鋸岳 〜山梨百名山最難関ルートを制覇〜

2017年10月01日(日) [日帰り]

• GPS: 11:11
• 距離: 20.9km
• 登り: 2,154m
• 下り: 2,154m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:57
• 休憩: 1:54
• 合計: 10:51

5:13 戸台登山口
6:36 6:57 角兵衛沢渡渉点
8:20 8:25 岩小屋
9:40 9:40 角兵衛沢ノ頭
10:01 10:21 鋸岳
10:34 11:01 鹿窓
11:29 11:47 第2高点
12:08 12:08 中ノ川乗越
14:01 14:01 熊穴沢渡渉点
14:14 14:37 角兵衛沢渡渉点
16:02 16:02 戸台登山口
16:04 ゴール地点

天候

晴れ後くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

戸台登山口の無料駐車場を利用。水洗仮設トイレ一基あり。
朝4時半到着時点で10台程度。キャパは数十台くらい。

コース状況／危険箇所等

【戸台登山口〜角兵衛沢渡渉地点】
林道、河原、登山道、河原の順で進みます。河原では渡渉が4か所程度ありました。ポイントを探せば靴を濡らさずに渡ることができましたが、水量や季節によって状況は変わると思います。
【角兵衛沢渡渉地点〜鋸岳（第1高点）】
樹林帯を抜けた後はガレ沢を直登しますが、途中でガレ沢の右側草付きに登山道があるので見逃さないように注意が必要です。ガレを直登もできますが、落石を引き起こす可能性が高いので自粛すべきです。
【第1高点〜第2高点】
鎖場は第1高点から小ギャップ下り上りと大ギャップ下りの3か所です。個人的には小ギャップを上り詰めた先にあるトラバース路へのアクセスが最も危険を感じました。また、道迷いを避けるポイントは大ギャップの鎖降下後にある対岸のルートへ入らず、草付きを下って大岩を巻くようにトラバースすることです。全体的にほぼガレ場、ザレ場で一歩踏み外したら滑落という箇所が多々あります。
【第2高点〜熊ノ穴沢渡渉地点】
中ノ川乗越まではザレ場の下りでとても神経をすり減らします。その先はガレ場で個人的には角兵衛沢よりも歩き易かったです。ただし、樹林帯まで赤テープは皆無なので、ルーファイをしっかりすることが大前提です。

その他周辺情報

さくらの湯（500円、JAF割引50円あり）

写真

10/1 5:16

4:55にスタートしましたが、なぜかいきなりルートと逆方向に進んでしまい、戻って15分遅れで登山口(;^_^A
登山口からルーファイをミスったー(笑)

10/1 5:29

フジアザミ。めっちゃデカいですね。

10/1 5:30

スタート遅れで予定より明るくなり、鋸岳シルエットが撮影できました。

10/1 5:37

最初の渡渉地点。
靴を履いた状態で渡ることができました。

10/1 5:55

堰堤。写真ピンボケ<(_ _)>

10/1 6:41

1時間半歩いて渡渉ポイントに到着。
今日はピーカンです(^^♪

10/1 6:47

tomochiakiはここをジャンプして靴を履いたまま渡りました。

10/1 6:50

eito0123さんはジャンプミスが不安でこちらを渡渉。
靴は履いた状態でしたが濡れずに済んだようです。

10/1 6:51

テント張っている方が数名いました。
もうすでに登山開始しているようです。

10/1 6:56

ケルンに乗ってる鹿の頭蓋骨。
ここからようやく登山開始です。

10/1 7:51

約1時間でガレ場に出ました。

10/1 8:28

ガレ沢の右側の草付きに登山道があります。

10/1 9:37

角兵衛沢のコルまでもう少し('◇')ゞ

10/1 9:37

eito0123さんは最近仕事多忙ですが、ペース落とさず付いてくるところはさすがです。

10/1 9:48

コルより。
中央アルプスかな？

10/1 9:52

御嶽山。

10/1 9:52

八ヶ岳。

10/1 10:01

鋸岳の第1高点と北岳。

10/1 10:02

北岳＆仙丈ヶ岳。

10/1 10:05

ほぼ計画通りの時間に山頂に到着。
山梨百名山67座目PH♪

10/1 10:09

甲斐駒＆北岳。

10/1 10:09

仙丈ヶ岳。

10/1 10:09

八ヶ岳。

10/1 10:09

中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳。

10/1 10:31

しかし今日はここからが本番。
甲斐駒と北岳を眺めながら第2高点へ向け出発。

10/1 10:38

しばらく進むと小ギャップ。
下りと上りに鎖があります。
まずはeito0123さんから降下。

10/1 10:41

そして登り返し。
個人的にはここを登った後のトラバースが最も危険を感じたところです。ビビッて写真撮影を忘れるほど(-_-;)

10/1 10:53

またしばらく進んで鹿窓。
ここに来たかったんです。

ここはtomochiakiが先行。

10/1 11:00

安全な場所に移動したら、後続のeito0123さんも降下。

10/1 11:04

鎖下降後にこのルート最大の道迷いポイント！
降下後はガレ沢対岸に渡らずに草付きを下ります。
レコで事前確認してないと、まず間違えてしまうでしょうね。
tomochiakiヤマレコの有難みを知る(^^♪

10/1 11:10

草付きをしばらく下り、大岩が見えたら対岸に渡り、大岩を巻くようにトラバースします。

10/1 11:17

大岩を巻いた後、ガレを直登すると対岸に赤テープが見えるのでここで右に入ります。

10/1 11:22

ここまで来てようやくホッと一息。

10/1 11:38

後は気合で登り詰めるだけです。

10/1 11:40

念願の第2高点をget♪

10/1 11:43

第2高点から第1高点。

10/1 11:56

中ノ川乗越。
ここからはひたすら下るのみです。

10/1 12:00

赤テープがある方面に熊ノ穴沢です。
ここから下っていきます。

10/1 12:12

まずはガレ場を降ります。
個人的には角兵衛沢より歩きやすいと感じました。
ただし、樹林帯まで赤テープは皆無でした。

10/1 12:22

eito0123さんはここの景色が気に入ったようです。
仙丈ヶ岳がドーンですからね。

ついでにtomochiakiも撮影してもらいました。

10/1 12:44

ようやく赤テープを発見！

10/1 14:02

このキノコ、ちょっと気持ち悪いかな。

10/1 14:06

熊ノ穴沢の渡渉ポイント。
ちょっと厳しいので少し下流へ。

10/1 14:10

tomochiakiはここを渡渉。
例のごとく靴を履いたままジャンプで渡渉です。

10/1 14:18

eito0123さんは角兵衛沢まで下ってから靴を脱いで渡渉。
これをやりたかったみたい(笑)

10/1 16:08

登山口に戻ってきました。
条件悪ったり油断すると滑落の危険があります。
誇大表示ではないことは確か。

10/1 16:08

これも過去レコでよく見るやつですね。
朝は暗くて撮影できなかったので一応ここで撮影。

10/1 16:08

早朝10台程度あった車も4台に。

撮影機器：

IXY DIGITAL 920 IS CANON

装備

個人装備

Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル カメラ ヘルメット

共同装備

ガスカートリッジ コッヘル ライター ツェルト ナイフ

感想

tomochiaki

甲斐駒から鋸岳の縦走路は山梨百名山の最難関グレードです。
今回はその一部にして核心部の第1高点から第2高点へのルートを含む周回としました。山梨百名山だけなら第1高点だけ踏めばカウントされますが、第2高点まで行かなければ折角苦労して登った甲斐がないと思い計画しました。
ソロでも登れる自信はあったものの、やはりリスクを減らしたいという思いも強く、信頼できる山友のeito0123さんをお誘いして挑みました。
ところがイキナリ登山口から反対方向に歩いてしまうボーンヘッドをやらかし、先が思いやられる山行となりましたが、何とか無事下山できて良かったです。
あくまで個人的な見解ですが、先日登ったジャンダルム経由の奥西縦走より、こちらのルートの方が総合的に難易度が高いと感じました。人も少なく、ルーファイも必要で、かつ落石不可避で、ある程度経験を積んだ一般登山者が歩けるギリギリのラインかなと思います。
山梨百名山も67座となり、残るは難易度の低い山ばかり。来年には100座達成できると良いな〜

コメント

ヨッシー🦕

お天気に恵まれましたね〜
tomochiakiさん、お久しぶりです。
コメが遅くなりゴメンなさい。
山百ビッグ４のひとつ鋸岳登頂と鹿ノ窓通過お疲れ様です。
お天気に恵まれ、秋の鋸岳を堪能できたようで羨ましいです。
またどこかの山でお会いできたらうれしいです。

tomochiaki

Re: お天気に恵まれましたね〜
コメントありがとうございます。
鋸岳はたくさんの方々の過去レコを参考にさせていただきました。
もちろんその中にYosshiTさんのレコもありました。
このルートを小学生と一緒に登ったというのはYosshiTさんくらいじゃないでしょうか(;^_^A
そう思うくらい難しい山でしたが、その分達成感は最高級でした。
またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。