とても静かな御嶽山(濁河温泉から飛騨頂上)
- GPS
- 08:33
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,056m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道41号線の飛騨小坂方面から437号線、431号線を進み、435号線で濁河温泉へ進む。凍結個所はほとんどなかった(2−3か所雪がわずかに残っていた) 413号線、435号線は対向車に注意。車1台が通れる道で待避所でのすれ違いとなる チャオ御嶽スノーリゾートから435号線で濁河温泉へアクセスする道は夜間通行止め(18時−翌朝8時)があるので注意 駐車場: 濁河温泉の一番上まで進むと無料の市営駐車場がある。10台くらいか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは駐車場横の登山道入口にある 駐車場横から雪があり、最初からアイゼンを装着した。この日は気温が低く、登山口からアイゼンがよく効いた。踏み抜きは行きも帰りもなかった 駐車場から湯の花峠: かなり以前のトレースで踏み抜きの痕跡多数あり。登山道の所々に木製の短い橋がかけられているが、手すり以上の高さに雪がブリッジ状にあり通行注意。片側は崖。 湯の花峠から樹林帯終わり地点: のぞき岩あたりから前日の雪が徐々に増えた。この日は樹林帯の中盤から脛から膝レベルのラッセルを強いられ足を取られた。夏道のピンクリボンは尾根の端っこの谷側にある。尾根の中央よりを木々の間を縫って進んだ方がよい 樹林帯終わり地点から飛騨頂上: 右上の飛騨頂上に向けて登れそうな斜面を登ればよい。飛騨頂上を左上に見ながら夏道のように斜面をトラバースして進む場合は、最後の頂上直下を回り込むように進むトラバースはやめて、谷の手前でまっすぐピークへ直上する方がよい |
その他周辺情報 | コンビニ: 41号線で済ませること 日帰り温泉: 濁河温泉 朝日荘 0576-62-3528 大人800円(14:00〜16:00) http://asahisou.com/spa.html 旅館御岳 0576-62-2124 大人1000円 13:00〜16:00の間 https://www.ryokan-ontake.jp/category02/ 濁河温泉 市営露天風呂 0576-62-3373 9時から17時 (4月中旬から11月中旬まで営業) http://www.city.gero.lg.jp/kankou/node_7779/node_29737/node_37101/node_37107 |
写真
感想
先週出かけた西穂。まるで銀座のような賑わい。喧騒を避けて、今週は満を持して大好きな御嶽山に30数年ぶりの登山。濁河温泉から登るのは45年ぶり。有史以来、御嶽山が初めて爆発する以前に濁河温泉からは3回登っている。いずれも夏だったが
せっかく久しぶりに登るので、飛騨山頂の五の池山荘の避難小屋泊で静かな一夜を過ごそうと出かけた。越後駒ケ岳の駒の小屋で一人過ごした静寂な一夜を再現すべく重い荷物を担いで登る
ほぼ半年ぶりの装備の重さに足が進まない。樹林帯に入ると降った雪で完全にトレースが消えている。のぞき岩あたりから徐々に新雪が増え、脛から膝あたりのラッセルになり、重い荷物と相まってずぼずぼ沈んで進まない。車にスノーシューを置いてきたことを後悔する。とんでもなく時間をかけて樹林帯を突破する
でも避難小屋泊なので全くあせらない。というか、避難小屋泊だと重い荷物もさることながら、心が勝手にのんびりして歩くペースもゆったりになる。シルバーライン開通直後の越後駒ケ岳もそうだった。日帰りの時は道路が夜間閉鎖される前に下りるためにそれなりのペースで進むのだが、小屋泊だと暗くなる前に着けばいいやというようなペースに自然となってしまう
五の池小屋に荷物を置いて、摩利支天を往復するつもりだった。翌朝に継子岳へ周回してのんびり下りる予定だった。小屋でのアルコールもつまみも一晩で消費しきれないほど運び上げた。なのに、ドアが開かないとは・・
3月下旬なら大丈夫だろうと高を括ったのが甘かった。万一の場合は、スコップで小屋裏にでもスペースを作ってツェルト泊でもしようかと持参したが意気消沈。風も強まり、まずは樹林帯まで下りて思案することに
樹林帯まではあっという間に下る。下ってしまうと足が止まらず、そのままどんどん下って駐車場に。6時間半近くかけて登ったのに、下りはたったの1時間半。重い荷物のせいで重力の作用をまともに反映したタイムだ。今回は山頂群を周回できなかったが、次回は作戦を練り直して軽装日帰りでやるかな?
久しぶりの御嶽山は相変わらずいい山だった。結局、本日は誰にも会わず。濁河から登ったのは私一人だった。4月半ばになれば夜間規制もなくなりアクセスも1時間半ほどに短くなる。白山とともに季節を変えて足繁く通いたい
それにしても避難小屋泊装備でこのありさま。4月に予定する残雪テント泊山行が思いやられる。足腰の鍛錬が必要なようだ
誰とも会わない静かな雪山、いいですね!
1日誰とも会わないような雪山には行ったことがないので、静かで羨ましいような、少し怖いような。
避難小屋に泊まれなかったということですが、冬の時期は色々とリスクがあって難しいですね。
重い荷物を担いでの日帰り山行、お疲れ様でした。
ところで、御嶽山はいい山なんですね。
遠いイメージでなかなか足が向きませんが、今年は気合を入れて行ってみたいなと思いました。
eurekapapaさん、コメありがとうございます
避難小屋のドアが開かないというのも季節がら致し方ないとはいえ、避難小屋の用をなさないので考え物です。贅沢をいう立場にありませんが、ドアの構造をもう少し工夫してもらえると良いのですが・・
樹林帯を抜けて飛騨頂上へ向かうトラバース路は、ハイマツがきれいな登山道です。三の池はマリンブルーというか、とてもきれいなブルーで心を奪われます
御嶽山は高速道路のインターからのアクセスが長く、確かに遠くて不便です。レコを見ていても、ここしばらく誰もアップしていないので、最近の状況が分からず不安な面もありましたが、気温が低く雪も安定して登りやすかったです
これからは踏み抜き地獄になると思われ、残雪期の終盤まで待った方がよいかもしれません
先週半ばはどっさり降ったんですね。
3月後半、どの山も苦労します。
泊まり装備で降雪後の踏み跡無しは滅茶苦茶大変ですよ、私も30分に一度はザック肩から下ろし休憩します。
あの避難小屋で幕営はしんどそうですね。
私は樹林帯の中で幕営するようにしてます。
計画未達ですが良い景色ものにでき羨ましい限りです。
私のレコのアドバイスありがとうございました。
鳳凰下山し、一日置いてうっすら考えていたことをズバリ書いて下さり感謝しております。
このコンディション下、甲斐駒や塩見のような中級の山は厳しいですね。
踏み抜いて笑えるような山へ切り換えます。
トムさん、この時期の甲斐駒や塩見は中級じゃないですよ。十分に上級です
いやぁ〜余計なことを書いたかもしれません。でも今週末の塩見をやめて上河内か光を思案されるとのこと、私は正解だと思います
もし塩見をやられるのでしたら早朝ですね。日の出直前の明るくなった頃に壁に向かい、日が高く登る前に降りてしまうに越したことはありません
最近、笹本稜平の山岳小説を読み続けているので、余計に心配性になっているのかもしれません。まぁ、どちらに行かれるにせよ、十分にお気を付けてお出かけください
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