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Yamareco

記録ID: 1455319
全員に公開
ハイキング
丹沢

足より腕が攣っていた@ドーカク尾根-遺言棚-欅平ルート

2018年05月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
11:48
距離
25.1km
登り
2,996m
下り
2,989m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:03
休憩
4:37
合計
11:40
6:12
12
6:24
6:25
16
6:41
6:41
45
8:14
8:19
25
8:44
8:51
9
9:00
9:07
4
10:58
10:58
9
12:15
12:40
5
12:45
13:05
7
13:12
13:58
22
遺言棚
14:20
14:29
64
15:33
15:38
62
欅平
16:40
16:42
3
仲ノ沢林道
16:45
16:49
33
17:22
17:22
17
17:39
17:39
13
17:52
17:52
0
17:52
ゴール地点
ドーカク尾根では各ピークで軽く休憩を取っています。
大タギリを越えるところは足場が多くないので、ロープを一人一人使いながら、順に抜けてから次が進む形でしたから、全員が抜け切るのにかなり時間を費やしました。
昼食は遺言棚でゆっくり取っています。
東沢ルートと欅平のルートではほとんど休憩することなく林道出合まで下っています。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
玄倉駐車場
コース状況/
危険箇所等
 ドーカク尾根は、ワナバノ頭までは一般ルートのような雰囲気で、小タギリを越えて白ザレのピークまではちょっとしたバリエーションルートと言う感じになります。そこから大タギリが核心部で、いきなり15-20mほどの懸垂下降を強いられ、わずかな鞍部から10m+15mほどのゴボウ登りになり、抜けるのに大変時間が掛かります。次の女郎小屋乗越も危険な鞍部ですが、大タギリを経験した後は随分楽に感じます。ただし、上の方にはロープがないので、結構な急斜面を岩に掴まりながら登ることになるので、やはり危険です。その後も危ないヤセ尾根の鞍部を越えることになりますが、意外とこの尾根のザレはグリップするので助かります。
 東沢乗越から遺言棚までは完全に沢ルートで、まず同角沢に下るために結構な斜面を斜めに進みますが、土が緩くて滑り台状態になります。遺言棚の滝上で沢をまたぎ、左岸側から滝を巻くようにトラバースして、涸れた支流に出て下りますが、このトラバースも足場が狭いので要注意です。滝壺は多少広くなっているので、休憩場所として適しています。
 東沢乗越から直接西に下る東沢ルートは最初だけロープがあると楽ですが、なくても下れます。しばらくは涸れていますが、半ばほどからしっかりした水流になってきます。何度か左右に渡渉を繰り返して時折軽く高巻きした後、小川谷の堰堤に出て、右岸の方にあるワサビ田跡を横切った辺りにある鹿柵のところが欅平になります。
 小川谷右岸径路(欅平ルート)はほとんどが斜面を進むトラバース路です。ザレた足場のところや、崩れかけたところもありますが、ロープが張ってあることも多く、問題なく通れます。ただし、一度高巻くように結構登る区間があり、そこはロープもなく足場も心許ないので要注意です。そこを抜けてしまえば、途中からしっかりした作業径路になってくるので、全く問題なく仲ノ沢林道に出られます。
朝4時ちょっと前に自宅を出て、保土ヶ谷BPに乗って途中でメンバーのひとり、すずこまさんのお宅に寄ってピックアップして東名高速に乗ります。待ち合わせ場所は玄倉林道入口の駐車場で、時間は6時です。大井松田ICで降りて丹沢湖に向かいますが、富士山がしっかり見えて天気は良さそうです。
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朝4時ちょっと前に自宅を出て、保土ヶ谷BPに乗って途中でメンバーのひとり、すずこまさんのお宅に寄ってピックアップして東名高速に乗ります。待ち合わせ場所は玄倉林道入口の駐車場で、時間は6時です。大井松田ICで降りて丹沢湖に向かいますが、富士山がしっかり見えて天気は良さそうです。
途中でyouさんと出会い、一緒に5時40分頃に駐車場に到着すると、続々と他のメンバーもやってきます。二人はバイクでしたから、かなり寒かったんじゃないかな。
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途中でyouさんと出会い、一緒に5時40分頃に駐車場に到着すると、続々と他のメンバーもやってきます。二人はバイクでしたから、かなり寒かったんじゃないかな。
今回は初参加の方も含めて7人体制です。右からヤマレコ仲間の剛脚you629さんで、いつもは水曜日が定休ですが、今回はGWですから一緒に歩けました。隣はYAMAP仲間のずすさんで、彼も一人でバリルートの長距離をさらりとこなす健脚です。その隣はミックのおやじさんで、彼は世附や裏丹沢以外ならどこでも知っている方で、有り得ないようなルートでガンガン踏破してしまう凄腕です。真ん中はすずこまさんで、最近トレランに目覚めて走っているようで、やはりおかげで速くてタフです。隣は初参加のdimeifuさんで、YAMAPでは前から皆知っている方で、経験も技術もかなり積んできた方です。左から2人目はhirokiさんで、一番最初に知り合ったのが彼でした。歩く速度はもちろん速いですが、持久力が一番で、一定のスピードでずっと通しで歩けるので、結局は1日でもの凄い距離をこなしてしまうんです。こんなメンバーだから剛脚のyouさんもライバルが多い今回のメンバーですが、そんな中に自分が加わって良いのでしょうか(笑。
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今回は初参加の方も含めて7人体制です。右からヤマレコ仲間の剛脚you629さんで、いつもは水曜日が定休ですが、今回はGWですから一緒に歩けました。隣はYAMAP仲間のずすさんで、彼も一人でバリルートの長距離をさらりとこなす健脚です。その隣はミックのおやじさんで、彼は世附や裏丹沢以外ならどこでも知っている方で、有り得ないようなルートでガンガン踏破してしまう凄腕です。真ん中はすずこまさんで、最近トレランに目覚めて走っているようで、やはりおかげで速くてタフです。隣は初参加のdimeifuさんで、YAMAPでは前から皆知っている方で、経験も技術もかなり積んできた方です。左から2人目はhirokiさんで、一番最初に知り合ったのが彼でした。歩く速度はもちろん速いですが、持久力が一番で、一定のスピードでずっと通しで歩けるので、結局は1日でもの凄い距離をこなしてしまうんです。こんなメンバーだから剛脚のyouさんもライバルが多い今回のメンバーですが、そんな中に自分が加わって良いのでしょうか(笑。
準備を済ませて6時15分頃に出発。玄倉林道は今や完全にゲートで封鎖されているので、仲ノ沢林道側の西丹沢県民の森までも車では行けなくなってしまいました。
準備を済ませて6時15分頃に出発。玄倉林道は今や完全にゲートで封鎖されているので、仲ノ沢林道側の西丹沢県民の森までも車では行けなくなってしまいました。
仲ノ沢林道の分岐を進んですぐのところにある注意看板の脇から川原に下ります。
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仲ノ沢林道の分岐を進んですぐのところにある注意看板の脇から川原に下ります。
ごく普通の登山ルートと言う感じで全く問題ありません。ドカヘルを持ってきたずすさん、可愛い(^∇^)v ヘルメット持ってない自分より100倍立派です。
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ごく普通の登山ルートと言う感じで全く問題ありません。ドカヘルを持ってきたずすさん、可愛い(^∇^)v ヘルメット持ってない自分より100倍立派です。
川原に降り立ちますと、水量はしっかりしていますが、石飛で渡れるレベルです。ちょっと濡れちゃいましたけどね(^∇^)。
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川原に降り立ちますと、水量はしっかりしていますが、石飛で渡れるレベルです。ちょっと濡れちゃいましたけどね(^∇^)。
そして正面の尾根の尻がドーカク尾根の始まりになります。ここを右側から登ります。
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そして正面の尾根の尻がドーカク尾根の始まりになります。ここを右側から登ります。
最初だけキツい勾配でしたが、すぐにこのように平均的な山道みたいな傾斜になります。
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最初だけキツい勾配でしたが、すぐにこのように平均的な山道みたいな傾斜になります。
少ししたら偽ピークのようになったところに乗りますと、少し平坦な区間になります。
少ししたら偽ピークのようになったところに乗りますと、少し平坦な区間になります。
その先はこのように丸木階段が設けられていて、手前は随分整備されているイメージです。
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その先はこのように丸木階段が設けられていて、手前は随分整備されているイメージです。
途中から尾根の上から右に逸れてトラバースしますが、道幅はたっぷりで安全です。
途中から尾根の上から右に逸れてトラバースしますが、道幅はたっぷりで安全です。
すぐにまた尾根上を通りますが、今度はこうしてつづら折れの杣道が残っています。勾配が厳しくなってきたので有り難いです。
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すぐにまた尾根上を通りますが、今度はこうしてつづら折れの杣道が残っています。勾配が厳しくなってきたので有り難いです。
今度は尾根の左斜面をトラバースする区間になります。平凡な登山道と言う印象ですね。
今度は尾根の左斜面をトラバースする区間になります。平凡な登山道と言う印象ですね。
しばらくの間は林業関連のピンクリボンがありますが、この辺りはそれらを目印にしても問題ないでしょう。先に進むと古い赤と黄のテープのマーキングが結構残っています。
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しばらくの間は林業関連のピンクリボンがありますが、この辺りはそれらを目印にしても問題ないでしょう。先に進むと古い赤と黄のテープのマーキングが結構残っています。
尾根に合流した地点は最初のピークの敷地山を少し過ぎたところなので、少し戻る形で敷地山山頂へ往復します。
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尾根に合流した地点は最初のピークの敷地山を少し過ぎたところなので、少し戻る形で敷地山山頂へ往復します。
敷地山の先は鹿柵沿いに緩く下りますが、ほぼ平坦と言っても良い按配です。
敷地山の先は鹿柵沿いに緩く下りますが、ほぼ平坦と言っても良い按配です。
すぐに軽く登り返してP687に至ります。
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すぐに軽く登り返してP687に至ります。
そこからも下りはわずかですが、他にもう一つやんわりしたコブを越えて緩く登って行きます。
そこからも下りはわずかですが、他にもう一つやんわりしたコブを越えて緩く登って行きます。
また尾根から右に逸れてトラバースする区間になります。
また尾根から右に逸れてトラバースする区間になります。
尾根に乗って進むと、鹿柵が現われました。ここを一旦またいで左に進むと、先で柵が邪魔して直進できないようになります。一旦軽く戻って右を進みます。
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尾根に乗って進むと、鹿柵が現われました。ここを一旦またいで左に進むと、先で柵が邪魔して直進できないようになります。一旦軽く戻って右を進みます。
そのまま直進すると、先のメンバーが何か言っています。どうやら上の方でミスコースしたようです。芋ノ沢ノ頭は左から巻いて迂回するところを直進してしまい、右に行こうとしたらちょっと怪しい斜面になっていました。
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そのまま直進すると、先のメンバーが何か言っています。どうやら上の方でミスコースしたようです。芋ノ沢ノ頭は左から巻いて迂回するところを直進してしまい、右に行こうとしたらちょっと怪しい斜面になっていました。
少し戻って左に進みます。結構急勾配です。
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少し戻って左に進みます。結構急勾配です。
芋ノ沢ノ頭手前には鹿柵があります。これを左から回って反対側の尾根を下って行きます。
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芋ノ沢ノ頭手前には鹿柵があります。これを左から回って反対側の尾根を下って行きます。
山頂には柵のために入れませんが、こんな手製山頂表示板が掛けられていました。
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山頂には柵のために入れませんが、こんな手製山頂表示板が掛けられていました。
芋ノ沢ノ頭からの下りは大したことはないですが、左に少し逸れています。
芋ノ沢ノ頭からの下りは大したことはないですが、左に少し逸れています。
すぐに元の尾根に戻って細くなった区間を抜けます。
すぐに元の尾根に戻って細くなった区間を抜けます。
ここが鞍部ですが、まだ危険な様相は呈していませんね。
ここが鞍部ですが、まだ危険な様相は呈していませんね。
少し登って行くとピークの末端になります。ブナの巨木がいくつかあるところです。
少し登って行くとピークの末端になります。ブナの巨木がいくつかあるところです。
細長いピークを進んで奥の方にワナバノ頭(罠場ノ頭)のピークがありますが、残念ながら山頂を示すものは何もありませんでした。
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細長いピークを進んで奥の方にワナバノ頭(罠場ノ頭)のピークがありますが、残念ながら山頂を示すものは何もありませんでした。
ワナバノ頭の先もまだほぼ平坦な緩い起伏が続きます。
ワナバノ頭の先もまだほぼ平坦な緩い起伏が続きます。
こんな緩いところがずっと続くなら楽なんですけどねぇ(笑。
こんな緩いところがずっと続くなら楽なんですけどねぇ(笑。
小さなコブに登り返して下るのが小タギリと言う名の付いた鞍部で、いよいよここからかと気を引き締めます。
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小さなコブに登り返して下るのが小タギリと言う名の付いた鞍部で、いよいよここからかと気を引き締めます。
鞍部に下ってみると、意外と普通のバリルートで良くあるレベルの登り返しで拍子抜けしますが、油断はもちろん禁物です。
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鞍部に下ってみると、意外と普通のバリルートで良くあるレベルの登り返しで拍子抜けしますが、油断はもちろん禁物です。
そして白ザレの頭と呼ばれる名無しピークに到着します。この先が今回の核心部になります。
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そして白ザレの頭と呼ばれる名無しピークに到着します。この先が今回の核心部になります。
いよいよ下降する地点になって皆準備を整えます。ハーネスとエイト環があれば、最初の下降は問題ないようですが、自分は持っていないので、スリングを胸に巻いてカラビナを止めておきました。チェーンスパイクを装着していたら、すずこまさんがヘルメットを出した時にチェーンスパイクが飛び出て反対側の谷底に転がって行ってしまいました。ヤバイ!
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いよいよ下降する地点になって皆準備を整えます。ハーネスとエイト環があれば、最初の下降は問題ないようですが、自分は持っていないので、スリングを胸に巻いてカラビナを止めておきました。チェーンスパイクを装着していたら、すずこまさんがヘルメットを出した時にチェーンスパイクが飛び出て反対側の谷底に転がって行ってしまいました。ヤバイ!
これが下降地点から見た鞍部。15m程でしょうか。ほぼ垂直なので、懸垂下降になります。先行したyouさんはトレランシューズのままチェーンスパイクもハーネスもなしで、腕力に物言わせてあっさりクリア。どんどん先に行ってしまいました(;゜д゜)スゲー!
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これが下降地点から見た鞍部。15m程でしょうか。ほぼ垂直なので、懸垂下降になります。先行したyouさんはトレランシューズのままチェーンスパイクもハーネスもなしで、腕力に物言わせてあっさりクリア。どんどん先に行ってしまいました(;゜д゜)スゲー!
次にhirokiさんとミックさんが順に進み、登り返して止れるところまで進んだ上でこちらも下降開始します。下り始めてすぐにこんなトラロープの注意書きが吊られていました。
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次にhirokiさんとミックさんが順に進み、登り返して止れるところまで進んだ上でこちらも下降開始します。下り始めてすぐにこんなトラロープの注意書きが吊られていました。
この溝の間にかすかながら足を掛けるところが何箇所かあり、それを踏んでからロープを握り直して下ります。一旦足場になったところで休憩。ロープを持っている手がギューッと攣りそうになります。
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この溝の間にかすかながら足を掛けるところが何箇所かあり、それを踏んでからロープを握り直して下ります。一旦足場になったところで休憩。ロープを持っている手がギューッと攣りそうになります。
そこから対面の壁を見ると、ミックさんが中間地点を登っています。あちらの方が高低差があります。右上の岩の見えるところまでが前半ですが、途中、ロープに木が絡まっていて、これを越えるのが面倒です。
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そこから対面の壁を見ると、ミックさんが中間地点を登っています。あちらの方が高低差があります。右上の岩の見えるところまでが前半ですが、途中、ロープに木が絡まっていて、これを越えるのが面倒です。
大タギリの鞍部に立ってみたところで、左はこんな感じ。
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大タギリの鞍部に立ってみたところで、左はこんな感じ。
右はこうなってますが、写真だと急な感じが伝わりづらいですね。
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右はこうなってますが、写真だと急な感じが伝わりづらいですね。
その痩せた鞍部はほんの数メートルで終わって、登り返しになります。ロープを握ってのゴボウ登りですが、何とか絡まった木を越えて、足場で一休み。しかし、この岩のところが問題で、今立っている足場からこの岩に乗るには下で出っ張っているため難儀します。右の溝の方へ進むと、隠れたトラロープが垂れていて、いささか古くなって心許ないですが、それを使って岩の間から登りますが、ここが一番大変でした。
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その痩せた鞍部はほんの数メートルで終わって、登り返しになります。ロープを握ってのゴボウ登りですが、何とか絡まった木を越えて、足場で一休み。しかし、この岩のところが問題で、今立っている足場からこの岩に乗るには下で出っ張っているため難儀します。右の溝の方へ進むと、隠れたトラロープが垂れていて、いささか古くなって心許ないですが、それを使って岩の間から登りますが、ここが一番大変でした。
岩を越える前に、足場から下を見たところ。まだ中間地点なんですけど、結構な高さですね。休み休み登らないと、腕がすぐ攣りそうになります。
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岩を越える前に、足場から下を見たところ。まだ中間地点なんですけど、結構な高さですね。休み休み登らないと、腕がすぐ攣りそうになります。
同じところから先ほど下降した壁を見たところ。最後のdimeifuさんが下っていますが、こうして見ると20mはあるのかな。それにしてもdimeifuさん、さらりとこなしてカッコいいです!
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同じところから先ほど下降した壁を見たところ。最後のdimeifuさんが下っていますが、こうして見ると20mはあるのかな。それにしてもdimeifuさん、さらりとこなしてカッコいいです!
先ほどの岩の間をよじ登ると、後は元のしっかりしたロープに掴まって登るんですが、勾配は同じように急なままです。何とかロープの結ばれた木のところまで登ってきましたが、何しろ足場がないので、途中で休んでいると後の人達が詰まってしまうので、先に進みます。
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先ほどの岩の間をよじ登ると、後は元のしっかりしたロープに掴まって登るんですが、勾配は同じように急なままです。何とかロープの結ばれた木のところまで登ってきましたが、何しろ足場がないので、途中で休んでいると後の人達が詰まってしまうので、先に進みます。
ロープ区間は終わっても急勾配は続きますので、木の根や枝に掴まって登ります。そして、やっとピークらしきところが見えてきましたが、これはまだ偽ピークでした。
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ロープ区間は終わっても急勾配は続きますので、木の根や枝に掴まって登ります。そして、やっとピークらしきところが見えてきましたが、これはまだ偽ピークでした。
足元は白ザレなので、木の枝がないところは特に注意して登ります。
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足元は白ザレなので、木の枝がないところは特に注意して登ります。
ロープから先も結構登りが続きます。息が上がって足も疲れて大変ですが、それよりも今回は腕や胸、肩の筋肉痛になりそうですね。
ロープから先も結構登りが続きます。息が上がって足も疲れて大変ですが、それよりも今回は腕や胸、肩の筋肉痛になりそうですね。
やっとピークに到着。大タル丸は細長いピークで、手前側には4つの岩があるのが特徴です。皆無事に最難関区間を乗り越えて、ここで記念写真。「こんなに凄いとは思わなかったよ」「丹沢一の難所だね」なんて会話を交わしつつ、皆笑顔でした。
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やっとピークに到着。大タル丸は細長いピークで、手前側には4つの岩があるのが特徴です。皆無事に最難関区間を乗り越えて、ここで記念写真。「こんなに凄いとは思わなかったよ」「丹沢一の難所だね」なんて会話を交わしつつ、皆笑顔でした。
大タル丸も残念ながら山名表示板はなし。カメラで代理の記念写真。ちなみに今回持って行ったのは最近知り合いから頂いたオリンパスOM-1で、前回持って行った黒ボディではないクロームメッキのボディです。レンズは35mmと135mmを付けっ放しにしていましたが、こんなルートですので、望遠レンズは最後まで出しませんでした。
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大タル丸も残念ながら山名表示板はなし。カメラで代理の記念写真。ちなみに今回持って行ったのは最近知り合いから頂いたオリンパスOM-1で、前回持って行った黒ボディではないクロームメッキのボディです。レンズは35mmと135mmを付けっ放しにしていましたが、こんなルートですので、望遠レンズは最後まで出しませんでした。
さて、大タル丸の先の女郎小屋乗越もこのルートではヤバい区間になります。鞍部に下る際に下の方でザレたところを横から尾根筋に戻る形で乗るんですが、そこが斜めになっているために、左の谷に落ちそうなヒヤヒヤ区間があります。
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さて、大タル丸の先の女郎小屋乗越もこのルートではヤバい区間になります。鞍部に下る際に下の方でザレたところを横から尾根筋に戻る形で乗るんですが、そこが斜めになっているために、左の谷に落ちそうなヒヤヒヤ区間があります。
既に登り返してたたずむミックさんとyouさん。登りながらミックさんが「何だこれ、高速道路じゃん」と言っていましたが、そんなに楽なの?
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既に登り返してたたずむミックさんとyouさん。登りながらミックさんが「何だこれ、高速道路じゃん」と言っていましたが、そんなに楽なの?
上からdimeifuさんが登り返すところを撮ったもの。大タギリに比べて勾配が多少寝ているので、ロープを掴んでいれば難しくないようです。
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上からdimeifuさんが登り返すところを撮ったもの。大タギリに比べて勾配が多少寝ているので、ロープを掴んでいれば難しくないようです。
意外とこのザレはグリップが良くて、チェーンスパイクなしの3人も軽く登っていました。
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意外とこのザレはグリップが良くて、チェーンスパイクなしの3人も軽く登っていました。
途中で振り返って見た女郎小屋乗越の鞍部。真ん中の木の後を下ってきましたが、それよりも木の右の岩の出っ張りからザレた鞍部に下るのが面倒でした。
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途中で振り返って見た女郎小屋乗越の鞍部。真ん中の木の後を下ってきましたが、それよりも木の右の岩の出っ張りからザレた鞍部に下るのが面倒でした。
最後はロープがない白ザレの元の花崗岩の区間をよじ登ります。岩に手を掛けて踏ん張りますが、思いの他グリップは良かったので、そう怖いイメージはありませんでした。
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最後はロープがない白ザレの元の花崗岩の区間をよじ登ります。岩に手を掛けて踏ん張りますが、思いの他グリップは良かったので、そう怖いイメージはありませんでした。
その急勾配の足場から振り返ると、何と富士山がくっきり! まさかこんな谷間だらけのルートで富士山を拝めると思ってもみなかったので、ここで撮影タイム。さすがに荷物を降ろせるような場所ではないので、望遠レンズは出せませんでした。
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その急勾配の足場から振り返ると、何と富士山がくっきり! まさかこんな谷間だらけのルートで富士山を拝めると思ってもみなかったので、ここで撮影タイム。さすがに荷物を降ろせるような場所ではないので、望遠レンズは出せませんでした。
これまであまり花にお目にかかることはなかったのですが、ミツバツチグリがこの辺にはそこそこ咲いていました。
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これまであまり花にお目にかかることはなかったのですが、ミツバツチグリがこの辺にはそこそこ咲いていました。
女郎小屋ノ頭に登っても、やはり山名を示すものはありません。ちょっとお寂しいですね。
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女郎小屋ノ頭に登っても、やはり山名を示すものはありません。ちょっとお寂しいですね。
女郎小屋ノ頭からの下り。ルートは左の尾根を進みますが、この先結構滑りやすい急勾配を下って行きます。
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女郎小屋ノ頭からの下り。ルートは左の尾根を進みますが、この先結構滑りやすい急勾配を下って行きます。
ヤセ尾根区間になって登り返します。
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ヤセ尾根区間になって登り返します。
向こうから撮ってもらいました\(^∇^)/
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向こうから撮ってもらいました\(^∇^)/
そしてまた結構な急勾配を登って名無しピークになりますが、さすがに疲れました。
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そしてまた結構な急勾配を登って名無しピークになりますが、さすがに疲れました。
名無しのピークで待ってくれていた皆さん。済みませんね、足手まといになっちゃって。
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名無しのピークで待ってくれていた皆さん。済みませんね、足手まといになっちゃって。
この名無しピークはワナバノ頭みたいな細長いピークで、しばらくこんな感じのところを進みます。
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この名無しピークはワナバノ頭みたいな細長いピークで、しばらくこんな感じのところを進みます。
こんな苔むしたところも通過しますが手前とこの先に少しヤセ尾根区間らしい起伏があります。
こんな苔むしたところも通過しますが手前とこの先に少しヤセ尾根区間らしい起伏があります。
そして鞍部に下るところになりますが、ザレているのでここも要注意です。
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そして鞍部に下るところになりますが、ザレているのでここも要注意です。
ここを抜ければモチコシ沢ノ頭(持越沢ノ頭)になりますが、新緑が良い雰囲気を演出してくれます。
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ここを抜ければモチコシ沢ノ頭(持越沢ノ頭)になりますが、新緑が良い雰囲気を演出してくれます。
「あれ? こんな厳しいところになるの?」と思いきや、右に回避する踏み跡がありました。
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「あれ? こんな厳しいところになるの?」と思いきや、右に回避する踏み跡がありました。
しかし、その先はこんなザレ岩の急勾配をよじ登らないといけませんが、ロープはなくちょっと心配。歩いてみると、ここも足掛かりが良くて滑りませんでした。
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しかし、その先はこんなザレ岩の急勾配をよじ登らないといけませんが、ロープはなくちょっと心配。歩いてみると、ここも足掛かりが良くて滑りませんでした。
やっとのことでモチコシ沢ノ頭に到着。12時半前ですが、昼食を取る予定の遺言棚へは、まだしばらく掛かります。
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やっとのことでモチコシ沢ノ頭に到着。12時半前ですが、昼食を取る予定の遺言棚へは、まだしばらく掛かります。
良く見たら、この山頂にはボロボロに朽ちてはいましたが、山名表示板の成れの果てがありました。もう文字も読めませんけどね。
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良く見たら、この山頂にはボロボロに朽ちてはいましたが、山名表示板の成れの果てがありました。もう文字も読めませんけどね。
あまり休まずに記念写真だけ撮って先を急ぎます。ここの下り区間はそう大変ではないのですが、真っ直ぐ進んだら尾根を誤ってしまい、すぐに気付いて登り返しました。裸山ノ丸方面に進む尾根ですね。
あまり休まずに記念写真だけ撮って先を急ぎます。ここの下り区間はそう大変ではないのですが、真っ直ぐ進んだら尾根を誤ってしまい、すぐに気付いて登り返しました。裸山ノ丸方面に進む尾根ですね。
同じようなところなんですが、左側(北)に下って行くのが正解。
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同じようなところなんですが、左側(北)に下って行くのが正解。
途中で見かけたシロヤシオとミツバツツジの色違いツーショット。新緑のバックもそうですが、今の時期は草花がとてもきれいですね。
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途中で見かけたシロヤシオとミツバツツジの色違いツーショット。新緑のバックもそうですが、今の時期は草花がとてもきれいですね。
少し下るとメンバーが何か撮ってます。あそこが東沢乗越ですね。
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少し下るとメンバーが何か撮ってます。あそこが東沢乗越ですね。
ドーカク尾根の説明板が掛かっていました。1948年に吉田喜久治と言う人がここを抜けて命名したことが書かれています。以前はこのルートがちゃんとした登山道として認識されていたんですね。
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ドーカク尾根の説明板が掛かっていました。1948年に吉田喜久治と言う人がここを抜けて命名したことが書かれています。以前はこのルートがちゃんとした登山道として認識されていたんですね。
そしてこの有名な鉄板道標と警告板。松田警察署が設置したものなんですね。一応正しい向きで置かれていました。
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そしてこの有名な鉄板道標と警告板。松田警察署が設置したものなんですね。一応正しい向きで置かれていました。
東沢乗越から同角ノ頭方面に進みますが、尾根から斜めに下って行きます。結構な斜面な上、土が緩々なので、最後は滑り台状態で川原に下ります。
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東沢乗越から同角ノ頭方面に進みますが、尾根から斜めに下って行きます。結構な斜面な上、土が緩々なので、最後は滑り台状態で川原に下ります。
この沢が同角沢で、遺言棚のある沢です。
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この沢が同角沢で、遺言棚のある沢です。
これが遺言棚の滝上。小さな釜がありますね。
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これが遺言棚の滝上。小さな釜がありますね。
同角沢を渡渉して、左岸を巻くようにして斜面をトラバースして下って行きます。
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同角沢を渡渉して、左岸を巻くようにして斜面をトラバースして下って行きます。
帰りもここを通るのだから、後のことを考えてミックさんがロープをくくり付けておいてくれました。頼りになります!
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帰りもここを通るのだから、後のことを考えてミックさんがロープをくくり付けておいてくれました。頼りになります!
遺言棚の左岸にある涸れた枝沢を下れば直下の滝壺に至ります。すると、驚いたことに男女二人組みのカップルがそこでランチタイム。沢登りではなく東沢乗越から来たそうで、こんなところで出会うなんて思いもよらずにビックリでした(^∇^)b
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遺言棚の左岸にある涸れた枝沢を下れば直下の滝壺に至ります。すると、驚いたことに男女二人組みのカップルがそこでランチタイム。沢登りではなく東沢乗越から来たそうで、こんなところで出会うなんて思いもよらずにビックリでした(^∇^)b
我々は少し下流側でシートを広げて、やっと昼食タイム。時間は午後1時15分くらいですから、思ったよりも時間が掛かりましたが、他の皆さんなら少なくとも30分は短縮できたんじゃないかな。
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我々は少し下流側でシートを広げて、やっと昼食タイム。時間は午後1時15分くらいですから、思ったよりも時間が掛かりましたが、他の皆さんなら少なくとも30分は短縮できたんじゃないかな。
今回は「ラ峰・ワン丹入り」(^∇^)v 6人の予定が直前で1人休みが取れることになって7人になったのに、6食しか用意しておらず、痛恨のミスをしでかしましたが、幸いyouさんがチャルメラを持って来ていたので、7人分確保できて助かりました。
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今回は「ラ峰・ワン丹入り」(^∇^)v 6人の予定が直前で1人休みが取れることになって7人になったのに、6食しか用意しておらず、痛恨のミスをしでかしましたが、幸いyouさんがチャルメラを持って来ていたので、7人分確保できて助かりました。
ゆっくり昼食を取ってから、皆で記念写真。カメラを置くところがなかったので、ストックに一脚機能が付いていますから、それにくくりつけて、岩と倒木の間に差してパチリ。
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ゆっくり昼食を取ってから、皆で記念写真。カメラを置くところがなかったので、ストックに一脚機能が付いていますから、それにくくりつけて、岩と倒木の間に差してパチリ。
後半戦スタートは午後2時丁度から。滝の巻き道を登ります。
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後半戦スタートは午後2時丁度から。滝の巻き道を登ります。
同角沢の川原で、あの滑り台ポイントを登るのは面倒なので、ミックさんとモチコシ沢ノ頭方面からよじ登りました。他の皆は同じところから登って東沢乗越で合流しました。
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同角沢の川原で、あの滑り台ポイントを登るのは面倒なので、ミックさんとモチコシ沢ノ頭方面からよじ登りました。他の皆は同じところから登って東沢乗越で合流しました。
そこからは東沢方面にそのまま下ります。ロープなしでも何とかなる傾斜ではありますが、落ち葉が多くて滑りますから、念のためにdimeifuさんがロープを出してくれました。かなり楽になりますね。
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そこからは東沢方面にそのまま下ります。ロープなしでも何とかなる傾斜ではありますが、落ち葉が多くて滑りますから、念のためにdimeifuさんがロープを出してくれました。かなり楽になりますね。
ロープを回収するdimeifuさん。ご苦労様です。
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ロープを回収するdimeifuさん。ご苦労様です。
倒木を越えたり、ゴーロ帯を抜けたりしながら、歩きやすそうなところを進みますが、涸れ沢を真っ直ぐ下ります。
倒木を越えたり、ゴーロ帯を抜けたりしながら、歩きやすそうなところを進みますが、涸れ沢を真っ直ぐ下ります。
しばらくすると、穴から湧き水が流れ出ていました。源流部になります。
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しばらくすると、穴から湧き水が流れ出ていました。源流部になります。
近くに咲いていた可愛らしい花。ミヤマハコベと言うそうです。
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近くに咲いていた可愛らしい花。ミヤマハコベと言うそうです。
いつの間にか水流はしっかりしてきました。沢の中は歩けないので、脇から抜けます。
いつの間にか水流はしっかりしてきました。沢の中は歩けないので、脇から抜けます。
その先にはちょっとした滝になっていて、左岸から下って渡渉します。
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その先にはちょっとした滝になっていて、左岸から下って渡渉します。
右岸の平坦なところに小さな水溜りがあり、見ると小さなおたまじゃくしがうじゃうじゃいました。これじゃ落ち葉の下に隠れられずに、鳥の餌食になりそうですね。
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右岸の平坦なところに小さな水溜りがあり、見ると小さなおたまじゃくしがうじゃうじゃいました。これじゃ落ち葉の下に隠れられずに、鳥の餌食になりそうですね。
しばらくするとまた渡渉地点になりますが、こんな断層みたいな色違いの岩盤が挟まっていました。
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しばらくするとまた渡渉地点になりますが、こんな断層みたいな色違いの岩盤が挟まっていました。
東沢が終わる少し前に右岸を高巻くところがあります。足場が狭いので、慎重にトラバースします。
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東沢が終わる少し前に右岸を高巻くところがあります。足場が狭いので、慎重にトラバースします。
そこを下りると勢い良く流れるナメ滝の横に出ます。これが小川谷になります。右に登る形で堰堤下に出ます。
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そこを下りると勢い良く流れるナメ滝の横に出ます。これが小川谷になります。右に登る形で堰堤下に出ます。
堰堤の下から右岸側に進むと、小さな沢が通っていて、ここがワサビ田の跡だそうです。木の切り株が椅子のように置かれていましたから、ちょっとした休憩ポイントになりそうですね。
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堰堤の下から右岸側に進むと、小さな沢が通っていて、ここがワサビ田の跡だそうです。木の切り株が椅子のように置かれていましたから、ちょっとした休憩ポイントになりそうですね。
この辺に鹿柵がありますが、ここが欅平と呼ばれるところです。ここを登って登山道に出ます。
この辺に鹿柵がありますが、ここが欅平と呼ばれるところです。ここを登って登山道に出ます。
欅平ルートこと小川谷右岸径路に合流したところ。振り返っていますが、右側から登ってきました。左側は石棚山稜方面に進めそうですね。
欅平ルートこと小川谷右岸径路に合流したところ。振り返っていますが、右側から登ってきました。左側は石棚山稜方面に進めそうですね。
小川谷右岸径路はこうしたザレのトラバース区間が多いです。書策新道みたいな雰囲気でした。
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小川谷右岸径路はこうしたザレのトラバース区間が多いです。書策新道みたいな雰囲気でした。
一時沢に下るところがありましたが、ここは小川谷ではない枝沢で、そのまま横切ります。
一時沢に下るところがありましたが、ここは小川谷ではない枝沢で、そのまま横切ります。
また別の枝沢の流れ込みのところで下りますが、すぐに登り返します。
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また別の枝沢の流れ込みのところで下りますが、すぐに登り返します。
足場の薄いトラバース区間ですが、結構ロープが張られていますから、安心して渡れます。
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足場の薄いトラバース区間ですが、結構ロープが張られていますから、安心して渡れます。
こんな感じで崩れてしまったところもありますが、朽ちた丸木橋を使わなくても、左から登れるようになってます。
こんな感じで崩れてしまったところもありますが、朽ちた丸木橋を使わなくても、左から登れるようになってます。
こんな感じの段差はちょくちょく出てきますので、慌てて進むと危険ですね。hirokiさんはわざわざ遅い自分に付き合ってくれましたが、彼もとても足取りは速くて、しかもそのペースが落ちないので、一日に回る距離はこちらの倍は歩いちゃうんですよね。
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こんな感じの段差はちょくちょく出てきますので、慌てて進むと危険ですね。hirokiさんはわざわざ遅い自分に付き合ってくれましたが、彼もとても足取りは速くて、しかもそのペースが落ちないので、一日に回る距離はこちらの倍は歩いちゃうんですよね。
ここにポツンと咲いていた黄色い花。花弁の形からヤクシソウかと思ったら、あれは秋に咲く花で、こちらはオニタビラコと言う花みたいです。
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ここにポツンと咲いていた黄色い花。花弁の形からヤクシソウかと思ったら、あれは秋に咲く花で、こちらはオニタビラコと言う花みたいです。
突然尾根が左側に始まり、何も考えないと直進しそうですが、径路は右のトラバース区間にはっきり見られます。
突然尾根が左側に始まり、何も考えないと直進しそうですが、径路は右のトラバース区間にはっきり見られます。
こんな細い区間もありますが、落ち葉で角が斜めっているのが分からないといやだなと思ったら、意外にも角はしっかりしていました。
こんな細い区間もありますが、落ち葉で角が斜めっているのが分からないといやだなと思ったら、意外にも角はしっかりしていました。
ぐるっと谷間を巻いて進むのはずっと同じ。でも、ここはちょっと傾斜があるので、滑らないように注意します。
ぐるっと谷間を巻いて進むのはずっと同じ。でも、ここはちょっと傾斜があるので、滑らないように注意します。
後半はごく普通のハイキングコース然としたところが続きます。しっかり土止めがなされたところも多く、危険はありません。この丸木橋を過ぎると仲ノ沢林道は近いです。
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後半はごく普通のハイキングコース然としたところが続きます。しっかり土止めがなされたところも多く、危険はありません。この丸木橋を過ぎると仲ノ沢林道は近いです。
ほどなく林道に合流。下り中心の道ですから息が上がるようなことはなかったですが、さすがに長く歩いたので足首から足裏まで、熱を帯びたような感覚になっていました。
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ほどなく林道に合流。下り中心の道ですから息が上がるようなことはなかったですが、さすがに長く歩いたので足首から足裏まで、熱を帯びたような感覚になっていました。
あとは林道を黙々と歩くのみですが、単独ですとつまらない戻り道も、仲間達と一緒だとぺちゃくちゃやりながら進むので、楽しいですね。
あとは林道を黙々と歩くのみですが、単独ですとつまらない戻り道も、仲間達と一緒だとぺちゃくちゃやりながら進むので、楽しいですね。
西丹沢県民の森入口。何でここまで閉鎖されなきゃならんのよとグチをこぼしたくなります。トイレも駐車場もあるのにね。玄倉林道の閉鎖は仕方ないにせよ、崩落はダムの近くなんだから、元のゲートまでは通して欲しいもんですよ。
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西丹沢県民の森入口。何でここまで閉鎖されなきゃならんのよとグチをこぼしたくなります。トイレも駐車場もあるのにね。玄倉林道の閉鎖は仕方ないにせよ、崩落はダムの近くなんだから、元のゲートまでは通して欲しいもんですよ。
玄倉駐車場には6時前に到着。先にあるベンチに移動して、皆でコーヒータイムを楽しんだ後、6時半に記念写真を撮って解散。今回のルートは本当に一人できたら危険ですが、熟練者が一緒でしたので、かなり気楽に歩けました。おかげで、ハラハラドキドキしつつも、やり切った感がMAXでした(^∇^)v
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玄倉駐車場には6時前に到着。先にあるベンチに移動して、皆でコーヒータイムを楽しんだ後、6時半に記念写真を撮って解散。今回のルートは本当に一人できたら危険ですが、熟練者が一緒でしたので、かなり気楽に歩けました。おかげで、ハラハラドキドキしつつも、やり切った感がMAXでした(^∇^)v
これが今回歩いたコースMAP。iPhoneのヤマレコMAPで軌跡を取っていましたが、こちらでは25kmオーバーになって、GPSロガーでは19kmくらいになりました。他の皆さんのデータもまちまちでしたが、多分20km前後が正しいような気がします。それはともかくとして、このルートはとにかく危険箇所がたっぷりなので、熟練者同伴でない場合はやめた方が良いですよ。
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これが今回歩いたコースMAP。iPhoneのヤマレコMAPで軌跡を取っていましたが、こちらでは25kmオーバーになって、GPSロガーでは19kmくらいになりました。他の皆さんのデータもまちまちでしたが、多分20km前後が正しいような気がします。それはともかくとして、このルートはとにかく危険箇所がたっぷりなので、熟練者同伴でない場合はやめた方が良いですよ。

感想

 GWのこどもの日、YAMAPとヤマレコの仲間と一緒に、前から行きたかった丹沢最難関の尾根ルートと言われる玄倉林道北側のドーカク尾根を抜けて東沢乗越に出て、そこから遺言棚に下りました。前々から大変危険なルートだと、多くの皆さんのブログやSNSのレポートで読んで知っていましたので、ちょっと単独ではどうも尻込みしていましたが、他のメンバーもまた然りで、やはり複数人数で行けたら行ってみたいと思っていて、前から皆で行こうと言っていたんです。ただ、自分が1月に骨折してしまい、ちょっと遅れてしまいましたが、4月に急登の難路の沖ノ源次郎沢左岸尾根等を登れるまでになったことから、今回企画して新たな仲間も参加して7人体制で行ってきました。
 早朝6時に玄倉駐車場で集合し、顔合わせをして15分頃に出発。林道をしばらく進み、分岐を西丹沢県民の森方面へ向かう仲ノ沢林道に進んで、橋を渡ってすぐのところにある注意書き看板の脇から河川敷に下りて渡渉します。その目の前の尾根がドーカク尾根の尻で、そこからわずかに急登区間過ぎると、すぐにかつて整備された径路になります。途中から尾根の側面をトラバースしながら登ると、最初のピークの敷地山になります。次の芋ノ沢ノ頭は山頂を巻く形で抜けます。 徐々に尾根が細くなって、ザレたところも出てきますが、危険なところはありません。
 ワナバノ頭は細長い尾根で、この先からはいよいよ危ないところが続くのかと心を引き締めていたら、意外と小タギリと言う鞍部はそんなでもなかったです。そして名無しながら「白ザレの頭」として知られるピークに至りますが、そこから下る大タギリこそが今回の最大の難所で、15-20mほどのほぼ垂直下降で狭い鞍部に下りて、すぐに25mほどのやはりほぼ垂直な花崗岩・白ザレの壁をロープに命を預けて登ります。足を掛けるところに乏しく、本当に腕任せみたいになって、足ではなく腕の筋肉が攣りそうになります。また、一人一人が間隔を置いて登るために、ここを全員が抜け切るのに結構な時間が掛かりました。その先で大タル丸から下るのが女郎小屋乗越で、ここも難所とされますが、大タギリに比べるとあっさりしたもんで、感覚が麻痺していますね(笑。でも、この花崗岩のザレは、意外とグリップが良かったのは確かです。
 その後は名無しのピークを越えて、最後のモチコシ沢ノ頭を抜けて東沢乗越に至ります。有名な鉄板道標が横たえてありますが、かつてはここが普通にルートとして使われていたんですねぇ。普通に考えて遭難者続出みたいな危険なルートでした。
 東沢乗越から同角ノ頭方面に少しだけ進みつつ、斜め右に斜面を下って同角沢を横切り、対岸から巻く形で遺言棚の滝壺に下ります。驚いたことに、滝のすぐ下で男女のカップルが昼食を取っていました。東沢から来たそうで、結構それも大変だったでしょうね。ウチらもここで昼食を取り、帰路は東沢を下ってから欅平に出て、そのまま小川谷右岸径路(欅平ルート)を抜けて中の沢林道に出て登山道は終了です。この小川谷右岸径路も地味に危なっかしい道で、書策新道のトラバース区間に近いイメージでした。
 それにしても、同行した皆さんは健脚揃いだから、登りではもちろんのこと、下りでも左足の置き場に注意しながら歩いていたので、とてもとても付いて行けません。まぁでも、これは骨が完全につながっても同じかな(^∇^)b 何はともあれ、丹沢最難関とされる尾根ルートを踏破することができて、これ以上ないくらい濃い1日を皆で過ごすことになり、とても楽しく充実した山行でした。


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コメント

最高の1日になりました!
トプさん、お疲れ様でした!
トプさん達のおかげで最高の1日になりました!
それにしても大タギリ、凄かったですね〜
遺言棚の滝壷も、素晴らしかったです。
トプさん、お手製ラーメンの具も美味しかったです(^.^)
何から何まで、ありがとうございました。
また時間が合えば参加したいので宜しくお願いします。
5月5日は、おやじの日ですね(#^^#)
2018/5/7 14:43
Re: 最高の1日になりました!
youさん、「オヤジの日」はありがとうございました。
GWだからyouさんをYAMAPの友達に会わせるのはここしかないと思って誘った次第ですが、一緒に歩けて最高でした。
彼らとはyouさんの武勇伝を話していたことと、皆もヤマレコも見ていますから、youさんのレポートの内容で凄い人だということは知っていましたが、今回そのパワーを目の当たりにして、本当にビックリしていましたもん(^∇^)v
そんな彼らも健脚揃いで、一人遅れて歩いていた自分でも、今回のヤマレコのスピードでは平均より多少早めですから、皆さんがどれだけパワフルかつくづく身にしみて分かりましたよ(笑。
また日曜が休めそうなら、彼らと一緒に行きましょう!
連絡掲示板はいつも開いているので、ちょくちょく確認しておいてくださいね。
2018/5/7 15:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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