満天の星空と槍穂の絶景 蝶ヶ岳
- GPS
- 30:08
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,763m
- 下り
- 1,749m
コースタイム
5:49三股駐車場-6:05三股登山口-6:27力水-7:35まめうち平7:44
-10:08ベンチ10:14-10:50蝶ヶ岳山頂-10:53蝶ヶ岳ヒュッテ
8月29日
5:40蝶ヶ岳ヒュッテ-6:48蝶槍7:09-7:53蝶ヶ岳ヒュッテ8:12
-10:22まめうち平10:27-11:41三股登山口-11:57三股駐車場
天候 | 8月28日 晴のち曇 8月29日 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
力水近辺:登山道が水路上になっている部分があり水が流れる中を歩きます。 まめうち平近辺から上部:ヌカルミが多くあり靴が泥だらけになります。 標高2200m付近:「悪路あり足元注意」の看板が2か所あり、この看板の間が少し要注意ですが、それほどでもありません。 蝶ヶ岳まであと0.9Kmの看板のところにベンチがあり休息できます。 稜線近くの大滝山への分岐付近まで樹林帯です。 蝶ヶ岳から蝶槍までの稜線は、ハイマツ帯の稜線漫歩です。 トイレは、三股駐車場(利用)、三股登山口(利用せず)、蝶ヶ岳ヒュッテ(利用)にあります。利用したトイレは、どちらもアンモニア臭がたちこめていました。 温泉:登山口のふもとにある「信州安曇野ほりでーゆ〜」 広々として露天風呂あり。大人500円です。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
久しぶりに夫婦で登山。
家内は、初めての北アルプスなので入門編として展望が期待できる蝶ヶ岳にしました。
当初は、蝶ヶ岳から常念岳と考えていました。ヤマレコには、日帰りの記録もありますし、蝶ヶ岳ヒュッテで一泊すればいけそうかなと・・・
しかし、よく調べてみると2日目のコースタイムが10時間ほどになるので断念して、蝶槍までのピストンでプラニングしました。
8月25日頃に予定していたのですが、天候待ちで最終的に28日に決定。
駐車場に向かう道で雨も降っており心配しましたが、駐車場につくころには晴れて稜線も見え一安心。
まめうち平までは、結構ハイペースで登りましたが、そのあとはのんびり。
長く続く樹林帯の登山道をこなして11時前に山頂に到着。
8月も終盤なのですれ違う人も少なめでした。
蝶ヶ岳ヒュッテにチェックインし、さっそく昼食。自分は、カレーうどん、家内はラーメンでした。
外のベンチで山を見ながら昼食タイム。ヒュッテには、生ビールはなかったので、持参したウイスキーと炭酸でハイボールを飲みながらゆっくりしました。
蝶ヶ岳ヒュッテは、普通の山小屋ですが、家内のこれまでの山小屋経験は、八ヶ岳本沢温泉、オーレン小屋、南アルプス長衛荘と比較的設備のきれいな小屋だったので、今回の小屋のトイレの状況には閉口したようです。
日没頃には、ガスが増え残念ながら日の入りは見えませんでしたが、日没後上空はきれいな夕焼けになりました。
(実はこのとき家内とオセロとはさみ将棋をしていたのですが、誰かが「めっちゃきれいな夕焼けだ!」と叫んだのを聞いて外に出て見ました)
夜19:00からヒュッテ食堂で、名古屋市立大学のボランティア診療所の学生さん達によるセミナーがありました。
高山病予防には、体重(Kg)×行動時間(h)×5mlの水を飲み、塩分を補給するとのことでした。自分の場合67×5×5=1675mlですが、飲んだのは200mlくらいで全然不足です。
セミナー後外に出て見ると、ガスも消え満天の星空です。南天のいて座付近から天頂にかけて天の川もよく見えます。ちょうど月も新月の頃で最高です。
写真に撮っておけばよかったですね。
そのかわり朝は少し早起きして、星の写真を撮りました。風もそんなに吹いておらずそんなに寒くなかったので1時間ほど星の写真を撮りました。
三脚での固定撮影ですので長時間の露出はせずF3.5・ISO1600・30秒露出、フィルターはソフトンAで何枚か撮影しました。
明るい星は、よく撮れましたが、淡い天の川はやはり追尾撮影が良さそうです(機材は持っておりませんが・・・)。
空は快晴で下は雲海。5時過ぎに雲海から日の出になりました。
快晴なので、写真としては少し物足りないものがありますが、せっかくの絶景なので槍ヶ岳のモルゲンロートをバシバシ撮りました。
ヒュッテ前で持参したパンの朝食をとった後、蝶槍までピストン。
蝶槍までの稜線は、なだらかなハイマツ帯で槍穂の眺望のある最高の稜線漫歩です。ホシガラスもいました。
稜線漫歩を楽しんだ後は、槍ヶ岳にお別れをして、三股に向けて下りました。
コースタイムより少し時間はかかりましたが、12時前に駐車場に到着。
すこし下にあるほりでーゆ〜で汗を流して、大王わさび農園で水上ボートを楽しんだ後岐路に着きました。
今回は、期待通りの眺望と満天の星空で楽しめました。
家内は、山小屋のトイレには閉口したようですが、来年は上高地に行きたいとのことです。
YatsuJuninさん はじめまして^^
沢山の素晴らしい山の写真ありがとうございました。
特に、夕方の写真や星空は素敵です。
30秒露出で、星がブレずに丸く写るんですね。
これは、高級一眼レフにしか実現しない写真でしょうか。
コンパクトデジカメで出来るのであれば、
次回、試してみたいと思います。
calliopeさん こんにちは
コメントありがとうございます。
撮影方法については、沼澤茂美さんの著書の「デジタルカメラによる星座写真の写し方」を参考にしました。
コンデジが不利なのはレンズの像を結ぶセンサーサイズが小さいからのようですが、リコーのGR DIGITAL IIIとパナソニックLumix LX5は結構いいそうです。
撮影時のポイントは、できるだけ広角、高感度ISO(1600くらい)、RAWモード記録、セルフタイマー撮影に設定すること。
オートフォーカスではなくマニュアルフォーカスでピントを合わせること。拡散フィルタを付けること(明るい星が大きく写ります)です。もちろん三脚も必要です。
お手持ちのコンデジで一度挑戦されてみてはいかがでしょうか
calliopeさん
一点書き漏れでした。絞りは開放(できるだけ小さいF値)または開放から1段絞りで撮影します。
私のカメラの性能を調べたところ、シャッタースピードは15秒で、ISOは400まででした。
また、バルブモードもなさそうです。
7年以上前のモデルですから、先ずは新しいカメラを買い求める事から始まりそうです
都内で、星空はあまり見えませんが、一度ベランダから、15秒、ISO400で一つ絞って試し撮りしてみます。
これからも素晴らしい写真を楽しみにしています。
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