残雪の三鈷峰 冒険チックなユートピア
- GPS
- 08:02
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 980m
- 下り
- 962m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:01
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
1日1000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■三鈷峰山頂手前はガレ場の急登⚠ 平成28年10月21日に発生した鳥取県中部地震により山頂直下が崩落している。 浮石が多く非常に危険な状態 |
その他周辺情報 | ■大山火の神岳温泉「豪円湯院」 温泉代380円 食事処有り |
写真
感想
今季最後の雪山を楽しみにA田さん&あべちゃんと再び大山に行くことなりました。
翌日,「車にサングラス落ちてたけど,ゆりさんのでは?」と連絡をくれたちょここちゃんに大山に行くことを報告すると,「私も大山に行くつもりです♪」と。 キラン( ̄▽ ̄)
お互いに三鈷峰に登りたいと思っていたことが判り,現地集合で一緒に登ることになりました。
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19時過ぎに福岡を出て,南光河原駐車場に着いたのが3時。6時20分まで仮眠を取り,7時過ぎにちょここちゃんが駐車している博労座第1駐車場へと向かいました。
(A田さんとあべちゃんは大山へ)
準備をして駐車場をスタート!
大山寺手前でチェーンスパイクを装着して行きました。
迎えた下宝珠越への登り。相当な覚悟で臨んだせいかそんなにキツくはありませんでした。(^-^)
下宝珠越で水分補給して宝珠尾根に取り付きました。
木々の間から見える青空と北壁で気分上々?︎ 相反してコースは厳しくなってきました。
急下りを迎えたところで12本アイゼン&ピッケルに変えました。細尾根,元谷側は崩壊,雪庇有りと気が抜けません。三鈷峰を目の当たりにして「この山が三鈷峰だよね?どこから登るの?」と唖然とする初三鈷峰の2人でした。
中宝珠越と上宝珠越の中間辺りに着くと,北壁が目の前に迫り,大山の全容が目に飛び込んできました。夏山登山道を歩く人や縦走路を行く人が見えました。そして,ユートピア避難小屋が見えて,トラバースルートを確認することが出来ました。上宝珠越がまだまだ先だということも😅
気合いを入れて上宝珠越に向かいました。
元谷に向けて下りて行く男性が見えたので,上宝珠越に着いたことを確認しました。
前方に目を向けるとトラバースルートを行くソロの男性の姿有り。私たちが追いつくはずがないので,恐らく元谷から登って来られたのでしょう。
ソロの男性を追う形でトラバースルートに入りました。
しばらく行くとソロの男性(私たちと同程度の装備)が稜線に向かって登って行かれました。これを見て「ここを登って行きたい」と言うちょここちゃん。確かに行けそうな感じだったので同意。ピッケルを突き刺しながらカエルみたいに斜面を這うようにして登って行きました(私のアイゼンの前爪は蹴り込みにくいので…)。
しかし,登って行けどなかなか稜線との距離が縮まりません。万一の場合を考えて,谷から木が生えている尾根へ移動しました。
休憩を取りながらじりじりと登り上げ,最後は岩を巻いて稜線に登り上がりました。達成感で漲りました。緊張感はありましたが不思議と恐怖感は無かったかな。
ソロの男性は剣ヶ峰方面へと行かれました。風もさほど強くは無く,剣ヶ峰山頂に立つ絶好のチャンスと思いましたが,分不相応なので身体を反転させてユートピア避難小屋へと歩いて行きました。稜線上の雪も緩んでいて,ちょここちゃんは何度か踏み抜いていました。←体重増加が原因か?(笑)
雪の状況を考慮し,昼食は後回し(避難小屋はスルー)にして三鈷峰山頂へと向かいました。その途中で自分たちの登り上がった所を確認すると,相当な斜度と距離だったことが判りました。知らぬが仏…(^-^;
2016年10月21日に発生した鳥取県中部を震源とした地震の爪痕が残る三鈷峰山頂直下。左側はガレ場で絶壁⚠なので慎重に岩場を越えて行きました。
三鈷峰山頂に到着♪
「約2万年前に主峰・弥山や烏ヶ山とともに形成された大規模な溶岩ドームである。山頂は狭いが,大山北壁をはじめ360度の眺望が楽しめる。山頂中央にはケルンが積まれている。」とのウェキペディア情報通り。
残念ながら予報通り曇ってきて青空ではありませんでしたが,素晴らしい眺望に感動しました。(≧▽≦)
風は弱くて寒くもないので,山頂で昼食を摂ることにして,先ずは写真撮影。3方向で撮ったけど,やっぱり北壁をバックにしたのが一番でした。
昼食を摂っている途中でA田さん達にLINEで登頂した旨を報告し,「私たちが見えますか?」と伝えると,「下山中,確認出来ません。5合目です。」とあべちゃんから返事あり。5合目なら見えるはずと思って山頂に立って手を振ってみると,「見えました。確認出来ました。」とカメラの画面(ズーム)を撮影した写真が送られてきました。撮ってもらったことを確認出来たので,昼食再開したのでした。w
昼食を食べ終えたところで,ソロの男性が登って来られました。「私たちが後から来てたから心配だったでしょう。」と話しかけると,笑いながら「あそこを登れたら南アルプスの登山道はすべて登れますよ」と応じてくださいました。素敵な(若い)男性でした。
写真も撮って下さったソロの男性をお見送りした後,片付けをして下山開始。
慎重にトラバースルートを進んで上宝珠越に着きました。ソロの男性は砂滑りを下りて既に元谷に下りておられました。
「ここを下りれば早いんだけどね〜」と言いながら恨めしく元谷を見つめましたが,ここはグッと我慢して来た道を帰って行きました。
ところが,少し行きすぎてしまい,来た道に戻ろうと谷をトラバースしていた途中,「ここを滑って行ったら早いでしょうね〜」的な言葉をかけられ,谷を見た瞬間滑落してしまいました。20m程だったと思いますが,長く感じました。😅 怪我は無かったけど,帽子が30m程下に落ちてしまったので,取りに行き,登り上がって往路のルートに復帰しました。
中宝珠越を過ぎたところで,踏み抜き防止のためにワカンを装着!途端に楽になり,それから後は軽快に下りて行きました。
二俣でワカンを外していると,朝もお逢いしたkurodaiさんご夫婦と再開。大神山神社まで楽しくお喋りをして行きました。
雪がほとんど無くなった大山寺の参道を下って駐車場にゴールイン!
下山後の温泉はもちろん豪円湯院。
パンパンになっていたふくらはぎを揉みほぐして湯上り。
ちょここちゃんとお別れをしてA田さんとあべちゃんが待つ南光河原駐車場へと帰ったのでした。
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残雪期でもヘルメットが必要だと感じた三鈷峰。
冷っとする場面はあったけど,感動の連続でした。
今度は厳冬期に登ってみたいなぁ〜(´▽`)
必ずと言って良いほど忘れ物をする私ですが(汗),その忘れ物がきっかけでちょここちゃんと一緒に三鈷峰に登ることが出来たので,忘れ物をするのも悪くないなぁと思ったのでした。(笑)
-備忘録-
ちょここちゃんに温泉代を借りた。
返金を忘れないこと。_φ(・_・
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