聖岳(北又渡崩落あり)


- GPS
- 10:29
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,316m
- 下り
- 3,305m
コースタイム
下栗大野-北又渡崩落地点前(車移動)
北又渡5:06-易老渡5:47-便ヶ島6:02/6:12-西沢渡ゴンドラ6:47-苔平8:28-薊畑分岐9:13/9:33-小聖岳11:03/11:08-聖岳10:54/11:07-奥聖岳11:18/11:26-聖岳11:42/11:56-西沢源頭-小聖岳12:18-薊畑分岐12:40-西沢渡ゴンドラ14:17-便ヶ島14:40-易老渡14:56-北又渡15:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■この前の大型台風の影響で北又渡(易老渡の5.3Km手前)の道が崩れ落ちてしまって、当分の間復旧はできそうもありません。 下栗大野に通行止の馬が置いてありますが、脇を抜けて北又渡まで3.5kmは入れ、道路左に10台程度駐車できるスペースがあります。 ■北又渡からは土砂が崩れ落ち、水が流れ出ていますが歩いて通ることは可能です。 ■便ヶ島から森林鉄道の跡の道もあちこちで、土砂が崩れ落ち、水が流れ出ていますが同じく歩いて通ることは可能です。 ■西沢渡を過ぎてからは問題なく進めます。 ■小聖岳を過ぎてからの尾根にある西沢源頭は、台風後のせいか水量は豊富でした。しかし雨が少ない時は当てにしない方がいいかもしれません。 |
写真
感想
行くと便ヶ島へは通行止めとの看板。事前に電話してみればよかったが後の祭り。この前天気に恵まれなかった塩見岳への変更も頭を掠めたが、通行止めから先は走ればいいやとそのまま行く。下栗大野に通行止の馬があり、そこで車を止め寝る。夜と朝に車が数台来たが、看板を見て引き返して行った。
朝5時前にスタートして走り始めていたら、車が2台追い抜いていく。急遽車まで引き返したら馬の脇が開いていて、ここをすり抜けて行ったらしい。馬があるので、もう通れないと思い込んでいた。そこから3.5Km行って車が4台駐車しているので、そこから再スタート。結構下っていたので、帰りに3.5Km登るのを考えると、車で移動できたのは助かった。
不通箇所は道が崩れ落ちて無くなっていた。これではこの秋中の復旧は難しいかもしれない。
4.7km走ったところで易老渡0.8km便ヶ島2.8kmの看板。崩落の影響で遅れているのに便ヶ島まではさらに2.8kmもある。光岳にしようかと迷ったが天気の崩れは無さそうなので、帰りの時間が遅れるだけだと初志貫徹。
西沢源頭の水は当てにできないとネットにあったので、便ヶ島で今までに飲んだ分を補給。聖光小屋には車があったが、こちらに置いていて孤立してしまったんだろうか。小屋を偵察に行ったら扉は閉まっていたが、前に犬がつながれてた。この状態では人も来ないだろうに、誰か居るのだろうか、不思議。
登山口から登って森林鉄道の跡を走るが、土砂が崩れ落ちていたり、川になっていたり、崩れ落ちていたりでひどい状況。
西沢渡ゴンドラの所で大学生のパーティに追いついた。昨日タクシーで崩落地点まで来たが、聖光小屋まで辿りつけず途中で幕営したとのこと。
ネットにはゴンドラは一人では渡るのが大変と書いてあった。行きは大学生に頼めば手伝って貰えるだろうが、帰りは一人。石づたいに渡れないかと探したが、台風後の増水で、渡れるところはない。思案しながら一人でロープを引っ張ってみると動く。必ず複数で山に登る訳ではないんだから、一人で動かせるように作ってある筈と後で納得。しかし後半になってくると撓んだロープの部分を登るようになるのでヘトヘトになった。
そこから勾配が急になりカラマツ、シラビソの林の中をひたすら登る。
2時間半で薊畑に出て一気に開ける。形の良い上河内岳が目の前にあり天候も最高で、思いのほか時間を過ごしてしまった。(上河内岳の西面に雪渓が残っていると思っていたが、帰りに良く見たら沢だった)
小聖岳を過ぎて尾根を行くと西沢源頭があった。ネットでは滴をカップで集めるのに20分かかったとかあったが、台風の後のせいだろうが、すごい勢いで流れている。2Lの水を持って上がったが、これなら減らすことができた。
聖岳への急登で登山者と会った。話を聞くと荒川小屋でバイトをしていて、台風で客が来ないので休暇をもらって光岳まで往復するとのこと。北又渡崩落の様子を伝えたら、またお客が少なくなりますねと言っていた。
聖岳は登山者はなく独り占め状態。眺望が最高で360°見渡せた。赤石岳が手に届くところに見え、登ってみたくなった。案内板を見ると赤石岳の左に見えているのは夏休みに登った仙丈ヶ岳だ。南の方角に大無間山を探す。自分が登った山は愛着があって見つかると嬉しい。天気がいいので奥聖岳にも足を延ばす。方向を変えて見ると赤石岳-大沢岳-兎岳-聖岳の尾根ルートがよくわかった。
ゆっくりしたいが、帰りのロード部分があるので引き返すことにする。
西沢源頭で水を補給。
ずっと続いている腰痛が下りの時に原因があるようなので、スキーの膝を入れる感覚を意識してみた。(帰ってきてからのダメージも少ないような気がします)
サッカー女子の五輪予選が4時半開始で帰って見たかったので、それを念頭に先を急ぐが、途中で到底無理なことがはっきりしてきた。
下りで足の小指が圧迫されてロードに出るころは痛い。足先に余裕のあるシューズが欲しいな。それに水が出ているところで濡れないゴアのものが。(→翌日ララポートに行って注文してしまいました。)
今回は天気予報が晴れのち曇りだったので眺望は望み薄かと思ってましたが、昼を過ぎてもガスが出なくて最高の眺望に恵まれました。味をしめて、静かな南アルプスの山をもっと登ってみたくなりました。
コメント
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9月10日の夜に私も聖岳か光岳に登ろうとして北又渡発電所手前まで行きましたが、通行止め立て看板に遮られて御嶽山に登り返しました。
しかし、すごいですね。あれを見ても登山をされる人がいるのに感心しました。相当な距離を歩いておられる。
isorokuさんは御嶽山に変更されたのですね。
私も迷いましたが、その分自分の足で行けばいいやと開き直って予定通り行きました。
時間を余分に見ないと行けませんが、登る人が少なくなって穴場かもしれませんね。
私は崩落通行止めや南アルプス南部の静岡側からのアプローチ用に、MTBが欲しいなと思っています。
今週末聖に登山予定でしたが、林道通行止めと聞いて中止しようと思ってました。往けないことはないようなのでメンバーで相談してみます。(このレポートを参考にさせていただきます)
私も新穂高から槍ヶ岳を日帰りするのにMTBの購入に悩んでいます。
南アルプスでもあった方が便利ですか?
アマゾンの下記のが安くていいのでは。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 702 blackguards 26インチ アルミフレーム 折りたたみマウンテンバイク シマノ21段変速 前後サスペンション LEDライト/ワイヤーロック標準装備
\16,724ですが。
OHmoriさん。
私も情報なしで行って不安だったので、私の情報を生かしてもらえれば本望です。
便ヶ島から聖岳登山口までは土砂崩れ箇所が数箇所ありますが、注意して通れば行けました。
isorokuさん。
私はまだ南アルプスの静岡側からは行っていないのですが、沼平から先、MTBで走った人の記録を見ましたので使えそうです。お金とバスの運行時間に制約されないのが魅力かなと思います。
isorokuさんのお勧めのバイクチェックしてみます。そんな安いのがあるんですね。
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