元に戻って右岸に巻き道を探して越えた。
今は花が少ない時期で、花の代わりに色々なキノコが目に付く。キノコの知識がないので写真を撮るだけにしておいたが、下山したときに会ったキノコ採りのおじさんはリュック一杯、天然舞茸を採ってきていた。
大雲取谷一番の落差8メートルの大滝は簡単に左側から登れた。丹沢の水無川F1のような滝で、子供でも登れそうな楽しい滝だった。
大滝を過ぎるともうこれと言った滝はない。単調な沢歩きが続き、やがて沢が倒木でふさがれるようになった。このあたりで右の枝沢に逸れて大ダワ林道へ出ることにした。
林道と言っても昔の登山道のことだが、途中に大崩れがあって何十年も使われていないのでかろうじて踏み跡がある程度らしい。実際、枝沢をよじ登って林道らしき踏み跡にでたが、ここからが大変だった。ところどころで道がなくなり、そのたびに見当を付けて歩いて再び踏み跡に出ること2度3度ではなかった。
思ったより時間を食って正規の登山道に出た時はお昼近くなっていた。沢は順調に登れたのに大ダワ林道ですっかり時間を食ってしまった。
今日は、秋晴れの予報だったのに山はすっきりしない。時々日差しは出るものの稜線にはガスがかかっていた。雲取山山頂は有象無象の人で賑わっているだろうから雲取山荘前のベンチで昼食を食べながら沢登りスタイルから縦走スタイルに変身した。
渓流シューズからランニングシューズに履き替え、人、人、人の山頂を横目に見て、富田新道を軽快に下り、標高二千メートルの雲取山山頂から2時間で自転車をデポした富田新道入口に着いた。
後味の悪い釣師とのやりとりがあったり、大ダワ林道で少々手こずったもの満足感の高い山行が出来た。
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