南蔵王縦走〜静かな稜線歩き、雲湧き上がる〜


- GPS
- 09:00
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 847m
- 下り
- 852m
コースタイム
7:10 刈田峠南蔵王縦走登山口
8:10 前山
8:35 杉ヶ峰
9:15 芝草平
10:07 屏風岳
10:45 南屏風岳
10:55 お昼休憩
11:15 不忘山を見渡せる場所まで花散策
(一人お昼寝、荷物を預けて二人で移動)
12:05 不忘山(ここから戻る)
13:35 屏風岳
屏風岳〜芝草平の間で30分ほどゆっくり休憩
15:40 杉ヶ峰
16:10 登山口(雷雨)
16:15 駐車場
天候 | 晴れ時々曇りのち雷雨 気温20℃〜24℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ハイライン入口周辺の駐車スペース 10数台駐車可能 (休日は早めに行かないと満車になってしまいます) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は特に危ない個所はありません。 不忘山手前のガレ場が滑りやすく鎖、ロープあり、落石注意。 岩場もほどよく整備されていています。 ゆっくり注意しながら行けば岩場は大丈夫です。 登山ポストは刈田峠近辺には見当たりません。 トイレはエコーライン途中に何箇所か、刈田峠避難小屋にあります。 温泉:遠刈田温泉神の湯 ¥300 石鹸シャンプータオル持参 近くのお店でプレミアムバニラソフトクリーム ¥300(ぎゅっと詰まって濃密でおいしい) |
写真
感想
“養蜂家三人”メンバーで、やっと三度目の正直で実現した南蔵王縦走。
お天気は曇りのち夕方から雨の予報なので
カンカン照りの晴天ではないが稜線歩きには程よいかも、と判断して山行決定。
5:30に待ち合わせして、1台の車に乗り込み東北道村田I.C経由で蔵王エコーラインへ。
仙台市内は曇りだったが遠刈田温泉辺りから青空が見えだし、蔵王刈田峠ではよく晴れている。
朝7時の時点では駐車場には車5台ほど停車。準備体操、装備点検でいざ南蔵王縦走へ。
雲が多く山形側は遠くの山までは見えない。
カッコウの鳴き声もなくウグイスの鳴き声とヒガラ?の仲間などの鳴き声が響くのみ。
稜線歩きにはたまらない涼しい風と眺望。
アオモリトドマツの続くなだらかな山肌、登山道を彩る季節の花、
岩場の隙間に咲くシャジンの袋状の花が風に揺れているのを見ると何とも言えない温かな思いに満たされる。
杉ヶ峰では“霧ヶ峰”の名がふさわしいほどガスに包まれて何も見えなかったが
芝草平近辺ではキンコウカの群生がひときわ目立ち
遠目でも山肌のひときわ明るい黄色の部分はキンコウカに彩られているのがよくわかる。
「なんという眺めでしょう!」「なんという素晴らしい景色!」
という言葉があちこちで出るほど。これが南蔵王だ。
屏風岳〜南屏風岳ではガスがかかったり晴れたりの繰り返し。
水引入道や馬ノ神岳、後烏帽子岳がときおり姿を見せてはまた雲隠れ。
南屏風岳〜不忘山への稜線も同様、この移り変わる自然の営みを見ているだけでもいい。
ウメバチソウやエゾシオガマ、トモエシオガマが咲き始める。
アサギマダラがトウゲブキの花に停まる。
不忘山周辺では花がいっぱい山肌に咲いている。さすが花の不忘山!
ハクサンフウロ、イブキジャコウソウ、ハクサンオミナエシが開花し始め
何よりもイブキトラノオが風に揺れて遠くの山とのコントラストが絶好のバランス。
麓から湧き上がる雲、山を通り越し宮城県側に移るとさらに雲が成長。
冷気と暖気がぶつかって更に厚い雲になって上昇していく。
雷が時折聞こえてくるので、(この頃はまだ下界の方で鳴っていた)
急ぎ足で戻り始めたが、屏風岳と芝草平の間の階段状の岩場で長めに休憩。
し〜とした静かな山。ときどき雷がごろごろと下の方で鳴る。
ホシガラスがアオモリトドマツの実を咥えて飛び立つのが見えたり
姿は見えずともウグイスの鳴き声とモズかヒガラの仲間の鳴き声が聞こえたり。
熊野岳が見えていたと思えばまた雲隠れしいよいよ上の方でも雷がごろごろ騒ぎ始めた。
「あと15分待ってくれ〜!」と願いながらも
登山口手前5分ほどのところで雨がぽつぽつ。そしていきなりざーっと降ってきた。
後烏帽子に薄い虹がかかる。
雨に濡れながら車に入ったとたん、いきなり真上から雷がすごい音をたて更に雨脚激しく…。
夏の風物詩…一瞬でずぶぬれそして雷の迫力。
スコールのような雨が小振りになって、ようやくエコーラインを下って遠刈田温泉へ移動。
熱い温泉と、ソフトクリームとコーラ。
下山後はやっぱりこれですね〜。
欲を言えば、温泉に泊まってゆっくり山の後味(冷えたビールと美味しい料理)を楽しみたかった。
三人で山に行くのもいろんなハプニングや感動を共有できて楽しかった。(*^^)v
今回は顔にたかる虫はほとんどいなくてアブが時々ついてきただけ。
“養蜂家ルック”のネットは使わず。
ヤマレコユーザーさんの紹介による「虫コナーズ」の効果を期待して
ザックにぶら下げたところ、効果は大。これはいいかもしれない、です。
meikenさん こんにちは。
青空と涼風、そしてお花に歓迎された山行ですね
この時期は下界は曇りでも山は青空というパターンが多くて、決断に迷ってしまいます。
一番の強敵は「雷雨」!
トラノオ美しいです。空の青と、山肌の緑とのコントラストがたまりません
去年の今の時期はあまり山に行く事が出来なかった為、今年は訪れる度にその花々の多さ、可憐さに驚かされます。
(ようやく周囲を楽しむ余裕がでてきたのかな?とも思ったりします。)
不忘山、雲製造機?と思うほど時間の移り変わりで雲隠れしたり、あらわれたり、まったくもって気まぐれな山ですね。
また再び南蔵王訪れたくなりました。
今度は屏風経由で。
同じ感動を分かち合える仲間との山時間の記録はワクワク感が伝わってきて、単独の時とはまた違った楽しまれ方をしているなぁと頬がほころびました。
虫コナーズとソフトクリーム情報、思いっきり「ツボ」です
コーラは絶対!
最近我が家では「meikenさん、今週はいずこへ?」と当てっこしてます
こんばんは。keenさん。
天気がイマイチな最近の夏日。下界はとても暑いですね〜。
山上は静かで風が涼しくあっという間に時間が経ってしまいます。
不忘山はいつ行っても素晴らしい花の山
イブキトラノオがあんなに山肌とマッチするなんて新しい発見です。
季節を変えて何度でも行きたくなるルートです。
毎週のように山に行く日々でしたが
お盆で帰省もあり、しばらくは山記録はお預けとなりそうです。
ご夫婦の話題に出していただきありがとうございます。
ma-kuroさん、keenさんの温泉、ソフトクリーム情報も楽しみに見ていますよ。これからもたくさん紹介してくださいね〜
養蜂家の皆さんで南蔵王に行ってらしたんですね
この間私が訪れたときよりも花が多いような気がします
画像を見ていたらまた南蔵王に行きたくなりました
コメントありがとうございます。
mokkedanoさんが行かれた時期のキバナノカワラマツバはもう花期を終えて枯れ始めていました。残念。
お花は次々と変わりますね。
ガンコウランも実をつけていたし
ハイマツもアオモリトドマツ、ゴゼンタチバナなども結実していて季節の移り目を感じます。
ナナカマドの葉っぱが紅葉し始めている木もありました。
雲がもくもく湧き上がって通り過ぎ下の方で雷が鳴っている頃はまだ余裕でしたが
上でごろごろ鳴り始めるともう気持ちは焦りますね〜
天気が安定する初秋の頃はまた違った風景になるんでしょうね〜。
何度でも訪れる価値はあると思います。
南蔵王縦走お疲れ様でした。
芝草平のキンコウカ、輝いておりますね。
木道でゴロンとなって、まったりしたいです。
“養蜂家ルック”は良い響きですね。今年の流行語になりそうですね(笑)
ネットで検索すると、meikenさんのヤマレコがトップに来ますよ。
yamaya7さん、こんばんは。
お盆帰省でしばらくヤマレコから遠ざかっていました。コメントありがとうございます。
南蔵王の稜線歩き、雷雨の心配がない日にまた行きたいな〜と思います。秋の気配の時期にまた違った風景が広がっているかもしれません。
養蜂家ルックの検索、へぇ〜と驚きです。"博士と助手"とどちらが知名度上がるでしょう?
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