出羽三山掛け。羽黒山→月山→湯殿山神社
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- GPS
- 42:33
- 距離
- 33.0km
- 登り
- 2,087m
- 下り
- 1,308m
コースタイム
- 山行
- 1:52
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 3:04
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 8:53
天候 | 1日:晴れ 2日:高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
湯殿山⇔羽黒山シャトルバス情報:湯殿山開山期間中6/3から10/29までの土日祝 http://www.shonaikotsu.jp/tourism/shuttlebus.html 湯殿山レストハウス→いでは文化記念館前(隋神門近く)1500円 10:35発 → 11:29着(羽黒山頂11:40着) 13:30発 → 14:24着(羽黒山頂14:35着) なお、シャトルバスのバス停は、湯殿山神社奥の院へ行くシャトルバスと場所が異なる。奥の院行きのバス停から駐車場の対角線上の反対隅(レストハウス駐車場の入り口左側)。なぜかクラブツーリズムのバスで運行されていた 湯殿山有料道路はこの時期、ゲートオープンが8:15、下山閉鎖が16:40、 通行料400円 http://www.shonaikotsu.jp/tourism/toll_yudono.html レストハウス駐車場手前の登山者専用Pに駐車。この時期は月山の小屋営業が終了しているため、登山者用Pに夜も駐車する場合は、レストハウスの庄内バス案内所にその旨を伝えておく。閉鎖時間になっても登山者Pに車があると、捜索活動が行われる可能性あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
<羽黒山> 隋神門から羽黒山: 観光客が歩く参道を進む。2446段の石段を登るコースで、樹齢300年を超える杉並木の間を進む。侮る勿れ、汗びっしょりになって登った 羽黒山から月山ビジターセンター: 羽黒山裏手の駐車場にある土産物屋を通り過ぎた左手に登山道の入り口がある。石畳から木道、そして何もない泥濘気味の道へと変わる。スリップに要注意。車道に下りたら左手に進む <月山> 月山ビジターセンターから8合目駐車場:舗装道路を歩くので、土日祝は車に要注意。地図によっては、東北自然歩道なるものが車道と交差しながら存在するが、実態は荒れていて藪漕ぎっぽい。ここは車道を進んだ方が明快 8合目(弥陀ヶ原)から山頂: 登山道は明瞭。木道を進んで御田原参篭所に進む。その後は石が敷かれている。特に危険個所はない 山頂から姥ケ岳/湯殿山神社分岐: 岩や石の上を歩いて下るので、雨の日はスリップ注意。捻挫や怪我のもと <湯殿山神社> 湯殿山神社への分岐から湯殿山神社(奥の院): 姥ケ岳を右にトラバースして進む。静かな登山道。月光坂は梯子がいくつもあり、その後は樹林帯の中を濡れた岩や石の道を下る。苔も生えておりスリップに要注意 奥の院からレストハウス: 舗装された車道を下る。下りは15分程度 |
その他周辺情報 | 出羽三山公式HP http://www.dewasanzan.jp/ 出羽三山巡礼巡り http://www.mokkedano.net/course/17 湯殿山参篭所 日帰り温泉:AM9:00〜PM 3:00、500円 ご神湯は湯船のみ。別の風呂はシャワー、石鹸、シャンプーあり http://www.dewasanzan.jp/publics/index/77/ |
写真
感想
昨年秋に計画して実行できなかった出羽三山掛け。mfaysalさんがやっていたのを参考に計画した。昨年は湯殿山から路線バスで鶴岡へ行き、そこでバスを乗り換え羽黒山へ向かうしかなかった。今シーズンはこの路線バスが廃止されてしまったが、土日祝のみ湯殿山から羽黒山への直行シャトルバスが運行されるようになった
月山といえば、芥川賞を取った森敦の「月山」や、直木賞を受賞した熊谷達也の「邂逅の森」を思い出す。どちらも月山周辺を舞台にした作品だ。「月山」の独特の静寂観や「邂逅の森」が描くマタギの生活は特に興味深い小説だった
二つの小説には、肘折温泉から眺めた雪の月山が、あたかも山の端から登る月のように見えることから「月山」と名付けられたと書かれている。ぜひ一度、真冬に肘折温泉から眺めてみたいものだ
観光客や一般の登山者は、月山ビジターセンターから211号線で8合目の弥陀ヶ原の下の駐車場までアクセスする。車で約45分の道のりだ。今回はヘッデンを付けて朝の4時半に宿を出て歩き始めた(最近こういうパターンが続いている)
車道を歩き通すこと3時間45分。並行して所々登山道らしきものがあるが、荒れていて歩く気にならない。平日早朝なので車の数も少なく、風が吹き抜ける車道歩きも悪くない。風の通らない樹林帯の荒れた道を行くよりずっと快適だ
月山麓から湯殿山神社まで、2日目は約30キロの行程だが、秋風の中、高度とともに変化する紅葉を眺めながら歩く行程は、気持ちが良かった。一方、湯殿山神社(奥の院)に下りる月光坂は、名前のイメージと違って湿気の多い樹林帯の中を下る道で、石は濡れており苔も生えていてとても滑りやすい。最後は沢の支流が登山道を流れる
汗ぐっしょりになりながら下りてきたので、沢で汗をぬぐって奥の院へ向かった。とても冷たい水で気持ちよかった。奥の院でご祈祷を受けたのち、湯殿山参篭所まで下って、再びご神湯と温泉に浸かった。温泉から出ると雨がぱらつき始めた。朝の出立を1時間早めて正解だった
生まれ変わりの旅とも呼ばれる出羽三山掛け。還暦に達し、新たに生まれ変わることができますように・・・
間もなく生活の拠点を中部に移すので、東北の山にはなかなか来られないと思う。やり残していた計画を実行でき感謝感謝である。最後に、月山8合目に向かう車道歩きで、「乗っていきますか」とお声がけしていただいた方々にお礼申し上げます
コメント
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私も美濃の国出身です。学生時代を仙台で過ごし東北の名峰をいくつか登りました。羽黒三山もそれぞれ単独ですが全て行きました。三河の国で社会人となりしばらく山から遠ざかっていましたが20年ぶりに再会しすっかり入れ込んでいます。3年前、羽黒山の山伏修行(秋の峰入)に入った際、先輩修験者から「三山掛けをやるから一緒にどうだ」とお誘い頂きましたが都合が会わず残念ながら辞退申し上げましたが、今回Pinballさんのレコを見て「いつかは」と思うようになりました。
watawakoさん、初めまして
東北は魅力的な山が多く、もっともっと出かけたいのですが、近々地元の尾張に戻るので、どうやら今回をもってしばらく足が遠のきそうです
地の利を生かして、飛騨や奥美濃の山に出かけることが多くなりそうです
watawakoさんの山域にお邪魔しますので、お会いした際にはよろしくお願いします
出羽三山掛け、車が2台あると山行計画の自由度が増しますね
ぜひとも懐かしの山々にご再訪ください
出羽三山の縦走、お疲れ様でした。
三山神社は風情がありますね。
神社仏閣は好きなので、行ってみたいと思いました。
また、道中もよさそうですね。
せっかくなので、三山をちゃんと足で歩くのがいいんだろうなと感じました。
紅葉もきれいで、いい時期だったんでしょうね。
尾張に移るとのこと、北&中央アルプスが若干近くなるでしょうし、近畿の山が身近になりますね。
近畿の山のレコも楽しみにしています。
三山掛け、夏はダメですね。暑くて暑くて
歩くならやはり秋でしょうね。羽黒山とか低山ですし、風が通りません
残雪期なんかも魅力的ですね。除雪の関係で姥沢のスキー場側から登る人が多いのですが、歩く覚悟があれば、1合目からでもいいかもです。ただし、211号線にはゲートが何カ所かあったので、除雪前は閉鎖されていると思います。柵を乗り越えて進むことになるのでしょうか
引っ越す前にもう一回ぐらい関東周辺で行けたらいいなと思っています
Pinballさん
羽黒山から月山縦走、計画されていた山行ですね。
東北の紅葉、キレイですね。
あれ、名古屋に行かれますか?
赤城や谷川の冬山でバッタリ再会を期待していましたが
中部山岳が近くなって羨ましいです。
埼玉に自宅があるので引っ越しはできませんが、いつか八ヶ岳に別荘を、夢のまた夢です
紅葉のピーク過ぎてもいいので、もう一回、引っ越す前に谷川に行けないかと画策しています
天候と野暮用の巡りあわせですかね
家族はこちらに残りますので、たまには赤城や谷川を訪れることもあろうかと思います
八ヶ岳の別荘、いいですね
私はできれば終の棲家を八ヶ岳の麓にと思っています
私も夢のまた夢です
堰を切ったように温めてたプラン遂行されてますね。
フォローさせて頂いたるPinball_1957さんと同じ年代の女性の方も百名山達成されましたし。
私が同じ齢になった時にそこまでの情熱があるかどうか…。
今はむさぼるように南アルプス歩いてますが齢とともに好みの山も変わっていくのでしょうか?
東北の山、いずれは飯豊山、鳥海山を皮切りに旅行と組み合わせて行ってみたいものです。
黒戸では絶滅しましたが修験者がいるような山、熊野とかも歩いてみたいと思ってます。
素晴らしい情熱です
なかなか南プスにそこまで打ち込める人はいません
年を取るとこだわりがなくなるというか、移り気になるというか、あちらこちらに手を出したくなるようです
でも百名山は難しいかな?
北海道の熊が怖いです
今回の月山も熊除けスプレーを腰にぶら下げていったくらいですから
「邂逅の森」のイメージに影響されすぎたかも・・
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