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Yamareco

記録ID: 144194
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ハイキング
京都・北摂

京都の一等三角点:地蔵山から愛宕山、柚子の里水尾へ

2011年10月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
15.1km
登り
1,046m
下り
1,141m

コースタイム

JR八木駅〜(京阪京都交通バス)〜どんどん橋下車8:50〜9:10星峠〜10:15三頭山10:25〜
10:45芦見峠〜11:40地蔵山(昼食)12:10〜12:55愛宕山(三角点)〜13:15愛宕神社下〜
13:35水尾別れ〜14:15水尾バス停〜(バス)〜JR保津峡駅
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR山陰本線八木駅から京阪京都交通のバス(原行き)で約25分のどんどん橋で下車。自分が参考にした記録の時と新しいバス道ができてルートが違ったためか、バス停に反対方向から着いたので、最初少し面食らった。
コース状況/
危険箇所等
どんどん橋からは、阿祇園寺への道標が入口。星峠までは林道をたどる。星峠から登山道になる。標識類は少ないが、道自体ははっきりしていてリボンやテープも多い。
三頭山の北西側へトラバースするところが一寸不安になるが、テープをしっかりフォローすれば細野から上がってくる道に合流する。そこからは15分ほど急登を我慢するとピークへの分岐点に着く。三角点のあるピークまでは5分である。山頂は樹林に囲まれて展望は無いが、東へ少し行くと鉄塔の建つ広場があり、そこから地蔵山、竜ヶ岳などが望める。
先ほどの分岐点へ戻って芦見峠へ下っていく。芦見峠では越畑からの登山道と合流するが、その手前で幾本かの作業道が交差するので少し間違えやすい。
芦見峠から地蔵山への本格的な登りは、急峻な直登ルートである。思わず先週の白滝山の登りを思い出した。踏み跡は薄く、下草の少ない樹林のためどこでも登れることが直線的な登りになってしまうのだろう。それもまた楽しという所か。。
地蔵山山頂の少し手前にやや広々した場所があり、そこにお地蔵様が建てられており、比叡山や比良の山も展望できる。地蔵山の山頂自体は、やはり雑木林の中で展望は利かない。紅葉には少し早いが、それでも少し色付き始めた葉が時折射す陽の光に輝くのが美しい。
京都の山は全般に樹林帯の中を登山道が行くので展望は今一つであり、ここも例外ではない。特に今回も辿った3つの山頂(三頭山、地蔵山、愛宕神社)は、展望は無い。但し、周辺に展望ポイントが有るので、それらを探すのも楽しみかもしれない。
さて、いよいよ愛宕山を経て下山であるが、地蔵山から愛宕山へ、またその先も、道ははっきりしており迷う場所は無いだろう。
途中、反射板のあるピークの付近と愛宕山の三角点場所が数少ない展望場所である。また、旧愛宕スキー場跡という看板に攣られて寄り道をしたが、どの場所を指しているのか、良く分からなかった。
愛宕山からは、前回ルートの清滝へ下らず柚子の里の水尾へ下った。水尾から保津峡駅までは4kmほどあるそうだが、水尾自治会が運営するマイクロバスが出ていて、丁度時間が合ったのを幸いに利用させてもらった。
どんどん橋バス停で下車。登山口は、前方の右へ坂になっている所。
2011年10月23日 08:51撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 8:51
どんどん橋バス停で下車。登山口は、前方の右へ坂になっている所。
星峠。左側に道路改修記念碑が建っている。三頭山への登山道は右手に分かれる
2011年10月23日 09:10撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 9:10
星峠。左側に道路改修記念碑が建っている。三頭山への登山道は右手に分かれる
途中、南側に三郎ケ岳や牛松山方面の展望。その左側に地蔵山の大きな姿も
2011年10月23日 09:20撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 9:20
途中、南側に三郎ケ岳や牛松山方面の展望。その左側に地蔵山の大きな姿も
心配していたより道はしっかりとしていた
2011年10月23日 09:37撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 9:37
心配していたより道はしっかりとしていた
三頭山山頂は林の中。あちこちに道が伸びているような感じである
2011年10月23日 10:13撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 10:13
三頭山山頂は林の中。あちこちに道が伸びているような感じである
東側に少し進むと林から出て電力鉄塔の建つ広場に。。そこから地蔵山、竜ヶ岳、真ん中奥に愛宕山も展望できる
2011年10月23日 10:23撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 10:23
東側に少し進むと林から出て電力鉄塔の建つ広場に。。そこから地蔵山、竜ヶ岳、真ん中奥に愛宕山も展望できる
少し色付いてきた木々の葉が朝日を浴びて
2011年10月23日 10:27撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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10/23 10:27
少し色付いてきた木々の葉が朝日を浴びて
芦見峠から地蔵山への標高差450m以上の本格的な登り。ここへは越畑からみ道が上がってくる
2011年10月23日 10:48撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 10:48
芦見峠から地蔵山への標高差450m以上の本格的な登り。ここへは越畑からみ道が上がってくる
写真で見ても急な斜度が分かる?植林帯(左)と自然林の境目。。林の明るさの違いが良く分かる
2011年10月23日 10:58撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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10/23 10:58
写真で見ても急な斜度が分かる?植林帯(左)と自然林の境目。。林の明るさの違いが良く分かる
山頂近くになって漸く斜度が緩やかに。明るい感じの林の中、どこでも歩くことができる
2011年10月23日 11:31撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 11:31
山頂近くになって漸く斜度が緩やかに。明るい感じの林の中、どこでも歩くことができる
次の地蔵様の近くから竜ヶ岳(手前)の後に比叡の山並みが望めた
2011年10月23日 11:36撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 11:36
次の地蔵様の近くから竜ヶ岳(手前)の後に比叡の山並みが望めた
左手に目をやると雲がかかっているが、蓬莱山から武奈ヶ岳へのびる比良山系の山々
2011年10月23日 11:37撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 11:37
左手に目をやると雲がかかっているが、蓬莱山から武奈ヶ岳へのびる比良山系の山々
地蔵山の由来かどうか分からぬが、山頂手前の広場にお地蔵様が祀られている
2011年10月23日 11:38撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 11:38
地蔵山の由来かどうか分からぬが、山頂手前の広場にお地蔵様が祀られている
一等三角点の地蔵山山頂(947m)。山頂周辺は比較的なだらかであるが、林の中で展望自体は無い
2011年10月23日 11:41撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 11:41
一等三角点の地蔵山山頂(947m)。山頂周辺は比較的なだらかであるが、林の中で展望自体は無い
地蔵山の南の電波反射板の近くから地蔵山を振り返る
地蔵山の南の電波反射板の近くから地蔵山を振り返る
反射板から臨む愛宕山
2011年10月23日 12:19撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 12:19
反射板から臨む愛宕山
西側の北摂の山々(深山、大野山、剣尾山etc.)。それらの山頂からも愛宕山や地蔵山の姿はいつも良く見えていたものだ
2011年10月23日 12:20撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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10/23 12:20
西側の北摂の山々(深山、大野山、剣尾山etc.)。それらの山頂からも愛宕山や地蔵山の姿はいつも良く見えていたものだ
竜ヶ岳の奥に大比叡
2011年10月23日 12:22撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 12:22
竜ヶ岳の奥に大比叡
気持ちの良い樹木のトンネルを抜けていく
2011年10月23日 12:23撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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10/23 12:23
気持ちの良い樹木のトンネルを抜けていく
途中、陽を浴びて輝く紅葉も楽しめた
2011年10月23日 12:28撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 12:28
途中、陽を浴びて輝く紅葉も楽しめた
旧愛宕スキー場跡の近くから地蔵山と反射板ピークが見える
2011年10月23日 12:35撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 12:35
旧愛宕スキー場跡の近くから地蔵山と反射板ピークが見える
旧愛宕スキー場跡という看板から少し道を外れて散策してみたが、跡らしいところや中山某の像というのも発見できなかった
2011年10月23日 12:38撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 12:38
旧愛宕スキー場跡という看板から少し道を外れて散策してみたが、跡らしいところや中山某の像というのも発見できなかった
もう一、二週間かなあ
2011年10月23日 12:50撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
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10/23 12:50
もう一、二週間かなあ
愛宕山の(三等)三角点は縦走路から少し外れたところにある。そこから比叡山や京都市街の大展望が広がる
2011年10月23日 12:56撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 12:56
愛宕山の(三等)三角点は縦走路から少し外れたところにある。そこから比叡山や京都市街の大展望が広がる
この日は、愛宕神社まで登らず、下で拍手を打ってお参りして済ませました。
2011年10月23日 13:13撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 13:13
この日は、愛宕神社まで登らず、下で拍手を打ってお参りして済ませました。
表参道を下山。
2011年10月23日 13:22撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 13:22
表参道を下山。
水尾の別れから、水尾側へ下山することに。。
2011年10月23日 13:34撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 13:34
水尾の別れから、水尾側へ下山することに。。
こんな感じのしっかりと広い道が集落まで続きます
2011年10月23日 13:46撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 13:46
こんな感じのしっかりと広い道が集落まで続きます
柚子の里・水尾は清和天皇の終焉の地として祭られている場所だそうだ。。
2011年10月23日 13:57撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 13:57
柚子の里・水尾は清和天皇の終焉の地として祭られている場所だそうだ。。
水尾集落からJR保津峡駅まで水尾の自治会が運営するという珍しいバスが運行されていた。丁度時間も良かったので14時25分のバスに乗ることにした。250円です
2011年10月23日 14:01撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 14:01
水尾集落からJR保津峡駅まで水尾の自治会が運営するという珍しいバスが運行されていた。丁度時間も良かったので14時25分のバスに乗ることにした。250円です
集落まで降りてくるとさすがに柚子の里、そちこちに柚子の実もたわわな樹木が斜面一杯に植えられている。
2011年10月23日 14:03撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 14:03
集落まで降りてくるとさすがに柚子の里、そちこちに柚子の実もたわわな樹木が斜面一杯に植えられている。
柚子湯といえば冬至の日に浸かるものと思っていたが、ここでは年中柚子の風呂に入れるらしい
2011年10月23日 14:12撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 14:12
柚子湯といえば冬至の日に浸かるものと思っていたが、ここでは年中柚子の風呂に入れるらしい
JR保津峡駅。バスで10分ほどだった。歩いたら1時間ほどかかるのだろう
2011年10月23日 14:34撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 14:34
JR保津峡駅。バスで10分ほどだった。歩いたら1時間ほどかかるのだろう
保津峡の駅は保津川の上に掛かる橋がホームになっている。向こうにトロッコの線路も見える
2011年10月23日 14:39撮影 by  DMC-TZ20, Panasonic
10/23 14:39
保津峡の駅は保津川の上に掛かる橋がホームになっている。向こうにトロッコの線路も見える

感想

今週は天気も良くなさそうなので、休養の週末にしようかと思っていたが、晴れ間も出そうだと言うことで急遽山行に。。
以前から考えていたコースの一つで比較的近い場所から選んでみた。

一等三角点の山でありながら愛宕山の北にあるということで余り注目されていない(失礼かな?)地蔵山を含めて愛宕山まで北から縦走した。
八木駅からのバスには他に2組のパーティが一緒だったが、どんどん橋で降りたのは自分だけ(他の人たちは、その先の越畑や原まで行ったのだろう)、この後、愛宕山近くまで人に会うことは殆ど無かった。同行者もいなくて季節的にクマが恐いので、小さなカウベルをカランコロンと鳴らしながら、少しでも賑やかにと歩いてきた。

実は、地蔵山山頂で食事を摂って、いざ出発と言うときになって初めての登山者が愛宕山方面から登ってきたのだが、その人が、外国人で単独行だったのにはちょっぴり驚いた。結構、マニアックな方かも

この季節は、紅葉には少し早いが、暑くも寒くも無く、気持ちの良い山歩きができることが何とも嬉しい。ちょっぴりと色付いた木々の様子を見ながら一月後の最盛期の美しい姿を想像するのも楽しいことである。この最近、自然の雑木林の中を歩くことが続いているが、今回も杉の植林が多かったとはいえ、それでも自然林の温かみや明るさを随所に感じられるコースで有った。また季節を変えて、冬の雪のころにでも歩いてみようかと思う。。

今回の歩行距離:15.4km  今年の累積距離:477.4km
今回の累積標高: 1188m  今年の累積標高:38,463m

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