瀧不動・へんろ道〜明神山〜河内国分寺

2018年02月03日(土) [日帰り]

• GPS: 05:07
• 距離: 12.4km
• 登り: 316m
• 下り: 322m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:53
• 休憩: 1:05
• 合計: 4:58

9:28 JR畠田駅
10:46 11:10 瀧不動院
11:38 12:13 明神山
13:47 13:53 河内国分寺塔跡
14:26 河内堅上駅

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：JR和歌山線・畠田
復路：JR大和路線・河内堅上

写真

2/3 9:29

畠田駅から出発です。ちょっと不便なので、河内堅上駅や河内国分駅、関屋駅からのアプローチがおススメ。あ、三郷駅からも登れますよ。

2/3 9:33

旧道に建つ石燈籠。立派ですね。

2/3 9:35

大根〜。美味しそう。寒い日はおでんに限りますね〜。

2/3 9:38

ゲートボール場じゃありません。尼寺廃寺跡です。ちょっとここで、いつものパノラマ撮影。

2/3 9:44

パノラマその1　中門付近です。

2/3 9:55

パノラマその2　塔跡付近

2/3 10:09

撮影が終わって休憩中。ぐちゃぐちゃになる前に食べとこ。（こんなスィーツを山歩きに持って行くアホです）

2/3 10:11

寒くても水分補給は欠かせない。

2/3 10:20

キンカン〜。

2/3 10:20

このルートはハイキング道です。ちゃんと道標が完備されています。

2/3 10:24

杵築神社から池沿いに南下。振り返って見ています。

2/3 10:25

溜池越しに明神山が見える。複数のピークが集まっているのが明神山。見る角度によって山容が変わります。

2/3 10:32

白鳳台2号児童公園が本日の起点。立ち寄らずに直進するも可。王寺駅からこの近くまでバスが通じています。

2/3 10:38

煙突の煙は香芝市と王寺町のごみ処理場から出ています。

2/3 10:40

滝不動院へ向かいます。明神山ルートとしてはあまり知られていません。利用者も少ないようです。

2/3 10:44

ガキ、いや、お子様よりもイノシシが飛び出さないかと心配です。

2/3 10:47

ここが登り口です。よく整備されていますが、人の気配はありません。

2/3 10:54

ちょっと狭い場所だけど、頑張ってパノラマ撮影してみました。

2/3 11:02

ししおどしの音が鳴り響いていました。お不動さんにご挨拶して、イザ、明神山へ。

2/3 11:04

その前に滝行場へ行ってみましょう。

2/3 11:06

ほぼ垂直に立つ自然のナメ滝。清浄な空気に満ちています。

2/3 11:10

お塚道に戻って、石碑群を眺めながら登ります。

2/3 11:10

以前歩いた谷沿いルートとの分岐。雑草の向こう側に細道が通じていますが、今回はさらにお塚道を登りました。

2/3 11:11

立派な石碑が並んでいます。上の段には「興仁不動明王」の石碑あり。

2/3 11:13

小石仏の後方に道が続いています。以前はココで引き返した。

2/3 11:18

徐々に谷筋から離れて、尾根道になりました。白いペンキが目印。

2/3 11:19

よく整備されています。歩きやすい山道です。

2/3 11:21

自然林豊富で気持ちよく、歩いていると寒さを忘れます。

2/3 11:23

白いペンキが目印とありますが、以前歩いた谷筋にはなかった。コチラが正規の「へんろ道」だったようです。

2/3 11:24

テープに丸太。地図に破線すらありませんが、迷うことはありません。

2/3 11:27

分岐に道標。下に林道が見えました。

2/3 11:29

ココにも道標。ほぼ林道と並行しています。

2/3 11:32

明神山の遊歩道と合流。「へんろ道」の分岐ポイントに着きました。

2/3 11:33

しかし、矢印の方向がちょっと曖昧。これでは、谷筋道を示しているとしか思えない。谷筋道はロープ場ありの、マニアックルートです。

2/3 11:39

登山者の調査をなさっていました。「どちらから」と聞かれたので、「瀧不動さんから」と答えると、「ソレドコ？」みたいな反応でした。あんたら地元民とちゃうの？

2/3 11:39

明神山の案内図です。

2/3 11:42

リング後方に見えるのが明神山の西峰です。ちなみに山頂は西山、西山のさらに西にあるピークです。河内堅上駅から見えているのもコレ。

2/3 11:44

三角点と言えばこの人、上田倖弘さんのプレートあり。自動販売機の横にある木に掛かっています。

2/3 11:45

三等三角点（点名：西山　標高：273.57m）、蓋を開けたら閉めるのを忘れずに。

2/3 11:46

大和青垣の峰々。本日は曇っていて残念です。山頂はかつて「旗振り通信」の中継点でした。まさに360°の大パノラマ。

2/3 11:53

軽くランチを済ませて山頂を辞します。最近は人気スポット故にハイカーが多いです。

2/3 12:06

気温は8度でした。

2/3 12:13

「ユリ群生地」の看板は目隠しされました。やっぱりね。。。

2/3 12:18

ココは分岐、左折せずに直進します。道はありません。

2/3 12:21

灌木をかき分けて進むと西山の西峰ピーク付近に到達。先端まで進んでみました。僅かに河内堅上駅が見えます。

2/3 12:21

駅から見えているピークに来たのは初めて。記念にテープを貼っておきました。

2/3 12:40

ここでちょっと寄り道。古い地図に掲載されていた「城ガ城」を探索。

2/3 12:41

御坊幹線243号に到着。本日は鉄塔に用はありません。さらに奥へ進みました。

2/3 12:43

マーキング発見！　地図の破線道に合流したようです。関屋北まで通じているのか？

2/3 12:49

「城ガ城」付近は何もなかったので、さらに標点P262まで行ってみます。平坦な尾根が続いていました。

2/3 12:50

測量のコン柱発見！　標点を示すものかどうかは不明。

2/3 12:54

さらに人跡も発見！　平坦な尾根に自然林の林が広がっています。

2/3 12:56

この辺りが標点P262と思われます。テープでマークしておきました。帰り道が大変。方位を何度も見失いました。

2/3 13:13

無事に尾根道へ復帰。ここで、パラパラと小雨が。。。

2/3 13:15

鉄塔下の伐採でとても見晴らしが良くなりました。しかし、笹が伸びてきています。今の内かも知れませんね。

2/3 13:20

伐採は広範囲に行われています。

2/3 13:21

自然林は徹底的に切り倒された様子。

2/3 13:23

こりゃ、ダメだ。初夏にはササユリ、ノリウツギ、クリなどが咲き誇っていたのに。。。根こそぎ消えた。

2/3 13:25

がっかりしつつ、国分寺へ下ります。目標は地点4です。

2/3 13:26

クリのイガイガがいっぱい落ちている。中には実が詰まっていました。

2/3 13:28

植林の作業場を通過。カラスが柿を突いていました。

2/3 13:33

滑り台のような急坂。しかし、よく整備されたルートです。

2/3 13:37

ここで休憩。傘を出しました。

2/3 13:42

ゲートは開閉式です。

2/3 13:43

ゲートを閉めて振り返り。面白いルートです。

2/3 13:44

目印は消防組合による地点番号付の道標です。

2/3 13:47

国分寺跡でちょっと休憩。春先が楽しみな場所です。

2/3 13:59

国道25号線から見る明神山（西山西峰）です。

2/3 14:01

夏目茶屋の渡し（川端橋）を渡るのを楽しみにしていました。

2/3 14:01

あちゃー。通行止め〜。台風の影響かな。再開させてほしいなぁ。仕方がないので、弁天橋へ迂回します。

2/3 14:15

一等水準点（1386）を観測。この手の水準点は、バールなどの道具がないと、内部を見ることができません。

2/3 14:20

弁天橋からの眺め。水面は穏やかで綺麗けど、川岸が酷い。

2/3 14:22

弁天橋を渡って、明神山を振り返ります。こんもりした台形の部分は西山西峰です。山頂はその左手の平坦部分です、肉眼ではリングなどが見えました。

2/3 14:38

河内堅上駅から見える明神山。山頂部は西峰に隠れているけど、この秀麗な山容を見ると登りたくなります。

感想

Ikoma Nature Walk

明神山の山頂（西山）はかつて堂島の米相場を大和高田へ伝える「旗振り通信」の中継地点として、「旗振り場」が設置されていました。このことは、山頂にいくつかある説明板には紹介されておらず残念です。「旗振り通信」は、インターネットの元祖ともいえるシステムで、民間により運営されていた点も特筆すべきところ。「情報」がいかに大切であるかを、昔の日本人はよく知っていたということです。誇らしい史実です。

明神山のいくつかあるルートの内、今回は「へんろ道」を歩いてみました。遊歩道の分岐点に道標と案内があるので、歩いた方も多いはず。当方もその一人で、2015年6月に下りで利用しました。しかし、尾根から谷筋へ降りる地点が急勾配。トラロープが設置されていますが、谷筋は荒れています。瀧不動まで来ると一安心ですが、ちょっと万人におススメできるルートではありませんでした。

今回再訪してみると、尾根上に立派な山道が整備されていました。黄色のテープにより一定間隔でマークされ、白いペンキの目印がよく目立ちます。踏み跡もしっかりしていて、もちろん「ヤブ漕ぎ」なんてありません。オールシーズンでおススメできるルートです。

山頂部の南側のピークには、鎌倉時代に片岡氏が居城とした「送迎（ひるめ）山城」の遺構が残っています。道案内はありませんがテープなどに従えば散策可能。今回は、昔の「山と高原地図」に記載されていた「城ガ城」付近を探索しました。