裏岩手連峰をちょびっと+昭和な宿

2011年09月05日(月) [日帰り]

• GPS: 08:58
• 距離: 15.5km
• 登り: 465m
• 下り: 1,154m

コースタイム

4:30 道の駅にしね集合
5:15 松川温泉(車に相乗り)
5:45-6:00 八幡平山頂駐車場
6:17 畚岳登山口
6:46 畚岳
8:04 諸桧岳
8:56 前諸桧
9:50 嶮岨森
10:27-11:30 大深山荘
12:34 大深湿原経由源太ヶ岳分岐
13:13 水場
13:53 丸森橋
14:39 源太ヶ岳登山口
14:56 三ツ石山登山口
15:10 松川温泉

天候

曇り〜一時晴れ〜曇り
台風12号の影響で、終日風強し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八幡平頂上にはレストハウス前に有料駐車場と、少し岩手県側に降ったところに無料駐車場があります。

松川温泉三ツ石山登山口と、源太ヶ岳登山口に駐車場があります。
今回は、松川温泉三ツ石山登山口に車をデポしました。
松川温泉三ツ石登山口の上にはきれいなトイレがあります。

バス停は、松川温泉にも、八幡平頂上駐車場にもあります。
時刻表→http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/rosen_bus/schedule/01_hachimatai.html

コース状況／危険箇所等

特に危険箇所はありません。
畚岳登山口〜大深山荘は、刈り払いもされており、歩きやすい道です。
前諸桧のピークから5分ほどの所で道が一部くずれています。乾いていたので滑りませんでしたが、濡れているときは注意してください。
大深湿原と源太ヶ岳分岐から水場までは、石や段差、ぬかるみなどで歩きにくい道です。水場を過ぎると足場は良くなりますが、ぬかるんでいるところは滑りやすいです。また、草が茂って木道を覆うくらいの所もあります。

下山後の温泉は、峡雲荘、松川荘、松楓荘があります。宿泊は松楓荘にしました。平日なら1万円を切れるからです。
http://www.hachimantaishi.com/~shofuso/
Bコース、平日8,400円で宿泊しましたが、宿の快適性を考えるとCコース平日6,800円なら許せるかも。

写真

八幡平頂上無料駐車場をスタート!長い長い縦走が始まります。

9/5 5:58

出発前の記念写真。かなりのガスと風…。

9/5 6:15

畚岳登山口、畚岳山頂にはガスが。

9/5 6:16

9/5 6:21

シロタマノキ、実を口に含むとサルメチールの香りがします。

9/5 6:24

ここが縦走路との分岐かな…?山頂まで700m。

9/5 6:29

アカモノの実…じゃないよね(--;)

9/5 6:34

コケモモの実は、ほんのり甘い。と思ったら、アカモノだった!(爆笑)

9/5 6:37

ここが、本当の縦走路との分岐でした。山頂まで200m、ここからちょっと坂道。

9/5 6:46

畚岳(1,578m)山頂、今日最初のピークです。

9/5 6:47

今日の一番のピーク!後は下る一方ですが…それにしても、風が強い!吹き飛ばされそう…。

9/5 6:53

アカモノの木がたくさん。大深山荘までの道のあちこちで、アカモノの実が出迎えてくれました。

9/5 6:37

さぁ、縦走路へ。

9/5 7:28

諸桧岳に向けて歩を進めます。

9/5 7:31

これは何かな〜。

9/5 7:31

9/5 7:34

9/5 7:34

オオバタケシマラン、ねじれてます(^^)

9/5 7:36

ツルリンドウもこんにちは!

9/5 7:53

9/5 8:03

風は強いけど、心配したほどでもない♪

9/5 8:03

諸桧岳(1,516m)、防風のためカッパを着たまま。

9/5 8:10

振り替えると、畚岳の山頂が見えました。

9/5 8:33

沼の中に点在する石、だから石沼!?

9/5 8:37

その隣の沼は、ミツガシワがいっぱい!あっ、何か動いた!

9/5 8:37

良く見たら、ミツガシワが風になびいて、まるで水面を滑って動いているように見えたのでした。

9/5 8:45

9/5 8:56

前諸桧(1,481m)

9/5 9:01

ピークから5分くらいの所で、登山道が崩れていました。

9/5 9:03

この先は目指す嶮岨森、大深岳。

9/5 9:06

前諸桧から嶮岨森までは、一度下ってまた登ります。下る途中で三日月形の沼(一部干上がっています)が見えました。

9/5 9:13

嶮岨森が近づいてきます。

9/5 9:25

振り返ると、諸桧岳、その奥の右は茶臼岳。

9/5 9:39

ミヤマウツボグサ…かな?

9/5 9:41

鏡沼が見えました。

9/5 9:43

嶮岨森のピーク手前の岩場で。岩を見ると登りたくなる?馬鹿と何とかは高いところが…(^^;

9/5 9:46

嶮岨森(1,449m)

9/5 9:47

風が強くて飛び立てないキアゲハ。

9/5 9:48

9/5 9:44

コケモモの実。嶮岨森の山頂には、色々な高山植物があります。6月下旬に来てみたいかも!

9/5 9:51

またまた、振り返って。

9/5 10:01

尾根の左側を見ると、樹海ラインが見えます。

9/5 10:16

エゾオヤマリンドウは、縦走路のあちこちで見かけました。

9/5 10:21

9/5 10:25

大深山荘に着きました!

コースタイムと皆の疲労度を考えて、計画変更。ここで早めの昼食1時間、あとは松川温泉を目指します。

9/5 11:27

山荘の前から左に折れて大深湿原へ。

9/5 11:34

草紅葉が始まっています。

9/5 11:36

シロバナトウウチソウ

9/5 11:37

9/5 11:37

ミヤマダイモンジソウも終盤。

9/5 11:40

湿原の水場。

9/5 11:40

9/5 11:42

モウセンゴケの花のあと…

9/5 11:43

キンコウカの花のあと…たくさんあったので、シーズンは見事だったことでしょう。

9/5 11:44

イワショウブの赤い実。

9/5 11:49

きれいな苔

9/5 11:50

大深山荘から源太ヶ岳に向かう途中に出る道との分岐。熊さんのあと…。

9/5 11:51

ミヤマホツツジの実

9/5 11:56

湿原にはミヤマリンドウもたくさん。これは、まるで10枚の花びらに見える個体があったので。

9/5 11:59

エゾオヤマリンドウの葉も色づいてきています。

9/5 12:02

アオノツガザクラの実

9/5 12:03

9/5 12:30

イワイチョウがしぶとく咲いていました。

9/5 12:36

大深湿原と源太ヶ岳との分岐。ここから先は道が歩きにくくなります。

9/5 13:09

9/5 13:11

タケシマランの実、ねじれていません(^^)

9/5 13:13

この水場のあたりまでが、石や段差、ぬかるみで、歩きにくい道でした。ここから先は少しはまし。

9/5 13:15

9/5 13:33

ツバメオモトの実

9/5 13:39

オヤマボクチ

9/5 13:50

これは何でしたっけ?イヌショウマかな…?

9/5 13:53

ぬめぬめした紫色の茸

9/5 14:31

足元が尖った石で整備された道になると、登山口が近づいてきます。

9/5 14:33

地熱発電所の変電設備、ここまで来ると着いたも同然。

9/5 14:38

樹海ラインに出ました。お疲れ様〜。ここから三ツ石山登山口に向かいます。

9/5 14:39

9/5 14:46

松川大橋と松川地熱発電所。あの橋のところに奥産道の端っこが。あそこから三ツ石山に、いつか歩いてみたい。

9/5 14:50

ちょっと道を間違えて、松川地熱発電所方面へ。ここで気づいて三ツ石山登山口に戻ります。

9/5 15:10

今日のお宿、松楓荘…ホームページとのあまりのギャップに、びっくり!あっ、そうなんだ…。

9/5 15:30

つげ義春の漫画に出てきそうな風情…。現代を忘れることはできそうです。

9/5 15:33

洗面所で今夜のワインを冷やす(^^;

9/5 16:28

風呂上りに、1週間ぶりのアルコール!部屋には冷蔵庫はありません。フロントにつながる電話も、もちろんない。テレビは懐かしのテレビデオでアナログ放送をお楽しみください…。

9/5 17:02

橋を渡って今日2回目のお風呂、岩風呂へ。

9/5 17:03

うーん、昭和な雰囲気…。

9/5 17:15

お湯は熱いので、温度調整のために沢水で加水しています。

9/5 17:16

9/5 18:03

日も暮れて行灯に灯がともると風情がある、とも言う。

9/5 18:05

今日の夕食。飾り気はないですが、美味しかった。

9/5 18:08

日本秘湯を守る会の宿ならではの秘湯ビール!濃い目の味だそうです。

9/6 7:18

朝、宿の猫が丹念に脚をなめています。宿の人によると今夜はちょっと雨かな…?

9/6 7:23

朝ごはんも美味しくいただきました。

9/6 7:02

玄関脇では温泉卵製造中。

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ7 パナソニック

感想

pomchan4

登山を始めて3年目、もっと遠くに、もっと長く歩きたい!という自分の願いから、裏岩手連峰縦走路(の一部だけど)を1日で歩き倒す計画を立てました。
でも、一人では不安、強力なサポートを、と、山の会に入るきっかけを作ってくれた先輩と、同期入会で登山を始めた友だちを強力サポートにお願いし、3人で歩いてきました。

当初は、畚岳から大深岳・三ツ石山経由で松川温泉の行動時間(休憩含み)10時間で計画、イメージとしては一番高い畚岳から、あとは多少の上り下りはあっても、ずーっと下る…でしたが、実際に歩いてみると計画より30分早めにスタートしましたが、台風12号による強風もあり、行動時間がもう少し掛かりました。
4時間30分後に大深山荘に着いた頃には、もう、ちょっと疲れました…。そこで皆で相談し、ここからさらに5時間(昼食休憩を含めると6時間)の道のりを続けるより、そこから松川温泉に下りる3時間ほどのルートを取ることにしました。
朝も早かったので、早めの昼食をゆっくり1時間ほど取り、せっかくなので、初秋の大深湿原を味わいつつ、下山へ。ただ、この道は石がゴロゴロ、ぬかるみもあり、疲れました。心は早く温泉で一風呂浴びて、一杯飲みたい!(爆)
ほとんど同年代なので、懐かしの思春期のスターの思い出や楽曲の話(NSPが中心…って、ローカル!)に花を咲かせつつ、登山口へとたどり着きました。

今回は、お互いの空きそうなスケジュールで調整しつつ日程を決めたので、花にも紅葉にも中途半端な季節でしたが、今度はどちらかの季節で、今度こそは三ツ石山経由で歩いてみたいと思います。
まずは来年、松川温泉→源太ヶ岳→三ツ石山→松川温泉の馬蹄形縦走をしたいかな。
そしていつかは、三ツ石山→鬼ヶ城→岩手山山頂→馬返しをしたい…。それには課題もいっぱいです。体力・筋力、登山技術、クッキング、何より苦手な避難小屋のトイレ…。でも、ますます、夢だけは膨らみます。

ところで、街暮らしの自分にとっては衝撃の宿(といっても、そんなにボロくはないのですが、冷蔵庫も金庫もない古い部屋、昭和の香りただよう共同洗面所、簡易水洗トイレ…)は、今回の山行以上に印象に残ったかも。
朝、たんねんに手をなめていた猫(名前はねこ、ニャンコ、ニャーと呼ばれているらしい)で天気占いをしましたが、実は同期の友だちの朝食の鮭を失敬して、その後始末であったことが判明(爆)しました。
ところで、宿ではドコモとAUの室内用アンテナを借りて携帯を使えます。もちろん、ソフバンは使えません(エッヘン)!

コメント

tanigawa

ムラサキアブラシメジモドキ
＞ぬめぬめした紫色の茸

　は、これですね。
　食べられます。

pomchan4

食べられるんですね(××)
tanigawaさん、ありがとうございます。

色といい、食べないで！と言ってるみたいなんですが…茸は見分けがつかなくて難しいです。

サク姉

アオノツガザクラの実
わ、これ、アオノツガザクラの実なんですか！

よく見るんですが、何かな〜って思ってました。

お花も実も温泉も楽しめて
いい山旅でしたね

pomchan4

sakusakuさん、今晩は。
そうなんです。

同じ場所の初夏の記録↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122157.html

実りの秋は、ちょっと寂しいですね…

Spring

こんばんは☆
まさに、そのコースをその通りに歩きたいと思っているのです！
でも、一人で縦走は色々と難点がありますよね。
でもとても参考になりました。
ありがとうございました☆

pomchan4

springさん、今晩は。
単独での難点は、ずばり熊さんですね