小日向山 予想外のアラウンドビューとご機嫌パウダー
- GPS
- 05:36
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,104m
- 下り
- 1,101m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:40
天候 | ガスのち高曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白馬第5駐車場に2台を駐車して、残りの1台で二俣へ移動。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<尾根取付点〜1263ポイント> 最初の登り出しはやや急であったが、 それ以後は快適樹林間ルート。 <1263ポイント〜山頂> 徐々に勾配は急になり、1400m以上からは時折ジグを切 りながらシール登高する。1600mあたりは立木も少ない箇所もあり、雪質によっ ては雪崩に注意が必要な斜面。 |
その他周辺情報 | 温泉:みみずくの湯¥600 |
写真
装備
個人装備 |
GPS
ビーコン
ショベル
プローブ
クトー他
雪山標準装備
|
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感想
小日向山。
山スキーをしない方にとっては
小日向のコルといえばわかるかもしれないが、
一般の登山者にとっては通過点にしか過ぎないところ。
夏はヤブが多い、展望もあまり効かないルート。
(でも高山植物は多く、楽しく歩けるルートではある。)
でも、山スキーヤーにとっては知る人ぞ知るエリアだ。
その人気のルートを私も一度は滑ってみようと、
石川ミリオンピークスのdonaさん、shinmonさんと同行いただいた。
天気予報は下り坂模様、シール登高で登る尾根は次第にガスが濃くなっていく。
雪質は斜面、日当たりによりコロコロと変わり、
ウインドスラブが形成されている危険もあることから
斜面を選び高度を稼いでいく。
時折、やや深い雪質に3人でラッセルを回し、
ガスに覆われた尾根を登っていくと、
突然、小蓮華山あたりの稜線が・・・・
3人の歓声が上がる。
さらに白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の稜線も・・・・
振り返ると八方尾根の稜線も現れ、
唐松岳からキレットもくっきりと姿を現した。
今日はこの景色が拝めるとは思っていなかっただけに
最高の展開に晴れ男・晴れ女の我がパーティーの強運を感じる。
風のない360度アラウンドビューの小日向山で
何時も絶景を楽しみながらも滑降準備をする手は忙しげだ。
それも当然だ、これだけの景色と目の前に広がる無木立の大雪面があるのだから。
行動食もそこそこに広大な雪面にドロップイン〜
危惧していた雪崩のリスクも少ないようで、
北向き斜面のパウダーを堪能し尽くす。
滑りに夢中で写真もそこそこになってしまったのがもったいない。
ドナさんもシンモンさんも巧みな滑りでパウダーが舞う。
あっという間に林道へ降りてきた。
あとはボブスレーにて駐車場所へと・・・・
劇的な天候変化と最高の雪質、そして耐力・スキルの揃った仲間との
最高に楽しい一日であった。
小日向山は、昨年初めてトライしたものの、取付きからクトーも歯が立たない程のガリガリで途中敗退していました。tekapoさんともシンモンさんとも初対面でちょっと不安。お天気も微妙だけど、リベンジなるか?と期待と不安を胸に出発しました。
取付きの急斜面を無事にこなして、うん、このメンバーなら大丈夫、と安心。
所々雪の接合が悪く、崩れやすい急斜面で緊張する場面もありましたが、順調なペースで稜線に上がると、ガスが晴れてあっちからもこっちからも山々が顔を出しました。晴れ女のパワー発揮です。
最後は大好きな白馬岳に向かって真っ直ぐに歩いていくと、広々とした山頂に到着。心配していた風も殆ど無いに等しい、厳冬期とは信じられない穏やかさでした。
あぁ来て良かった〜と思っていましたが、それ以上に素晴らしかったのが北東斜面の滑り。見晴らし良くて開放的で、しかもパウダー、最高に気持ちいいー!来て良かったー!山スキーやってて良かったー!!
写真を撮り合いながらも、あっと言う間に林道まで下りてしまって「もう一回登る?」なんて(笑)人気のあるルートの理由も納得でした。
tekapoさんとシンモンさんのお陰で、最高のリベンジが出来ました。ありがとうございます。
tekapoさんにお誘いいただいて小日向山へ。ここもまた初登。
tekapoさんとははじめまして、です。donaさんも計画に乗ってきて参加。前回のタカンボウ山は私遅刻したのでdonaさんとも山行ははじめまして、です。よろしくお願いします。
小日向山はお手軽にパウダーを楽しめる山というイメージがあるが、アメダスではここ数日さほど降っている様子でもなく比較的日中も気温も高め。今日の天気予報も荒れることはないが晴れ間もなさそうな感じ。白馬の街中も雪は少なく、きっと融雪凍結したガリガリの底に数cmほど新雪が乗っている程度だろうなぁ、展望はないだろうなぁと大きく期待はせずに向かった。
林道ゲート前に駐車。他には誰もいない。ここ数日のトレースがしっかりあり林道の高速道路はすでに出来上がっていた。昨夜数cmの降雪はあった模様。
林道を取り付きまでシール歩行。
tekapoさんが稜線までうまくトラバースをして先導してくださり、1004からのゆるゆる稜線に取り付いて進みます。このあたりは数cmの降雪のみで固め。気温も高くハードシェルは不要なほど。時折白馬の稜線が見えたりしてテンションは上がる。
左に折れて1263あたりは細かいアップダウンがあって複雑な斜面。林道も入ってくるのでさらに変な凹凸ができています。
1400あたりから徐々に急登になり、踏みしめにくい雪で登りにくい。厚さ5cmほどのスラブがしょっちゅう流れていくが雪崩れるようにはならない感じ。周りは徐々にガスで覆われて上の方が見えなくなってきた。
それぞれいい汗をかいたので1680ほどで休憩。このままガスの中で今日は終わりかねー、雲の上には出ないよねーって感じでやや憂鬱に話していた。
1597からの稜線が上に見えていたが、雪庇が発達していてその下には大量の雪が溜まっていた。疎林の中、登りあげるところを探しつつ注意しながら右にトラバース。ここは少しラッセル。それでもスネ中ほどくらい。雪は軽く進みやすい。そのままなだらかに稜線に合流した。
この頃からガスが急にはけてきて視界が回復してきた。稜線に上がる頃にはほぼ360度雲がなくなり、上がるにつれて青空も増えていった。最高の展開!
わーきゃー言いながら写真を撮りまくり、最後の稜線をハイクアップ。4時間少々で到着。
ピークからは白馬乗鞍から白馬三山・唐松の稜線まで丸見え。良い展望台です。振り返れば頸城の山々。火打が真っ白できれいでした。行きてぇ。
ピークは微風。ゆっくり準備しても問題なし。なんていい日でしょう。
さて、滑走へ。GPSで方向確認しながら、「火打に向かって? 妙高に向かって?」と贅沢な会話をしつつ斜面へ。
疎林で開けているので、自由にシュプールを描いて滑走。
自分だけ一度地図にない右に小さな沢地形に入ったが結構雪が流れて行った。疎林すぎるので状況によっては注意が必要な斜面と感じた。
写真を撮りながら降りていくが、あっという間に林道へ。
中山沢の林道近くは一部割れているところもあったので、上流側に降りてくる時は注意が必要かもしれない。
林道は多少のカニ歩きはあるものの高速道路でした。
経験豊かなメンバーで安心・安定の山行でした。
tekapoさん、donaさん、晴れ男・晴れ女ですね!
ぜひ、またご一緒に!!
コメント
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白馬連峰をバックに頚城山塊めがけて滑り込む、写真が爽快さ、楽しさ、疾走感を十分すぎるほど伝えています。ヨダレものですね。雪質は変わっているけど、ノーマルタイヤで行ける頃に出かけてみたいものです。
だいぶ春の気配が白馬でも感じられた一日でしたよ。これからの季節はこのエリアもどんどん楽しめるようになるもんね!
白馬鑓温泉あたりの春スキーもまたいってみたいもんです!
redsさん、おはようございます。
よだれだらだらでしたよ~
春になったら白馬鑓温泉スキーツアーでしょう!
ザラメ雪でも楽しめると思いますよー
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