記録ID: 1411844
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山滑走
北陸
神楽峰より苗場山〜小赤沢縦走BC
2018年03月24日(土) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 07:14
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 513m
- 下り
- 1,362m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
翌日、1日3本しかない南越後観光バス小赤沢発10:21発津南町役場11:11着/11:53発〜越後湯沢駅12:43着。みつまたステーション行のバスにのりかえ駐車場で車をピックアップ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
かぐらBCゲートから神楽峰までは緩斜面をハイクアップ。神楽峰山頂でシールを外し富士見坂を滑走。アイゼンに履き替えスキーを背負って雲尾坂ルートの取りつき点へ。 1P目は60mロープFIX。ブッシュ交じりの緩斜面から大きなカンバの木でビレイ。上部は60度くらいの木登り。 2P目は30mほど上部へ移動して灌木でアンカーをとり60mFIX。中間支点2本を灌木で取り終了点はピッケル埋めてFIX。頂上稜線は両側が切れているのでコンテで進む。 だだっ広い山頂からスキー滑走。苗場山自然体験交流センター脇を夏道どおしに坪場まで滑る。 出だし40度くらいの急斜面を滑走開始。ほどよい雪質で小赤沢コース夏道通しに三合目駐車場まで滑る。 往路と復路のトレースがカイデ沢についていたので林道ではなく沢沿いを下ることに。渡河ポイント1098mを慎重に探し、きわどいスノーブリッジを何とか通過。 除雪された林道に到着したところで宿(出口屋)に電話をして車の送迎を頼む。ドコモのアンテナ強度が圏外かぎりぎり1本。数十メートル上に移動したらぎりぎりつながった。 |
その他周辺情報 | 秋山郷小赤沢「旅館出口屋」¥7000 |
写真
かぐらスキー場のBCゲート。
スキーパトロールから登山計画書のチェックと雪崩ビーコンのチェックを受ける。「小赤沢に滑り込む」と言ったら「はぁ?。。。それは禁止です。」との返答。山の向こうのことはご存じないようで、説明したら「下山したら必ずスキー場に電話を入れてくれ」とのことだったので了解して出発。
スキーパトロールから登山計画書のチェックと雪崩ビーコンのチェックを受ける。「小赤沢に滑り込む」と言ったら「はぁ?。。。それは禁止です。」との返答。山の向こうのことはご存じないようで、説明したら「下山したら必ずスキー場に電話を入れてくれ」とのことだったので了解して出発。
アワ、キビ、ヒエ。
190年前、鈴木牧之が小赤沢を訪れた時の記述によると、コメが取れない場所なのでコメを持参している。
「おかずとして、汁椀に 里芋、大根などを細かく刻んで入れた味噌汁をだしてくれた。中に六、七分の厚さの、小判型 の堅い灰色のものがある。塩沢あたりの粉餅のようだったので、これはきっと秋山の粟餅だろうと、一口食べてみたがとてものどを通らない。家の者がわたしの様子を興味深げに見ている ので、口に入れたものだけは何とか食べた。糠を取らずに挽いた粟の餅だろうとわたしは推量した。
翌朝、歩きながら桶屋に、「タベ煮物の中に粟餅が一切れあったね。上のせの芋や大根もあ った」と言うと、「あれこそ秋山名物の豆腐ですよ。大豆を水に浸して石臼で挽くことは里と同じだが、袋漉しもしないし殻もとらないし、そのままこね固めて煮え湯に入れてつくるもの です。これを粉豆腐というんです。一昨年泊まった宿で、蝋燭や灯油のない村だから姫小松を明かりにして、この豆腐を山刀で輪切りにし、渡しにかけて焼いて味噌をつけて食べたが、渡しにかけてもこわれない、とそこの婆さんが自慢していましたよ」
この粉豆腐を食べて見たいと出口屋さんに聞いてみたら「もうそれを作れる人はいない」とのことでした
190年前、鈴木牧之が小赤沢を訪れた時の記述によると、コメが取れない場所なのでコメを持参している。
「おかずとして、汁椀に 里芋、大根などを細かく刻んで入れた味噌汁をだしてくれた。中に六、七分の厚さの、小判型 の堅い灰色のものがある。塩沢あたりの粉餅のようだったので、これはきっと秋山の粟餅だろうと、一口食べてみたがとてものどを通らない。家の者がわたしの様子を興味深げに見ている ので、口に入れたものだけは何とか食べた。糠を取らずに挽いた粟の餅だろうとわたしは推量した。
翌朝、歩きながら桶屋に、「タベ煮物の中に粟餅が一切れあったね。上のせの芋や大根もあ った」と言うと、「あれこそ秋山名物の豆腐ですよ。大豆を水に浸して石臼で挽くことは里と同じだが、袋漉しもしないし殻もとらないし、そのままこね固めて煮え湯に入れてつくるもの です。これを粉豆腐というんです。一昨年泊まった宿で、蝋燭や灯油のない村だから姫小松を明かりにして、この豆腐を山刀で輪切りにし、渡しにかけて焼いて味噌をつけて食べたが、渡しにかけてもこわれない、とそこの婆さんが自慢していましたよ」
この粉豆腐を食べて見たいと出口屋さんに聞いてみたら「もうそれを作れる人はいない」とのことでした
お堂内部。「聖徳太子」という文字が見えます。「秋山紀行」に黒駒太子の絵巻があると聞いて鈴木牧之がどうしても目にしたかったが見せてくれなかったという記述があります。まさにこの聖徳太子のことですね。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
日よけ帽子
毛帽子
着替え
山スキーブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ハーネス
スリング
カラビナ
ビレイデバイス
ピッケル
アイゼン
|
---|---|
共同装備 |
衛星携帯
ツェルト
ビバーククッカー
ファーストエイドキット
スキー修理具
60mロープ等
|
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