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Yamareco

記録ID: 1291250
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山

マッカリヌプリの神に迎え入れられた新雪の後方羊蹄山(しりべしやま)

2017年10月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
e351spAz その他4人
GPS
06:35
距離
11.5km
登り
1,545m
下り
1,545m

コースタイム

日帰り
山行
6:00
休憩
0:35
合計
6:35
9:35
85
11:00
11:10
70
13:05
13:20
70
14:30
14:40
90
16:10
0
16:10
ゴール地点
天候 曇ときどき晴ときどき小雪
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
―前日―
成田空港09:15(バニラエアJW907)
新千歳空港11:00
 レンタカー移動
(ニセコ泊)
―当日―
 レンタカー移動
(洞爺湖泊)
―翌日―
 レンタカー移動
函館空港15:05(バニラエアJW954)
成田空港16:45
国内線初めてのLCCで成田空港第3ターミナルから北海道へ。
2017年10月14日 08:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/14 8:27
国内線初めてのLCCで成田空港第3ターミナルから北海道へ。
十和田湖の周りが赤く染まっている。
2017年10月14日 10:15撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/14 10:15
十和田湖の周りが赤く染まっている。
北海道駒ヶ岳のお出迎え。
2017年10月14日 10:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/14 10:24
北海道駒ヶ岳のお出迎え。
洞爺湖の向こうの羊蹄山は頭が雪で白くなっていてちょっと心配。
2017年10月14日 10:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/14 10:34
洞爺湖の向こうの羊蹄山は頭が雪で白くなっていてちょっと心配。
初日は、サッポロビール博物館などを観光。
2017年10月14日 12:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/14 12:43
初日は、サッポロビール博物館などを観光。
登山当日。昨日夕方からの雨は上がったが、頭は雲から出たり隠れたり。
2017年10月15日 08:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 8:55
登山当日。昨日夕方からの雨は上がったが、頭は雲から出たり隠れたり。
俱知安登山口から見えた羊蹄山の頭は雪で真っ白。
2017年10月15日 09:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 9:32
俱知安登山口から見えた羊蹄山の頭は雪で真っ白。
かわいい看板のある登山口から登山開始。
2017年10月15日 09:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 9:35
かわいい看板のある登山口から登山開始。
けっこう倒木がある。
2017年10月15日 09:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 9:49
けっこう倒木がある。
山頂は雪なのかなぁという感じ。気温も思ったより低くない。
2017年10月15日 10:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 10:20
山頂は雪なのかなぁという感じ。気温も思ったより低くない。
昨年登ったニセコアンヌプリが目の前に見える。
2017年10月15日 10:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 10:27
昨年登ったニセコアンヌプリが目の前に見える。
6合目を超えると雪が出てきた。
2017年10月15日 11:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 11:39
6合目を超えると雪が出てきた。
どんどん雪景色になっていく。
2017年10月15日 12:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:01
どんどん雪景色になっていく。
向こう側の山に雪がないのが不思議な感じだ。
2017年10月15日 12:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 12:02
向こう側の山に雪がないのが不思議な感じだ。
積雪はそんなに深くない。
2017年10月15日 12:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:07
積雪はそんなに深くない。
昨日降ったばかりの新雪のようだ。
2017年10月15日 12:09撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:09
昨日降ったばかりの新雪のようだ。
9合目で樹林帯から出る。
2017年10月15日 12:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:23
9合目で樹林帯から出る。
ちょうど青空が出てきて、樹氷がきらきらと光る。
2017年10月15日 12:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:25
ちょうど青空が出てきて、樹氷がきらきらと光る。
陽が当たる美しい樹氷。
2017年10月15日 12:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:25
陽が当たる美しい樹氷。
樹林帯を抜けるところで天候が安定していて良かった。
2017年10月15日 12:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:28
樹林帯を抜けるところで天候が安定していて良かった。
マッカリヌプリの神は我々を迎え入れてくれたようだ。
2017年10月15日 12:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:31
マッカリヌプリの神は我々を迎え入れてくれたようだ。
火口壁もナイフリッジになっていなかったのでつぼ足で歩ける。
2017年10月15日 12:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:44
火口壁もナイフリッジになっていなかったのでつぼ足で歩ける。
雪化粧された火口。
2017年10月15日 12:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 12:44
雪化粧された火口。
火口壁を山頂へと向かう。
2017年10月15日 12:44撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 12:44
火口壁を山頂へと向かう。
標識もこんな感じになっている。
2017年10月15日 12:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:48
標識もこんな感じになっている。
時折雲にまかれる。
2017年10月15日 12:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:51
時折雲にまかれる。
そして雲は流れていく。
2017年10月15日 12:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 12:52
そして雲は流れていく。
風があるので猛烈に寒い。
2017年10月15日 12:59撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 12:59
風があるので猛烈に寒い。
もう一枚着込んだところで山頂が見えた。
2017年10月15日 13:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 13:01
もう一枚着込んだところで山頂が見えた。
2017年10月15日 13:09撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 13:09
下りは慎重に。
2017年10月15日 13:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:17
下りは慎重に。
来た道を戻る。
2017年10月15日 13:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:19
来た道を戻る。
雄大な火口。
2017年10月15日 13:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 13:19
雄大な火口。
寒いけれど、
2017年10月15日 13:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:19
寒いけれど、
この景色が見られてよかった。
2017年10月15日 13:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:21
この景色が見られてよかった。
町に陽が当たる。
2017年10月15日 13:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:25
町に陽が当たる。
雪化粧された父釜の横の
2017年10月15日 13:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:28
雪化粧された父釜の横の
雪原となった火口壁。
2017年10月15日 13:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:28
雪原となった火口壁。
火口を眺める。
2017年10月15日 13:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 13:31
火口を眺める。
本当は一周したかったが、安全性を考慮して来た道を戻ってきた。
2017年10月15日 13:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 13:35
本当は一周したかったが、安全性を考慮して来た道を戻ってきた。
雪のない下界を見下ろす。
2017年10月15日 13:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 13:41
雪のない下界を見下ろす。
ニセコアンヌプリと陽の当たる俱知安の町。
2017年10月15日 13:53撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 13:53
ニセコアンヌプリと陽の当たる俱知安の町。
あっという間に雪のない世界。
2017年10月15日 15:16撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 15:16
あっという間に雪のない世界。
紅葉もまだまだ見頃。
2017年10月15日 15:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 15:28
紅葉もまだまだ見頃。
エゾイタヤの黄色い世界に帰ってきた。
2017年10月15日 16:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 16:04
エゾイタヤの黄色い世界に帰ってきた。
山頂が夕陽に輝く。
2017年10月15日 16:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 16:19
山頂が夕陽に輝く。
マッカリヌプリに感謝。
2017年10月15日 16:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/15 16:28
マッカリヌプリに感謝。
山頂に当たる陽が雲に映えて。
2017年10月15日 16:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/15 16:34
山頂に当たる陽が雲に映えて。
翌日、北海道駒ヶ岳6合目登山口。
2017年10月16日 11:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/16 11:02
翌日、北海道駒ヶ岳6合目登山口。
大沼を見下ろす。
2017年10月16日 11:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10/16 11:34
大沼を見下ろす。
時間がなく山頂まで行けなかったのでまた来ます。
2017年10月16日 11:45撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING CO
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10/16 11:45
時間がなく山頂まで行けなかったのでまた来ます。
函館空港から飛び立ち、北海道駒ヶ岳に見送られる。
2017年10月16日 15:21撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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10/16 15:21
函館空港から飛び立ち、北海道駒ヶ岳に見送られる。

感想

10/14-16で昨年7月に時間がなくて登れなかった(↓)羊蹄山に登る企画に参加した。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-918572.html
その時は向かい側のニセコアンヌプリから羊蹄山を遥拝したのだが、この羊蹄山は正確には後方羊蹄山(しりべしやま)であり、アイヌ語ではマッカリヌプリというとのことで、マッカリヌプリと呼んだ方が北海道の名峰という感じがする。
国内線では初めてLCCを利用したのだが、成田空港まで行く手間さえ我慢すれば予約した6月の時点で新千歳空港まで7000円程度だった。
今回羊蹄山は山頂付近が雪の可能性が出てきていて軽アイゼンを持っていくか迷ったが、飛行機の場合アイゼンは預け荷物になる。
LCCの場合預け荷物があると金額がアップしてくるため他のメンバーは持って行かないとのことで、もしアイゼンが必要な感じだったら引き返すというスタンスで行くことになった。

初日の14日、秋雨前線の停滞する関東〜南東北を抜けると雲が切れ、飛行機の窓からは八郎潟の東側の森吉山〜八幡平あたりが妙に赤くなっているのが見えてきた。
最初は光の加減かなと思っていたのだが、よく見るとそれは東北の山々がちょうど紅葉の最盛期を迎えている姿だった。
十和田湖上空まで来ると雲がなくなり、十和田湖の周囲の山々が赤く染まっているのをはっきりと見ることができた。
津軽海峡を越えると渡島半島の先端に小さく函館山が見え、その近くに明後日に登る予定の北海道駒ヶ岳の2つのピークが尖っているのが見える。
いよいよ北海道に来たという感動的な瞬間である。
そして洞爺湖の向こうに羊蹄山が現れたのだが、案の定山頂部は雪で白くなっているようだった。
この日はサッポロビール博物館や小樽の観光をした後ニセコに宿泊。
そして翌日15日はいよいよ羊蹄山の登山の日だ。

前日夕方から降り始めた雨は止んでいたが、宿から見える羊蹄山の山頂は雲から出たり入ったりという状況だった。
ただ天気は良くなる方向のようなので、登っているうちによくなっていくことを祈るしかない。
比羅夫コース(倶知安コース)の登山口に到着すると羊蹄山の山頂が見えたのだが、思ったより白くなっているようで、これは山頂まで行けないかもしれないと思う。
登り始めは色付いたエゾイタヤで黄色く染まった道を行く。
他の登山者とは全然すれ違わず、6合目を過ぎた頃になると山頂方向から下りてきた人と数人すれ違う。
その内のひとりに話を聞いてみると、8合目より上は完全に雪が積もっていて夏装備では無理そうだったので引き返して来たとのことだった。
これはいよいよ山頂は絶望的かなと思っていたのだが、雪が現れてもそれは昨日降ったばかりの新雪なのだろう、凍ってはいないので滑ることはなさそうだった。
積雪も深くないので、アイゼンなしでもなんとかなりそうな感じで、他のメンバー曰く「引き返す決定的な理由がなかった」ので進んでいった。
周囲は雪景色なのに、向かいのニセコアンヌプリや下界の平野に雪がないのが不思議な感じがする。

9合目に至ると樹林帯から出て周囲はハイマツ帯に。
ハイマツには樹氷がびっしりとついている。
ここで風が強かったら装備的に厳しかったかもしれないが、後方羊蹄山(しりべしやま)―マッカリヌプリの神は我々を迎え入れてくれたようで、ときおり陽が射すほどに天気が好転してきた。
陽に照らされて樹氷の間から見えるマッカリヌプリは神々しく白く光っていた。
この幻想的な景色を見てしまったからだろうか、ただ無心に山頂へと引き込まれていくように進んでいった。
火口壁まで到着し、そこから山頂までは火口壁を歩くことになる。
ナイフリッジのようになっているとさすがにつぼ足で歩いていくのは危険かなと思っていたのだが、火口壁は思っていたよりもなだらかだったので、つぼ足で歩いて行くことができた。
ときおり雲に覆われ風が吹くと猛烈な寒さに襲われたが、全体的には天候が安定していたので山頂までたどり着くことができた。
雲が多かったので遠望は利かなかったが、目の前に広がる雪化粧された中央火口である父釜はとても美しく、この時期に登ってきてよかったなと思う。
今回は運よくアイゼンなしでも危険なく登山ができたことに感謝し、やはりこの時期の北海道の登山は軽アイゼンは必須であることは痛感した。
下りは行きに比べてスピードが出るので、あの雪景色が嘘であったかのようにあっという間にエゾイタヤの黄色い世界に戻っていた。

その夜は洞爺湖温泉に宿泊。
温泉に浸かると、寒風に曝された顔がピリピリとする。
翌日16日は北海道駒ヶ岳に登る予定だったが、洞爺湖温泉から登山口までかなり時間がかかり、山頂まで登る時間がなくなってしまった。
LCCのお陰で金銭的にも近くなった北海道なので、北海道駒ヶ岳にはまた近々登りに来ようと思った。

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無雪期ピークハント/縦走 支笏・洞爺 [日帰り]
後方羊蹄山 倶知安ルート
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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