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Yamareco

記録ID: 1464027
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰三山を望む鳳凰山(↑↓夜叉神峠)南御室小屋テント泊

2018年05月12日(土) 〜 2018年05月13日(日)
 - 拍手
子連れ登山 k2saka その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
28:50
距離
21.0km
登り
1,899m
下り
1,906m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:06
休憩
0:39
合計
5:45
9:42
9:42
2
9:44
10:01
94
11:35
11:44
47
12:31
12:40
63
13:43
13:47
39
2日目
山行
6:30
休憩
2:04
合計
8:34
4:53
88
6:21
6:21
5
6:26
6:26
48
7:14
7:55
27
8:22
8:22
13
8:35
8:45
3
8:48
8:49
35
9:24
10:02
34
10:36
10:37
25
11:02
11:02
30
11:32
11:42
48
12:30
12:47
1
12:48
12:49
32
13:21
13:26
1
13:27
ゴール地点
天候 1日目:晴れ、2日目:曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠登山口の駐車場(無料)に駐車しました。土曜日でしたが、10台程度しか駐車していません。連休が終わるとしばらく閑散期らしいです。
トイレ有り。自動販売機有り。登山ポスト有り。
コース状況/
危険箇所等
○夜叉神峠登山口〜夜叉神峠
整備された道のような登山道です。危険箇所はありません。雪もありませんでした。夜叉神峠から西口に降りる登山道はこの時期は林道が通行止め(歩行者含む)のため閉鎖です。登りはゆっくり登って1時間程度です。雨量計とライブカメラ用のケーブルが登山道に敷設されています。

○夜叉神峠〜杖立峠
夜叉神小屋からいったん下って、しばらくするとこのコース最大の急登となります。急登の先で一旦平坦な箇所を過ぎると、峠までは微妙な傾斜の登りがずっと続きます。途中一箇所ベンチがありました。危険箇所はありません。

○杖立峠〜苺平
杖立峠は尾根の途中なので、実際は峠ではないと思います。一度下った後は、徐々に高度を上げます。時々チラチラと白峰三山が見えますが展望はありません。開けた山火事跡がだいたい中間地点で、その後も苺平までずっと樹林帯の登りです。危険箇所はありませんが、苺平手前から残雪がありました。

○苺平〜南御室小屋
辻山の北斜面にあたるため、残雪が多く残っています。踏み抜きも多いです。チェーンスパイクは使いませんでした。転倒、転落注意です。

○南御室小屋
連休後の5月は、週末のみ営業のようです。この日はテントは7張りでした。水は湧き水が豊富です。チップ制トイレもきれいでした。

○南御室小屋〜薬師岳・観音岳
小屋からいきなり急登です。登りは夏道がわかりませんでした。急登が終わっても順調に高度を上げますが、残雪が多くなります。チェーンスパイクは不要でした。薬師小屋の先にも残雪が多かったですが、薬師岳から観音岳の間は雪はありません。強風注意です。

○薬師岳小屋
南御室小屋と同じく、連休後の5月は週末だけ営業だそうです。チップ制トイレもきれいでした。小屋番の方も日曜には下山していました。
その他周辺情報 下山後は、芦安の金山沢温泉を利用。ほぼ貸切でした。食堂はまだ営業していません。
https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/shisetsu/onsen-kanayamasawa/
夜叉神峠登山口 土曜なのにガラガラです
2018年05月12日 08:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
5/12 8:36
夜叉神峠登山口 土曜なのにガラガラです
夜叉神峠までは整備された登山道。新緑が美しい。
2018年05月12日 08:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
5/12 8:45
夜叉神峠までは整備された登山道。新緑が美しい。
途中の祠で安全登山祈願
2018年05月12日 09:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/12 9:01
途中の祠で安全登山祈願
非常に歩きやすい登山道です。
2018年05月12日 09:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/12 9:14
非常に歩きやすい登山道です。
夜叉神小屋からは白根三山が望めます。
2018年05月12日 10:04撮影 by  SO-01K, Sony
5/12 10:04
夜叉神小屋からは白根三山が望めます。
杖立峠への登り。
2018年05月12日 10:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/12 10:18
杖立峠への登り。
けっこう急登が続きます。
2018年05月12日 10:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/12 10:28
けっこう急登が続きます。
杖立峠までは、微妙な傾斜(急でもなく、緩くもなく)を、ずっとずっと登るのでヘロヘロになりました。
2018年05月12日 11:32撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
5/12 11:32
杖立峠までは、微妙な傾斜(急でもなく、緩くもなく)を、ずっとずっと登るのでヘロヘロになりました。
気持ちの良い樹林帯。ただし、展望はありません。チラチラと白根三山が見えます。
2018年05月12日 12:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/12 12:16
気持ちの良い樹林帯。ただし、展望はありません。チラチラと白根三山が見えます。
山火事跡で、一度展望が開けます。
2018年05月12日 12:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/12 12:30
山火事跡で、一度展望が開けます。
白根三山もやっと見えました。
2018年05月12日 12:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/12 12:31
白根三山もやっと見えました。
山火事跡から先は残雪有り。スパッツがあったほうがベターです。
2018年05月12日 13:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
5/12 13:27
山火事跡から先は残雪有り。スパッツがあったほうがベターです。
苺平から南御室小屋までのトラバース区間は残雪が多いです。踏み抜きが激しかったです。
2018年05月12日 13:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/12 13:56
苺平から南御室小屋までのトラバース区間は残雪が多いです。踏み抜きが激しかったです。
南御室小屋手前はずっと下り。ツルツルの残雪に転倒注意です。
2018年05月12日 14:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/12 14:25
南御室小屋手前はずっと下り。ツルツルの残雪に転倒注意です。
テント場も7張りだけ。
2018年05月12日 19:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/12 19:30
テント場も7張りだけ。
翌朝、観音岳を目指して出発。天候悪化が懸念されます。
2018年05月13日 04:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 4:53
翌朝、観音岳を目指して出発。天候悪化が懸念されます。
いきなりの急登区間。夏道もあるようです。
2018年05月13日 04:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 4:57
いきなりの急登区間。夏道もあるようです。
残雪も多いですが、チェーンスパイクは未使用です。
2018年05月13日 05:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 5:08
残雪も多いですが、チェーンスパイクは未使用です。
砂払山手前で展望が開けました。既に天候が悪化してきていますが、北岳はバーンと見えました。
2018年05月13日 06:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 6:06
砂払山手前で展望が開けました。既に天候が悪化してきていますが、北岳はバーンと見えました。
北岳アップ。白根御池小屋(右下)も見えました。
2018年05月13日 06:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 6:06
北岳アップ。白根御池小屋(右下)も見えました。
こっちが砂払山らしい。
2018年05月13日 06:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 6:14
こっちが砂払山らしい。
薬師岳小屋の周りにもまだ雪が残っています。
2018年05月13日 06:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 6:26
薬師岳小屋の周りにもまだ雪が残っています。
薬師岳直下。
2018年05月13日 06:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 6:35
薬師岳直下。
振り返ると富士山が!
2018年05月13日 06:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 6:35
振り返ると富士山が!
広い薬師岳山頂から白根三山を望む。天候が心配。
2018年05月13日 06:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 6:40
広い薬師岳山頂から白根三山を望む。天候が心配。
北岳にはまだ雪がたくさん残っています。
2018年05月13日 06:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 6:42
北岳にはまだ雪がたくさん残っています。
観音岳への縦走路を急ぎます。
2018年05月13日 06:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 6:52
観音岳への縦走路を急ぎます。
息子とは3年ぶりの観音岳山頂。山頂の平らな岩は寝転がるのに最適。
2018年05月13日 07:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 7:16
息子とは3年ぶりの観音岳山頂。山頂の平らな岩は寝転がるのに最適。
観音岳からは、八ヶ岳もバッチリ見えました。
2018年05月13日 07:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 7:37
観音岳からは、八ヶ岳もバッチリ見えました。
2018年05月13日 07:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 7:37
今回はパスした地蔵岳と、奥に甲斐駒ヶ岳。
2018年05月13日 07:42撮影 by  SO-01K, Sony
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5/13 7:42
今回はパスした地蔵岳と、奥に甲斐駒ヶ岳。
よく見るアングルの写真。薬師岳と奥に富士山。
2018年05月13日 07:42撮影 by  SO-01K, Sony
5/13 7:42
よく見るアングルの写真。薬師岳と奥に富士山。
薬師岳小屋に戻ってきました。きれいなトイレをお借りしました。
2018年05月13日 08:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 8:36
薬師岳小屋に戻ってきました。きれいなトイレをお借りしました。
南御室小屋から薬師岳方向への急登区間には夏道(左)もあります。
2018年05月13日 09:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 9:23
南御室小屋から薬師岳方向への急登区間には夏道(左)もあります。
テント撤収して下山です。南御室小屋の方も、既に下山しているようです。
2018年05月13日 10:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 10:02
テント撤収して下山です。南御室小屋の方も、既に下山しているようです。
下山開始後、雨となりました。風は無かったので傘です。
2018年05月13日 10:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/13 10:36
下山開始後、雨となりました。風は無かったので傘です。
下山時には、安全登山のお礼。
2018年05月13日 13:08撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/13 13:08
下山時には、安全登山のお礼。
芦安の金山沢温泉。貸切でした。
2018年05月13日 14:24撮影 by  SO-01K, Sony
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5/13 14:24
芦安の金山沢温泉。貸切でした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

今シーズンのモチベーションアップのため、白峰三山を見に鳳凰三山に登ってきました。夜叉神峠からのルートは「距離が長くて、ずっと登る」という話しを聞いていたのであえて避けていたのですが、土日で一泊できる予定が取れたので、南御室小屋でテント泊として計画。日曜は昼から天候悪化が予想されていたため、地蔵岳へは諦めて薬師岳と観音岳のみ登ってきました。

この時期の夜叉神峠登山口の駐車場は土曜でもガラガラです。整備された登山道を1時間程登ると、夜叉神峠小屋に到着。いきなり白峰三山が目に飛び込んできます。お話した地元の方は峠までのハイキングらしのですが、我々もこの景色を見るのが目的だったのでいきなり目的達成です。
気を取り直して出発すると、すこし下った先で急登が始まります。このコースで最大の急登です。樹林帯なので景色が見えず黙々と登りきると、一旦傾斜は緩んだ後、杖立峠まで急でもなく緩やかでもない斜面をずーーーと登るので、気力と体力が奪われました。
杖立峠から苺平までも樹林帯なので展望は悪いです。途中チラチラと白根三山は見えるのですが、まったくもってスッキリしません。山火事跡で一度展望が開けますが、白峰三山ドーンという感じはありません。
苺平からは残雪も豊富で、踏み抜き地獄となりました。息子は体重が軽いためか踏み抜かないのですが、私はズボズボと踏み抜き、ズボンの裾がビショビショになってしまいました(スパッツを持ってこなかったのを後悔)。チェーンスパイクは未使用です。

この日の南御室小屋のテント場は7張り(我々はNo.6の札)。一人500円(小学生無料!)と安価です。小屋の裏手に湧き水があり水が豊富です。トイレもきれいで、快適なテント場でした。

翌朝、朝5時前には出発しましたが、天候悪化がどうやら早まったらしく、どんよりとした空です。残雪が残るルートを1時間ちょっと歩くと砂払岳手前で展望が開けました。念願の白根三山がドーンと見えます。小屋手前ですが大休止しちゃいました。薬師岳小屋はスルーして、薬師岳を経て鳳凰三山最高峰の観音岳へ。息子とは3年ぶりの山頂となります。三角点の奥にある平岩の上で360度の展望を楽しみ、ゆっくりしていると、仙丈ヶ岳に雲がかかりアッと言うまに北岳山頂も雲の中へ。下山を急ぎます。

薬師岳小屋で山バッジを購入し、南御室小屋に戻るとテントは我々のだけになっていました。小屋番も下山したようでシーンとしています。急いでテントを撤収し下山を開始すると、すぐに小雨が降り出しました。樹林帯なので傘を出して降りていると、山火事跡で薬師岳小屋の小屋番の方に追い越されました。やはり山慣れているのでスピードが違います。また天候、ルートについてもアドバイスをもらいました。
夜叉神峠小屋で休憩時に小屋番の方と少しお話ができましたが、GWが終わるとこのルートはしばらくは静かになるとのことです。人が少ないのも納得でした。

白峰三山を見るという当初目的は達成できました。ただそれだけなら、夜叉神峠小屋でも十分でしたが、3年ぶりにのぼった観音岳では、息子の体力的精神的成長を感じられたことが一番の収穫でした。なお今日は母の日でしたので、急いで自宅に戻り、息子は肩たたき券を速攻で作っていました。

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鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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