記録ID: 1311702
全員に公開
ハイキング
中国山地東部
岡山県鏡野町 大神宮原〜井水山〜泉山〜笠菅峠 紅葉三昧
2017年11月12日(日) [日帰り]



体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 04:29
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 810m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大神宮原(だいじんぐうばら)駐車場<写真01>から中央峰頂上<写真12>までは急坂が続きます。道は広くよく手入れされており、下りは厳しいですが、上りは意外に歩きやすいです。一部、ロープ場があります。 林道合流点<写真04>まではアスファルト道です。擬木と土の階段を上りきると砂利道に出合います。 道標<写真06>からしばらくは掘り返されたような黒土の上に落ち葉が積もっていますが、すぐに丸太と黒土の階段状の道になり、休憩舎跡<写真07>まではロープもあります。濡れているときの下り以外はロープは使わずにすみそうです。 休憩舎跡<写真07>を過ぎると崩れやすい黒土の道はところどころ丸太と土の階段状になっており、急ですが思ったよりも歩きやすいです。標高1130〜1170mはロープ場で、木の根や埋まった石が階段状になっており、ステップが切ってあるところもあります。滑った跡が多数ある1か所以外はロープを使わずにすみました。下りはロープがないと歩き難いでしょう。両サイドにササが見られるようになるとすぐ中央峰頂上<写真12>に着きます。 井水山(いすいやま)頂上<写真14>から中央峰頂上<写真12>を経て泉山(いずみがせん)頂上<写真24>まではところどころ小石が埋まった道で、両サイドにササが続きます。濡れていると滑りやすい黒土で、中林(ちゅうり)の滝分岐周辺のみ少しぬかるみかけていました。 中央峰頂上<写真12>からのぞき岩<写真15>までは細い踏み跡を下ります。途中からは岩が続いており、岩の上を歩くこともできますが、岩の間が広く歩き難い所があります。いったん岩の根元に下りて右(北側)の巻き道に入り、岩の側面に張られたロープが終わってから岩の間を下ったほうが楽です。今回は巻き道を往復しました。 泉山(いずみがせん)頂上<写真24>から笠菅(かさすげ)コース登山口<写真34>までは、途中まで両サイドにササが続きます。濡れていると滑りやすい黒土の道が多いのですが、下りでも気を付ければ大丈夫です。泉山頂上<写真24>から下りはじめのみ、石が埋まって少しぬかるみかけた黒土にステップが切ってありました。 標高1100m辺り(鞍部の西)に迂回路があります。2,3m程ですが妙にふかふかで沈み込み、連れはバランスを崩して転びかけました。転んでもけがはしないでしょう。 擬木と土の階段を下りきると笠菅(かさすげ)コース登山口<写真34>です。ここから砂利道を歩いて笠菅峠<写真36>に出て大神宮原(だいじんぐうばら)駐車場<写真01>までアスファルトの林道を歩きます。 |
その他周辺情報 | 泉山の西には自然<奥津渓>と温泉<花美人の里など奥津温泉街>と食事<道の駅奥津温泉>を楽しめるスポットがあります。今年の紅葉ピークはちょうど今頃で平年並みだろうと思います。道の駅のランチバイキングは開始前から行列ができ、紅葉の時季は14時を過ぎても入れないことがあります。 一方、東の香々美湖畔にある越畑ふるさと村は、紅葉の穴場スポットです。今回、帰りがけに立ち寄ってみると、数人しかいなかったので、のんびりできました。こちらは日記に詳細を載せています。 |
写真
01大神宮原駐車場より
魚島の森
奥津ゴルフ倶楽部を少し東に進んだ所に「魚島の森」という看板とトイレが見え、その向かいの空き地に自動車を停めました。3年前は草地でしたが、重機で掘り返されており、大雨後はぐちゃぐちゃになるかもしれません。大神宮原(だいじんぐうばら)登山口<写真02>はこのすぐ近くにあります。
魚島の森
奥津ゴルフ倶楽部を少し東に進んだ所に「魚島の森」という看板とトイレが見え、その向かいの空き地に自動車を停めました。3年前は草地でしたが、重機で掘り返されており、大雨後はぐちゃぐちゃになるかもしれません。大神宮原(だいじんぐうばら)登山口<写真02>はこのすぐ近くにあります。
06道標越しに三ヶ上
中央峰北西尾根を標高750mまで登ってきた所に「泉山登山道休憩所140m」という標識が出てきました。振り返ると標高1034.9mの三角点がある三ヶ上(さんがじょう)が見えました。頂が3つあるというのが名前の由来ですが、ここからだと東端は小さく2つに分かれて頂が4つに見えます。
中央峰北西尾根を標高750mまで登ってきた所に「泉山登山道休憩所140m」という標識が出てきました。振り返ると標高1034.9mの三角点がある三ヶ上(さんがじょう)が見えました。頂が3つあるというのが名前の由来ですが、ここからだと東端は小さく2つに分かれて頂が4つに見えます。
07休憩舎跡
地形図では標高765m辺りに休憩舎跡があるようでしたが、実際には標高780m地点辺りにあるのではないかと思われます。ベンチがいくつかありましたが、まだ序盤なので休んではいられません。坊主になった木々が茂っており、展望は効きませんが、標高840m辺りからは振り返るとまた湯岳<写真03>が見えました。
地形図では標高765m辺りに休憩舎跡があるようでしたが、実際には標高780m地点辺りにあるのではないかと思われます。ベンチがいくつかありましたが、まだ序盤なので休んではいられません。坊主になった木々が茂っており、展望は効きませんが、標高840m辺りからは振り返るとまた湯岳<写真03>が見えました。
11紅葉斜面越しに
三ヶ上から湯岳
標高920mまで登ってきた所より北方面には標高1034.9mの三角点がある三ヶ上(さんがじょう)<写真06>、北西方面に標高1057.6mの湯岳<写真03>が紅葉越しに見えました。
三ヶ上から湯岳
標高920mまで登ってきた所より北方面には標高1034.9mの三角点がある三ヶ上(さんがじょう)<写真06>、北西方面に標高1057.6mの湯岳<写真03>が紅葉越しに見えました。
12中央峰頂上
大神宮原(だいじんぐうばら)コース登山口<写真02>より1時間ちょっとで中央峰頂上(1198m峰)に到着しました。向こう(北東)に見えているのが泉山(いずみがせん)<写真24>です。
大神宮原(だいじんぐうばら)コース登山口<写真02>より1時間ちょっとで中央峰頂上(1198m峰)に到着しました。向こう(北東)に見えているのが泉山(いずみがせん)<写真24>です。
13中央峰頂上より井水山
中央峰は泉山(いずみがせん)<写真24>と井水山(いすいやま)<写真14>のほぼ中央に位置します。ここから井水山方面(南南西)に進みました。道中ではリンドウ<写真31>のつぼみやカラマツ<写真30>の黄葉も見られました。
中央峰は泉山(いずみがせん)<写真24>と井水山(いすいやま)<写真14>のほぼ中央に位置します。ここから井水山方面(南南西)に進みました。道中ではリンドウ<写真31>のつぼみやカラマツ<写真30>の黄葉も見られました。
19のぞき岩東の岩
側面がスパッと切れたようになっておりおもしろかったです。のぞき岩を井水山(いすいやま)方向に少し戻った所にはいつくかの岩群があります。この岩をのぞき岩と間違う方もおられるかもしれません。
側面がスパッと切れたようになっておりおもしろかったです。のぞき岩を井水山(いすいやま)方向に少し戻った所にはいつくかの岩群があります。この岩をのぞき岩と間違う方もおられるかもしれません。
23三ヶ上&妹山
中央峰<写真12>と泉山(いずみがせん)<写真24>の鞍部から北方面を望むと、紅葉斜面の右側には左に1034.9mの三角点がある三ヶ上(さんがじょう)<写真06>、右に標高1121mの妹山(いもやま)が見えました。
中央峰<写真12>と泉山(いずみがせん)<写真24>の鞍部から北方面を望むと、紅葉斜面の右側には左に1034.9mの三角点がある三ヶ上(さんがじょう)<写真06>、右に標高1121mの妹山(いもやま)が見えました。
32泉山北東小ピークより
反射板越しに角ヶ仙
標高1110mの小ピークより尾根上に反射板が見え、さらにその奥には特徴的な山容をした角ヶ仙(つのがせん)がありました。反射板の側からも少しカラマツの黄葉が見られました。
反射板越しに角ヶ仙
標高1110mの小ピークより尾根上に反射板が見え、さらにその奥には特徴的な山容をした角ヶ仙(つのがせん)がありました。反射板の側からも少しカラマツの黄葉が見られました。
33角ヶ仙
展望の効かない道を下っていると、不意にこのような風景が目に飛び込んできました。「鏡野のマッターホルン」とも称される角ヶ仙(つのがせん)を少しズームしてみました。この麓にある香々美(かがみ)湖畔の越畑(こしはた)ふるさと村は紅葉の穴場スポットです。下山後に立ち寄り、その様子を同じ日付で日記に掲載しました。
展望の効かない道を下っていると、不意にこのような風景が目に飛び込んできました。「鏡野のマッターホルン」とも称される角ヶ仙(つのがせん)を少しズームしてみました。この麓にある香々美(かがみ)湖畔の越畑(こしはた)ふるさと村は紅葉の穴場スポットです。下山後に立ち寄り、その様子を同じ日付で日記に掲載しました。
37笠菅峠モミジ
大規模林道ができた記念に植えられたものでしょうか。1本だけでしたが、見応えがありました。ここから大神宮原(だいじんぐうばら)駐車場<写真01>まで、ところどころに植えられたモミジの紅葉やブナ科の黄葉を見ながら歩きました。
大規模林道ができた記念に植えられたものでしょうか。1本だけでしたが、見応えがありました。ここから大神宮原(だいじんぐうばら)駐車場<写真01>まで、ところどころに植えられたモミジの紅葉やブナ科の黄葉を見ながら歩きました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
泉山(いずみがせん)の西の麓にある奥津渓が紅葉の時期となり、多数の観光客で賑わう中、紅葉を見下ろせる泉山に向かいました。
コース上、たくさんの黄葉や紅葉が見られます。登山道沿いのカエデは本数が少なく、見頃には少し早そうでしたが、周辺の山々の斜面はオレンジ色に色づき、ちょうど見頃を迎えていました。特に井水山(いすいやま)頂上から少し西に下ったのぞき岩からは絶景を楽しむことができます。期待を裏切らない光景が目の前に広がりました<写真16〜18および動画参照>。今回はこの付近に住む獣人のハヤブサは見られませんでしたが、羽毛や糞はあり、元気そうでほっとしました。
最後のアスファルトの林道沿いにたびたび紅葉したモミジが見られたのは意外でした。最後まで紅葉が楽しめ大満足でした。
泉山の紅葉を楽しんだ後は、人で混雑している奥津渓には行かず、逆方向(東)に数kmほど進んだ越畑(こしはた)ふるさと村に行き、さらに美しい紅葉を楽しみました。そのシーンは日記(11月12日付)で紹介しています。
そろそろ寒くなってきたので今年の県北の紅葉はこのくらいにして、今週末はもう少し南の山を考えたいと思います。まだまだ知らない紅葉スポットがたくさんありそうで楽しみです。
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