御座山 (長者の森から往復)
- GPS
- 03:47
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 3:43
天候 | 曇り後晴れ 弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は大変よく整備されていて、間違えるようなところは見当たらないし、危険なところも見当たらなかった。ただ、山頂付近は岩場になっていて、滑落の危険もあるので慎重な行動が必要。登山者は大変少なく、行動中に見掛けたのは計3名のみ。しゃくなげが多いので、その時期に訪れる人が多いのだろう。 |
写真
感想
低気圧が通過するため、深夜出発・早朝行動開始のパターンではなく、日がだいぶ高くなってから行動開始のパターンで長野と群馬の県境の御座山へ行ってきた。終日風は強かったが、登山者は大変すくなく、ほぼ貸し切りの状態だった。
長者の森の駐車場には10時頃に到着。上信越道下仁田ICを降りてぶどう峠経由で到達したが、ここまでの運転は、距離は短いとは言え楽ではなかった。峠道の名に恥じぬクネクネ具合で、登って登っても峠に到達しなかった。道路の幅も狭く、対向車はほとんどなかったものの、時折のすれ違いには気を遣った。完全に明るい時間での移動だったのは幸いだった。駐車場に着くと風がゴーゴー音を立てている。停めたクルマも揺すられるくらい。同業者の姿はなく、このルートでこの山に今入っている人はいないようだった。冬型が強くなることは分かっていたし、風が強くなるのも想定内なので、準備を始めるが、やはり風の強さは気になった。周りにハイカーの姿はないが、どこかで重機の音がしている。長者の森は今年の営業は既に終えたらしく、登山者以外の姿も全く見えない。歩き出しは貸別荘の並ぶ林道のようなところを詰めて行く。それが終わるとダートの林道になり、轍もあるが、ここを自分のクルマで通る気は起きなかった。駐車場は風通しの良いところだったらしいが、林道に入ると樹木などに遮られるのか、風が体に当たらなくなり、ゴーゴーという音も聞こえなくなった。行動開始時、風対策で来ていてジャケットはたちまち暑くなって脱ぐことに。脱ぐとシャツ2枚では少し肌寒さを感じるが、歩けば問題無しとしてそのまま進む。登山道は、なんというかとても独特だった。ダートの林道が終わっても道幅が2メートル弱くらいあって、良く均されている。軽自動車くらいなら走れそうだが、恐らく路盤は全く固められていないので、実際は無理だろう。ただ、歩き易いことには違いない。が、それも長くは続かなかった。幅広の道で歩きやすいのだが、やたら傾斜が急なのだ。スキー場のゲレンデを夏期に登っている感覚にとらわれる。道はとにかく良いのだが、直登っぽい箇所が多い。山頂までこの塩梅なのか心配になった頃、赤と白に塗り分けられた巨大な送電鉄塔が現れた。これを過ぎると自分が慣れ親しんだ普通の登山道が見られるようになった。ひょっとすると、鉄塔建設の資材を運ぶために登山道を広げて多くの荷物を運べるようにしたのかもしれないが、もちろん本当のことは不明。巨大な鉄塔付近までは山が西風を防いでくれたので風が体に当たらず、額に汗しての歩行となったが、これ以降は尾根に上がったらしく、吹き抜ける風で体が適度に冷やされるようになった。傾斜のきつい登りならちょうど良い加減で体を冷やしてくれたが、そうでもないところは正直言ってジャケットを着ていないと寒かった。最初の休憩をした時にジャケットを着、そのまま帰りに鉄塔付近を通過するまで着たままだった。鉄塔を過ぎてもしばらくはやはり幅広の登山道が続いたが、それも終わると今度はしゃくなげのトンネルが現れた。11月なので花は全くないが、6月頃の季節であればさぞきれいだろう。しゃくなげのトンネルは山頂付近まで続く。見晴台、前衛峰を過ぎると避難小屋が視界に入る。この付近はさすがに幅広登山道という訳にはいかず、普通の山道だったし、傾斜もきつかった。避難小屋で今日初めての登山者と遭遇。そして避難小屋からわずかの距離で岩場の山頂に到着。ここまで樹林帯で景色はほぼ何も見えなかったが、岩場に立って初めて周囲を見渡せた。狭い岩場だし、樹林帯の外なので風もピューピュー吹いているので、慎重に先に進んでピークと到達。山頂の標識は、南アルプス山域でよく見る団子のものだった。山頂は風が当たるし寒いので、少し下がって風の当たらないところで休憩を取る。ここまで出発から2時間かからず、休憩も1回軽く取っただけだった。10分ほど休んだ後に下りに取り掛かる。避難小屋付近で出会った人は、今日は小屋泊まりらしく、準備に余念がなかった。避難小屋の存在は知っていたが、実際に見てみるときれいだし大きいので、宿泊には十分適すると思えた。今度しゃくなげの時期に水食料と寝袋を持って泊まりに来ようと思う。帰りはとにかく来た道を戻るだけ。面白味には全く欠けるが、これ以外に道がないので致し方ない。下りで1パーティに出会うが、それ以外は全く誰もいなかった。登りで苦労した急傾斜は下りでは膝に良くないので慎重に下る。傾斜の緩いところは早歩き抜けられる。山頂付近の避難小屋出発から約1.5時間で駐車場に到着。御座山は初めてだったが往復で4時間かからず、クルマでの往復のほうに時間がかかることになってしまう。それでもなかなか良い山だったので、季節を変えて再訪をしてみたい。できれな避難小屋泊で。
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