五竜岳 遠見尾根 stay in hybrid snow house
- GPS
- 26:55
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,426m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
テレキャビン 8:15〜 往復1800円、片道1000円 アルプス第1ペアリフト 片道のみ400円 いずれも購入は乗り場で |
コース状況/ 危険箇所等 |
五竜岳は信州 山のグレーディングでは体力度5/10、技術的難易度C(A〜E、Eが最難)となっているが、これは無雪期・天気良好時の話です。この季節の場合、五竜山荘はクローズしているので、五竜岳を目指す場合はテント泊装備一式が必要となり荷物が大幅に増えます。 また1日の気温変化の中、雪上を歩くことを熟慮するとグレーディング以上になるのは必至だと思います。 融雪が進行しており、ザクザクの雪道。所々クラックあり。 白岳トラバースはトレースあるものの、その上部にクラックあり。 五竜山荘から五竜岳頂上まではミックスルートでアイゼン、ピッケルは必要。 コースの状況は常に変化するので、その都度判断が必要と思われます。 |
その他周辺情報 | 八方温泉(郷の湯)600円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
マッチ
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
三脚
アクションカム
ろうそく
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感想
昨シーズンに冬季の五竜岳に行きたくなり、夏シーズンに下見を兼ねてアタックしました。何となく雰囲気を感じつつ、準備、登攀へ至りました。
出発前々日までは、遠見尾根から入山し五竜岳から唐松岳へ行き、八方尾根を下る予定でした。前日になり4/1は晴れるが風が強くなる予報になったので、予定を変更して1日目に五竜岳登頂、2日目遠見尾根を下山とし唐松岳は諦めました。
天気は良く、風はほとんどなかったのでとても暑い登山になりました。
今回はテントは持たず、hybrid snow house(半分雪洞・半分イグルー)を造るために数週間前に練習もしました。12時前に宿泊予定地の西遠見山の手前に着き、そこからhybrid snow house造り始めました。18時までに五竜岳の往復、hybrid snow houseの造成をするのに、前者を4時間、後者を2時間と決め行いました。hybrid snow houseは練習をした甲斐があり、造る手順は比較的良かったもののなかなか良い雪のブロックが作り出せずに苦労しました。他の方がテント周りを囲っていたブロックはとても立派でしたので、もっと勉強と経験が必要だと思いました。2時間でおおよその形になったので、16時五竜岳登頂を目標に出発しました。下見で来たときは、八峰方面からの縦走だったので、白岳の登りが「こんなに!」と思う感じでした。時間も時間だったので、白岳は上方のクラックに注意をしながらトラバースをしました。宿泊地から五竜山荘まで1時間…15時、さて後1時間で登れるのか?ここでアイゼンを装着し一息ついて出発。五竜山荘から頂上まではミックスルートで雪面は比較的締まっており、上り下りしやすい状況でした。結局登頂したのは予定より9分遅れの16:09!独り占めの頂上で写真を撮り、9分の滞在で下山しました。下りは登りよりも気を遣いますので、慎重に行きました。帰りも上方に注意をしながら白岳をトラバースをし、18時前に宿泊地に戻ることができました。しかし!hybrid snow houseは形にはなったが未完成であるために、そこからテコ入れが始まりました。中の広さは一畳未満でしたが、しっかり足を伸ばせて横になることができる広さになりました。hybrid snow houseに泊まってみて、雪洞の暖かさとイグルーの通気性を持っているので快適に過ごすことができました。また、風が吹いてもテントのようにバタバタしないので、快眠できることこの上ないものでした。夜中は暑くてやや寝苦しい状況だったんですが、明け方の放射冷却というのは凄いですねキンキンに冷やしてくれました。今回は、登頂できてhybrid snow houseにも泊まれて、下山後にはスノボーもして、八方温泉にも入ってと充実した心の休日を過ごすことができたと思いました。
反省点としては、登頂が遅くなったこと、軽量化の目的も兼ねてhybrid snow houseにしたのに、撮影機材が重くなり荷物が23kgになってしまったこと。いずれも改善の余地があるので、考察してみたいと思っています。
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