毛木平-信濃川の源流を辿って甲武信ヶ岳


- GPS
- 06:54
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,089m
- 下り
- 1,093m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:46
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スタッドレスは必須でした。 積雪自体は5センチ程度だったので毛木平までは普通に車で行くことができました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪状況は5センチから10センチ程度 新雪に覆われて凍結状況が分からなかったので、登り始めて直ぐに2回転んでしまいました。12本爪アイゼンを使いましたが、チェーンスパイクで歩いたほうが歩きやすいと思います。 |
その他周辺情報 | 小海町の八峰の湯(ヤッホーの湯)500円に入って体を温めてから帰りました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池(1)
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
|
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感想
千曲川源流までは傾斜緩いので登りやすい。
12本爪アイゼンは必要ありませんが、チェーンスパイクか軽アイゼンは必須です。
谷底なので景色は楽しめませんが、登りやすいコースです。
樹林帯を登る道なので(気温はマイナス10度)風が吹かず思ったより寒くないです。
稜線と山頂も風が時折強く吹くとき以外はそれほど寒いと思いませんでした。
先週の土曜日の記録になりますが、3週連続で奥秩父に行きました。
向かったのは百名山甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)、その前の週に登った金峰山の東にある山です。
瑞牆山と金峰山はいったん山梨県側から登り始めましたが、甲武信ヶ岳は同じように山梨県側の南斜面から登ることもできますが、アイゼン登攀習熟のため北側の川上村から千曲川の源流を辿って登ることにしました。
3週連続で早起きしますが、本日は長野県側なので距離が近いと思って少し起きる時間を遅くしました。でも川上村は思ったより遠かった。
06:33 暗いうちに登り始める予定が、日の出直前ですっかり明るくなってしまいった。
毛木平の駐車場は約60台が駐車可能な大きなもの。トイレもありましたが冬季閉鎖中。前日に雪が5センチほど降り、全くトレースの無い駐車場に車を滑り込ませた。
06:47 登山口からしばらくは林道で傾斜もなだらかで登りやすいのですが、新雪に隠された凍結路面で転び、左尻を強打・・・
06:55 凍結路面が隠されているので慎重に登りますが、
07:03 結構な下り坂の手前でまた転倒、今度は右尻を強打。
右も左も尻には脂肪がたっぷりついているので痛くはないが、この下りで転んだらただじゃ済まないので、
07:07 アイゼン装着、これで安心して歩けます。
07:17 千曲川の流れを左手見ながら、川の音と自分の足音以外聞こえない世界をひたすら登ります。
新雪が降ってトレースが分かりにくい場所がありますが、ピンクリボンがしっかり貼ってあるので迷うことは無いでしょう。
07:19 標識もたくさんあるし。
07:36 何度か千曲川の支流を渡河しますが、木の橋がかかっていたり、この時期は凍っているので問題なく渡れます。
07:48 毛木平からのコースは川沿いを行くので、空は明るくなってきましたが登山道は薄暗い。誰も登る人はいないし、鳥の鳴き声もまだ無い。
07:52 登山道が越水した川の水でスケートリンク状態。アイゼン無いと歩けません。
08:14 1時間40分ほどでナメ滝に到着。コースタイムどおり。
大きな滝幅のほとんどが凍結し、雪に覆われて真っ白。
08:17 距離的には半分以上歩いていますが、まだまだ源流は遠いぞ。
08:23 小刻みに標識があるねぇ。
8:33 登山道が東に向きを変えたので、ようやく陽の光が。
そして、気が付くサングラスを忘れたことに。
事前情報では金峰山ほど高くないので、ほとんど森の中を歩くようなのでよほどのことが無い限り大丈夫でしょう。
08:36 距離標識、刻み過ぎでしょ。
08:45 千曲川を渡河して、左岸から右岸へ。
雪は登山口より多少増えましたが、10センチに満たない。
右岸に移ると次第に傾斜がきつくなるし、トラバースする場所が増える。
08:49 また有った。
08:59 ずっと谷間なので、青空恋しい。この青空も一瞬だけ。
09:03 ここは登山道では無く遊歩道だそうだ。
09:05 あと350m〜
09:16 千曲川源流に到着
木の根の間からコンコンときれいな水が流れ出ている。
これが千曲川367kmの始点、せっかくなのでコップで一杯源流を頂く。
延々と5km歩いてきた体に染み渡り、美味しい。
源流の標柱の脇に腰を降ろし、燃料補給と休憩。
ようやく起きだした鳥の声と凛とした空気の中で。
今回はここまで、続きは次回に。
09:28 千曲川の源流地点でゆっくり休んだ後、甲武信ヶ岳の頂上を目指します。
この先は今まで歩いてきた道よりかなり傾斜がきつくなる。ペースを上げようと思っても上がらず、運動量が低下してあっという間に手足が冷えてきた。
09:48 慌ててグローブ(バイク用のウインターグローブ)を交換するが、なかなか冷え切った手先は温まらないが、少しずつ活動量を上げて何とか体温を維持。
09:47 高度を上げるごとに少しだけ雪が増え、時折立ち止まりながらも登り続けると20分かからずに稜線見えた!
09:48 源流から30分で稜線へ。でも林の中で眺望は無く残念。国師ケ岳からも甲武信ヶ岳方面にも足跡はなく、うまくいけば本日山頂一番乗りできるかも。
稜線までは急登でしたが、ここからしばらくは緩やかな稜線歩き。
09:58 ようやく木々の切れ間に富士山が見えて、テンションアップ!
今日も天気が良くて端正な姿に感動。
10:03 富士の姿が見えた後は、登山道は少しずつ険しさを増し、
10:08 山頂手前に至ってはこの傾斜。ここまで来たら疲労で、足上がらず。
ゆっくりと岩をつかみながら山頂へ。
10:11 4時間ちょっとで山頂に到着しました。
消えかけた足跡しかないので、本日山頂一番乗りのようだ。
山頂で記念撮影をして、
絶景を独り占め
端正な富士の姿にパノラマ撮影も楽しい。
決して広くない山頂ですがテーブルが置いてあったのでそこでいつものカップラーメン。今日は山専ボトルのパッキンを調達したので、バーナーは使用せず。
山頂での気温は約マイナス10度、風が吹くとあっという間に体温を奪われる。
せっかくテーブルだが、風にさらされる場所で食事をするのはちょっと辛いので、山頂の標柱の陰で風を避けながら体を温めた。
ラーメンを食べ終えて、
山頂からのパノラマ撮影をしていると、西沢渓谷から元気な若者3人組が登ってきた。
記念撮影を頼まれたので、標柱の南北方向を変えて3カットずつ撮影し、言葉を交わした。
そんなことをしているとおいらと同じルートから1人、大きなザックを背負ってやってきた。皆、山頂で休むようなので用が済んだおいらは名残惜しいけど、挨拶をして同じコースを下ります。
10:47 でもすぐに景色が見られなくなってしまうので、山頂からちょっと下がった場所でちょっと撮影
時折強く吹く風に気を付けながら、アイゼンを効かせてゆっくりと下ります。
10:53 そしてここで富士山ともお別れ
10:58 国師ケ岳方面との分岐点。国師ケ岳方面に1人分の足跡があったので、山頂で大きなザックを背負った人は国師ケ岳方面から来たようだ。今の時期は開いて山小屋は無いので、どこかでテント泊したのだろうか。
11:08 下りは楽だ。あっという間に千曲川源流へ。
でもここからが長かった。
12:20 上りと違った表情見せる登山道。
12:23 真っ白な雪面と、
12:29 すっかり雪の無くなった登山道が交互に現れるので、アイゼンを外すタイミングがつかめず、かなり下までそのまま来てしまった。
12:56 下山中にすれ違った登山者はわずか2人。ちょっとだけ挨拶交わす。
13:00 結局、ほとんどアイゼン装着したまま下ってしまった。
13:17 駐車場に戻ってきました。車は3台でした。
ほとんど飲まなかったボトルの水は凍ってました。
登山を終えると汗で体が冷えるので、
小海町の八峰の湯(やっほーのゆ)で体を温め、
目の前の八ヶ岳の山々を見て一息つきました。
3週連続の百名山で結構疲れましたが、めったに見られない富士山を十分堪能できたいい山行きになりました。
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