鎌ヶ岳(カズラ谷から鎌尾根へ)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 930m
- 下り
- 928m
コースタイム
捲き道で岳峠(8:20)〜鎌ヶ岳山頂(8:35/9:00)〜「衝立岩」を越えたピーク(10:00/10:10)〜ササの鞍部
(10:20/10:50)〜水沢岳(11:15)〜水沢峠(11:30/11:50)〜登山口(12:35)〜不動の滝(12:40/12:40)
〜カズラ谷出会い(13:10/13:30)
天候 | 晴れ 但し雲は厚く展望は? |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車止めまで進むとそこがカズラ谷登山口になり、脇に10台ほど駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
カズラ谷登山口〜雲母峰稜線:大半が掘割(雨裂)の道を辿ります。 この時期は稜線に近づくと成長した笹が道を覆うようになります。 水沢峠から宮妻峡林道まで:谷は先日の豪雨のせいか以前より荒れたように感じました。 |
写真
感想
一年ぶりに鎌尾根を歩きたくなった。 しかし、午後の天気が心配なので午前中に水沢峠に戻れるよう早めに自宅を出る。
今日は時間が早いのでカズラ谷出会いの駐車場に車を停め、谷に向かう。
カズラ谷左俣の滝を見て右の尾根(カズラ谷右岸)に取りつき、しばらくは杉に囲まれた掘割(雨裂)の道を辿る。
やがてザレの道に変わり、尾根を東に乗り越すと小さな谷を横切る。
ブナに囲まれた谷から染み出る水場は尾根歩きではありがたい。予定通りここで水を補給していく。
9月半ばになっても夏の様に暑い。 ヒンヤリタオルを水に浸し、首に巻くと気持ちがいい。
水場からの急登をひとしきり行くと、やがてクマ笹が現れ高度を教えてくれる。
花崗岩の階段のような雨裂を過ぎ、大石の基部を捲くようにササを払って雨裂を登ると雲母峰に
延びる尾根に会う。正面にはガスの切れ間に御在所岳南壁が眺められる。
尾根を左に折れ鎌ヶ岳への縦走路を行くと岳峠への捲き道が現れる。
山腹に絡んだ捲き道を行くと、伸びた笹が行く手を遮り往年の鈴鹿を思わせる。
露に濡れた笹をくぐるように掻き分けて岳峠に出る。
峠からは鋭く聳える南壁の右側のコルへ登り、岩稜を一息登ると山頂だ。
時間が早いせいか山頂は無人だ。 ゆっくり展望を楽しみたいがしたいが、時々ガスが晴れて
これから辿る鎌尾根が見られるが、不安定な天気なので早々と山頂を後にして鎌尾根に向かう。
岳峠上部の岩場から下ると、すぐに「カニの横這い」更に「キレット」の鎖場となる。
鎖場からは次々現れる小さなピークを何度もアップダウンを繰り返し、忠実にヤセ尾根を辿る。
しかし、展望が良いので知らず知らず足も良く出る。
時々紛らわしいザレ場に出るが、忠実に尾根筋に従がって進めばよい。
しばらく行くと衝立岩と呼ばれる岩稜帯となるが、ピークから右へ捲くように下ると鎖場となる。
基部を捲くように通過した次のピークから振り返ると衝立岩の全容が眺められる。
鎌尾根もここから雰囲気が変わってくる。わずかに南西から南東に向きを変え、アップダウンも
無く穏やかな尾根になり、ササに覆われた鞍部に出ると平坦地となり休憩には最適なので、
鎌ヶ岳を見ながらの昼食タイムとする。
鞍部から緩く登り返すと緩やかな尾根となり、今度は水沢岳に向けての登りとなる。
花崗岩の風化した「キノコ岩」のザレを登りきると小さなピーク:水沢岳となるが、展望も無いので
長居は無用だ。 わずかに見える雲母峰を左に見て行くと裸のザレ:馬の背渡りとなる。
足元に注意して通過すると傾斜が一気にきつくなる。滑るように下ると小さな峠:水沢峠に着く。
峠着を12時と予定していたので元越谷側の水場でゆっくり休んでから宮妻峡へ下る。
小さな峠から左の谷へ下るが、ルンゼ状の上流部は最近の豪雨のせいか以前より荒れた感じがする。
登山口から林道を下る途中に見かけたが、今までは素通りしていた「不動の滝」へ行ってみる。
ナメ状の谷床から豪快に淵をめがけて落ちる滝は、高さは無いが幅も淵も立派な滝だ。
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