奥多摩マイナールート(芋ノ木ドッケ)
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,498m
- 下り
- 2,508m
コースタイム
08:46 東日原
09:34 稲村岩
11:26 鷹巣山
12:57 七つ石山
13:31 奥多摩小屋
14:26 雲取山荘
2011.10.30
05:20 雲取山荘
05:39 大ダワ
06:41 芋ノ木ドッケ
07:40 長沢山
09:00 天祖山
10:23 日原林道登山口
11:00 東日原
天候 | 2011.10.29 晴れ 2011.10.30 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
路線バス→東日原 |
コース状況/ 危険箇所等 |
台風や地震の影響で通行できない登山道が複数ある。 大ダワや富田新道(日原林道の八丁橋から先)、酉谷山から東日原への登山道など。歩く予定の人は事前に確認した方がいいです。 天祖山からの下りは急な道も多く、注意が必要。 |
写真
感想
あれ?
地図途切れてるじゃん。どうしょう?
3つの下山ルートのうち1つは崩落により通行禁止。予定ルートは地図の途中がなく、短いエスケープルートは途中からない。マイナールートだし、流石にどうするか迷った。
金曜から日光表連山歩くつもりが、木曜に飲み過ぎて起きれずに轟沈。結局奥多摩のマイナールート歩くことにした。
予定は東日原→鷹巣山→雲取山→芋ノ木ドッケ→長沢山→酉谷山→三ツドッケ→東日原。
現実は東日原→鷹巣山→雲取山荘→芋ノ木ドッケ→長沢山→天祖山→東日原
新しい70Lザックにビールやらソーセージとビビィ泊装備と、家にあった1/25000地図を突っ込んで出発した。
しかし奥多摩で酉谷山からの下山道が崩落して使えないとの情報を頂く。
09:34 分岐点で荷物をデポし、稲村山に到達。良い眺めだ。
岩の上でいつもの『もう何も怖くない』のポーズと雄叫びを決め、鷹巣山へ。久々の15kg近い重量のせいか、登りは疲れた。
11:26 鷹巣山山頂到着。富士山が綺麗に見えている。休まずそのまま進むことに。
12:57 七ツ石山。やはり積雪期に比べ、スピードが速いな。疲労も少ないか?
14:26 疲労感MAXで結局雲取山を巻くという暴挙に出て、雲取山荘に到着。
時間が早いせいか5幕ほどしか張っておらず、場所は選び放題。標識横の平らな場所にビビィを設置した。山荘のおじさん曰く、今日は混むらしい。
流水にビール入れて冷やしてから飲み始めたらもう歩く気ゼロ。夕陽を見に行くつもりが、そのテーブルに沈となった。
同じテーブルの人達と喋りながら夕食にし、1800時頃寒くなったんで寝ることに。
山荘前とは言え、裸足でビーサン履いてるの俺だけだった。
流石にもうアプローチとテン場用にビーサン使うのは寒いな。
パーティーでもないのに、ニーモのオビ2Pの横にメタ2P張ってあるの見たときは笑ってしまった。
気温はたいして下がらず、せいぜい6℃かな。モンベルのU.L.S.S.#1では暑すぎ。
夜の天気は良く、微かにだが天の川も確認出来た。
ビビィ撤収後、朝食は山荘でしっかりとって準備万端。
05:20 日の出のために雲取山まで登るの面倒になって、そのまま逆方向に歩き出した。今回のメインディッシュはこれからなんだから。
06:05 途中、木々の間から見た日の出の赤は凄かったな。ほんの1分程度だけど、総てが紅色に染まった。山頂で見たらどんなだったかな?とちょっと考えてしまった。でもこれって天候崩れる前兆だからと、先を急ぐ。
06:22 三峰との分岐を芋ノ木ドッケ方面へ進んだ直後に登山道が枯れ葉でびっしりと覆われており、驚喜した。
コレだ!マイナールートはこうでなくてはな!
それからは常に地図を片手に持ち、数分毎に地形の変化から現在地を割り出しながら進んだ。楽しくてしょうがない。
06:41 芋ノ木ドッケは展望もなく、そのまま長沢山方面に進む。ここら辺は人があまり来ないため、普通脇にしか生えない雑草とか苔が登山道上に生えている。ビブラムソールの登山靴で歩くのが申し訳ない気分になった。
それにしてもこの尾根道の荒れようは凄いな。
枯れ木や倒木、切り倒された木などで荒廃としている。
なのに人が歩いた痕跡が少なく見え辛いため、南側の石尾根道とはまるで様相を異にしている。
もう1つ。石尾根と比べて小規模のアップダウンが多く、地図読みの練習に非常に良いルートだと思った。基本的に尾根沿いで迷うことないし。
しかし、長沢山から先、水松山へ向かう途中にある道が地図と違い焦る。
あれ?地図では天祖山への分岐は小ピークで分岐なんだが、どうみても北側に巻いてる。
広い鞍部でこういう状況に陥ると慎重になる。積雪期なら地図通り尾根沿いに進むだろうけど、明らかな登山道が巻いている。
とりあえず進んでみるとやがて南に転進し、下り始めた。一杯水方面が第一目標だったため、焦り始めるもすぐに分岐に到着。
ここでどうするか迷う。天祖山経由でさっさと降りるか、三ツドッケまで行くか。
前者は途中の地図が抜けており、どれくらいかかるか分からない。後者は途中からの地図が無く、どこに降りるか分からない。
山と高原地図を持ってこなかったことを少し後悔した。しかし使えないのは酉谷山からの下山道だし、天候悪くなるのに攻めることもないだろうと天祖山経由にし、南進した。
天祖山の登山道も落ち葉が非常に多く、地図もないためちょうど良いと思って色々と試しながら下ってみた。
かすかに見え隠れする登山道をわざと外して地面の感触を確かめたり、登山道に戻るためにどう行動するか。何に注意するか。意識しながら歩いてみた。
普段はやらない方法でのルートファインドを楽しめたかな。
ただ、日原林道の八丁橋に着いた時はさすがにショックだった。
ここか。ここから歩くのか。東日原までは砂利道とアスファルトが延々と続くのを知っているため、ちょっとうんざり。
12:00時に奥多摩に到着し、もえぎの湯で疲れを癒してから天益に寄ってみたが開店前でちょっと残念。そのまま帰宅した。
今回初導入した大型ザック、マウンテンハードウェアのサウスコル70は思いのほか良い感じで良かった。11月5,6の白峰三山にも連れていくとしよう。
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