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Yamareco

記録ID: 140852
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

大無間山(大樽沢から失われた道を行く)

2011年10月08日(土) 〜 2011年10月10日(月)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
30:43
距離
18.6km
登り
2,164m
下り
2,660m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【10/8】12:00寸又峡温泉-16:30大樽沢

【10/9】5:00大樽沢登山口-8:30樺沢ガレ-10:30三方窪-12:20三方嶺-13:30大無間山

【10/10】5:00大無間山-11:30田代
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
大井川鉄道で千頭駅まで。その後寸又峡温泉までバス。
帰りは井川バスで田代から井川駅へ。
コース状況/
危険箇所等
全体的に崩壊箇所が多く、ルートも消失しているので、この道は避けた方がよい。
この山行記録は通行を保証するものではないのでご留意下さい。
2011年10月08日 12:53撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/8 12:53
日向沢付近の林道崩壊箇所
2011年10月08日 14:51撮影 by  T-01C, FUJITSU
2
10/8 14:51
日向沢付近の林道崩壊箇所
お立ち台
2011年10月08日 15:42撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/8 15:42
お立ち台
放置された重機
2011年10月08日 15:57撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/8 15:57
放置された重機
また別の崩壊箇所
2011年10月08日 15:59撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/8 15:59
また別の崩壊箇所
大樽沢登山口
2011年10月08日 16:30撮影 by  T-01C, FUJITSU
1
10/8 16:30
大樽沢登山口
印は時々あるものの倒木も多くどこが道なのか定かではない
2011年10月09日 07:10撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 7:10
印は時々あるものの倒木も多くどこが道なのか定かではない
2011年10月09日 07:17撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 7:17
こんな感じの道?ばかり
2011年10月09日 07:24撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 7:24
こんな感じの道?ばかり
看板もあった
2011年10月09日 07:32撮影 by  T-01C, FUJITSU
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10/9 7:32
看板もあった
水平道。倒木のハードルを越えていく
2011年10月09日 08:07撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 8:07
水平道。倒木のハードルを越えていく
山の眺めがよい
2011年10月09日 08:30撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 8:30
山の眺めがよい
笹のかすかな足跡を追う
2011年10月09日 08:30撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 8:30
笹のかすかな足跡を追う
樺沢ガレからの眺望
2011年10月09日 08:31撮影 by  T-01C, FUJITSU
1
10/9 8:31
樺沢ガレからの眺望
2011年10月09日 08:32撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 8:32
ザレてきた
2011年10月09日 08:37撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 8:37
ザレてきた
飛行機が飛んでいた
2011年10月09日 08:40撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 8:40
飛行機が飛んでいた
鹿ノ土俵場付近のトラバースを渡りきる。寿命が縮んだ
2011年10月09日 08:44撮影 by  T-01C, FUJITSU
3
10/9 8:44
鹿ノ土俵場付近のトラバースを渡りきる。寿命が縮んだ
2011年10月09日 09:00撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 9:00
笹に覆われた三方窪
2011年10月09日 10:19撮影 by  T-01C, FUJITSU
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10/9 10:19
笹に覆われた三方窪
2011年10月09日 11:18撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 11:18
2011年10月09日 11:27撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 11:27
大無間山をようやく望む
2011年10月09日 11:45撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 11:45
大無間山をようやく望む
2011年10月09日 11:49撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 11:49
2011年10月09日 12:19撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 12:19
2011年10月09日 12:19撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 12:19
2011年10月10日 22:27撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 22:27
三方嶺西側の崩壊地と南アルプス深南部の山
2011年10月09日 12:21撮影 by  T-01C, FUJITSU
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10/9 12:21
三方嶺西側の崩壊地と南アルプス深南部の山
三隅池もいまや沼地
2011年10月09日 12:44撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 12:44
三隅池もいまや沼地
2011年10月10日 22:27撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 22:27
2011年10月09日 13:06撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 13:06
2011年10月09日 13:23撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 13:23
たどり着いた果て
2011年10月09日 13:43撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/9 13:43
たどり着いた果て
2011年10月10日 05:34撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 5:34
2011年10月10日 06:49撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 6:49
小無間
2011年10月10日 07:09撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 7:09
小無間
2011年10月10日 07:47撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 7:47
2011年10月10日 07:52撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 7:52
2011年10月10日 08:00撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 8:00
2011年10月10日 08:05撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 8:05
2011年10月10日 09:29撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 9:29
2011年10月10日 10:34撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 10:34
2011年10月10日 10:47撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 10:47
2011年10月10日 22:29撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 22:29
最後が見えてきた
2011年10月10日 11:22撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 11:22
最後が見えてきた
ようやく下山
2011年10月10日 11:23撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 11:23
ようやく下山
バス停
2011年10月10日 11:32撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 11:32
バス停
田代
2011年10月10日 11:33撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/10 11:33
田代
撮影機器:

感想

大無間山の縦走は前から考えていたが、思い切って行動を起こすことにした。
最初の計画では大無間から風イラズ方面へ向かうつもりだったが大樽沢から大無間までの道で力尽き、田代に下った。

今回は、「ヤマケイアルペンガイド荒川・赤石・聖(2000年版)」を参考にしたので、それと比較しながら書くことにする。

寸又峡温泉から寸又川左岸林道に入り大樽沢登山口に向かったが、林道で二カ所大きな崩壊があり通過は非常に危険である。正直言って命がけのトラバースであった。
特に日向沢近くは通行不可と言っていいレベルである。

大樽沢付近は特に被害もなく、初日は沢の音を聞きながらテントで眠った。

最初のワサビ田取付は、暗闇の中ヘッデンのみで行ったせいもあるが、ガイド本で言う枝沢の右岸の尾根に取り付いてしまった(本来は左岸らしい)。
しかし伐採作業道であろう道があちこちにあって、わりと楽に高度を稼ぐことができた。高度が樺沢コルと同じくらいになったところでトラバースするとちょうどコルに出た。

ここからの水平道は部分的にしか残っておらず倒木重なる密林を尾根沿いから外れないようにして進んだ。倒木を超えるたびに体力を消耗する。
樺沢ガレからの眺めは良い。
その後の鹿ノ土俵場とあるあたりはひどいザレで崩壊してしまっているのかもしれない。
本当に行けるのかといった感じであっただが踏み跡があるので行くことにした。ここも命がけのトラバースで、岩壁をフリーソロしている気分になった。
張り替えたばかりのビブラムソールのおかげかもしれない。高巻いた方が無難であろう。

さらに密林を押し進み三方窪に出ると笹に覆われて道はまったくわからない。
ガイド本には標識があるとあったが見当たらない。少し開けた道のようなところに取り付いたがやがて笹に覆われて道は消え、後はひたすら笹の斜面をこいだ。
地形を見ながら右に上りながら行くと、どうにか主稜に出た。その後は尾根伝いなのでまあまあわかりやすい。
三方嶺から大無間山までは道がはっきりしていてそれほど迷うことはなかった。

大無間頂上でテントを張る。大無間山の南尾根鞍部から東に下った水場は確かに存在していた。
しかしザレた沢筋をクライムダウンせねばならず技術を要し、精神的にもきついので、自信がなければ当てにしてはいけない。
しかしこの山域では貴重な水場に違いない。
大無間山頂で南尾根に向かう二人組と会った。人に会えたのがうれしくて話しかける。風イラズに向かうという。
こちらは断念したが、無事に行けていれば何よりである。

エスケープに設定していた田代に下山する。小無間-P1の間は初めて見たが以前より崩壊が進んでいるのではないか。
とても一般ルートに思えない。あともう少しで鞍部の部分が崩れてしまいそうだ。

田代からは井川自主運行バスに乗せてもらい井川駅で降りる。千頭で温泉に入り帰宅の途についた。

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