苗場山 厳冬期の頂上台地は貸切カフェ


- GPS
- 08:07
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,376m
- 下り
- 1,361m
コースタイム
天候 | 午前:晴れ 風無し 午後:曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
標高940mあたりの林道左手の小屋前に2台ほどの駐車スペースが除雪されてます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<小赤沢林道〜三合目> カイデ沢の渡渉は夏道よりもやや下流が渡りやすかったが、積雪の状態と時期により変わる場合あり。 <三合目〜山頂> 三合目からは夏道通りがシール登高も登りやすいようです。 (私のGPS軌跡は夏道を大きく外れてます。下りに夏道沿いを滑りました)。 1750m台地から頂上台地へ登り上げもほぼ夏道通りがベストのようですが、 雪の状況により雪崩に注意。(これまた、私の軌跡は夏道を外れてます。) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
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感想
3年前の秋、苗場山の山頂台地に登り立った私はその絶景に言葉を失った。
草紅葉の茶と霧氷を纏ったシラビソの白、
そして青空との見事なコントラストがそこにはあった。
山頂台地は高層湿原であり初夏には色とりどりの高山植物が
咲き誇り美しい景観をみせるそうだが、
晩秋のあのような景色も素晴らしいものであった。
そしていつかこの頂上台地の厳冬期の景色を見たいと
常々その情景を想像し機会を狙っていたのであった。
この時期の苗場山の山行記録は極端に少ない。
雪深い中越の山域なので坪足やスノーシューではラッセルが厳しいからだろう。
冬期のルートは秋山郷からの山スキールートが唯一なのかもしれない。
その秋山郷でさえも秘境・秘湯と云われるだけに車のアプローチが悪い。
それがこの山の冬期入山者が少ない由縁だろう。
厳冬期の頂上台地を見たい想いを持ち続け、
装備・気力・体力を充電し、
この日を迎えた。
天気予報は午後から急速に下り坂とのこと。
いつものごとく早朝出発を狙おう。
午前4時、小赤沢林道をFF車で登ろうとするが、
駐車予定場所まであと少しというところで深い雪に走行不可。
仕方なくバックで戻ることに。
そんなことでスタート時間が予定よりも1時間近く遅くなってしまった。
カイデ沢の渡渉もほぼ雪で埋まった状態でなんなくクリア。
三合目に着き、そこからは昨日のものと思われるスキートレースが
二手に分かれていた。
左は夏道沿い、右は一つ南側の沢を行く。
地形図を確認するとどちらもよさそうだということで、
右のトレースを戴くことにした・・・・
しかししばらくするとそのトレースは途中で
滑降モードで折り返していたのであった。
ノントレースの谷をトラバースして再び夏道ルートに合流、
1750m台地からこのまま夏道沿いを辿り頂上台地に登るか
目の前にある比較的登りやすい小尾根上を登るか・・・
ここでも後者を選択する。
急こう配に雪崩れを危惧して樹間を小刻みにキックターンして
シール登高するがあと頂上台地まで50mというところで
シールでは登れなくなってしまった・・・・
敢え無くシートラーゲンでブーツにはアイゼン装着し、
腰ラッセルに喘ぎながらも頂上台地へと登り上げた。
そこに見えたのは・・・・
真っ白な広大な雪原にモンスターと化したシラビソの樹氷群。
ここは天空の楽園だろうか。
周囲の険しい山々とは違う穏やかな情景が広がっていたのである。
もっと眺めていたい・・・・
しかし無情にも午後を回った空は予想通りの荒天の兆し。
出だしのアプローチロスとルート選択ミスなどが仇となったが、
少しの時間だけでもこの景色をこの目で見ることが出来たのが何よりの幸運だ。
下りは快適パウダーラン。
登りの時に雪の状態をチェックしたが
雪崩のリスクも少ないようなので、
美味しい斜面を気持ち良く滑る。
藪もほとんど埋まり、最後まで楽しいツリーランであった。
今日の入山者は自分独りだけだったようだ。
あの頂上台地の景色を独り占めだったのはあまりにも勿体ない。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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テカポさん、めっちゃいいですね。ワンダフルツアー!
写真も楽しめました。15とか20なんかヤマケイに出てきそう・・・今年行けたら行きます。オキニに入れさせて頂きます。どうもでした。
無積雪期は訪れる登山者も多い山ですが、厳冬期のこの日は風もなく、正しく静寂の一日を堪能しました。頂上台地への登り上げが少し厳しいですが、その先にはご褒美が。雪質も最高な苗場山はお勧めの山スキーエリアですね。
◎ 厳冬期の天空の楽園は本物ですね!! 凄い景色でウットリ、、。 良い絵を見せて頂きました。 貸切の天空カフェはメッチャ良いですね! ^0^
◎ 厳冬期の素晴らしい景色を見ようとすると、それなりの準備期間が必要なんですね、、。
◎ この山は未踏でチェックしてましたが厳冬期はレコ少なくて難しそうな山だな〜と思ってました。 勉強に成るレコでしたが、最後の50mは私の実力では難しそう〜、、。 まずは段階を踏んで秋にでも行けたらな〜と思いました。 何時もながら素晴らしい絵と参考に成る情報を有難うございました! 充実してるから疲れて無いでしょうがお疲れ様でした!! Y(^@^)Y
誰も居ない山頂台地、一面の雪原とスノーモンスターの絶景は感動モノでした。
最後の50mは私のルートチョイスミスということでそうなりましたが、帰りに滑ったルートはほぼ夏道沿いで、そこのルートもなかなか急でした。
シラビソとダケカンバの疎林は滑るには丁度いい具合で立っていて、
ゴールまで楽しい滑りが出来たのも印象的でしたね。
大阪からは遠い山ですが、どの季節も素晴らしい顔を見せてくれる苗場山、
ぜひ訪れてみて下さいね。
tekapoさん、こんばんは。
想像通りの景色に喜び半分、がっかり感半分…というのもここ数年間密かに厳冬期苗場山狙ってたんですよ〜
いや、苗場山行くなら人が入ってない冬しかないと確信してました。
これまで人のレコも見ないようにしてましたがさすがにtekapoさんのレコとあれば見ないわけにはいきません。
同じルートを考えていたので次回参考にさせていただきます。
自分の計画では台地への乗り上げはもう少し手前を考えてましたがどうなんだろう。
厳冬期の苗場山、予想通りの誰もいない頂上台地独り占めでしたよ〜
1750m台地まではやはり「山スキー百山」通りのルートがベストのようです。
1750m台地からも「山スキー百山」沿いで登るか、私が選択した小尾根で台地に登るか、またまた山頂北側の大赤沢新道の尾根に登り上げて山頂をダイレクトに登るか・・・
いずれにせよ、最後はなかなか急ですが、sanちゃんなら問題なく登り上げることでしょう〜
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