記録ID: 1320375
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
【寝坊した朝に】本社ヶ丸・鶴ヶ鳥屋山
2017年11月25日(土) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:55
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,256m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場:宝鉱山バス停のところにある駐車場 無料、トイレポストなし 復路:ダラダラと20号線で 笹子駅、初狩駅共に駅周辺に駐車場はなし、そりゃそうか |
コース状況/ 危険箇所等 |
スタートから間違えて沢筋を進んでしまった、作業道なのかピンクテープ、踏み跡多数あり。尾根筋2つほど乗り越してコースに復帰。 とにかく落ち葉がすごくて、ぼんやりしていると滑る、見失う、気が抜けない。 |
その他周辺情報 | コンビニは20号線沿いに多数あり、南側705号沿いにYショップ。 下山後のお風呂は20号線沿い日乃出鉱泉、まるで家風呂500円。電話入れてから訪問、17時までとギリギリだったが快く迎えていただいた。 20号線すぐの食堂「いなだや」にて晩ごはん。昭和の食堂、山梨の郷土料理おつけだんごは宴会のみで対応との事。 |
写真
撮影機器:
感想
「甲州。ここの山々の特徴は、山々の起伏の線の、へんに虚しい、なだらかさに在る。小島烏水といふ人の日本山水論にも、『山の拗ね者は多く、此土に仙遊するが如し。』と在つた。甲州の山々は、あるひは山の、げてものなのかも知れない。」
太宰治の「富嶽百景」にある一節だ。確かに山梨の低山ってそういうところがある。そしてそのなだらかな稜線に登ると、必ず大親分の富士山がデデンと現れるのだ。
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残業の金曜日、必然的に寝坊スタートな土曜日。日帰りでサクッと行きたい山フォルダの中から鶴ヶ鳥屋山をチョイス。中央道を走る時にその格好の良さにいつも見惚れていた山だ。
笹子駅か初狩駅に車を停めて、ひと駅戻ろうかなんて思っていたら、どちらにも駐車場はなし。ということで宝鉱山から本社ヶ丸経由でぐるり。
落ち葉の積もる登山道を黙々と詰めると、秀麗なる富士の峰がどどどーん。思わず笑顔がこぼれ出る。
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同じ作品の中で、思っていたよりもデカい富士が見えた時のことを太宰はこう書いている。
「おどろいた、といふよりも私は、へんにくすぐつたく、げらげら笑つた。やつてゐやがる、と思つた。人は、完全のたのもしさに接すると、まづ、だらしなくげらげら笑ふものらしい。」
今も昔も、その雄大な山容は人の心を捉えて止まない。
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