劔岳〜雄山〜五色ヶ原
- GPS
- 72:00
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 3,145m
- 下り
- 3,142m
コースタイム
(2日目)4:30剱沢キャンプ場〜6:00前剱〜7:10劔岳7:40〜8:40前剱〜11:00剱沢キャンプ場11:30〜13:20雷鳥沢キャンプ場
(3日目)5:00雷鳥沢キャンプ場〜7:30雄山7:50〜9:05龍王岳の分岐〜10:45獅子岳11:30〜12:50五色ヶ原山荘〜13:15五色ヶ原キャンプ場
(4日目)4:20五色ヶ原キャンプ場〜6:10獅子岳〜7:50龍王岳の分岐〜9:00立山室堂〜11:15扇沢
天候 | (12日)晴れのち曇り (13日)曇り時々晴れ (14日)晴れのち曇り (15日)晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.alpen-route.com/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・カニのタテバイ・ヨコバイは要注意! (腕力だけでは困難) ・雄山から一の越山荘への下りは落石注意 ・獅子岳からザラ峠への下りも落石注意 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今年の夏休みは、あの「劔岳」へ。
ついでに、前から憧れていた五色ヶ原にも行っちゃう欲張りなコース設定。
計画通りに歩ければ、きっと充実した山行に…
初日。扇沢からのスタート。
始発が7:30なので、ちょっと早めに6:30にチケット売り場に行こうと計画…
6:00前には登山客や一般の観光客がぞろぞろとチケット売り場の方へ…
慌てて朝ごはんを腹に詰め込み、長い行列に並ぶ。
なんとか始発に間に合い一安心。。。
トロリーバス・ケーブルカー・ロープウェイ等を乗り継ぎ室堂へ。
室堂周辺は、富山側からのバスが既に到着していることもあり、
いろんな目的の人達で賑わっている。…で、出発!
初日はスタートも遅いので、剱沢までの短いコース。
乗り物が長かったせいか、異様に体が疲れていつものように歩けない…バテた。
それでも、地獄谷やミクリガ池など、変化に富んだ風景を楽しんで歩く。
剣沢のキャンプ場では、劔岳をテントから望める好ポジションをゲット!
キャンプ場の管理所前に掲示されている、最近の山岳事故情報を見て気を引き締め、
翌日に備えてノンビリと過ごす。
2日目。鎖場での渋滞を避けたいので、サッサと出発。
どんよりとした天気で薄暗い中、異様な雰囲気の劔岳に向かう…
前剱まではそんなに難しい箇所もなく、順調に進む。
そこから、徐々に危険な鎖場が表れ…
出た!「カニのタテバイ」!
自分が想像していたよりは高いかな…相方は大丈夫か?
付けられた鎖がしっかりしているため、自分はホイホイと先に。
後ろから慎重に、且つ力強く登る相方を見て一安心。
「先月の不帰ノ嶮より怖かった」
と、さすがに危険を感じていたようだった。
タテバイをクリアできれば、後は急なのぼりを詰めるだけ。
ついに頂上に到着!
到着すると、徐々に雲が晴れて青空が!!
今日は相方の誕生日。
きっと山の神様もお祝いしてくれたんだろう…なんて、勝手に想像。
しばし剣の頂で時間を過ごし、山頂の社で下山の無事を祈願。
下山を始めると、ブロッケンが連発!
しかも超クッキリ!いやぁ…イイものが見れた。
そして「カニのヨコバイ」!
足元が見えにくいため、相方はかなり慎重に…何とかクリア!
その後は順調に下って、昼前にはテント場に到着。
予定よりも早く帰って来れたので雷鳥沢にテントを移すことに。
この2時間で、明日の行程がずいぶん楽になる。よかった。
3日目。まずは雄山に。
早朝は足も軽く、順調に登る。
雄山への登りは急だったが、あっという間に頂上へ。
参拝料500円が勿体無くて、鳥居前での安全祈願。
快晴で最高の展望。この日の目的地「五色ヶ原」もバッチリ。
姪・甥へのお土産を購入して、出発。
ここから、龍王・鬼・獅子という物騒な名前の山を超えていく。
名前に相応しい、急で険しいアップダウンが連続する。
「翌日の朝に、ここを歩くのか…」
と、少しゲンナリ。。。
獅子岳からの急な下りを終え、少し登り返すと広大な五色ヶ原へ!
憧れの五色ヶ原は、広くて静か…
これまでの騒々しい山旅が一転して、山にいる実感に包まれる。。。
広い草原を吹き抜ける肌寒い風に、夏の暑さと喧騒を忘れて「ぼー」っとする。
テント場のお隣さんからパンとジャムをもらい、幸せな気分に。
夕飯後には、ブラブラと散歩。
テント場から少し歩くと、西陽を浴びた大草原がキラキラと輝き、
最高の景色を見せてくれる。
無計画でおしゃべり好きな、面白いお兄さん
1人でロングトレイルに挑む、松本の女の子
パンをくれた、元気で早口な、富山弁のお姉さん…
時間を忘れて草原の真ん中で話し込む。
みんな山が好きなんだなぁ…
最終日。足早に室堂へ。
何とか混雑する前に帰ろうと、先を急ぐ。
予定よりも早いペースで、順調に進む。
龍王岳を過ぎた辺りの分岐点で、最後の五色ヶ原の姿を目に焼き付ける。
この旅が終わってしまう何とも言えない寂しさを感じる…
こんなに名残惜しい感覚は、久し振りかな…
サングラスを落として、取りに引き返したりと、時間と体力の無駄遣いしながら、
人混みの室堂へ到着し、一気に現実に引き戻される。
あとは、乗り物を乗り継いで扇沢へ…
スリル・迫力・活気・静寂・出会・感動…
すべての要素が詰まった、最高の山旅だった。
そして何より、出会った人と無事に帰って来れたことに感謝。
次はどこに行こうかな…
最後に、HAPPY BIRTHDAY AKKO !
こんにちは。
足元みえないヨコバイは怖いですよね?
龍王と鬼と獅子は1つ1つが綺麗な形で、雄大ですね。
見てる分にはよいですが、登るのは・・・
いやぁ〜、五色ヶ原から室堂までの朝一トレイルはなかなかのアップダウンでした
おっしゃる通り、龍王・鬼・獅子の3連山は、非常にカッコイイ山だと思います
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