大山縦走(伯耆大山) リベンジ


- GPS
- 04:21
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
14:00分 ユートピア小屋
14:25分 天狗ヶ峰
14:35分 剣ヶ峰(15分休憩)
15:10分 弥山(10分休憩)
16:05分 元谷出合
16:45分 下山 (計4時間20分)
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは南光河原駐車場のトイレ前に設置されています。 下山後はモンベル隣の宿泊お食事所「大山館」でお風呂に入りました500円 |
写真
感想
前回6月18日に縦走するつもりで登りました。
その日は梅雨の晴れ間の予定で、5時30分に登山開始。
しかし、中宝珠越を過ぎた頃から小雨が降り始めました。
三鈷峰へ登って、ユートピア小屋で雨が止むのを待ったのですが止みそうにありません。一人の若い登山者がそのまま登っていきました。
私も続いて登ったのですが、象ヶ鼻を過ぎてしばらく進むと先行者が帰ってきます。すれ違って少し進んだ時、それまでの畦道くらいの登山道が崩れた岩場に変わっています。
この日の天候でここを通過するのは危ない。通過しても全く景色がなければ登山した意味がない。先程の登山者と話をして、今日の所は中止しよう、中止して弥山に登り返そうと決めました。
命あっての物種です。命をかけてまでこの山を登ったところで自慢にはならない。そう自分に言い聞かせたのですが、挫折感は免れませんでした。
8月27日は休日でした。そこそこの山に行くのなら前日の夜から出発しないと行けないのですが、どこに行こうか迷っているうちに機会を逃して、当日の朝遅くの出発になってしまいました。
そうなると行ける山は数が少なくて、思い切って再び大山縦走をすることにしました。あの登山道のことを思うと、緊張して手と足の裏に汗をかきながら運転していていました。
今回は同じコースを上るのも面白くなかったので、前回下山に使った砂走りコースを上ってみました。距離は中宝珠越を歩くより短いのですが、労力は急登を登る比ではありません。降りてくる登山者からあきれられました。後で地図を見ると下山専用となっていました。当たり前ですね。
前回象ヶ鼻の先の、引き返したポイントからは後先を見ずに、目の前の足の置き場だけを考えて進みました。一歩ずつ足を慎重に進めます。
そうやって、何とか剣ヶ峰まではたどり着いたのですが、本当の核心部はここからです。片足を踏むともう一方の足にその振動が伝わり、それが脆そうな地盤の振動なので、自分の立っている足場が危うく感じられて怖かったです。
不格好ですが、いつ足場が落ちても、前に手で体を支えられるように、腰をかがめて両手を前に出して進みました。幸い縦走路では他の登山者に出会うこはありませんでした。何とか弥山にたどり着けてホッとしましたが、しかし普通の登山のように、達成感のような物は感じられませんでした。ただ、前回し忘れた課題を終わらせたといった感じです。
今回の感想としては、縦走路の全てがそんな道ではなく、緊張を迫られるとても危険な、崩れそうな平均台をバランスを取って歩くような所は数カ所あると言うことです。だから、その短い区間を慎重に通れば何とか縦走は可能だと感じました。
しかし、10人くらいの団体が通過したら誰かがババを引く可能性はあるし、通過する人が道を崩すので、先行者と同じ所に足をおけるとは限らない。一人一人が慎重に足を進めないと行けないと思いました。
この後、翌日登山予定の蒜山に移動しました。
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