米子頭山 ・・・頂へ刻むステップ?!

日程 | 2018年03月18日(日) [日帰り] |
---|---|
メンバー | |
天候 | 快晴 |
アクセス |
利用交通機関
清水市区過ぎの登山ポスト付近に駐車
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 感想文参照ください。2か所注意要です。 |
---|
装備
個人装備 | 長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック 輪カンジキ アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ |
---|
写真
感想/記録
by kimu6
3年前山頂手前の急斜面で撤退していたので、何とかもう一度チャレンジしてみたいと思っていたが、とうとうその日が日が来た。
今年の清水地区は雪が非常に少なく、通常2m以上残っているはずが、50cm程度と少ない。
天気は昨日からの晴天の2日目で雪面は確りしたクラスト状態。
米子沢手前で左岸に入り、ここでアイゼンを履く。暫くはスキーのトレースを進み、それから山麓の杉林の右を目指す。一休みして斜面に取り付く。はじめは斜度30未満なので楽々進める。日陰斜面の割に確りクラストしていていいペースである。
徐々に傾斜がきつくなり斜度35-40度が標高差100m以上続く、本日1回目の難所だ。左手の小さな尾根状のところを時々広葉樹や雑木を掴みながら進む。キックステップでも殆ど爪しか刺さらないので、足の疲労が気になる。途中カモシカのトレースを何回か通って、漸く陽の当たる緩斜面に出た。が、なんと左足大腿四頭筋が攣ってしまった。しばし休んでから、緩斜面の広い尾根をゆっくり登っていく。
右後方には「東洋のマッターホルン」大源太山が迫力満点だし、後方には谷川岳から万太郎、仙ノ倉山まで見えてきて、気分は上々。
途中カモシカが近くまで来て、ブヒーンと言って逃げて行った。どうやら縄張り争いに来たのが、人間だったのでビックリしたようだ。
ブナなどの広葉樹の尾根を越えると巻機山が良く見える所に出る。(標高1450m付近)ここからは目指す山頂付近とそこに続く尾根が良く見える。もう9:30なのだが、3年前に撤退した付近は急斜面のためまだ陽が射していない。あんなところでまた足が攣ったらどうしよう・・・不安がよぎる。滑ったら数百mは止まりそうもない。
ふと、高校の時顧問の先生からピッケルのブレードを使ってステップを刻むことがあると聞いたことを思い出した。そうだ、時間はかかるが安全だし、アイゼンの爪で登るより筋肉の疲労も少ない。その恩師は数年前に他界してしまったが、その顔が鮮明に浮かんできた。よし、行こう。
陽の当たり具合から3年前撤退したのっぺりした斜面より、右側のブッシュ交じりの所が少し傾斜が緩いことがわかり、ここを行くことにした。
ここで森林は無くなり、右手には谷川岳の大岩壁から平評山への山並み、苗場山、更には妙高・火打山を眺めながら進む。
そしていよいよ急斜面に突入、とは言っても斜度はほぼ35度以下。雪面のクラスト状態は表面5cm程度でピッケルのブレードで片手で楽にステップを刻むことができる。
なのでブッシュには頼らず、進んだ。下から見て山頂(南峰)方面に大きな岩が見えるところの尾根に休める緩斜面があり、ここで一休み。陽が当たって暖かい。
その上は岩交じりの急斜面なのでトラバースして左に50m?位回り込むと山頂方向への斜面が出てくる。最大斜度は45度以下だったと思う。流石にステップを刻むでが疲れて、休み休み進む。ジグザグに進む際ターンでバランスを崩さない様気を付ける。
そうこうして尾根筋に出た。南峰からの西尾根で先ほどの岩の上部だ。なんとここで今度は右足の大腿四頭筋が攣った。急斜面でなくて良かった。それにしても両足が攣るなんて登山も含め初体験である。最近普段はほとんどトレーニングしていないから、筋力がだいぶ落ちたこともあるかもしれない。ここからは緩斜面の低木帯を少し進むと、ついに南峰に到着だ。
天気は相変わらず快晴で、風もほとんど無い。南側には柄沢山から谷川山系、平標山と苗場山の間に佐武流山、その左奥には白砂山か。更に右手には妙高・火打山とその間に北アルプスの朝日岳から白馬〜唐松岳あたりが見える。東側には武尊山、至仏山と燧岳・日光白根山、そして下津川山・小沢岳から巻機山へと続く。すぐ近くに米子頭山本峰が見える。時刻は11時過ぎ、3年前は急斜面の取り付きで13:30だったから快調なペースだ。その理由は雪面がクラストしてアイゼンで楽に進めたためだ。
1回目の昼食(長めのウィンナーロール)の後本峰へ。特に難所は無く10分ほどで行ける。ここからは巻機山への稜線が良く見える。南側は柄沢山が邪魔して谷川岳はほとんど見えない。
南峰に戻りもう一度景色を堪能してから下山へ。急斜面はステップが切ってあるので安心だ。登りの時はピッケルのシャフトはほとんど刺すことができなかったが、気温が上がったので両手で押し込めばだいぶ刺せるようになったので、要所要所で安全確保して下る。
樹林帯の上の1450m付近でもう一度ゆっくり休む。巻機山方面はこれから登頂を目指すパーティーが数組見える。
この後雪面は少し腐ってきたがほぼ沈まずに降りることができた。
しかもうれしいことに40度超えが続く急斜面ではクラストは少し柔らかくなってきて、足を後ろに蹴りこみながら降りると、丁度階段を下りるように進め、危険は全く無かった。
米子沢左岸林道で3人のスキーヤーに会った。意外だったようでジロ見されたが、挨拶の後走り去っていった。
登山口でも相変わらず晴天で暖かかった。車で2回目のお昼に。みなさん好評のカレーメシを試したが、確かに満足の一杯だった。
いつものように金城の湯(料金320円!)で汗を流して帰った。
今年の清水地区は雪が非常に少なく、通常2m以上残っているはずが、50cm程度と少ない。
天気は昨日からの晴天の2日目で雪面は確りしたクラスト状態。
米子沢手前で左岸に入り、ここでアイゼンを履く。暫くはスキーのトレースを進み、それから山麓の杉林の右を目指す。一休みして斜面に取り付く。はじめは斜度30未満なので楽々進める。日陰斜面の割に確りクラストしていていいペースである。
徐々に傾斜がきつくなり斜度35-40度が標高差100m以上続く、本日1回目の難所だ。左手の小さな尾根状のところを時々広葉樹や雑木を掴みながら進む。キックステップでも殆ど爪しか刺さらないので、足の疲労が気になる。途中カモシカのトレースを何回か通って、漸く陽の当たる緩斜面に出た。が、なんと左足大腿四頭筋が攣ってしまった。しばし休んでから、緩斜面の広い尾根をゆっくり登っていく。
右後方には「東洋のマッターホルン」大源太山が迫力満点だし、後方には谷川岳から万太郎、仙ノ倉山まで見えてきて、気分は上々。
途中カモシカが近くまで来て、ブヒーンと言って逃げて行った。どうやら縄張り争いに来たのが、人間だったのでビックリしたようだ。
ブナなどの広葉樹の尾根を越えると巻機山が良く見える所に出る。(標高1450m付近)ここからは目指す山頂付近とそこに続く尾根が良く見える。もう9:30なのだが、3年前に撤退した付近は急斜面のためまだ陽が射していない。あんなところでまた足が攣ったらどうしよう・・・不安がよぎる。滑ったら数百mは止まりそうもない。
ふと、高校の時顧問の先生からピッケルのブレードを使ってステップを刻むことがあると聞いたことを思い出した。そうだ、時間はかかるが安全だし、アイゼンの爪で登るより筋肉の疲労も少ない。その恩師は数年前に他界してしまったが、その顔が鮮明に浮かんできた。よし、行こう。
陽の当たり具合から3年前撤退したのっぺりした斜面より、右側のブッシュ交じりの所が少し傾斜が緩いことがわかり、ここを行くことにした。
ここで森林は無くなり、右手には谷川岳の大岩壁から平評山への山並み、苗場山、更には妙高・火打山を眺めながら進む。
そしていよいよ急斜面に突入、とは言っても斜度はほぼ35度以下。雪面のクラスト状態は表面5cm程度でピッケルのブレードで片手で楽にステップを刻むことができる。
なのでブッシュには頼らず、進んだ。下から見て山頂(南峰)方面に大きな岩が見えるところの尾根に休める緩斜面があり、ここで一休み。陽が当たって暖かい。
その上は岩交じりの急斜面なのでトラバースして左に50m?位回り込むと山頂方向への斜面が出てくる。最大斜度は45度以下だったと思う。流石にステップを刻むでが疲れて、休み休み進む。ジグザグに進む際ターンでバランスを崩さない様気を付ける。
そうこうして尾根筋に出た。南峰からの西尾根で先ほどの岩の上部だ。なんとここで今度は右足の大腿四頭筋が攣った。急斜面でなくて良かった。それにしても両足が攣るなんて登山も含め初体験である。最近普段はほとんどトレーニングしていないから、筋力がだいぶ落ちたこともあるかもしれない。ここからは緩斜面の低木帯を少し進むと、ついに南峰に到着だ。
天気は相変わらず快晴で、風もほとんど無い。南側には柄沢山から谷川山系、平標山と苗場山の間に佐武流山、その左奥には白砂山か。更に右手には妙高・火打山とその間に北アルプスの朝日岳から白馬〜唐松岳あたりが見える。東側には武尊山、至仏山と燧岳・日光白根山、そして下津川山・小沢岳から巻機山へと続く。すぐ近くに米子頭山本峰が見える。時刻は11時過ぎ、3年前は急斜面の取り付きで13:30だったから快調なペースだ。その理由は雪面がクラストしてアイゼンで楽に進めたためだ。
1回目の昼食(長めのウィンナーロール)の後本峰へ。特に難所は無く10分ほどで行ける。ここからは巻機山への稜線が良く見える。南側は柄沢山が邪魔して谷川岳はほとんど見えない。
南峰に戻りもう一度景色を堪能してから下山へ。急斜面はステップが切ってあるので安心だ。登りの時はピッケルのシャフトはほとんど刺すことができなかったが、気温が上がったので両手で押し込めばだいぶ刺せるようになったので、要所要所で安全確保して下る。
樹林帯の上の1450m付近でもう一度ゆっくり休む。巻機山方面はこれから登頂を目指すパーティーが数組見える。
この後雪面は少し腐ってきたがほぼ沈まずに降りることができた。
しかもうれしいことに40度超えが続く急斜面ではクラストは少し柔らかくなってきて、足を後ろに蹴りこみながら降りると、丁度階段を下りるように進め、危険は全く無かった。
米子沢左岸林道で3人のスキーヤーに会った。意外だったようでジロ見されたが、挨拶の後走り去っていった。
登山口でも相変わらず晴天で暖かかった。車で2回目のお昼に。みなさん好評のカレーメシを試したが、確かに満足の一杯だった。
いつものように金城の湯(料金320円!)で汗を流して帰った。
訪問者数:141人



人



拍手
この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。
登山 | 登山用品 | 山ごはん | ウェア | トレイルラン |
トレッキング | クライミング | 富士山 | 高尾山 | 日本百名山 |
コメントを書く
ヤマレコにユーザ登録する
この記録へのコメント