確かヤマレコ登録のきっかけは赤岳だった
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,654m
- 下り
- 1,643m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ザック
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
GPS
保険証
携帯
ストック
カメラ
|
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感想
「『過去の山行記録』キャンペーン」とは面白い企画だ。平成以前は基本的にヤマレコに記録を書こうとしておらず、下書きのままになって数年経っている赤岳の記録もこのようなキャンペーンがなければ完成させることがないだろう。
確かヤマレコに登録したきっかけは赤岳だった。普段は日帰り登山しかしない自分にとって八ヶ岳は遠く滅多に行くことはないため、地図を買おうか迷っていた。そんなとき、地図が使いたくてヤマレコに登録した。
前日に宿の人と会話をしていたら、登山口までの車での送迎を提案していただいた。本来はそのようなサービスはなく走って行くつもりだったが、宿から登山口までは8km程度はあるので、この提案は大変ありがたかった。
当日、朝早く車に乗せてもらい登山口を目指す。美濃戸口を過ぎて先まで進んでいただいたが、これ以上は進めなそうだ、と少し過ぎた所で降りることになった。
林道を進み、美濃戸より先は南沢ルートを選んだ。行者小屋に着くと冷たいベンチで少し休憩した。動き出した人々で賑やかだ。
文三郎道から森を抜けると、中岳と阿弥陀岳が縦に並んで見えた。三角錐のきれいな中岳と荒々しい阿弥陀岳が並んだ姿は不思議なほど魅力的で、いつか行ってみたいと思った。
赤岳に着くと、山頂標柱の前でカメラマン役をかってでてくれていた人がいたので、自分もお願いした。山頂には祠があり、四隅にはこの地方特有の様式で柱が立っている。辺りを見回して何度も写真を撮った。視線を先に向ければ、これから向かう横岳や硫黄岳が明確に見える。
確か赤岳天望荘で昼食にしたはずだ。カレーを注文したと思う。室内は安心感があり、この先の展開を想像しながら休憩した。
地蔵の頭のお地蔵さまは楽しみにしていた。フリースか何かを身に着けた、失礼ながらかわいらしい写真があった気がしたからだ。今日はどのような格好をされているのか。そう思って近づくと、お地蔵さまは、頭と肩に赤い布、肩にはさらに灰色の布を纏った姿だった。秋のお地蔵さまはセミフォーマルな格好のようだ。これは今、少し調べただけだが、フリースなどを身に着けた写真は見当たらなかった。他の場所と見間違っていたのかもしれない。
横岳は岩峰を巻きながら進んでいく。この日は稜線で止まっている時に風に吹かれると少し寒さを感じたものの、ミレーの網タンクトップに長袖Tシャツで基本的に快適だった。稜線でネックゲーターを耳から被るなどはした。おそらく最高気温は8度くらいだったと思われる。
横岳から硫黄岳に向かう途中にある横に伸びた鎖場は気になっていた箇所だ。事前に写真を見る限り、非常に危ない場所に見えた。実際に自分で写真を撮ってみても危ない場所に見える。しかし、現地では安心感があり、特に危ないという印象は持たなかった。
確かこの鎖場を過ぎた辺りから急に穏やかになった気がする。硫黄岳にはケルンに導かれながら登っていく。硫黄岳を過ぎて西側には白く崩れた箇所があった。ここは赤岳からでも明確に見える場所で、自分が進んできた道がはっきりと認識できた。送迎をお願いしていたこともあり、そこから美濃戸口までは急いで下りていったと思う。
地図のためにヤマレコに登録したが、やはり紙の地図は買った方が良かったかもしれない。八ヶ岳にはまた来たいと思ったからだ。硫黄岳周辺には入浴施設も充実している。それらを組み込んだ登山も八ヶ岳の魅力なので、存分に味わってみたい。
2020.4.27 記
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