爺ヶ岳 東尾根 日帰り御来光登山


- GPS
- 07:54
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,998m
- 下り
- 1,994m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から暫く林の中を歩くと物凄い急登が始まる。 全コース中、最も危険な箇所は、ここの下り。 とにかく下りは慎重に。ここで滑ると大怪我か最悪、命を落とす。 稜線上のナイフリッジも危険なポイントはあったが、この崖下りはそれを上回る。 |
写真
感想
爺ヶ岳の山頂で御来光を見る。
2週間前の焼岳と同じ目標だが、登頂にかかる時間が結構違う。
というわけで、前日、唐松岳を下山してから温泉+夕食を済ませ午後6時に就寝。
翌0時に起床し、準備を済ませ午前1時に出発。
暗闇の中、物凄い急な登りを進む。
本当にここは道なのか?というレベルの急斜面。
たまにリボンが現れて、間違いなく登山道であることに安堵する。
そんなこんなで約30分で尾根に上がる。
ここから雪が出てくる。
深夜にも関わらず気温は5度程もあり暑い。
雪も固まっておらず沈む。
暫く進んだところで再び斜面が急になったのでアイゼンを装着。
スタートから1時間ほどで東尾根に合流。
ひたすら尾根沿いを進む。
稜線に出て眺望が開けると、満月の月明かりで遠くまで見渡せる。
爺ヶ岳はかなり遠い。日の出に間に合うのか不安になる。
ここまで来ると気温も下がり、序盤にかいた汗のせいで、休憩で立ち止まるとかなり冷える。風はほとんど無く快適。
暫く進むとテント適地。5〜6張が点在している。
ここは素晴らしい絶景ポイント。最高のテント場だ!
通過後、振り返ると明りが点いている。
起こしてしまったよう。こんな早朝に申し訳ない。
しばらく先人たちのビバーク跡が点在する。
やせ尾根、ナイフリッジを通過し、しばらく歩くと徐々に風が出てきた。
急斜面を登り、広い尾根に出る。
ここはかなりの強風。めちゃくちゃ寒い!
一気に体温と体力を奪われる。
爺ヶ岳まではあと少し。徐々に空が白み始めている。
最後の急登をクリアして無事登頂!
山頂はかなりの強風。気温はマイナス7度。
スタートから4時間半。間もなく御来光。
ギリギリの目標達成。
霞んでいてクリアな日の出ではなかったが、素晴らしい夜明け。
針ノ木岳が微妙にピンクに染まる。
刻々と表情を変える風景をしばし眺め、下山開始。
下山は、ハッキリ言ってかなり疲れた。
トレース上は雪が締まっているものの、ボコボコで歩きにくい。
それではとトレースを外すと、埋まってしまって歩きにくい。
どこを歩いても疲れる…
高度を下げていくと、昇温も進み再び汗だくに。踏み抜き地獄祭りも開催。
雪も終わりアイゼンを外し、最後の崖のような急斜面を下る。
ここが最も危険を感じた箇所。
アイゼン履いたままのほうが良かったのでは…?と感じるほどの急斜面。
一歩一歩、緊張を強いられる。
夏道でこれほどの急斜面は過去に経験が無い…気がする。
登りの時はリボンが全然分からなかったが、明るいと意外と充実していることに気付く。
最後の崖下りは時間にすれば短いが、注意を怠ってはいけない。
重いテント装備などでは尚更。
そんなこんなで9時前に無事下山。
贅沢にも午前中に温泉にゆっくり浸かり、早めに帰宅が出来た。
爺ヶ岳東尾根は素晴らしいルートだった。
次回はぜひテント泊でゆっくり訪れたい。
あのテント場は本当に素晴らしい…
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