雪の信越トレイル踏破/天水山〜鍋倉山〜袴岳
- GPS
- 30:20
- 距離
- 74.0km
- 登り
- 4,098m
- 下り
- 3,385m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:12
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 7:38
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 9:21
朝:チキンラーメン
昼:行動食(ソイジョイ1、あめ6、チョコ8、柿の種2)
夕:焼きそば(乾麺)、コーヒー、ミルクティー
夜:アルファ米とフリーズドライのカレーとかシチューとか。ポタージュスープ。寝る前にココア
【燃料】
ガス缶はプリムス250Ux2個。ただし一つは使いかけ。雪から水を作ったり、濡れたものを乾かそうとすると残量が心配。お湯を沸かすだけなら1つでも可。
天候 | 3/22雨のち雪、3/23吹雪、3/24快晴、3/25快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
縦走完了後、斑尾高原ホテルからバスで飯山駅。 http://www.madarao.jp/hotel/access.html JR飯山線で森宮野原駅、徒歩で道の駅信越さかえに戻る。 【エスケープルート】 各峠から長野側へ。JR飯山線の駅へ直接向かうか、長電バスで駅へ。 1.須川峠・伏野峠→西大滝駅(06:40,07:27,11:57,13;54,16:34,17:58,19:23,21:50) 2.宇津ノ俣峠→ 森の家バス停(10:01,12:36,14:26,16:56,19:01) 3.牧峠→上桑名川駅(06:31,07:18,11:49,13:47,16:27,17:50,19:16,21:42) 4.梨平峠→下部は沢に挟まれるため関田峠まで前進 5.関田峠→ 温井バス停(戸狩野沢温泉駅・飯山駅行き10:12,12:47,14:37,17:07,19:12) 6.仏ヶ峰→戸狩スキー場バス停(戸狩野沢温泉駅行き10:23,12:58,14:48,17:18,19:23),戸狩野沢温泉駅(06:18,07:05,11:37,13:35,16:14,17:37,19:04,21:30) 7.平丸峠(桂池)→信濃平バス停(戸狩野沢温泉駅行き平日のみ、15:14,16:39,18:17,信濃平駅まで3km)、信濃平駅(06:06,06:47,x08:04,x09:32,11:22,13:30,x15:18,15:55,17:25,18:55,x20:16,21:16,x23:46)、 8.涌井→バス無し |
コース状況/ 危険箇所等 |
・日の出日の入り 05:49-18:00@3/22 ・3/22および3/23の雪質は極めて悪く、足元から切れ落ちることも度々。3/23は降雨後の気温低下で氷と化した斜面にエッジが入らず苦戦、クトーは必須。 ・3/24に通過した鍋倉山〜仏ヶ峰では雪庇の崩落が2ヶ所。板を履いたままでは通過できず。ウィペットだけではなく、アックス+クランポンが欲しかった。新潟側の斜面では大規模な全層雪崩が数ヶ所あった。 |
その他周辺情報 | 【飯山方面の温泉】 戸狩温泉 暁の湯 550円 〜21時 0269-65-2648 戸狩温泉 望の湯 550円 〜21時 0269-65-2629 いいやま湯滝温泉 510円 〜21時 0269-65-3454 【津南方面の温泉】 クアハウス津南 500円 〜21時 025-765-3711 リバーサイド津南 500円 〜21時 025-765-4733 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
長袖フリース
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
着替え
ザック
食糧
水
タオル
ナイフ
カメラ
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
地図(地形図)
コンパス
GPS
笛
計画書
スキー板
ストック
ブーツ
ビンディング
シール
クトー
ビーコン
シャベル
プローブ
サングラス
ゴーグル
スリング数本
カラビナ数枚
コンロ
コッヘル
ライター
ロールペーパー
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
数年前の夏に一晩で踏破した信越トレイル、積雪期に歩いてみたいと思い縦走してきました。前半の悪天候には閉口しましたが、後半は目の前に広がる絶景にニヤニヤ、振り返り歩いてきた道を眺めてはニヤニヤ、と終始笑いっぱなしでした。
一日目:6時過ぎに道の駅信越さかえをスタート。雨です。泣ける。それでもさて登るぞ、と気合いをいれますが…除雪が進んでいてしばらくスキーの出番なし。しょうがないので雨の中、板を手にぶら下げて歩く…トホホ。早くも修行系縦走の予感。標高600mあたりから雪になり、ペースが上がる。今回の縦走では稜線に執着せず、並行する道路がある場合には有効活用。伏野峠には12時半に到着。テント設営後、夜間の強風に備えてブロックを積み上げる。雪から水を作り、濡れたものを乾かしていたらガスの残量が不安。足りるかな?
19時頃から雨が強くなる。また雨かー。天気予報では明日も一日中、降雪が続く。軽量化のために雪洞泊も検討したけど、やはりテントにして良かった。穴を掘ってる余裕なんか無さそう。
二日目:トイレついでに雪かきしようとテントの外に出る3時。ビンディングが凍ってる(涙)。降雨後の気温低下なのでまあそうですよね。そしてシュラフカバー代りに持ってきたSOLエスケープビビィの中で結露しまくり、シュラフがびしょ濡れに。これにはまいった。
6時過ぎにスタートするも激しい降雪、そして強風。これ一般的には吹雪と言うのでは。定義はともかく、視界が閉ざされるのでペースが上がらない。降りるべきコルも目指すべきピークも見えない。おまけに雪質が最悪。水分たっぷりの上に新雪が積もってまったく結合していない。二回流されました。エスケープルートとして設定していた宇津俣峠・牧峠・関田峠では、もうやめて下山しようかと思った。それでも何とか歩みを進め、幕営予定地の鍋倉山に14時着。何も見えない。稜線のどこにテントを張っても風の影響を受けそうなので、ガッツリ掘ってブロック詰んで設営。そしてシュラフを乾かすためにさらに燃料を消費…大丈夫かコレ。でも明日からは天気は良いはず。今夜さえしのげば何とかなる。
三日目:待望の晴天。日の出前から写真を撮りまくっててスタートが遅れる。いやー、絶景絶景!8時スタートでまずは仏ヶ峰へ。何度も振り返り写真を撮る。右手には妙高山。昨日一昨日の分まで景色を楽しむが、雪庇の崩落が2ヶ所、処理に手間取る。新潟側の急斜面では大規模な全層雪崩が数ヶ所。仏ヶ峰の先は雪庇崩落の危険を鑑み、戸狩スキー場方面ではなく新潟側に尾根沿いに降りて平丸ふれあいの森の林道へ。沢は口を開けてるので高度を下げすぎないように。林道に出てからはペースを上げる。桂池から黒岩山を過ぎて隣の尾根への登り返しは斜面が急で雪崩れていたが、手間取りつつも何とかクリア。あとは順調にソブの池に14時半。テントやシュラフなどを干す。足も蒸れているので、塹壕足にならないよう外にマットを引いて昼寝しつつ乾かす。太郎清水(桂池付近の水場)は出ておらず水を取れなかったけど、幕営地付近の日当たりの良い斜面で雪どけ水を集めることができた。雪から水を作るのは時間も燃料も必要なので、水を得ることができたのは幸運。
四日目:シュラフ(モンベル#4)だけで寝たら結露はしないけど少し寒い。00:30頃に目が覚める。トイレ行ってココアとミルクティーを飲んで二度寝。06:00にはスタート。林道は快適に滑りたいところだけど、杉の枝が落ちまくっていてブレーキがかかる。涌井の集落まで降りるとR292を走る車…4日目にして初めて人間を見かけた。毛無山(大平峰)に登るとスノーシューやスキーのトレースあり。沼ノ池(希望湖)までのザラメ斜面は快適に高度を下げる。沼の原湿原ではBCスキーヤー・スノーボーダーが隣の尾根を滑走していく。気持ち良さそう。赤池で舗装路を横断し、林道を進んで柏ヶ峠へ。ひと登りでこの縦走の最終ピーク、袴岳に登頂。妙高山や黒姫山が良く見える。斑尾山は樹林に阻まれ見えない。南東の1040m台地まで降りると斑尾山が大きく目の前に。ゲレンデ営業中なので今回は登らない滑降してくる人と衝突したら大事故だからね。ここでスノーシューハイクのグループを見かけました。南向き斜面を万坂峠に向かって快適に滑降し、県道97号線に出たら板を担いで斑尾高原へ4km、小一時間歩いてゴール。良い縦走でした。
コメント
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仏ケ峰から先の稜線崩壊かなりいやらしく危険ですね。
ソロでは、空身突破もできませんし。
標高低い里山でもこんな区間ができるんですね。
里山であっても、山は色んな表情を見せてくれるのだなあ、と思いました(^^;巻けるところは巻けるところは巻くとして、それもできなそうなら一時撤退が無難ですねー。
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