北アルプスへ行ってみよう~3度目の正直の鹿島槍


- GPS
- 30:43
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,158m
- 下り
- 2,153m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 4:41
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 12:16
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所、迷い箇所無し |
その他周辺情報 | 薬師の湯 (大町温泉郷) 種池山荘の割引券を使って500円 |
写真
感想
このメンバで北アルプスを企画すると大荒となるジンクスは健在だったが、あの稜線にあこがれて3度目の正直となる鹿島槍へ。
CT×1.2、柏原新道ピストン2泊3日という贅沢なお姫様山行の予定だったが・・・
初日、Jアラートで台風消滅しないかな、などと冗談を言いながら遅めのスタート。柏原新道は整備が行き届いていて、初心者にもやさしい登山道だ。モミジ坂、駅見岬、水平岬、包優岬、アザミ沢など、一里塚のような黄色い標識が次々とあらわれて励まされる。
最後の鉄砲坂はちょっと堪える急な坂。霧の中から種池山荘の赤い屋根が見えたときはほっとした。とりあえずビールや粕汁でそれぞれの疲れをいやす。
テン場は小屋から2分ほどで、きれいに整地されていた。本日は5張でとっても快適。姫たち小屋泊メンバはSW前日ということで1部屋5名。まあまあゆったり泊まることができた。
時間に余裕もあるので爺ヶ岳のほうに少し歩くとすごい絶景が待っていた。
色づきかけた木々の向こうに目的地の爺ヶ岳・鹿島槍。振り返ると針ノ木・蓮華までつづく後立山連峰が見渡せる。そして黒部渓谷を挟んで対峙する立山・剱。幸せすぎて感無量・・・
翌朝は4時ヘッデンスタート。テント泊の夜ははかなり冷え込み、ホカロンも動員したが寒くて何度も目が覚めた。この稜線にしては風は弱めで、歩き出すとすぐに暖かくなる。爺ヶ岳南峰を過ぎる頃に雲海がピンク色に染まった。ご来光は見えなかったが美しい夜明けだった。
爺ヶ岳はすべて巻き道を通過。計画よりも早く冷池山荘に到着し、雲海ベンチで朝ごはん。なんて至福の時だろう。
布引山から鹿島槍南峰まではそれぞれのペースで登る。棒小屋沢へ落ちる谷は草紅葉とトウヤクリンドウに美しく彩られ、この先にある十字峡に思いをはせる。
そらに向かって伸びる登山道を一歩一歩のぼりつめ、ようやく鹿島槍南峰に到着すると、その先にあった景色が一斉に開けた。
キレットを超えて伸びる縦走路の先にどーんと構える五竜。この山はどちらから見ても深くて大きい。その先に唐松と白馬、子蓮華、雪倉、朝日まで続く山並みが日本海まで続いている。目の前に迫る剱、立山の向こうに愛する薬師岳。振り返ると爺ヶ岳のはるか向こうに燕岳と槍の穂先が見えた。ほどよい雲海の上にすべての山がクリアに見渡せる、まさに360度の大絶景があった。
ひとしきり景色を楽しんだ後、後ろ髪を引かれる思いで来た道を戻る。計画よりも2時間ほど早く進んでいるので台風が来る前に下山してしまおう。帰り道、吹きっさらしの冷池のテン場はすべてのテントが撤収されていた。
行きにスルーした爺ヶ岳中峰のピークをとったらダッシュで種池まで下る。みんなには先に降りてもらい速攻テント撤収からのげざーん。
夜からは想定通りの土砂降りとなった。姫たちにはちょいハードになってしまったが、初めての本格的な北アルプス。素敵な思い出ができてよかった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する