木曽駒ケ岳【絶景に息をのみヒイヒイと息苦しさをおぼえた山行】

2017年12月20日(水) [日帰り]

• GPS: 02:07
• 距離: 3.5km
• 登り: 426m
• 下り: 404m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:05
• 休憩: 0:22
• 合計: 2:27

11:32 千畳敷駅
12:08 12:10 乗越浄土
12:13 12:14 宝剣山荘
12:17 天狗荘
12:27 12:31 中岳
12:37 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
12:47 12:52 木曽駒ヶ岳
13:05 (木曽駒ケ岳)頂上山荘
13:11 13:13 中岳
13:21 天狗荘
13:25 13:27 宝剣山荘
13:30 13:36 乗越浄土
13:59 千畳敷駅
13:59 ゴール地点

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路:
[中野駅]4:25---5:13[高尾駅]5:14---5:50[大月駅]5:53---6:41[甲府駅]6:46---8:03[岡谷駅]8:43---9:50[駒ヶ根駅]以上JR線

[駒ヶ根駅]10:00---中央アルプスバス---10:45[しらび平駅]11:05---駒ケ岳ロープウェイ---11:12[千畳敷駅]

復路:
[千畳敷駅]14:55---駒ケ岳ロープウェイ---15:02[しらび平駅]15:12---中央アルプスバス---15:58[駒ヶ根駅]

JR線:[駒ヶ根駅]16:21---17:30[岡谷駅]17:55の甲府駅行き普通列車を乗り継いで帰京

JR線は青春18きっぷ1日分でカバー(通常運賃は片道4430円)
駒ヶ根駅→しらび平駅:片道1030円
しらび平駅⇔千畳敷駅(往復)+しらび平駅→駒ヶ根駅(復路分)→monbel割引で3060円(皆さんのレコでご紹介のあった喫茶とセットの券がかなりお得だということがわかります!次回はぜひ!!)

コース状況／危険箇所等

今回通行した登山道での危険個所はありません。が、これも条件次第かと思います。敢えて今回は中岳からの下りが岩場混じりで慣れていないと厄介かな…
また、どんなに弱くてもそこそこの風はあると思った方が良いでしょう。今回は歩けない程ではありませんでした。

その他周辺情報

今回は行きませんでしたが、「こまくさの湯」や「こぶしの湯」などあります。

こまくさの湯:http://www.komakusanoyu.com/

こぶしの湯:https://www.chuo-alps.com/family/kobushi/

写真

12/20 9:57

駒ヶ根駅到着。バスが待ちきれなくて、駅から見えるポジションがないか探したところ、ロータリーのやや北寄りにありましたよ。

12/20 10:48

しらび平駅に到着。すでに氷点下です(汗)

12/20 10:58

もーいくつ寝るとー♬クーリースーマスー♬いくつになってもデコレーションしたツリーを見るとテンションが上がります↑

12/20 11:11

ロープウエイから、すでに南アルプスの絶景が！！

12/20 11:19

千畳敷駅到着。取り敢えず外に出てみた。これがカールね。トレースは一本のみ。皆さんお行儀がよろしい。

12/20 11:31

そろそろ出発です。いずれ装着するので、ここから12本歯で行きます。一旦下るんですね

12/20 11:32

スタート地点から見上げた宝剣岳。直登のトレースがありますね。

12/20 11:37

この時間だと平日でも既に先行者が多くいた模様でトレースはばっちり！感謝感謝です。

12/20 11:55

ちょっと角度が増してきました(汗)踏ん張りどころです…

12/20 12:06

ちょっとあの辺で一息着けそうと思ったら、ちょうどその付近からは緩いジグザグトレイルでした。

12/20 12:09

すごい！仙丈、北岳、間ノ岳、富士山、塩見岳、荒川岳がばっちりみえます!!

12/20 12:09

伊那前岳に向かう稜線

12/20 12:10

乗越浄土に到着。中岳と今日のターゲット木曽駒ケ岳をロックオン!

12/20 12:10

伊那前岳方面、奥には蓼科山かな…

12/20 12:12

煌めく宝剣岳

12/20 12:12

宝剣山荘は冬季休業中…

12/20 12:14

右へ進路をとり中岳を目指します。

12/20 12:17

伊那前岳と天狗荘越しに見える南アルプスの峰々

12/20 12:17

またまた宝剣岳

12/20 12:26

中岳到着。あとちょっとだわ♡

12/20 12:26

下りの岩場が登場。さりげなく御嶽山も顔を出す。

12/20 12:26

一旦下ってまた登るのか(汗)

12/20 12:30

イワイワの登場のため、ここまでダブルストックでの山行だったが、ピッケルに換装。すれ違う人たちがみんなそうだったからね…

12/20 12:30

ヘルメットも持ってきたが、今日は出番がなさそう…

12/20 12:30

足場を気にしながら一旦鞍部まで下ります。

12/20 12:36

駒ケ岳頂上山荘です。唯一の天場ですがだだっ広いです。

12/20 12:36

さあ、ビクトリーロード!最後の登りです。千畳敷から乗越浄土の登りに比べれば緩いのでグングン行こうと思います。

12/20 12:45

なーんて、調子に乗ってガシガシ登ったのはいいのですが、当然息が上がるわけでして…おまけに、寒さ対策とばかりにこの日はネックウォーマーを顔までガードしたため、突然とてつもない息苦しさを感じました(汗)慌ててマスクをずらして呼吸を確保しようとしましたが、今度は強風で息を吸っているのは吐いているのかわからない状況に陥り若干パニクリました(大汗)

12/20 12:45

どうにか呼吸も落ち着き、山頂にてしばし撮影開始。手前は右からの宝剣岳、中岳、伊那前岳、奥には左から、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳、荒川三山、聖岳

12/20 12:47

御嶽もガッツリと雪を纏っています。

12/20 12:48

乗鞍岳、穂高連峰、奥にちょこっと笠？

12/20 12:48

ピンボケですが、八ヶ岳連峰と蓼科山かな

12/20 12:49

ここに駒ケ岳神社がありました。無事登頂成功を御礼致しました。

12/20 12:50

このお地蔵様は雪風呂で半身浴中です♡

12/20 12:51

やっぱり真ん中奥が笠ヶ岳

12/20 12:51

右から八ヶ岳連峰、蓼科山、左奥には浅間山
ここで、寒さに耐えかねiPhoneがオチる。仕方がないのでズボンのポケットに入れて下山。

12/20 13:03

駒ケ岳をあとにして、頂上山荘付近でiPhoneが奇跡の復活！再び撮影開始!!と意気込んだが、冷たい風に煽られて再びダウン↓

12/20 13:14

中岳到着。ここにも御神体がいらっしゃいました。お参りします。

12/20 13:22

宝剣山荘まで戻り再び宝剣岳を撮影。すぐそこなんだけど…ここからどうなんだろ…としばし迷います。

12/20 13:22

天狗荘越しにみた、さっきまで居た木曽駒ケ岳と中岳

12/20 13:24

おお。今から宝剣岳に取付こうとしている人がいます！

12/20 13:24

最後の岩場の登りが気になるところですね。ちょっと、今回はパスしますか…

12/20 13:30

再度乗越浄土に戻ってきました。

12/20 13:30

時間があるにはありますが、伊那前岳も今日は見送りにします。

12/20 13:30

再度宝剣岳を見ますが、もう人影はありませんでした。無事登頂できたでしょうか…

12/20 13:35

ということで、カールを下り始めます。

12/20 13:35

ここから更に積雪が増せば、確かに雪崩がおきますね、これは…

12/20 13:49

午後になると雪も緩んで、結構ズルズルしました。この時間から登りに入る方もいらしゃいましたが、かなり苦戦していました。

12/20 13:49

宝剣岳とサギダルの頭の稜線。超エキスパートコースです。丸腰では到底行けません。

12/20 13:49

方舟のような千畳敷駅。ここから更に下って最後に地味にキツイ登り返しがあります。

12/20 13:59

【千畳敷駅】壮大なカールを振り返る

12/20 13:59

【千畳敷駅】眼下に駒ケ根市街と左手の鋸から右手の聖まで

12/20 14:00

【千畳敷駅】塩見岳と荒川三山、赤石岳をアップ

12/20 14:00

【千畳敷駅】ちょっとひいて富士山も混ぜてみました♡

12/20 14:00

【千畳敷駅】荒川三山と赤石岳、聖岳

12/20 14:02

千畳敷駅にある本宮とサギダルの頭

12/20 14:02

極楽平へのトレース

12/20 14:20

仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳

12/20 14:30

千畳敷Coke！この後開栓するとドピュー！ときました(笑)

12/20 14:30

この直登はヤバイですね…

12/20 14:30

カールにも影ができ始めました。影の頂点がサギダルの頭。

12/20 14:31

まさに南アルプスの展望台です♡

12/20 16:13

駒ケ根に帰還。今度はロータリー南側から撮影してみましたが、イマイチでした。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック 行動食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） 予備電池 GPS 日焼け止め 携帯 サングラス タオル ストック

感想

airdiver

青春18きっぷ企画第二弾！ということで、今回は9月26日に空木岳から恨めしく眺めた木曽駒ケ岳にアタックすることに決定！前回の美ヶ原で寒さの洗礼に遭い、とにかく防寒対策と意気込み、ネックウォーマーで顔半分まで覆い万全の装備で臨んだつもりでしたが…

地元の始発からスタートしたため、最速で11時過ぎのスタート。平日とはいえ人気の山。すでに先行者のトレースはばっちり(まあこれは期待通り、ごっつぁんです)。いずれ着けるものなので、スタートから12本装着。とくに苦労せずに取り付けました。八丁坂に入ってからは、さすがにスタスタとは行けない傾斜でしたが、ステップに足をはめつつ、崩れている箇所は蹴り込み気味に登って行きました。ラッセルがないとここまで楽チン…いやいやそうでもなかった。久々のアイゼン登行でふくらはぎが早くもビキビキでしたわ。ラッセルプラスだったら本当にやばかったと思います。

そんなこんなで、乗越浄土到着。うーん、絶景！息を吞むような空のブルーと周囲の峰々の白銀、お日様の光が調和して…いやー、今日という日が休みでよかった!!この辺からは終始風の中を進みます。噂通りですが、歩けないほどの強風ではありません、このくらいならば快適と言えるかもしれません。気温自体は美ヶ原の朝と変わらないかもしれませんが、お日様の光があるだけでこんなにも違うんですね♡

ここから中岳への登りは、八丁坂と違い緩やかなもので、雪質も硬めのためアイゼンを効かせながら快適な歩行ができました。中岳からの下りは若干岩気味、すれ違う方々がみなさんピッケル装備だったので、せっかく持ってきたし一応ストックから換装。下りきって頂上山荘を過ぎ、ビクトリーロードへ。ここも、中岳の登りとそう変わらないと踏んで、あとちょっとと急いで歩を進めたのが災いしたのか、呼吸が苦しい状態に…そういえばここはあとちょっとで3000Mの標高なんですよね(汗)。よく考えたら、今年の最高到達点は大天井岳か…年の瀬にして今年の最高を更新！なんて言っていられないぐらい苦しかったので、ついに顔まで覆ったネックウォーマーをさげましたが、今度は強風で息を吸っているのか吐いているのかわからない状態…このまま逝ってしまうのか…と一瞬パニクリました。ほんのちょっとで落ち着きましたが、あまり無理をしてはダメですね…

山頂では御嶽山や北アルプスの峰々、八ヶ岳連峰〜蓼科山、浅間山まで見ることができました。また調子に乗って撮っていると、冷たい風に晒されたiPhoneが絶命。どうもこの子は寒さに弱い。撮影を諦め、することが無くなったのでひとまず戻ることにします。頂上山荘でiPhoneの電源を再度投入→点いた♡再度撮影を始めたが一枚でダウン↓この風、気温だと生きていられないみたいです。今までよく頑張りました！そんなこんなをしながら来た道を戻って、宝剣山荘に到着。

宝剣岳を目の前にして、行けるかな…とも。実際取付いているペアもいましたが、この時は木曽駒ケ岳で眺めた景色に満足してしまったのか「また今度」と思ってしまいました。乗越浄土まで戻り、伊那前岳にも寄らずそのまま八丁坂を下ることにしました。この時間からも登ってくる方がいらっしゃったのは驚きでしたが、雪が大分ぐずっていて大変そうでした。午前中にここを越えないと厳しいのかな…私の場合はまさに始発電車でギリギリの行程です。下りなのでノートレースの斜面をザクザクと歩を進めて千畳敷駅に無事帰還となりました。

この千畳敷駅からの富士山をはじめとする南アルプスの峰々の眺めは見事！多くの人に好まれる場所だということがよくわかります。ロープウエイで日本一高い標高の駅まで運んでくれますしね♡ただ、山を楽しむならば、やっぱりあまり混んでいない時期がいいのかな…

PS、宝剣岳にアタックしたお二人にチラッとお話を聞いたところ、それほど雪も着いてなくて難なく登れたとのこと…こういう条件の良いときに巡り会えたのに、みすみすチャンスを逃してしまった感がありますね…またいつの日か…今度は宝剣岳を目指してここに来ます!!

コメント

yoshi119

白と青のコントラストが見事です
さすがにこの時季は人でごった返してないですね
静かな山歩きと冬山を登ってる感が出ていて非常に良い感じです
airdiverさんの喜んでる顔が見れないのが少し残念
自撮り用に別カメラ持って行かれてはどうですか？

airdiver

Re: 白と青のコントラストが見事です
非常に絶景でしたよ
平日だったので、人が多過ぎず気ままに歩くことができました
別カメラは確かに同感です 冬場は特に携帯カメラが動作停止することが頻発しますからね 寒さに強い機種でも検討しようかな
自撮りをするかどうかはさておき、カメラならば「ちょっと一枚お願いします 」が言いやすいかもしれないですもんね いい、ご提案ありがとうございます