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ヤマレコ

記録ID: 1374949 全員に公開 アルパインクライミング八ヶ岳・蓼科

【冬季アルパイン初め】阿弥陀岳南稜

日程 2018年02月03日(土) 〜 2018年02月04日(日)
メンバー
 rom
天候3日:晴れ
4日:曇り時々晴れ後雪
アクセス
利用交通機関
車・バイク
船山十字手前の除雪終点に駐車
経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


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歩くペース 1.2〜1.3(標準)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち38%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

1日目
山行
6時間58分
休憩
2分
合計
7時間0分
Sスタート地点06:3008:08舟山十字路09:51南稜広河原取付09:5211:52立場岳12:38青ナギ13:14無名峰13:1513:30宿泊地
2日目
山行
5時間47分
休憩
1時間21分
合計
7時間8分
宿泊地07:0007:40P308:4010:40阿弥陀岳11:0012:17不動清水13:08御小屋山13:19美濃戸口・舟山十字路分岐13:2014:08舟山十字路G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
P3の巻き上がりのルンゼで2ピッチ
P4の左巻きはじめのトラバースで1ピッチザイルを出した
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図 [pdf]

写真

感想/記録
by samoa

もともとは西穂高西尾根で雪稜ルートを満喫する予定だったが、あいにくのフユガタデ北アルプスから八ヶ岳へ転戦。
かねてから行ってみたかった阿弥陀岳南稜へ。

3日 ラッセルラッセル
10時に京都を出発し、八ヶ岳でもなお微妙な天気予報に頭を悩ませながら中央道原PAで仮眠。舟山十字手前の除雪終点まで。

日曜の天気が微妙なので、一気のっこしも見込んで6時過ぎくらいに出発する。
林道には轍があり、車高のある四駆なら入れるようだ。

薄ぐらい中を歩いていき、舟山十字へ。車が1台駐車してありトレースが伸びている。
ここからスノーシューを履いて進む。トレースは続いているかと期待したが、南稜分岐のピンクテープからは別方向に。あらら...。

南稜は取り付きからずっとピンクテープが着いている。
やはり今年は雪が少ないのか取り付きの急斜は雪少な目で登りにくい。
途中でアイゼンに替えて尾根に乗る。

尾根に乗ってからは概ねなだらか時々急斜といった感じ登っていく。
序盤はアイゼン履いたままでも行けたが、立場岳の手前くらいから雪が深くなりスノーシューを再装着して進んでいく。

立場岳で一休みして進んでいくと右斜面が白く抜けた青ナギに出る。
右手を見れば権現がいい感じに見え、目指す南稜の岩峰も望むことができる。

青ナギからの無名峰の登りはラッセルがきつくヒイヒイ言いながら登る。
無名峰まで上がると赤岳や諏訪盆地を望むことができる。
諏訪湖は真っ白で結氷しているようだ。

P1は手前でアイゼンに履き替えて左からサクッと巻いて、ラッセルしているカモシカのけつを追い、我々もズボズボ沈みながらその先のコルまで。

ラッセルの割にはいいペースだが、今日のっこすのは日頃の疲れも出てる中、ちょっと無理そう。
いい方向に転んでいる天気予報もあるので、疑似好天狙いで明日のっこしをかけることにする。

というわけでテントを設営。ロケーション的には最高のテンバだ。
中に転がりこんでスープを飲んでお昼寝。みんな日々の仕事で疲弊している。

小一時間ほどで寝て、酒とつまみをぼちぼち食べながら水作りと晩飯を作る。
が、久々に炊飯に失敗...
おかずがtentyo作のチーズタッカルビだっただけに失敗が悔やまれる。
タッカルビに舌鼓を打ちつつ、ミスった米を何とか雑炊にして胃に掻き込む。

夕陽を楽しみにしていたが、そのころにはガスが出て来て、幻想的といえば幻想的という感じになってしまった。

明日は晴れるかな?

4日 気合の南稜のこっし
朝4時半起床、外は晴れているらしい。しかし、年末年始パターンもあるので過度な期待は持たずに朝飯の味噌煮込みうどんをすする。

荷物を片して外へ出るとガスガス。これしきのことでは動じない。
風はなく全く視界が無いわけではないのでぼちぼち登るに。

アイゼンスタートでズボズボはまりながらのスタートだがすぐに吹きだまりは無くなり歩きやすくなる。

ガスも切れ切れになり回復の兆し。
切れ切れのガスの向こうに朝陽が輝き、雄々しい赤岳が姿を現す。
目指す、阿弥陀も見え後ろには権現。
俄然やる気が出てくる。

P2は左から巻いて核心のP3へ。
青空に輝く岩峰にぶち当たってから夏道っぽいバンドで左に100mほどトラバースして残置ワイヤーのあるところからルンゼを登る。
ルンゼ部分はザイルを出す。2ピッチ80m。日陰に入るので寒い。

1ピッチ目はランニングが取れず、中間のシュリンゲの着いたリングボルトまでランナウトして区切り、2ピッチ目はルンゼ上部の灌木で支点を取る。

雪は少な目で時折ステップが決まりにくいが、傾斜はそこまでキツくない。
2ピッチ目中間部の岩がせりだしていいるところが若干クライミングチックだがホールドも多く、手前でランナーも取れる。

途中、ザックが残置してありビックリする何かトラブルでもあったのだろうか。

フォローも確実に登り、尾根上に復帰。すっかりガスも飛んで、年末年始に行った甲斐駒などの南アの山々、富士山、奥秩父を望むことができる。
富士山は雪が少ないのか虎柄だ。

なだらかな尾根を歩いてP4へ。これも岩峰の基部をトラバースし、傾斜の緩いルンゼを登る。
20mのトラバース部分は狭いバンドで雪も薄かぶりなのでなかなか怖い。
右側に外付けできないという記録もうなずける。
ザイルを出してスタンディングアックスで確保しながら慎重に通過。ルンゼ部分はノーザイル。

さて核心部も終わりあとは、ピーク目指して登るのみ。
斜度キツくて足に来るが一歩一歩登って頂上へ。
振り返ると歩いてきた南稜を一望でき爽快だ。
阿弥陀様のところまで行きがっつり握手。なんかガスって来てしまったが充実感に溢れる登頂だ。
誰も人はおらず八ヶ岳とは思えない。降り口を確認したのち、写真を撮ったりしてしばし休憩。

下りは視界が悪かったら確かに降り口見つけにくそうだ。
今回はなんもだが、一応コンパスで方向は確認する。

斜度は思ったほど急ではなくいいスピードで降りれる。
日帰りピストンという3人にパーティーと単独行者にあった以外は誰にも会わず。
小屋山くらいまで降りてくると再びガスは取れて青空に輝く阿弥陀を望める。なんか羅臼に似てるな〜。

そんなこんなであとはだらだら尾根道から林道に入って舟山十字へ。
ジムニーがずらっと駐車してあり、オフロード王者感を出している。
ひと踏ん張りして車まで。寒気が入ったのか八ヶ岳はすっぽりガスの中で雪もちらつき始める。

下山後は結氷した諏訪湖を見たいという事で一路諏訪湖へ。
なんと岸近くの浮島までみんな歩いて渡っている。
湖上に出ると西陽に照らされた銀盤の上を雪煙を上げながら風が吹き抜け、得も言えない光景。
ひさびさに下界の風景で感動した。
ちなみに前日の土曜日に御神渡りがあったそうな。

冷えた体を片倉館で暖めて、大盛そばを食べてお腹を満たして諏訪湖をあとに。
関ヶ原あたりで、えらい吹雪にあいながら帰京したのでした。
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