弟一家と登る4回目の焼岳

2010年08月25日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.6km
• 登り: 1,067m
• 下り: 153m

コースタイム

●1992年データの旺文社「山と高原地図5上高地」のコースタイム(実際)
登山口〜焼岳小屋　3:10　(2:26)
焼岳小屋〜山頂　　1:10　(1:41)
山頂〜焼岳小屋　　0:40　(1:30)
焼岳小屋〜登山口　2:10　(2:00?)雨宿りが無ければ?

●詳細
自宅発5:30、沢渡「大橋」着6:17、バス発6:30、6:57ホテル着(小梨平往復)、7:55ホテル発、8:03登山口、10:29焼岳小屋着(トイレ・休憩)、10:44小屋発、10:55展望台、11:04峠、12:08分岐点、12:25山頂、13:44下山開始、14:45焼岳小屋、16:48雷雨・・・雨宿り・・・17:40(?)ホテル着

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

上高地は通年マイカー規制、沢渡に5箇所ある駐車場に車を停め(1日5百円)、バスに乗り換え(往復2千円)。バスは駐車場ごとに停車。

コース状況／危険箇所等

登山ポスト:登山口にあり
登山口:林道から西穂山荘へ向かう登山道の分岐点。立派な門があり(写真参照)。見逃すことは不可能。この登山口をくぐらずに、林道を左手に折れる。
ハシゴ数箇所あり。

写真

8/25 6:03

国道沿いの大カツラ(定点撮影)

8/25 6:22

沢渡から上高地へ、バスは往復割引2千円がおすすめ。
でも、バスの時間に間に合わなかったら?
払い戻しは、割高です。使わなかったチケットはシーズン中いつでも使えるので、例え割高の片道チケットを買っても、帰りに使いましょう。

8/25 6:37

雲間の滝
バスの車窓から定点撮影
場所を知っていて見ないと、一瞬で消える。
左右の上部にも滝があるが、晴天が続くと消える。

8/25 6:42

新しい釜トンネル内部
まだマイカー規制が通年でなかった時代、昔の釜トンネルを自分で運転して行ったのは、いい思い出です。半端でない傾斜、狭さ、暗さでした。

8/25 6:44

焼岳(2455m)
手前の崖は、釜トンネルを出てすぐ、左手に。
過去に一度、この斜面から湯気が出ているのを目撃し、信大理学部の教授にメール添付で写真を送ったことも。湯気=熱にさらされた場所は、土が黒くなってます。

8/25 7:09

河童橋と穂高連峰
ホテルの朝食が遅れているとかで、時間つぶしに小梨平のトイレまで足を延ばす。

8/25 8:03

西穂登山口
見逃すはずの無い登山口でしょ?　ここにポストもあります。
焼岳へは、この手前、左側の林道へ。

8/25 8:03

焼岳へ向かう林道。
高1の甥、小5の姪、44歳の弟
34年前も、こんな光景だったのかと思う。
44歳の父、40歳の母、中1の私、小5と3の2人の弟。

8/25 8:15

林道からいよいよ、登山道へ
甥が一番乗り。
これだけ標識があれば、見逃すハズは無し

8/25 8:17

サルに先導される弟
最初は森の中を行く。

8/25 8:40

ゴゼンタチバナの実
葉が5枚以上でないと花が咲かず、実もつかない
そう父が教えてくれた。父が教えてくれた最初の高山植物。次はダイコンソウだったかな?

8/25 9:16

ヒカリゴケ
4回目とは言え、前回から何年?
でも、ちゃんとヒカリゴケの場所を覚えていて、子供たちに見せることができました

8/25 9:39

ハシゴを登る
姪には気の毒だけど、ハシゴはこれだけではない。
もう一つのハシゴには、行きも帰りもアサギマダラが。

8/25 9:39

霞沢岳と上高地
やっと視界が開ける

8/25 9:39

リンドウ
(何リンドウかな?)

8/25 9:41

やっと焼岳を望む
浸食された火山灰の白と、生い茂る笹の緑と。

8/25 9:43

・・・ウド?
抜ける青空、白い雲、香る草

8/25 9:59

再び焼岳

8/25 10:16

白い枯れ木が1本、鞍部に立つ。

8/25 10:29

焼岳小屋
(昔は焼岳山房と言ったと思う・・・小屋の人の書いたノートが印象深くて忘れがたい)

8/25 10:40

トイレ内の張り紙
山小屋はこういうところ多いです。
抵抗があっても、きちんと守りましょう。
と言うか、富士山の山小屋がこれを徹底しない限り、世界遺産登録なんて無理。

8/25 10:51

岐阜県側、中尾温泉を望む
こちらのルートはまだ行ったことが無い

8/25 10:55

山小屋を出て稜線から焼岳を望む
NHK試して合点の極意、「歌いながら登る」を試してみました。
しかし、はた迷惑なのでは?

8/25 10:56

何とかと煙は高いところが好き

8/25 11:04

中尾峠・・・かな?
焼岳が噴火して、大正池ができたとき、小屋の人は骨折していながらこの峠を中尾へ下ったそうです。

8/25 11:10

上高地のTホテル
あそこに、奥さんがいます。
A高山岳部の女子の間では、明神池(穂高神社奥宮)で挙式して、このホテルで披露宴というのが、夢でした。

8/25 11:45

今回の靴。
やばいなあと思っていたら穴が空いてました。
いいの、靴底さえあれば。
奥穂も運動靴で行ったことがあります(さすがに懲りました)。
夏の富士山(長野県から日帰り)も運動靴で行きました(全然懲りてません。って言うか、常念も千円足らずの運動靴で行っちゃいますね)。

8/25 12:06

中の湯への分岐点近く
噴煙があがる
すさまじい硫黄臭。

8/25 12:08

分岐点より、小屋方面を見下ろす
甥と一緒に、弟と姪を待つ

8/25 12:25

焼岳山頂より
古い火口の絶壁を見下ろす

8/25 12:26

ここにも噴煙
中尾峠ではミヤマカラスアゲハを見、
山頂ではキアゲハを見ました
8月の霞沢山頂にも、キアゲハが舞ってたなあ。

8/25 12:26

焼岳の火口湖

8/25 12:26

焼岳の南峰(ここが、2455mなんだと思う)
入山禁止
焼岳は4回目と言っても、実は前の2回はまだ北峰さえ入山禁止の時代で、展望台までしか行ってないのです

8/25 13:08

焼岳小屋から後についてきていた外国人パーティ
探検が目的のツアーだそうです
イギリス、カナダ、アイルランド、スコットランドの英語圏より参加、アメリカ人が一人だけ米語圏から参加。
あの、そこは立ち入り禁止なんですけど。
一応、言いましたが、何せ「探検」目的なので。
しかし、彼らにとって、噴煙にこれだけ自由に近づけるのがワンダフルらしく、焼岳の意外な魅力を教えてもらいました。

8/25 13:21

下山、分岐点より山頂への道を振り返る
今回は同じ道を往復するので、帰りのみのゴミ拾い。右手にゴミ挟み、左手にビニール袋。

8/25 13:21

タバコの吸い殻
分岐点は休憩地点でもあるので、ついつい物が落ちるのは仕方ないとしても、これは確信犯。
山で「とる」のは写真だけ、山に「残す」のは足跡だけにして〜
むろん、1本残らず拾う

8/25 13:27

穂高連峰を望む
右下は上高地
さぞや暑かろう

8/25 13:36

焼岳小屋(右上青い点)と
そこへ至るつづら道

8/25 14:16

槍ケ岳遠望
一瞬ね
これで一応3勝1敗、まずまず。

8/25 14:31

小屋まで●●
夏雲の下には、笠ヶ岳の稜線
(山で「後少しだ、ガンバレ」は信じちゃいけない。

8/25 14:35

稜線の父子
遠い日に見た光景がよみがえる。
中の湯分岐点からは、私が姪と一緒に歩きました。

8/25 14:37

山小屋へ
弟、甥、姪、私
外国人グループも小屋まで下ったのだが、その後全然追いつかなかった。
雷雨の時はどうしていたのだろうか。

8/25 14:41

枯れ木
のけぞる人のよう
イナバウア〜

8/25 14:43

クロマメノキの実?
名前はどうでもいい。ブルーベリーの仲間で食べられます(特定公園内ではダメです)。

8/25 15:42

アサギマダラ
渡りをする蝶
もののけ姫のシシ神の池に舞っていた蝶のモデルではないかとひそかに信じてます
行きも帰りもこのハシゴにいました。同じ個体か?

8/25 15:47

ゴミ2
こんなの、置いてくなよ・・・涙
ま、よくあることです、皆、気がつかないだけで。ゴミ袋が一気に重くなる。

8/25 16:17

ゴミ3
昔はなかったペットボトル
特に500mlサイズが解禁されてから急増
(物事には色んな側面があるのです)

8/25 16:48

突然の雷雨
後10分くらいで林道かな、というところで雷雨
雨の中を林道まで歩き、林道脇の施設の軒下で30分ほど雨宿り。
あともうちょっとだったのに。

8/25 18:13

ホテルから仰ぐ焼岳
雷雨が去り、ホテルのベランダから焼岳を望む
あそこへ行って帰って来たんだよ(また、行こうね)

8/25 18:13

ホテルから仰ぐ西穂高岳
西穂の山頂は、下からは丸っこく見えます

8/25 18:14

夕暮れ
この後、弟一家と夕食をともにしたのですが、釜トンネルが閉まる時間(8時)に危うく間に合わないところであった。
憧れのホテルのディナーをマッハ(死語)で詰め込み、慌ただしく別れを告げ、タクシーに飛び乗り、ぎりぎりセーフ(こうして帰りのバスチケットが宙に浮くのであ〜る)。

感想

yamamusume

憧れの上高地のTホテル。
弟一家がそこに2泊し、焼岳に登るから一緒に来ない?
と誘ってくれたので、ありがたく加わらせてもらいました。
でも、年寄りが二人いるので、泊りはあきらめ。
下から登って行って合流。

でも、Tホテルは登山基地としてはむいてないかも。。。
朝食も夕食も混むので、予定通りに出発できないのです。
サービスはすごかったけど。

弟と山に行くのは、実に34年振り!
甥や姪と登るのも初めて。
奥さんは残念ながら体調不良でホテルでお留守番。
しかし、この弟、自分が健脚である自覚がない。
自覚が無い人は怖い。

私も職場の女子達を誘って、いきなり涸沢日帰りに行き、帰りにパノラマコースをたどって立ち往生したことがあります。私が中学1年の夏、家族でサルの群れのように登ったあのルートが20代の女の子達には難所だったとは・・・。これで自覚しました、自分のペースで考えてはいけないと。松本に着いたのは日帰りで無くなる寸前、23:45でした。。。翌月、こりずに徳本峠日帰りを強行し、帰りのバスのチケットを使ったのだけど。

自覚の無い弟でも、家族が一緒ならペースもそれなりだろう。
というわけで、一緒に登り、登ってる最中は自覚するようにと説いておりました。

焼岳は4回目。
1)前穂〜奥穂〜西穂〜焼岳と縦走(単独)
2)焼岳〜西穂と縦走(職場の有志)
3)上高地〜焼岳〜中の湯(ボランティア日帰り)
4)焼岳往復(今回)

1回目2回目は、活火山で入山規制があり、展望台まで。山にゴミバサミとビニール袋を持参するようになったのは、3回目4回目。
尚、このゴミ拾いは、パークボランティアの活動にはカウントしてません(李下に冠を正さず)。