ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1292523
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

紅葉☆孤高のブナ〜中倉山・沢入山

2017年10月26日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:15
距離
15.6km
登り
1,137m
下り
1,140m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:53
休憩
0:23
合計
6:16
9:44
128
スタート地点
11:52
11:52
59
12:51
13:13
37
13:50
13:51
42
14:33
14:33
87
16:00
ゴール地点
天候 超快晴
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道122号線「田元」交差点から、間藤駅のほうへ。
行き止まりのゲートの手前に、銅親水公園。

▼銅親水公園駐車場
 無料、舗装、24時間出入り自由、20台程度。
 ポストは坂を上がったところ。
 トイレは、200mくらい手前の駐車場に併設。
 水洗。水道あり。TPあり。12月から3月は冬季閉鎖。
コース状況/
危険箇所等
登りで使ってる尾根は、バリエーションルートです。
整備された登山道ではありません。
両側が崖なトコロや痩せた岩稜の通過もあります。
中倉山から先、沢入山までは、稜線上を行くので、道迷いの心配はありませんが、ところどころ岩稜帯の通過あり。
巻くかそのまま通過するかはお好みで。
沢入山からオロ山は、踏み跡が見え隠れし、獣道が錯綜します。
オロ山は眺望ほぼないので、楽しめるのは沢入山までって感じです。

※足尾砂防ダムの近くにある水道橋は立ち入り禁止です。
 水道橋に柵が設置してあって、入れないようになってます。

※地図上のログが、あらぬ方向に行ってるのは、道間違いでなくて、
 単に寄り道したためです。
その他周辺情報 ▼温泉
 ○国民宿舎かじか荘
  ¥610 10.30-20.00
  栃木県日光市足尾町5488 0288-93-3420
  http://www.kokumin-shukusha.or.jp/annai/ken/totigi/209041.html
道の駅富弘美術館からの草木湖。湖底には何が沈んでいるだろ
2017年10月26日 08:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
10/26 8:21
道の駅富弘美術館からの草木湖。湖底には何が沈んでいるだろ
間藤駅って、まだ現役?
2017年10月26日 08:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 8:44
間藤駅って、まだ現役?
間藤駅前にある公衆トイレ。脇に3台分の駐車スペースあり
2017年10月26日 08:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/26 8:44
間藤駅前にある公衆トイレ。脇に3台分の駐車スペースあり
いきなり龍蔵寺。ここには、明治時代に足尾精錬所から垂れ流され続けた亜硫酸ガスにより、強制廃村となった旧松木村の無縁仏を塔のように積み上げた無縁石塔があります
2017年10月26日 08:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9
10/26 8:51
いきなり龍蔵寺。ここには、明治時代に足尾精錬所から垂れ流され続けた亜硫酸ガスにより、強制廃村となった旧松木村の無縁仏を塔のように積み上げた無縁石塔があります
ちょいとばかり、趣向を変えてモノクロで。無縁石塔の後方には、負のシンボルとも言うべき、足尾精錬所跡の煙突が空高くそびえていた。無縁仏たちが、まるで煙突を見据えているかのようだ
2017年10月26日 08:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
15
10/26 8:54
ちょいとばかり、趣向を変えてモノクロで。無縁石塔の後方には、負のシンボルとも言うべき、足尾精錬所跡の煙突が空高くそびえていた。無縁仏たちが、まるで煙突を見据えているかのようだ
これ。足尾精錬所跡の煙突遺構。もっと、間近で見たいもんだな。近寄れないのかな。足蹴りしちゃうかもしれないから、近寄れないほうがいいかな
2017年10月26日 08:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 8:57
これ。足尾精錬所跡の煙突遺構。もっと、間近で見たいもんだな。近寄れないのかな。足蹴りしちゃうかもしれないから、近寄れないほうがいいかな
明治政府打倒を企てた(?)大忍坊と桜正坊のお墓。没落した士族を救おうと奔走したらしいけども、その不平士族の中に、明治政府打倒を策謀していた連中がいたことで、その首謀者として処刑されたとか。案内が二つあって、内容が微妙に異なる
2017年10月26日 09:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 9:05
明治政府打倒を企てた(?)大忍坊と桜正坊のお墓。没落した士族を救おうと奔走したらしいけども、その不平士族の中に、明治政府打倒を策謀していた連中がいたことで、その首謀者として処刑されたとか。案内が二つあって、内容が微妙に異なる
あの煙突から、黒々とした濃硫酸を含んだ害煙が噴き出していたのだろうか。おかげさまで周囲の山々は木々が立ち枯れてマルハゲに。明治政府打倒…随分と熱いヒトがいたんだなあ
2017年10月26日 09:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 9:10
あの煙突から、黒々とした濃硫酸を含んだ害煙が噴き出していたのだろうか。おかげさまで周囲の山々は木々が立ち枯れてマルハゲに。明治政府打倒…随分と熱いヒトがいたんだなあ
銅親水公園の手前にある駐車場の一角に公衆トイレがあった。水洗、TPあり、水道あり。12月から3月は凍結防止のため、閉鎖
2017年10月26日 09:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 9:23
銅親水公園の手前にある駐車場の一角に公衆トイレがあった。水洗、TPあり、水道あり。12月から3月は凍結防止のため、閉鎖
銅親水公園の図。実は有料施設。¥200くらいですけど。駐車場に車を止めるのは無料。トイレがあるらしいけど、詳細不明
2017年10月26日 09:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 9:32
銅親水公園の図。実は有料施設。¥200くらいですけど。駐車場に車を止めるのは無料。トイレがあるらしいけど、詳細不明
銅親水公園の駐車場。ポストは、坂を上がったところにあり
2017年10月26日 09:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/26 9:32
銅親水公園の駐車場。ポストは、坂を上がったところにあり
足尾砂防ダムと中倉山。天気よさそうね。雲一つない
2017年10月26日 09:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 9:49
足尾砂防ダムと中倉山。天気よさそうね。雲一つない
中倉山と松木川、仁田元川、久蔵川の合流地点
2017年10月26日 09:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 9:51
中倉山と松木川、仁田元川、久蔵川の合流地点
石塔尾根と松木川。あの橋を渡ります
2017年10月26日 10:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 10:01
石塔尾根と松木川。あの橋を渡ります
旧松木村跡のほう。帰りに、あっちへ行く予定。なんだか、寂しいケルンが積まれていた
2017年10月26日 10:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 10:02
旧松木村跡のほう。帰りに、あっちへ行く予定。なんだか、寂しいケルンが積まれていた
井戸沢堰堤だったかな。この脇の急斜面をシャカリキと登ると、
2017年10月26日 10:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/26 10:16
井戸沢堰堤だったかな。この脇の急斜面をシャカリキと登ると、
ハゲ尾根にのります。ハゲ尾根とは私が勝手につけた名称。正式には、なんていうんでしょうね。井戸沢尾根?
2017年10月26日 10:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 10:25
ハゲ尾根にのります。ハゲ尾根とは私が勝手につけた名称。正式には、なんていうんでしょうね。井戸沢尾根?
あっちは石塔尾根
2017年10月26日 10:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/26 10:30
あっちは石塔尾根
次回は石塔尾根で登りたい
2017年10月26日 10:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 10:33
次回は石塔尾根で登りたい
鹿のキャシーがいました。どこにおるかわかりますでしょうか。あんな斜面を、よくもまあ、歩けるもんです
2017年10月26日 10:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 10:40
鹿のキャシーがいました。どこにおるかわかりますでしょうか。あんな斜面を、よくもまあ、歩けるもんです
やっぱり、山は四足だよねえ。安定感がある
2017年10月26日 10:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
15
10/26 10:41
やっぱり、山は四足だよねえ。安定感がある
登ってく足元。けっこう崖
2017年10月26日 10:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 10:41
登ってく足元。けっこう崖
数十年にわたって精錬所から垂れ流しにされた亜硫酸ガスによって徹底的にハゲ山と化した中倉山の山肌。緑が再生するには、あと何年かかるのでしょうか
2017年10月26日 10:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 10:41
数十年にわたって精錬所から垂れ流しにされた亜硫酸ガスによって徹底的にハゲ山と化した中倉山の山肌。緑が再生するには、あと何年かかるのでしょうか
シンボルの石塔が見えてきた
2017年10月26日 10:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
13
10/26 10:43
シンボルの石塔が見えてきた
キワドイ足元
2017年10月26日 10:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 10:48
キワドイ足元
おお。紅葉真っ盛り
2017年10月26日 11:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
17
10/26 11:08
おお。紅葉真っ盛り
ハゲ尾根を過ぎると、樹林帯に入ります。きれいですけど、足元は踏み跡が出たり消えたりしますので、直感で登ります。見える、私にもルートが見える‼
2017年10月26日 11:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 11:18
ハゲ尾根を過ぎると、樹林帯に入ります。きれいですけど、足元は踏み跡が出たり消えたりしますので、直感で登ります。見える、私にもルートが見える‼
登ってきた尾根と石塔尾根を見下ろす。いつの間にか、石塔を通り越してしまったようだわ
2017年10月26日 11:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 11:38
登ってきた尾根と石塔尾根を見下ろす。いつの間にか、石塔を通り越してしまったようだわ
石塔ずむん
2017年10月26日 11:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 11:38
石塔ずむん
紅葉してるじゃん。こいつぁ、稜線のブナも期待できそうだでよ
2017年10月26日 11:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 11:38
紅葉してるじゃん。こいつぁ、稜線のブナも期待できそうだでよ
大平山のほう
2017年10月26日 11:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 11:42
大平山のほう
中倉山の山頂部が見えてきたばい
2017年10月26日 11:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 11:51
中倉山の山頂部が見えてきたばい
山の片側には木が生えている
2017年10月26日 11:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 11:51
山の片側には木が生えている
展望稜線。とても、標高1500m未満とは思えんばい
2017年10月26日 11:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 11:51
展望稜線。とても、標高1500m未満とは思えんばい
男体山が見えてきた…アレ、男体山でいいのかな
2017年10月26日 11:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 11:52
男体山が見えてきた…アレ、男体山でいいのかな
ほい。中倉山さんちょう。奥は大平山かな
2017年10月26日 11:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 11:52
ほい。中倉山さんちょう。奥は大平山かな
ここで引き返してもよかったのですけど、せっかくの天気なので、沢入山を目指します
2017年10月26日 11:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
10/26 11:52
ここで引き返してもよかったのですけど、せっかくの天気なので、沢入山を目指します
男体山って、こんな形だっけ。手前は社山か
2017年10月26日 11:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9
10/26 11:53
男体山って、こんな形だっけ。手前は社山か
中倉山の西側には、木々が生えてます。不思議だ
2017年10月26日 11:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 11:55
中倉山の西側には、木々が生えてます。不思議だ
まずは、山頂から少し進んだところにある孤高のブナを目指します
2017年10月26日 11:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 11:55
まずは、山頂から少し進んだところにある孤高のブナを目指します
中倉山の東側は、マルハゲータ
2017年10月26日 11:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
10/26 11:55
中倉山の東側は、マルハゲータ
旧松木村跡にあるカラミの松木堆積場。カラミは銅の精錬過程で発生する廃棄物。アスファルトに混ぜるなどして減ってきてはいるものの、まだあんなに
2017年10月26日 11:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 11:55
旧松木村跡にあるカラミの松木堆積場。カラミは銅の精錬過程で発生する廃棄物。アスファルトに混ぜるなどして減ってきてはいるものの、まだあんなに
出ました。孤高のブナ。稜線に一本だけぽつーんと
2017年10月26日 11:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 11:58
出ました。孤高のブナ。稜線に一本だけぽつーんと
大平山、今年は行けなかったなあ
2017年10月26日 11:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
10/26 11:58
大平山、今年は行けなかったなあ
あれ? ロープで囲まれてるぞ。ロープに沿って踏み跡が出来てる。けっこう、ヒトが来てるってことでしょうか
2017年10月26日 11:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10
10/26 11:59
あれ? ロープで囲まれてるぞ。ロープに沿って踏み跡が出来てる。けっこう、ヒトが来てるってことでしょうか
土砂流出防止、引いてはブナ保護のため、ロープ内には立ち入らないでくださいって。去年は、触れたのにね。ああー去年、このブナの種を拾っておいてよかった。あとで、撒いちゃおう
2017年10月26日 12:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
12
10/26 12:00
土砂流出防止、引いてはブナ保護のため、ロープ内には立ち入らないでくださいって。去年は、触れたのにね。ああー去年、このブナの種を拾っておいてよかった。あとで、撒いちゃおう
巨大台風のせいで、出向くのが遅れたけど、まだこんなに葉っぱが残っていてくれたか
2017年10月26日 12:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 12:00
巨大台風のせいで、出向くのが遅れたけど、まだこんなに葉っぱが残っていてくれたか
未曾有の暴風雨で、葉っぱが全て吹き飛ばされてしまったのではと心配だったけど
2017年10月26日 12:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
22
10/26 12:02
未曾有の暴風雨で、葉っぱが全て吹き飛ばされてしまったのではと心配だったけど
さすがは、数十年にわたって亜硫酸ガスの暴威に耐え抜いただけのことはある。並の生命力ではない
2017年10月26日 12:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
19
10/26 12:13
さすがは、数十年にわたって亜硫酸ガスの暴威に耐え抜いただけのことはある。並の生命力ではない
周囲に生えていたであろう仲間のブナたちが害煙で次々と立ち枯れていく様子を見つめ続けて、ついに一本だけになった今も、こうして稜線に残っている
2017年10月26日 12:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
14
10/26 12:14
周囲に生えていたであろう仲間のブナたちが害煙で次々と立ち枯れていく様子を見つめ続けて、ついに一本だけになった今も、こうして稜線に残っている
もう御神木でいいね。次は、新緑の頃にでも来てみるかな。でも、明治の頃からここに生えていたとしたら、少し小さい気もする。もっと大木になっててもいいような
2017年10月26日 12:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9
10/26 12:15
もう御神木でいいね。次は、新緑の頃にでも来てみるかな。でも、明治の頃からここに生えていたとしたら、少し小さい気もする。もっと大木になっててもいいような
周辺は見頃。孤高のブナってのは、いつからソコに生えていたんだろう。樹齢的には、そんなにでもないような気もする。ま、鉱毒の影響で成長が遅いのでしょう。きっと。そういうことにしておきますか。確かな記録があれば別ですけど
2017年10月26日 12:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9
10/26 12:01
周辺は見頃。孤高のブナってのは、いつからソコに生えていたんだろう。樹齢的には、そんなにでもないような気もする。ま、鉱毒の影響で成長が遅いのでしょう。きっと。そういうことにしておきますか。確かな記録があれば別ですけど
隣の庚申山は、あんなに木が生えているのにね
2017年10月26日 12:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
10
10/26 12:19
隣の庚申山は、あんなに木が生えているのにね
沢入山に向かいます。ほんと、1500m前後とは思えない光景。本州ではないみたいだ
2017年10月26日 12:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 12:19
沢入山に向かいます。ほんと、1500m前後とは思えない光景。本州ではないみたいだ
荒れ果てた東斜面にも、多少は植物が生えてる
2017年10月26日 12:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 12:20
荒れ果てた東斜面にも、多少は植物が生えてる
立ち枯れた木々の根っこがまるで横たわる白骨のようだ
2017年10月26日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 12:23
立ち枯れた木々の根っこがまるで横たわる白骨のようだ
沢入山のほう。見えているのは、誰が付けたか、波平ピーク
2017年10月26日 12:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 12:23
沢入山のほう。見えているのは、誰が付けたか、波平ピーク
痛々しい山肌
2017年10月26日 12:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
10/26 12:24
痛々しい山肌
波平ピークの表土流出
2017年10月26日 12:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 12:24
波平ピークの表土流出
皇海山、オロ山、鋸山のほう
2017年10月26日 12:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 12:32
皇海山、オロ山、鋸山のほう
中倉山のほう
2017年10月26日 12:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 12:32
中倉山のほう
波平ピークの象徴。立ち枯れた木かと思ったら、岩の隙間に差し込んであるだけみたいだった。つまり、人工物か
2017年10月26日 12:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11
10/26 12:39
波平ピークの象徴。立ち枯れた木かと思ったら、岩の隙間に差し込んであるだけみたいだった。つまり、人工物か
沢入山までまだあと少し
2017年10月26日 12:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 12:43
沢入山までまだあと少し
大平山だかシゲト山だか
2017年10月26日 12:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 12:46
大平山だかシゲト山だか
沢入山だと思うけども、沢入山の標識がなくなってしまったようだ。台風の影響だろうか。ここから、少しオロ山方向に進んだところが展望よろしげ
2017年10月26日 12:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/26 12:54
沢入山だと思うけども、沢入山の標識がなくなってしまったようだ。台風の影響だろうか。ここから、少しオロ山方向に進んだところが展望よろしげ
オロ山と皇海山
2017年10月26日 12:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 12:54
オロ山と皇海山
ここから見る皇海山は、まさしく名山中の名山と思います。あれだけを登ったのでは勿体ない
2017年10月26日 12:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
15
10/26 12:54
ここから見る皇海山は、まさしく名山中の名山と思います。あれだけを登ったのでは勿体ない
日本のグランドキャニオンと汚名を着せられた松木渓谷だろうか
2017年10月26日 12:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 12:57
日本のグランドキャニオンと汚名を着せられた松木渓谷だろうか
立ち枯れた木が目立つ沢入山山頂周辺
2017年10月26日 12:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 12:57
立ち枯れた木が目立つ沢入山山頂周辺
日光白根山のほう
2017年10月26日 13:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 13:09
日光白根山のほう
大平山のほう
2017年10月26日 13:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 13:09
大平山のほう
オロ山のほう。今日は、行きませんが、よい眺めよのー
2017年10月26日 13:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 13:10
オロ山のほう。今日は、行きませんが、よい眺めよのー
明智平の駐車場らしきモノが見えた
2017年10月26日 13:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 13:12
明智平の駐車場らしきモノが見えた
今日の白骨
2017年10月26日 13:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
10/26 13:25
今日の白骨
中倉山まで戻ってきた。名残惜しい景色
2017年10月26日 13:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 13:54
中倉山まで戻ってきた。名残惜しい景色
この分岐を右へ
2017年10月26日 13:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/26 13:58
この分岐を右へ
あとはこんな紅葉のプロムナードの中
2017年10月26日 14:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
10/26 14:00
あとはこんな紅葉のプロムナードの中
展望岩みたいなのがあったので、行ってみると、眼下はこれもん
2017年10月26日 14:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11
10/26 14:01
展望岩みたいなのがあったので、行ってみると、眼下はこれもん
山肌はこれもん
2017年10月26日 14:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11
10/26 14:02
山肌はこれもん
ここ凄いわ。中倉山も場所によっては、これだけ木が生えているところもある
2017年10月26日 14:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11
10/26 14:02
ここ凄いわ。中倉山も場所によっては、これだけ木が生えているところもある
この岩の上からの眺めでした。まさにお一人さまテラス
2017年10月26日 14:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 14:03
この岩の上からの眺めでした。まさにお一人さまテラス
剥がれ落ちた靴底。きれーに剥がれるもんですね。裏返してみたら、やっぱり、あのメーカーだった。剥がれ落ちている靴底は、いつも同じメーカーてのが面白い
2017年10月26日 14:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 14:14
剥がれ落ちた靴底。きれーに剥がれるもんですね。裏返してみたら、やっぱり、あのメーカーだった。剥がれ落ちている靴底は、いつも同じメーカーてのが面白い
急坂を降りてきて登山口。あとは林道
2017年10月26日 14:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 14:34
急坂を降りてきて登山口。あとは林道
ヤマレコでもよく出てくる、この水道橋は実は以前から立ち入り禁止だったりします
2017年10月26日 15:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 15:02
ヤマレコでもよく出てくる、この水道橋は実は以前から立ち入り禁止だったりします
柵まで設けて渡れないようにしてあります。動物のフンだらけの水道橋など、無理して渡らずともね
2017年10月26日 15:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/26 15:02
柵まで設けて渡れないようにしてあります。動物のフンだらけの水道橋など、無理して渡らずともね
旧松木村にある松木堆積場。鉱滓(こうさい、カラミのこと)が山のように廃棄されています。鉱山施設なので立ち入り禁止です。入ろうとも思いませんけど。近在にはこんなのが数か所あるんです
2017年10月26日 15:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 15:16
旧松木村にある松木堆積場。鉱滓(こうさい、カラミのこと)が山のように廃棄されています。鉱山施設なので立ち入り禁止です。入ろうとも思いませんけど。近在にはこんなのが数か所あるんです
松木堆積場から水が流れ出していました。1億円あげるから、この水を飲んでみなと言われても、飲めんなあ
2017年10月26日 15:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 15:16
松木堆積場から水が流れ出していました。1億円あげるから、この水を飲んでみなと言われても、飲めんなあ
旧松木村跡に来たのは、このお墓にお参りするため。後方は中倉山。これから先も、何百年とこの場所にあり続けるのだろうか。1万年が経過したら、この場所はどんな景色になってるだろう。何も変わってなかったりして
2017年10月26日 15:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
10/26 15:23
旧松木村跡に来たのは、このお墓にお参りするため。後方は中倉山。これから先も、何百年とこの場所にあり続けるのだろうか。1万年が経過したら、この場所はどんな景色になってるだろう。何も変わってなかったりして
墓石の見つめる先には松木堆積場。松木村の廃村から116年。100年の時を経て何を思う。この墓石はかつてこの場所に人が住む里があった証
2017年10月26日 15:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
10/26 15:22
墓石の見つめる先には松木堆積場。松木村の廃村から116年。100年の時を経て何を思う。この墓石はかつてこの場所に人が住む里があった証
久蔵川は、魚の群れが泳いでいた。魚は食えず、水も飲めず、作物も育たず。人の生活を破壊して犠牲の上に成り立つ近代化など、文明とは言えないね
2017年10月26日 15:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 15:52
久蔵川は、魚の群れが泳いでいた。魚は食えず、水も飲めず、作物も育たず。人の生活を破壊して犠牲の上に成り立つ近代化など、文明とは言えないね
松木渓谷案内図。仁田元川、松木川、久蔵川、それぞれの川沿いに村があった
2017年10月26日 15:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
10/26 15:53
松木渓谷案内図。仁田元川、松木川、久蔵川、それぞれの川沿いに村があった
紅葉はきれいだ
2017年10月26日 15:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
11
10/26 15:57
紅葉はきれいだ
昭和52年ころの中倉山とその周辺の山々。マルハゲじゃないか。これが、よくここまで再生してきたもんだ
2017年10月26日 15:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
8
10/26 15:57
昭和52年ころの中倉山とその周辺の山々。マルハゲじゃないか。これが、よくここまで再生してきたもんだ
温泉は、リニューアルオープンしたという国民宿舎かじか荘へ。近くのかめや別館は日帰り入浴やってませんと
2017年10月26日 16:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
10/26 16:38
温泉は、リニューアルオープンしたという国民宿舎かじか荘へ。近くのかめや別館は日帰り入浴やってませんと

感想

ヤマレコ足尾鉱山鉱毒事件三部作の第二部です。え!? これって、三部作だったの? 自分でも気づかなかった。第三部は、中倉山から少し離れて、一番ヤバイ場所を見に行く予定です。こうご期待…してる人はいないでしょうけど。さ。以下の感想は大真面目な内容なので、読み飛ばそう。

▼中倉山
中倉山は足尾山地に位置する標高1520mの山。栃木県日光市にある。本来、本州のこれくらいの緯度にある山であれば、森林限界を越えない標高ではあるが、山頂周辺には木々が生えず、展望抜群である。近くにある標高2144mの皇海山の山頂が木々に覆われて視界が開けないにも関わらず。理由は以下。
かつて日本の近代化に寄与したと公言されている足尾銅山は、幕末期から明治初期にかけて銅の産出量が減り、一旦は閉山状態になったものの、民間に払い下げられた明治以降の20世紀初頭には、新しい鉱脈を見つけるなどして日本の銅産出量の40%を占めるまでになった。本坑のある備前楯山の地下には欲望のままに掘り進められた総延長1200kmという長大な坑道が眠っている。これは東京・博多間に匹敵する距離である。足尾周辺の山々からは精錬に必要だからと木材を切り出し、精錬所の煙突からは、濃硫酸を含んだ有害な煙を何も考えずに垂れ流し続けて、周辺の山から樹木を枯らしつくした。山に立ち枯れた木が多かったために一度、火が付いた山林火災は被害が拡大した。樹木を失った山の表土は大雨で流失し、樹木の伐採、煙害による枯死と負の連鎖は山の荒廃に拍車をかけ、ついには足尾周辺の山々をマルハゲにした。足尾銅山周辺から流れ出した鉱毒は渡良瀬川下流域の広大な地域にわたって、田畑を荒廃させ、稲を枯らし、作物も育たず、水も飲めず、魚も食えない激甚な人災を引き起こした。中倉山は、ニンゲンの欲望の犠牲となった足尾の山の一つ。足尾銅山鉱毒事件の現場である。眺めがよいのには理由がある。

▼天台宗 赤倉山 龍蔵寺 無縁石塔
銅親水公園に向かう途中にある龍蔵寺。大宝元年(701年)に役行者が創立し、後に慈覚大師が再興したと伝わる。以後、勝道上人の縁をもって日光山と関係を深め輪王寺の末となったと現地の案内にあり。龍蔵寺には、明治時代に足尾銅山から垂れ流され続けた亜硫酸ガスと山林火災により、強制廃村となった旧松木村の無縁仏を塔のように積み上げた無縁石塔があります。無縁石塔の他には、明治政府打倒を企てた大忍坊(だいにんぼう)、桜正坊(おうしょうぼう)の墓、親分子分の坑夫の墓がある。親分子分の制度は、過酷な重労働であった鉱山労働に従事し、もしものことがあったら、お互いに助け合う相互扶助の関係を坑夫間で結んでいたもの。

▼旧松木村の無縁石塔 ※龍蔵寺に設置の看板全文
この地に足尾精錬所が建てられたのは、明治17年(1884)である。精錬所で鉱石を溶かす時に出る煙の中には、有害な亜硫酸ガスが含まれ、付近の草木を枯らす、いわゆる煙害が出始めた。松木村の記録によれば、明治21年には桑の木が全滅し、22年には養蚕を廃止した。20町歩(約20ヘクタール)の農作物(大麦、小麦、大豆、小豆、ヒエ、キビ、大根、人参)は、33年までに次々と無収穫となった。明治25年まで40戸、人口270名だったものが、33年に個数30戸、人口174人に減り、34年には1戸を残して全員松木村を去り、廃村となった。
この煙害問題はその後も50年間解決されなかった。しかし、昭和31年(1956)自溶精錬法が採用され、硫酸工場が建設され、煙の中から濃硫酸を採るようになって、やっとその根源を断つことに成功し、問題は砂防・造林事業に移った。たまたま昭和31年、足尾ダム(三川合流ダム)が完成し、日本一の砂防ダムとなった。その折、松木川に沿った旧松木村の無縁仏をこの龍蔵寺境内に合祀した。なお、久蔵川に沿った旧久蔵村の無縁石塔、仁田元川に沿った仁田元村の無縁墓(昭和56年12月建設)もこの境内にある。

▼旧松木村跡
明治29年の政府の鉱毒予防工事命令により、煙害対策として分散していた精錬所を足尾精錬所の1か所に集中したことにより、松木村の煙害だけが数倍にも激化した。その結果、渡良瀬川下流の谷中村が、鉱毒対策の名の元に、立ち退かない住民の家屋を破壊してまで強行建設された渡良瀬遊水池の水底に沈められたよりも5年も前に、松木村は廃村となった。旧松木村跡には現在でも当時に造られた松木堆積場がある。かつての足尾銅山で銅の精錬過程で出る廃棄物、鉱滓(こうさい)の廃棄場所となってます。松木渓谷の案内に従って、未舗装の道を上流方向へ向かって歩いていると、砕石工場があった。その向かい側が松木堆積場。さらに進むと、道路脇にお目当てのお墓がありました。松木堆積場を見据えるかのように3基が立ち並び、その傍らには倒壊したと思われる墓石。誰かがお参りしたのか、ススキが供えられていた。おそらくは100年前から何も変わっていないであろう周辺の景色を眺める。まるで信心深くない私が自然と手を合わせ、廃村から1世紀を経過した時の流れを思う。1200年続いたと伝わる、緑あふれる松木村の面影は、ソコには無かった。あと何百年かすれば、緑も再生するだろうけど、人々がここへ戻ることはないと思う。作物を根絶やしにし、人々の生活を破綻させて、村を破り、自然を破壊しつくした犠牲の上に成る近代化など、真の文明とは言えまい。日本で最初に公害の犠牲となり、廃村となった松木村こそが日本の公害問題の原点である。

紅葉する孤高のブナを見に行くのが目的だったけども、つまるところ、旧松木村のことばかりが目に付く山旅でした。旧松木村には行ったところで、墓石が数基ある以外は何もありませんが。忘れてはならない大切な記憶がありました。ちなみに、村跡に行かれるなら、午前中がよいと思います。午後は中倉山の日陰になります。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2335人

コメント

真っ盛りの紅葉と旧足尾銅山
こんにちは。初めまして。
素晴らしい青空と紅葉ですね。
いい日に行かれました。
それと、足尾の歴史に大真面目 に記載はよかったですよ。
足尾の鉱毒は、大変な出来事だったんですね。
田中正造氏の取り組みを知るためにね、もう30年ほど前?ファミリーで足尾鉱山に行ったことあるんですよ。
でも、坑道に入ったことは覚えとるけど、周辺の地域へは足を延ばしてないんで何も知らんかったんです。
孤高のブナ紅葉と社会勉強と現地見学(言葉の響きがええがや!)、よかったです。
2017/10/30 10:30
Re: 真っ盛りの紅葉と旧足尾銅山
toradoshiさん、コメントありがとうございました。

巨大台風が過ぎ去ったあとでしたので、抜群の天気でした。
逆に葉っぱがすべて吹き飛ばされてしまっていたのではないかと心配でしたけども、亜硫酸ガスに耐え抜いたブナでしたので、台風くらいでどうなるものでもなかったようでした。

足尾鉱毒事件は関心のあることでして、知るほどに関心は深まるばかりです。そして、以前の中倉山レコで書きましたが、足尾鉱毒事件は過去の出来事ではなくて、現在でも続く問題です。一度、鉱山開発をしてしまうと鉱毒を含んだ地下水が半永久的に湧き出し続けるため、それを浄化することが宿命となります。足尾銅山の開発を行っていた会社は社名を変えて銅山閉鎖後の現在も、その地下水の浄化に年間数億円を費やしています。会社が倒産すれば、鉱毒が渡良瀬川下流域にあふれ、再び、足尾鉱毒事件が起こります。
さらに、銅の精錬過程で出た廃棄物の堆積場は足尾周辺に数か所存在し、東日本大震災ではその一部が崩れて、渡良瀬川に流出し、川からは基準値を超える鉛やらが検出されて、騒ぎになりました。過去の解決した事件ではなくて、現在も続く問題だったりします。

足尾銅山観光では、日本の近代化に寄与したことばかりが強調されて、公害があったという事実も伝えてはいるものの、わずかな示談金を掴まされて強制廃村となった松木村のことなど、真実に伝えるべきことを、しっかり伝えているかどうかを確認するために、再び、足尾銅山観光にでも行ってみたいと思います。

中倉山は足尾の歴史を知ったうえで登ると、非常に感慨深いものがあります。皮肉にも眺めがよいので、登山の対象としても面白いと思います。
2017/10/31 15:50
孤高のブナ見に行きたいです
moglessさん こんばんは (^^♪
孤高のブナという、題名で凄く興味が湧きました。
そして説明文も大変詳しくて参考になりました。<m(__)m>
松木村の一戸を残して全員去っていったとありますが、残った一戸の方はどうされたのでしょうか?
いつ行けるかわからないけど、私も孤高のブナを見に、お墓に手を合わせに行きたいです。
中倉山は本当に眺めのいい所ですね。
心のどこかに残しておきたい物語でした。
ありがとうございます。
2017/10/31 20:51
Re: 孤高のブナ見に行きたいです
sakura1029さん、コメントありがとうございました。

ブナ、いいですよう。ほんとに稜線に一本だけ、ぽつーんと佇んでいます。周囲に木々が生えていないので、モロに暴風雪の影響を受けるのでしょうけども、そこは亜硫酸ガスに耐え抜いただけのことはあって、頑丈なのでしょう。

松木村が廃村になるとき、村民は、わずかな示談金を掴まされて、北海道のサロベツ原野に移住していったそうです。ソコにある「栃木」の地名が、かつての松木村から移住してきた名残だそうです。移住に納得できなかった1戸だけが、残ったのでしょうけども、その1戸がどうなったのかは、わかりません。いずれ、サロベツ原野にも行かないとと思ってます。

お墓は登山ルートからは少し離れたところにあります。近くにある砕石工場からはひっきりなしにダンプカーが出てくるので、走行のたびに巻き上げる埃が厳しかったです。

中倉山は展望抜群で登山の対象としては、面白くなってしまっているのが、ほんとに皮肉な山です。確実に印象に残る山ではありますので、おすすめします。私は、あと何回かは行くと思います。
2017/10/31 22:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら