南アルプス 聖岳【芝沢ゲートより】

2018年05月12日(土) [日帰り]

• GPS: 10:45
• 距離: 24.8km
• 登り: 2,358m
• 下り: 2,365m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:39
• 休憩: 1:06
• 合計: 10:45

4:22 芝沢ゲート
4:49 4:49 易老渡
5:03 5:03 便ヶ島
5:51 5:53 西沢渡
7:04 7:06 大木の広場
7:25 7:25 苔平
8:24 8:25 薊畑分岐
9:03 9:05 小聖岳
9:54 10:24 聖岳
10:54 10:55 小聖岳
11:34 11:50 薊畑分岐
12:24 12:26 苔平
12:40 12:41 大木の広場
13:49 13:58 西沢渡
14:44 14:44 便ヶ島
14:50 14:50 易老渡
15:07 芝沢ゲート

天候

晴れ

アクセス

駐車場：柴沢ゲート前
※到着時は3台、帰りは10台ほど、釣り人がほとんどでした

コース状況／危険箇所等

道の状況：
■柴沢ゲート〜便ヶ島
とてもゆったりとしたダート道の登りで、距離は6kmほどです。
MTB使用で、行きは45分帰りは20分でした。
■便ヶ島〜西沢渡
遠山川を眼下に望む遊歩道ですが、土砂が押し出されている箇所があります。
雨後や温度が20度を越えるようだと、名物のヤマヒルが出る事があります。
■西沢渡〜苔平
樹林と岩尾根道の急登が続き、足が疲れた下りでは転落に注意が必要です。
■苔平〜薊畑
倒木などで道が塞がれている所もありますが、道はわかりやすいです。
■薊畑〜小聖岳
森林限界まで残雪がありますが、踏み抜きはありませんでした。
キックステップで踏み跡を残すか、折れた枝を挿しながら登ると安心です。
■小聖岳〜聖岳
西側は大崩壊地となっていて転落に注意が必要です。
最後の砂礫の大斜面は登りづらく、日当たりが良すぎて暑いくらいでした。

その他周辺情報

温泉：遠山温泉「かぐらの湯」610円
※硫黄の匂いのする良泉です

写真

5/12 3:34

深夜、登山口へ向かいます。
落石などがあるのでパンクに注意です。

北又渡ダムを過ぎて、柴沢ゲートに到着です。

5/12 4:22

柴沢の駐車場から便ヶ島までは6kmほどあります。
日帰りなのでMTBを使います。

5/12 4:49

易老渡に到着です。
ここは光岳への登山口です。

5/12 4:53

遠山川から聖岳が見えました。

5/12 4:53

左端のピークが山頂、真ん中が小聖岳。
登る尾根道も見えますね。

5/12 5:14

便ヶ島に到着です。
標高は970メートルです。

5/12 5:18

ミズナラの小路です。

5/12 5:19

木材を運んだ、森林鉄道のトンネルです。
森林軌道の一部が登山道になっています。

5/12 5:20

この辺りは遊歩道ですね。

5/12 5:22

何箇所か崩れています。
慎重にトラバースしました。

5/12 5:46

西沢渡に到着です。

5/12 5:47

新しい標識が建てられていました。

5/12 5:50

荷揚げ用のロープウェイがあります。
150kgまで耐えられる頑丈なものです。

5/12 5:48

遠山川を丸太で作った橋で渡ります。

5/12 5:54

ここからは急坂が続くのでストックを使いました。

5/12 5:57

造林小屋跡です。
裏に回り込むように登山道が付けられています。

5/12 6:32

岩尾根の急坂です。
これでもかと続きます。

5/12 6:19

ミツバツツジが綺麗です。

5/12 6:37

下りではスリップに注意が必要です。

5/12 6:39

倒木で登山道が塞がれています。

5/12 6:49

カラマツの大木がある所まで登って休憩しました。
小さな広場になっています。

5/12 7:02

1800メートルの標識。

5/12 7:07

この辺りは赤色チャートの登山道です。
赤い道と緑が対照的ですね。

5/12 6:43

かつて海底に堆積したプランクトンです。
明石岳の名前の由来です。

5/12 7:27

苔平です。

5/12 7:15

苔蒸した登山道です。
雨や霧の多い南アルプスらしい景色です。

5/12 7:14

倒木はやがて土に還り世代交代が行われます。

5/12 7:58

ちょとだけ残雪がありました。

5/12 8:09

開けてきました。

5/12 8:12

崩壊の進む、薊畑に到着です。

5/12 8:19

正面にドーンと200名山の上河内岳です。

5/12 8:10

ほとんど雪が残っていないように見えます。

5/12 8:11

300名山の茶臼岳と奥に仁田岳です。

5/12 8:11

日本百名山の光岳です。

5/12 8:11

樹林の山なので、残雪がありそうです。

5/12 8:12

東に目を向けると200名山の笊ヶ岳です。

5/12 8:13

本来は双児峰ですが、子笊は隠れて見えません。

5/12 8:12

そして目的の聖岳です。

5/12 8:12

少し拡大します。

5/12 8:31

ここから樹林帯なので残雪があります。

5/12 8:35

固まった雪を越えながら進みました。

5/12 8:50

そろそろ森林限界です。

5/12 8:55

大崩壊地と聖岳が見えました。

5/12 8:55

とっても迫力があります。

5/12 8:55

お隣の兎岳です。
こちらも厳ついです。

5/12 8:59

岩稜の道に変わります。

5/12 9:01

小聖岳に到着です。

5/12 9:01

山頂を拡大します。

5/12 9:02

富士山も見えました。

5/12 9:02

拡大します。

5/12 9:06

ラクダの背のような登山道です。
左のガレに落ちないように注意です。

5/12 9:11

険しく見えますが、実際に歩くと大した事はありません。

5/12 9:07

日本のチロル「下栗の里」がみえます。
とっても急斜面に建てられています。

5/12 9:10

雷鳥の白い羽を見つけました。

5/12 9:13

聖岳、砂礫の大斜面です。

5/12 9:18

山頂まで雪は無さそうです。

5/12 9:33

赤ペンキに従って歩きます。

5/12 9:26

砂礫の道で登りづらいです。

5/12 9:30

空気も薄くなって最後の頑張りどころです。

5/12 9:48

15メートルほどの雪田を登ります。
キックステップで余裕でした。

5/12 9:50

ビクトリーロードです。

5/12 9:56

三〇一三米
聖岳に到着です〜

5/12 9:56

こちらは団子タイプの標識です。
東海フォレストより、こちらが好みです。

5/12 9:52

正面は盟主の明石岳です。

5/12 9:53

明石岳避難小屋もわかります。
ヘリコプターが旋回していました。
26歳の遭難者を探しているようでした。

5/12 9:53

白い山は仙丈ヶ岳ですか。

5/12 10:06

大沢岳など縦走路です。
伊那谷を挟んで中央アルプスの山々。

5/12 9:54

台形の御嶽山〜中央アルプス〜乗鞍岳です。

5/12 9:54

穂高・槍など北アルプスも見えます。

5/12 10:07

御嶽山の左には白山も見えています。

5/12 9:54

ずんぐりとした山はガッカリ系？の恵那山。

5/12 9:54

恵那山は標高の割に目立ちます。
手前の「ハイランドしらびそ」の赤い屋根も見えます。

5/12 9:54

三角錐のピークは300名山の奥茶臼山です。

5/12 9:56

富士山と奥聖岳方面。
山頂を独り占めでした。

5/12 10:54

再び小聖岳から聖岳。

5/12 10:44

こちらは上河内岳。
二重山稜がわかります。

5/12 11:27

薊畑はお花が多いのですが・・・
ハクサンイチゲは咲いていなかったです。

5/12 11:36

上河内岳を見ながら最後の休憩をとりました。

5/12 11:57

帰りに西沢三角点を見つけました。
登山道から3メートルくらい外れています。

5/12 12:58

カラマツの大木です。
樹齢は数百年でしょうか。

5/12 13:12

新緑を楽しみながら下ります。

5/12 13:09

ミツバツツジがたくさん咲いています。

5/12 13:05

とても綺麗ですね。

5/12 13:14

満開です。

5/12 13:18

なんとも言えない緑です。

5/12 13:19

遠山川が見えればゴールは近いです。

5/12 13:39

造林小屋まで戻ってきました。

5/12 13:53

帰りはロープウェイを使ってみます。

5/12 13:55

真ん中までは余裕です。
綱引きの要領で引きます。

5/12 13:59

力が尽きてきました。
最後は飛び降りました。

5/12 14:21

途中、三段の滝です。

5/12 14:23

森林軌道の跡。

5/12 14:36

草地のキャンプ場、便ヶ島です。
椹島ほどでは無いですが雰囲気良いです。

5/12 14:38

聖光小屋です。
今は休業中です。

5/12 15:07

柴沢ゲートまで戻ってくると賑わっていました。
急流の遠山川は釣り人に人気のようです。

5/12 15:43

下栗の里からの展望。
兎岳〜聖岳〜上河内岳です。

5/12 15:43

聖岳を拡大します。

5/12 16:00

梨本の停車場。
トロッコ列車もありました。

5/12 16:12

木沢小学校の猫校長「たかね」に下山報告。

5/12 16:13

校庭に侵入してきた野良猫を睨んでいます。

5/12 16:56

遠山温泉で汗を流しました。
聖と光岳の山バッジも売ってます。
お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

kitainotori

聖岳は日本アルプスでは最南端の3000メートル峰です。
緯度が低いとはいえGWくらいまで雪山なので、残雪が心配でした。
念のために、ピッケルと12本爪アイゼンと登山靴を担いで登りました。
薊畑から小聖岳までは残雪がありましたが、トレランシューズで余裕でした。
聖岳は4度目ですが、誰にも逢わずに山頂を独り占めは初めてでした。

今シーズンは、南アルプスの百名山の10座を再度登るのが目標です。
赤石岳なら小渋か大沢渡のように、なるべく初めてのルートにしたいです。
地蔵尾根を登って仙丈ヶ岳から塩見岳の仙塩尾根も歩いてみたいコース。
今から楽しみですね〜