記録ID: 138193
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ハイキング
赤城・榛名・荒船
赤城山[黒檜山](100名山)〜秋の寒さに震えながら〜
2011年10月01日(土) [日帰り]
Junjapa
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 536m
- 下り
- 540m
コースタイム
黒檜山駐車場P08:30-黒檜山登山口08:35-09:20猫岩上(休憩)09:25-09:45黒檜山北峰頂上(北の肩展望台散策)10:00-黒檜山南峰-大ダルミ-11:05駒ケ岳登山口-小鳥ヶ島・赤城神社-11:30黒檜山駐車場P
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(復路)黒檜山駐車場=>榛名山に向かう |
コース状況/ 危険箇所等 |
赤城山という大きな山はありますが、実際に赤城山という名前のピークはありません。 赤城山を目指すとき、どこを登るかという話になりますがやはり最高峰でしょう,ということで黒檜山を目指すこととしました。 この赤城山--地形的にはコニーデの二重式火山ということで、元はこの黒檜山〜駒ケ岳〜長七郎山〜荒山〜鍬柄山という長大な外輪山を山体とする2500m級の大きな火山がありました。 それが爆発して吹っ飛んだ中に火口原湖である大沼(おの)、小沼(この)などができ、中央火口丘であるトロイデの地蔵岳が最後に噴出して現在の形に至ったとのことです。 覚満淵は、大沼(おの)の一部でしたが火口瀬である沼尾川により水位が下がり、取り残されてしまったそうです。 それ以外の火口跡として血の池もあります。 昔の地図には地蔵岳にリフトやロープウェイのマークがありますが、今は、ロープウェイもなくなり静かになっています。 このリフトの場所は猪谷六合雄(いがやくにお)がスキー場を開いた由緒ある場所だそうです。 面白い昔話があって、昔赤城山の神と日光男体山の神が領地の争奪戦をしたことがあり、赤城山はムカデに、男体山はヘビに化けて戦場ヶ原で戦った。ムカデがヘビを攻めたので、ヘビは孫で弓の名人である猿麻呂に救助を求めた。そしてこの猿麻呂にやられたムカデは、赤城に逃げ帰りそのときの血で山は真っ赤にそまり”赤城(赤き)山”になったという。 こんな話が「日本200名山(深田クラブ編)」に紹介してありました。 05:30 起床 06:00 東伏見発。空をみれば高層の雲に覆われていますが遠くまで山々はよく見えていて嬉しくなりました。 天気予報も”晴れ”+”若干寒い”でしたので雨の心配はあまりありません。 前橋ICを下りて赤城道路を通じて大沼に着きました。 駐車場を捜して走っているとチラホラ、ハイカーの姿が。 ところが皆さん、けっこう重装備! 半袖の人なんかいない! 雨具上下に手袋に帽子に・・・・ 上はこんなに寒かったんだ〜! 08:30 駐車場発。確かに寒い。 最初から嫁は雨具、自分もフリースを着てスタートです。5分ほどで登山口へ。 記録用の写真を撮って、さてスタートと思ったら、嫁はそのまま山に入らずに林道を歩き出そうとする! おいおい! ナンのために写真撮っているんだょぉ しばらくは、頂上から張りだした尾根の左側をからみながら登っていきます。 道はよく踏まれています。 途中、猫岩の指導標がありますが、最初、ちょっと意味不明って感じでした。どこが岩なの?って感じで・・・。 あとで麓から見上げたら自分たちが今いる場所の向こう側は切り立った露岩になっていてそれを猫岩って呼ぶことがわかりましたが、逆サイドにいる我々にはそれがわからなかったわけです。 何人もの登山者が下山してきます。皆さん早い。 背中側から冷たい風が吹き付けてきます。今日は西高東低が決まり、中国大陸からの季節風が吹き始めているのだと思いました。 フリースの下も半そでで寒い。 頂上であまりに寒かったら、すぐに下りてこようと思っていました。 09:20 朝、2個しかオニギリを食べておらず思わず休憩。そして腹ごしらえ。09:25発。 出発してすぐになだらかになりやがて外輪山縦走路の分岐に到着。 そこから左にすぐで頂上となりました。 09:45 黒檜山頂上着。 3等三角点があります。 頂上の東側は大展望、桐生の街が見下ろせます。 西側を向いて1カップルが食事中。そのほかに1カップル、かわいい山ガール1名、イケメン若者2名。 さすがに百名山、人気があります。 北のフミアトをたどっていくと北側と西側の展望が開けるのでぜひ行ってみることをお勧めします。 昔はここから麓に下れる道がありましたが、今はもう廃道となっています。 10:00 黒檜山頂上(北峰)発。 風も弱まったので大洞(だいどう)の駒ケ岳登山口まで縦走することにしました。 二人だけで自由にコースを決めらるのがいいですネ! すこし歩くと黒檜大神石碑と鳥居があります。 ここが南峰になります。 先週、伊勢神宮に行ってきたばかりの嫁はまたここでも丁寧にお参りをしています。 そのあとすぐに花見ヶ原森林公園への径を見送り、大下りにはいります。 ずっと木の階段で快適に下れます。 結構な下りですが、登ってくる人も多く驚きます。 流行りのスタイルの山ガールがソロで上がってきて「かわいいな〜」「すごいな〜」と嫁と驚きます。 大ダルミは気持ちのよい草原です。そのまま緩やかに駒ケ岳まで登り、その肩から、鉄製の階段を使って一気に下ると登山口でした。 肩のところから尾根づたいに鳥居峠まで行くフミアトがないか探したところ、明瞭なフミアトはありましたね。ちょっと行ってみたい気もしましたが、クルマに遠くなってしまうので、今回は止めました。 下っていくと覚満淵が見えてきました。 結構水があって湿原というイメージがありましたが、これは池といってもよい規模です。 ちなみに覚満淵の「覚満」とは平安時代の比叡山延暦寺の高僧の名で、覚満淵で覚満が法会を行ったという故事に由来します。 11:05 大洞登山口着。 そのあとはブラブラと大沼を見ながら赤城山神社にお参りをして、駐車場には11:30に着きました。 |
写真
撮影機器:
感想
・観光シーズンが終わった大沼湖畔・・・・山好きなハイカーたちだけが訪れていました。このあと登った榛名山と比べると俗化しておらず、よい印象でした。
・ついこの間までかんかん照りで暑かったので軽装ででかけましたが、もう赤城山は秋の気配、特に今日は冬型の西高東低で冷たい風にぶるっと来てしまいました。ほかのハイカーたちも手袋に長袖ヤッケ・帽子と重装備でした。いやはやお恥ずかしい限りです。
・黒檜山を往復するだけではモッタイナイ。そこから覚満淵まで歩くべきでしょう。自然林の素晴らしい景観があなたを楽しませてくれるでしょう。
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